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国際郵便サービス出典「国連の基礎知識」

およそ500万人以上の郵便局員が毎年3,800億通もの郵便物、それに61億個もの国際、国内の小包の処理、郵送に携わっている。そのほかにもさまざまなエレクトロニック・サービスや金融サービスを行っている。世界ではおよそ67万の郵便局が営業している。こうした郵便サービスを規制する国連の専門機関が万国郵便連合(Universal Postal Union: UPU)(www.upu.int)である。

UPUは郵便物の相互交換のために単一の郵便地域を形成する。各加盟国は、自国の郵便のために利用する最善の手段と同じ手段で他の国の郵便物を郵送することに同意する。各国の郵政庁間の主要な協力の道具として、UPUは国際郵便サービスの改善を図り、国際郵便のために共通の単純な手続きを各国の郵便利用者に提供し、最新の商品やサービスを利用できるようにする。

UPUは好ましい郵便料金、最大最小の重さ、寸法の制限、それに郵便書簡類の受け入れ条件などを設定する。それには優先および非優先の郵便物、書簡、航空書簡、はがき、印刷物、小型小包などが含まれる。UPUはまた、1国もしくは複数の国を通過する郵便物のための通過料金や郵便物の不均衡を補うための発着手数料を計算、徴収するための方法も規定する。さらに、書留郵便や航空便、それに伝染性および放射性の物質のように特別の配慮を必要とする郵便物のための規則も定める。

UPUのおかげで、新しい商品やサービスが国際郵便ネットワークの中に取り入れられている。このようにして、世界のほとんどの人々が書留郵便や郵便為替、国際返信用クーポン、小型小包、速達のようなサービスを利用できるようになった。UPUはある種の活動、たとえば加盟国郵政庁による電子データの相互交換技術の応用やグローバルな規模による郵便業務の質の監視などで強力な指導性を発揮してきた。

UPUは、各国の郵便業務の能率化を図る目的で数カ年におよぶ技術援助プロジェクトも実施している。また、一連の研究、訓練のためのフェローシップ、現地での訓練、管理、郵便業務の運営に関する研究を行う開発コンサルタントのサービス提供など、短期のプロジェクトも実施する。さらに、郵便事業への投資の必要を国際金融機関に理解させる努力も行う。

世界の郵政庁は郵政ビジネスの再活性化を目指して断固とした努力を行っている。爆発的な成長を経験している通信市場の一部として、郵便サービスは急速に変わる環境に適応し、より以上に自立し、自己資金調達の機関となって、広範にわたるサービスを提供しなければならない。UPUはこの再活性化の促進にも指導的役割を果たしている。