• プリント

開発のための科学技術出典「国連の基礎知識」

国連は1960年代以来加盟国の開発のために科学技術の応用を促進してきた。43カ国構成の「開発のための科学技術委員会(Commission on Science and Technology for Development)」(www.unctad.org/cstd)は1992年に設置され、科学技術の問題とそれが開発に及ぼす影響を検討するとともに、開発途上国において科学技術政策についての理解を助長し、国連システムの中で科学技術の問題に関して勧告を作成する。

委員会は、世界情報社会サミット(World Summit on the Information Society: WSIS)に対する国連全体のフォローアップについて、母体である「経済社会理事会」のための中心機関となる。2010年の会期で、委員会はWSIS実施の進捗状態について5年後の見直しを行った。また、2つの優先テーマも検討した。すなわち、「既存の金融メカニズムにおける改善と確信」と「新技術と新たに生まれる技術」である。委員会に対する実質的かつ事務局としてのサービスは、UNCTADが提供する。

UNCTADはまた、技術能力育成、革新、開発途上国への技術の流れに適切な政策を進める。また、科学技術政策についてこれらの国が見直しを行うのを支援し、南々科学ネットワークの構築を促進し、情報技術に関する技術援助を行う。

FAO、IAEA、ILO、UNDP、UNIDO、WMOもそれぞれの機関に与えられた任務の範囲内で科学技術の問題に取り組んでいる。開発のための科学はまた、ユネスコにとっても重要な活動の1つである。