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人道要員の保護出典「国連の基礎知識」

現地における国連職員やその他の人道関係者はしばしば攻撃の対象となる。この数年、紛争地帯で働く多くの国連職員が殺され、拉致され、拘束された(www.un.org/en/memorial)。国連職員に対する暴力には強奪、襲撃、レイプなども含まれる。国際社会の代表としての国連職員の知名度が高いことから、攻撃の対象になりやすい。そのため常にかなりのリスクを負わされている。この10年、このことは2003年8月19日に現実のものとなった。この日、バグダッドの国連現地本部がテロ爆撃を受け、22人が死亡し、150人が負傷した。国連ミッションの団長としてイラクに赴任していたセルジオ・ビエイラ・デメロ国連人権高等弁務官も死亡した職員の1人であった。それはまさに国連の文民職員を目標としたもっとも残忍な単一の攻撃であった。国連の歴史の中で初めてのことであった。

2007年12月11日、アルジェで起こった爆弾攻撃によって17人の国連職員が死亡し、40人が負傷した。事務総長はこの残虐行為――国連職員に対する2番目の最悪な攻撃――を調査し、世界の各地で勤務する国連職員の安全を改善することについて勧告する独立パネルを設置した。

1994年の「国際連合要員及び関連要員の安全に関する条約(Convention on the Safety of United Nations and Associated Personnel)は、国連職員の安全を確保し、殺害や誘拐の予防対策をとることを国連が活動する国の政府に義務付けている。しかし、こうした義務にもかかわらず、あまりにも多くの国連職員や平和維持要員、関連要員が、毎年、世界でもっとも貧しい、もっとも脆弱な国のために働いているときに命を奪われている。