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国際の平和と安全出典「国連の基礎知識」

INTERNATIONAL PEACE AND SECURITY

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国際連合の主要な目的の一つは、国際の平和と安全を維持することである。創設以来、国連は何回となく紛争が戦争へと拡大するのを防ぎ、武力の行使に代えて交渉のテーブルへつくよう対立する当事者を説得し、紛争が始まると、その平和の回復に努めてきた。この数十年、国連は数多くの紛争を終わらせ、和解を進めてきた。カンボジア、エルサルバドル、グアテマラ、リベリア、モザンビーク、シエラレオネ、タジキスタン、東ティモールへ平和維持軍を派遣し、成功させた。安全保障理事会は、国際の平和と安全の問題に責任を持つ主要な機関である。しかし、総会や事務総長も平和と安全の促進に大きな、補完的な役割を果たす。国連の活動は多岐にわたり、紛争予防、平和創造、平和維持、強制措置、平和構築など主要な領域を網羅している(www.un.org/en/sections/what-we-do/maintain-international-peace-and-security/index.html)。

21世紀に入って、新たなグローバルな脅威が出現した。内戦は国際社会の適切な対応のあり方について複雑な問題を提起した。たとえば、内戦において一般市民を保護する最善の方法とは何か、という問題である。国連は新たな挑戦に応えるためにこれまでの平和維持能力を一新し、かつ強化した。地域機関の関与を増大させ、紛争後の平和構築能力を高め、予防外交の利用を復活させた。国内紛争はしばしば部族間の抗争と国内治安の欠如に特徴づけられる。こうした国内紛争に対処するために、安全保障理事会は複雑かつ革新的な平和維持活動や政治的ミッションを承認してきた。こうしたことによって持続可能な平和の基礎を構築するための時間と空間が提供された。その結果、数十カ国の何百万人もの人々が自由かつ公正な選挙に参加することができた。

1990年代の終わり、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、コソボ、シエラレオネ、東ティモールと危機が続発し、安全保障理事会は5件のミッションを新たに設立しなければならなかった。平和維持活動の急増は2009‒2010年に最高に達した。全世界に10万人以上の国連平和維持要員が展開された。ブルーヘルメットとして知られる要員である。近年、紛争の再発が続くことから、国連はこれまでにもまして平和の構築に力を入れるようになった。紛争管理の国家能力を強化して紛争へと発展し、または再発するリスクを軽減し、持続可能な平和と発展の基礎を築く努力である。恒久平和を創造するには、それぞれの国が経済開発、社会正義、人権の尊重、よい統治を育成できるようにあらゆる資源を活用しなければならない。これらの任務を果たすにあたって、グローバルな正統性、多国間活動の経験、能力、調整力、公平さを備えた機関は国連を措いて他にない。国連は、アフガニスタン、ブルンジ、中央アフリカ共和国、ギニアビサウ、イラク、レバノン、リビア、マリ、シエラレオネ、ソマリアなど、多くの国に特別政治ミッションや平和構築ミッションを派遣し、支援事務所を設置した。また、中央アフリカ、中央アジア、中東、西アフリカには地域ミッションが派遣された。

国連の国際の平和と安全を維持する活動は、国際テロリズムや大量破壊兵器の持つ挑戦や危険にも向けられる。加盟国は、総会や安全保障理事会を通して、国連システムの諸機関や事務所が進める活動など、反テロリズム活動を調整する。国連は多国間軍縮に高い優先度を与えている。これまでの努力の結果、軍縮や軍備規制に関する多くの多国間協定が採択された。たとえば、核兵器の削減と撤廃、化学兵器の破壊、生物兵器の禁止、小型兵器や軽火器の拡散防止に関する条約や議定書である。今後も、国際環境の進展がもたらす新たな安全保障問題に応じて、こうした交渉の範囲が変わる。