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パレスチナ難民出典「国連の基礎知識」

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UN Photo/Eskinder Debebe

1950年以来、国連パレスチナ難民救済事業機関(United Nations Relief and Works Agency for Palestine Refugees in the Near East: UNRWA)は教育、保健、救済、社会的サービスをパレスチナ難民に提供している。総会は、1948年のアラブ・イスラエル戦争で住居や生計を失ったおよそ75万人のパレスチナ難民を緊急に救済するためにUNRWAを設立した。2012年末現在、UNRWAはヨルダン、レバノン、シリア・アラブ共和国、パレスチナの被占領地(西岸とガザ地区で構成、東エルサレムを含む)に住む500万人以上の登録パレスチナ難民に不可欠の基本サービスを提供していた。この10年、UNRWAの人道的役割の必要性は、この地域における度重なる紛争によってさらに強まった。

教育がUNRWAの最大の活動領域で、通常予算の60パーセント近くを占める。UNRWAは中東で最大の学校制度の1つを運営して、703校の学校、2万2885人の教育スタッフ、49万1641人の就学生徒(51.4パーセントが女子生徒)、9校の職業訓練センター、7,024カ所の研修サイト、2つの教育科学部、891人の養成中の教師を有する。また、139の保健センターのネットワークを持ち、2012年には960万回の治療を行った。環境衛生プログラムは飲料水の質を管理し、衛生施設を提供し、難民キャンプで病気の媒介動物や野ねずみの防除などを実施する。

2011年、UNRWAは1,240万ドルに相当する1万7717件以上の小口融資を行った。1991年から2011年の間に、UNRWAはその活動分野のすべてを通して3億265万ドルに相当する記録的な26万5561件の融資を行った。2013年1月1日現在、29万2259人のもっとも貧しい難民が食糧の提供や家屋の修復など、特別困窮手当を受けた。

UNRWAは引き続きインフラを改良し、雇用を創出し、経済社会状態の改善を図った。地方行政や執行機関を通して活動する他の国連機関とは異なり、UNRWAは難民に直接そのサービスを提供する。自身でその活動やプロジェクトを策定し、実施する。また、学校や診療所のような施設を建設し、運営する。国際社会は、UNRWAは中東情勢を安定させる要因だと見なしている。難民自身もUNRWAの事業はパレスチナ難民問題を解決するという国際社会のコミットメントの象徴であると見なしている。