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海洋法出典「国連の基礎知識」

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UN Photo/J Moss

「海洋法に関する国際連合条約(United Nations Convention on the Law of the Sea)」(www.un.org/depts/los)は、もっとも包括的な国際法の文書の1つである。その320の条項と9の付属書は世界の海洋と沿岸国のためのすべてを包含した法体系を構成し、海洋におけるすべての活動やその資源の利用を規制している。それには航行と上空飛行、鉱物資源の探査と開発、生物資源の保存と管理、海洋環境の保護と保存、海洋科学研究が含まれる。その中核となっている概念は、海洋に関するすべての問題は密接に関連しあっており、全体としての取り組みが必要であるということである。条約は、1つの文書の中で、海洋の利用に関する伝統的な規則を法典化しているばかりでなく、最近になって現れてきた関心事項を規制する新しい規則も組み入れている。海洋法条約はユニークな条約で、しばしば「海の憲法」と呼ばれている。

海洋におけるいかなる活動も海洋法条約の規定に従って進められなければならないことは、今では普遍的に受け入れられている。他のそうした文書と同様に、その権威はその受諾の中にある。2010年12月現在、条約には、欧州連合も含め、161カ国と2つの非独立地域が加入している。その他の国々も加入の手続きを進めている。ほとんどすべての国が条約の規定を認め、実施している。