国際連合開発計画(UNDP)駐日代表事務所
United Nations Development Programme (UNDP) Representation Office in Tokyo

UNDPとは

アヒム・シュタイナー
UNDPは貧困の根絶や不平等の是正、持続可能な開発を促進する国連の主要な開発支援機関です。発足は1966年。「国家にとっての真の宝は人々である」という信念に基づき、人々や国々の能力を育てる活動を、約170の国・地域で行っています。
活動は、各国政府、国連機関、非政府組織(NGO)、企業など様々なアクターと協力しながら行っています。国際的な幅広い視野を持つ一方で、国ごとに違う状況を考慮し、危機を乗り越え人々の生活が向上するような開発を促進しています。
また、国連の中核的な開発機関として、現場での活動を通じて持続可能な開発目標(SDGs)に向けた取り組みを推進。世界各国でSDGsを国別の開発計画や政策に組み込む包括的な支援を行っています。
UNDPは2018-2021年の戦略計画で、極度の貧困の根絶、不平等の是正、SDGs達成に向けた取り組みを支援するための指針を示しています。活動の柱は、貧困の根絶、国家の仕組みの整備、災害や紛争などへの危機対応力強化、環境保全、クリーンエネルギーの普及、ジェンダー平等実現の6分野です。国ごとの状況に応じて政策提言、技術支援、資金提供、支援プログラムなどを組み合わせ、SDGs達成に向け包括的な解決策を示しています。
UNDP駐日代表事務所からのメッセージ

近藤 哲生
UNDPでは、有益な人生を送るために人々が選ぶことのできる選択肢の幅を広げる「人間中心の開発」を提唱しています。選択肢を拡大する上で欠かせないのは人間の能力強化、すなわち人々がその人生の中で達成できることの範囲を広げることです。UNDPは、人々の福祉と生活の質が「開発」の成否を測る最も重要な尺度であると考えています。
日本はUNDPにとって最も重要な支援国の一つです。2017年、日本政府からの拠出金は約3億米ドルに上りました。そのご支援のおかげで、全世界で何百万人もが安全な飲み水、投票権、働きがいのある人間らしい仕事などを手にいれることができました。さらに、日本の政府、企業、学会を牽引する方々が、より豊かで公正な世界を実現するためその知見を提供してくださっています。
UNDPはこれからも日本の皆さんと一丸となり、貧困と不平等に終止符を打ち、SDGsを達成していきます。
お問い合わせ先
国際連合開発計画(UNDP)駐日代表事務所
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学本部ビル(UNハウス)8F
http://www.undp.org/japan