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国際連合アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)

United Nations Asia and Far East Institute for the Prevention of Crime and the Treatment of Offenders (UNAFEI)

UNAFEIとは

国連アジア極東犯罪防止研修所 所長
千田 恵介

国連アジア極東犯罪防止研修所(「UNAFEI(ユナフェイ)」または「アジ研」)は1962年にアジア太平洋地域をはじめとする各国の刑事司法制度の健全な発展と相互協力を目的に設立されました。
UNAFEIの主要な業務は,犯罪防止を目的に刑事司法実務家を対象とした研修・セミナーの実施並びに犯罪防止及び犯罪者処遇に関する調査研究です。

UNAFEIからのメッセージ

国連の犯罪防止刑事司法プログラムネットワーク機関(PNI)として,UNAFEIは他のPNI機関や国連薬物・犯罪事務所(UNODC)と積極的に連携を図っています。特にUNAFEIとUNODCは広範な犯罪防止及び刑事司法の問題に関する研修,セミナー及びワークショップを協力して実施しており,近年はUNODCの上級専門家をUNAFEIの研修・セミナーに外部講師として招いています。UNAFEIは国際的な法の理解を促進するため,研修プログラムの中で犯罪や汚職に対する国連基準・規則に関する講義を取り入れています。

過去50年以上にわたるUNAFEIの研修事業には,137か国から5200人以上が参加しています。毎年,UNAFEIでは国際研修(2回)と国際高官セミナー(1回)をいずれも数週間にわたり実施しています。春の国際研修では主に犯罪防止や犯罪捜査,公判及び裁判など刑事手続等に関するものを,秋の国際研修では主として犯罪者の処遇を研修テーマとしています。また,1月に始まる国際高官セミナーでは国際研修と同様のテーマとしながらも,各国の刑事政策の立案等に関わる方を対象に研修を行います。さらに2000年からは,毎年「汚職防止刑事司法支援研修(UNAFEI UNCAC Training Programme)」を実施しています。

2007年からは,東南アジア諸国における「法の支配」と「良い統治(グッドガバナンス)」の確立に向けた取組を支援し,刑事司法実務家の人材育成に資するとともに,東南アジア諸国間における相互理解・協力を促進するため,グッドガバナンスをテーマとする東南アジア地域セミナー(通称:GGセミナー)を毎年1回開催しており,主に汚職対策に焦点を当てています。

UNAFEIは上記研修・セミナーのほかにも,被援助国及び国連の要請に応じて,UNAFEI又は海外での研修・セミナーの実施や被援助国への専門家の定期的な派遣など様々な技術支援も行っています。
技術支援には特定の国を対象にしたものと中央アジアや仏語圏アフリカ諸国など複数の国を対象とした地域プログラムがあり,例としてフィリピンやASEAN諸国に対する犯罪者の社会内処遇の推進やケニヤの非行少年処遇制度の設立への協力といったものがあります。最も新しい技術援助では,ミャンマーにおける行刑施設改革支援を行っています。

UNAFEIでは新たな研修・セミナーの実施を通じて貢献の幅を広げるとともに,各国の刑事司法機関との連携も広げています。最近では仏語圏アフリカ刑事司法研修の開催及びネパールやベトナムとの共同研究も開始しているほか,タイ法務省と共同でカンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナムの4か国に対する犯罪者の社会内処遇に関するセミナーを開催する予定です。

UNAFEIの研修参加者は知識・技能を修得するだけでなく,研修参加者同士の交流を通じてアジア太平洋諸国,アフリカ,欧州及び南北アメリカと国境を越えた人的ネットワークを構築しています。

お問い合わせ先

国際連合アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)

〒183-0057
東京都府中市晴見町1-26
Tel:042-333-7021 / Fax:042-333-7024
http://www.unafei.or.jp (日本語)
http://www.unafei.or.jp/pdf/message_from_director/message_from_Director_SENTA_J.pdf(日本語・所長メッセージ)
http://www.unafei.or.jp/english (英語・English)
http://www.unafei.or.jp/english/pdf/message_from_director/message_from_Director_SENTA_E.pdf(英語・English:Director’s message)