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貧困の解消は可能

貧困の解消は可能

ミレニアム開発目標とポスト2015

概観

ミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向け、著しい進歩が見られています。貧困は全世界で減少しています。小学校に通う子どもの数は史上最高に達しました。幼児死亡率は劇的に低下しました。安全な飲み水へのアクセスは大幅に拡大しています。マラリア、エイズ、結核対策への焦点を絞った投資により、数百万人が救われました。

MDGsは、人々の生活を実質的に変えていますが、さらに強力なリーダーシップとアカウンタビリティによって、2015年の達成期限までに、この前進を全世界のほとんどの国々に広めることが可能です。2015年以降も、豊かさ、公平、自由、尊厳、そして平和が共存する世界を達成するための取り組みは、休むことなく続きます。

MDGsの2015年という期限を越えて、世界の指導者たちは、人々の生活を改善し、将来の世代のために地球を守るべく、長期にわたる意欲的なアジェンダの策定を求めてきました。このポスト2015開発アジェンダでは、貧困と飢餓の解消、健康と教育の改善、都市の持続可能性の向上、気候変動への対策、海洋と森林の保全を含め、幅広い問題が取り上げられる予定です。

各国政府はその交渉を進めているところですが、市民社会や若者、企業その他の人々も、このグローバルな話し合いに参画しています。世界の指導者たちは2015年9月、ニューヨークでサミットを開き、アジェンダを採択する予定です。

国連は、MDGsで生まれた勢いを土台としつつ、上記サミットで加盟国が採択すべき意欲的なポスト2015開発アジェンダを成立させるため、政府、市民社会その他のパートナーと協力を続けています。

2014年から2015年にかけての主なイベント

世界の指導者が参集し、ポスト2015開発アジェンダ採択を採択することになる2015年9月のサミットに向けて、政府間の討議が続く中、国連事務総長と国連システムは、国連加盟国への支援を続けてゆきます。さまざまな協議や報告書など、2014年中のプロセスの成果は、2015年1月に公式発表された事務総長の「統合報告書(”Synthesis Report”)」に盛り込まれました。この報告書は、2015年9月のサミットに至る交渉のたたき台となります。

  • ポスト2015開発アジェンダに向けた現状把握に関するハイレベル協議(2014年9月)
  • 国際人口開発会議行動計画のフォローアップに関する特別協議(2014年9月)
  • 持続可能な開発のためのデータ革命に関する独立専門家諮問グループの報告書(2014年)
  • 事務総長の統合報告書(2014)
  • 世界経済フォーラム(2015年1月)
  • 女性の地位委員会[北京+20](2015年3月)
  • 世界銀行グループと国際通貨基金の春季会合(2015年4月)
  • ミレニアム開発目標報告2015(2015年7月)
  • 第3回開発資金国際会議(2015年7月)
  • ミレニアム開発目標ギャップ・タスクフォース報告2015(2015年9月)
  • 首脳によるサミット(2015年9月)

グローバルな対話

国連開発グループは、包摂的でグローバルな対話を促すため、国内の協議、世界的な協議、テーマ別の協議の調整を行っています。国連はこれまで、各国の省庁や企業、市民社会団体を含む多数のステークホルダーとのパートナーシップによる100回を超える協議を支援していますが、このような協議は今後も予定されています。全世界の市民社会団体が、ポスト2015プロセスに引き続き関与する一方で、学界その他、シンクタンクを含む研究機関も、特に積極的な活動を続けています。

よりより世界の実現に向けた国連のグローバルな調査「My World」を通じ、すでに数百万人が、自分の生活に最も大きく影響する6つの開発課題について票を投じていますが、投票者の数はさらに増え続けています。「My World」調査を補完するオンライン・プラットフォーム「私たちが望む世界」では、ポスト2015開発プロセスに関し、市民がさらに幅広い協議に参加しています。

背景

2010年9月のMDGsサミットで、国連加盟国は2015年以降の開発アジェンダの策定に向けた作業を開始しました。2012年6月の国連持続可能な開発会議(リオ+20)では、国連加盟国が成果文書「私たちが望む未来」を採択し、持続可能な開発目標に関するオープン・ワーキング・グループ、持続可能な開発資金に関する政府間専門家委員会、ハイレベル政治フォーラムをはじめ、ポスト2015開発アジェンダに向けた政府間プロセスの多くに着手しました。

グローバルな対話、協議その他のイベントで表明された意見は、国連事務総長と加盟国に提示された下記の報告書に盛り込まれています。

これらの報告書、その他は、事務総長の報告書『すべての人々に尊厳ある生活を』に取り込まれています。この報告書は、MDGs達成に向けた大胆な行動のビジョンを提示し、人間と地球双方のニーズ充足に対応できる新たな開発枠組みの策定を求めるものです。

事務総長は2013年9月25日、国連総会議長の主宰で行われたMDGs達成に向けた特別イベントに、この報告書を提出しました。加盟国が採択した特別イベントの成果文書で、世界の指導者たちは、MDGsの具体的目標を達成する決意を新たにするとともに、ポスト2015開発アジェンダについて一連の新たな目標を採択するため、2015年9月に首脳によるサミット会議を開くことで合意しました。2013年9月以来、下記を含め、ポスト2015関連のイベントが多く行われています。

ポスト2015開発アジェンダについて、より詳細は、ニュースとリソースのページをご覧ください。