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国連が世界を変える60の方法

国連は今から60年以上前、将来の世代を戦争から救い、人権を守り、正義のための条件を整備し、社会的進歩を促進し、生活水準を改善することを目的に創設されました。こうした根本的な目的は、今でも非常に重要な意味を持っています。

その一方で、この60年間には、国際テロから気候変動、感染症のまん延、さらには国境を越えるその他の脅威に至るまで、新たな課題も生じてきました。

こうしたグローバルな問題は、決してどの国も独力で解決することができません。国連は世界唯一の真に普遍的な機関として、今後の課題に立ち向かうグローバルな行動を活発化させるための、最善の話合いの場を提供しています。

このウェブサイトは簡潔かつ具体的な事例を通じ、これまで国連が達成してきた成果の一部を披露するとともに、国連が来るべき世代のために、その貴重な活動をいかに継続できるかをわかりやすく示すものとなっています。

潘基文(パン・ギムン)国連事務総長

国連は悲惨な戦争の直後、国際関係を安定させ、平和の基礎をさらに固めることを目指して創設されました。

核の脅威が消え去らず、地域紛争がとどまるところを知らないように見える中でも、平和維持は国連の重大関心事となりました。中でも、ブルーヘルメットに象徴される平和維持要員は、大きな存在感を示しています。

しかし、国連の役割は平和維持や紛争解決にとどまりません。目立たない存在ながら、国連と関連機関は全世界の人々の生活改善を目指し、多様な活動に取り組んでいます。

子どもの生存と育成、環境保護、人権、保健・医療研究、貧困の緩和と経済開発、農業開発と漁業、教育、女性の地位向上、緊急・災害援助、空運と海運、原子力の平和利用、労働と労働者の権利など、活動分野は限りなく広がっています。

以下では、1945年の創設以来、国連とその構成機関が達成してきた成果を簡単にご紹介します。