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国際連合環境計画(UNEP) 北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)地域調整部富山事務所

United Nations Environment Programme (UNEP) Northwest Pacific Action Plan (NOWPAP) Regional Coordinating Unit Toyama Office

UNEP-NOWPAPとは?

国連環境計画 事務局長
インガー・アンダーセン

1974年に開始された地域海計画(RSP)は、国連環境計画(UNEP)の40年の歴史上最も重要な成果の一つです。現在、持続可能な海洋・沿岸環境の管理と利用に向けた18の条約または行動計画が設置されており、143カ国が参加しています。その1つである、北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)は、1994年9月に日本・韓国・中国及びロシアによって採択されました。NOWPAPは、北西太平洋地域の海洋・沿岸環境の管理と保全に合同で取り組むための政府間機構です。

各参加国に1つずつ設立された地域活動センター(RAC)は、それぞれに割り当てられたNOWPAPの活動の実施を担当し、富山(日本)と釜山(韓国)に事務所を置く地域調整部(RCU)がその調整を行います。なお、NOWPAP地域調整部、富山事務所は2004年に日本政府ならびに富山県などの支援により設立されました。

UNEP-NOWPAPからのメッセージ

調整官
イエゴール・ヴォロヴィック

「北西太平洋地域における海洋及び沿岸環境の保全・管理・開発のための行動計画(NOWPAP)」は、国連環境計画(UNEP)が提唱する地域海行動計画の1つであり、北西太平洋の環境保全を目的として、1994年に日本、中国、韓国、ロシアの4か国により発足されました。
北西太平洋地域には豊かな海洋・沿岸生態系に加え、商業的にも重要な漁業資源に恵まれています。一方で、この地域は世界でも有数の人口密集地域であり、海洋・沿岸環境へ大きな負荷がかかっています。NOWPAPは、以下の5つの優先分野を重点に活動やプロジェクトを実施しています: (1)地域環境の実況調査、 (2)環境データや情報の管理、 (3)沿岸計画・管理に向けた生態系アプローチの開発と応用、 (4)海上の油・有害物質流出時における効果的な相互協力の実施、 (5)海洋・沿岸汚染の防止、です。また、NOWPAPの活動は、持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)に沿っており、生態系ベースの管理アプローチを基盤に、海に関連する持続可能な開発目標(SDGs)の実施、特に、SDG14「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」の達成に向けた地域機構に位置づけられています。
NOWPAPには、参加国の各国に1つずつ地域活動センター(RAC)が設置され、富山(日本)と釜山(韓国)にある地域調整部(RCU)が、各RACとの調整の元に、NOWPAP事業計画の共同実施と管理を行っています。

お問い合わせ先

国際連合環境計画(UNEP) 北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)地域調整部富山事務所

〒930-0856
富山県富山市牛島新町5-5
Tel:076-444-1611 / Fax:076-444-2780
https://www.unenvironment.org/nowpap