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国際連合環境計画(UNEP) 国際環境技術センター(IETC)

United Nations Environment Programme (UNEP) International Environmental Technology Centre (IETC)

UNEP-IETCとは

国連環境計画 事務局長
インガー・アンダーセン

国連環境計画(United Nations Environment Programme: UNEP)は世界各国の政府、産業界、市民や社会組織等と緊密に連携して、環境上適正な化学物質・廃棄物管理の主流化及び解決策を講じています。我々は、環境及び人の健康への悪影響の最小限化に向けた適正な化学物質の使用を通して、持続可能な開発に関する世界首脳会議の目標達成を目指しています。

UNEP国際環境技術センター(International Environmental Technology Centre: IETC)は1992年に大阪に設立され、開発途上国および経済移行国に対して、環境上適正な技術(Environmentally Sound Technologies: EST)の移転の促進やその実施に貢献しています。2011年以降、IETCは全体論的な廃棄物管理に重点を置き、環境上適正な廃棄物管理を促進する世界的な拠点としての機能を果たす使命を担っています。

IETCはUNEPの事業計画のうち、化学物質や廃棄物、大気環境の分野において重要な役割を担っており、各国政府や地方自治体、学術界、市民社会、民間企業といった幅広いパートナーと連携し、環境上適正な廃棄物管理を実施するために必要な科学・技術的知識とツール等を提供しています。また、世界各国で能力開発に関するプログラムを実施し、アウトリーチ活動や専門家グループの政策対話も展開しています。

また、IETCは2020年より新たに「UNEP サステナビリティアクション」を開始します。地球環境問題、特に資源循環やサステナビリティの促進を目的とし、分野・業界・国境を越えて、国連・政府・企業・市民・その他機関の横断的なネットワークを構築し、トップ会談・消費者向けアウトリーチ活動などを一体化させ、みんなのつながりのチカラを最大化にして持続可能な社会を目指します。

UNEP-IETCからのメッセージ

UNEP-IETC 首席統括官
モニカ・ゲイル・マクデベット

廃棄物は私たちの環境の至るところに見られます。ペットボトルは人間社会から最も遠い島の海岸まで流され、プラスチックは海の最も深い溝で発見され、食料品の袋は最も高い山の斜面に散らばっています。また、多くの人々は、健康や環境に与える影響を意識することなく、日常的に電気電子機器を燃やして貴金属を抽出しています。

廃棄物の量やその複雑性・可視性が増大していることを考慮し、環境上適正な廃棄物管理はこれまで以上に重要です。そのためには、全ての個人、都市及び政府が廃棄物に対する全体的なアプローチをより積極的に追求する必要があります。そのアプローチとは、ごみを減らすこと(リデュース)から始まり、ものを再利用すること(リユース)、そして再び資源として活用すること(リサイクル)とつながっていきます。これらの努力でも残った廃棄物は、最新技術を駆使した環境上適正な方法で確実に処理する必要があります。このため、大阪にある国連環境計画 国際環境技術センター (UNEP IETC) がパートナーの支援と協力を得て実施した取組みは、一段と意義深いものとなっています。

IETCは他のUNEPチームと協力して、廃棄物に対する習慣を変える各種活動を実施しています。我々は皆、廃棄物を価値のある資源として扱うべきなのです。

お問い合わせ先

国際連合環境計画(UNEP) 国際環境技術センター(IETC)

〒538-0036
大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-110
Email: ietc@un.org
Tel:06-6915-4581 / Fax:06-6915-0304
https://www.unenvironment.org/ietc/ja (IETC 日本語)
https://www.unenvironment.org/ (UNEP本部)