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エドワード・ノートン

Edward Norton

米国 | 2010年に任命

著名な俳優であり、二度のアカデミー賞候補者であるノートン氏は、国連事務総長の任命による初めての親善大使です。生物多様性の国連親善大使として、ノートン氏は国連生物多様性条約事務局(UNCBD)と緊密に協力し、生物多様性が人間の福利にとって重要であることに焦点を当てるとともに、世界の指導者たちが環境保護のために適切な手段を取るよう働きかけています。

ノートン氏は、熱心な社会環境活動家でもあります。東アフリカの伝統的コミュニティとパートナーシップを組み、持続可能で自然資源に基づいた経済利益を発達させることで主要な生態系を保護するコミュニティ保全組織、Maasai Wilderness Conservation Trustの代表を務めています。このほか、全米の家族を貧困から脱却させるとともに、適切な低価格住宅や社会サービスのネットワークを発展させることによって低収入コミュニティに変革をもたらそうと活動するEnterpriseの理事も務めています。

重点分野:生物多様性

生物の種が多様であること、すなわち生物多様性は、生命のあらゆる形態、生息地、生態系(熱帯林、海洋、サバンナ生態系、湿地、乾燥地、山地など)に見られる特徴です。地球の生物資源は、人間の経済、社会の発展に欠かせません。しかし、人間の活動による影響は近年、人口増加とグローバルな気候変動によって増幅し、全世界の生態系の生物多様性を激減させています。生物種は、通常の50~100倍の速さで絶滅しており、しかもこのスピードは今後、劇的に加速すると予測されます。現在の傾向が続けば、植物3万4,000種と動物5,200種が絶滅すると見られています。1992年の国連環境開発会議(リオ「地球サミット」)を受けて採択された「生物の多様性に関する条約」は、各国に対し、生物多様性を保全し、その持続可能な開発を確保するとともに、遺伝資源の利用から得られる利益の公正かつ公平な共有を導くことを義務づけています。2011~2020年は「国連生物多様性に関する10年」と宣言されました。

    Convention on Biological Diversity (CBD)
    Sustainable Development
    United Nations Environment Programme (UNEP)