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国際通貨基金出典「国連の基礎知識」

International Monetary Fund(IMF)

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国際通貨基金は1944年のブレトンウッズ会議で設立され、国際通貨協力を容易にし、為替の安定と秩序ある為替取り決めを促進し、多角的支払い制度の樹立と外国為替制限の除去を支援、また、加盟国が国際収支不均衡を是正できるように、基金の一般資金を一時的に利用させる。IMFは「特別引き出し権(SDR)」の形で国際金融準備金を創設し、加盟国に割り当てる権限を持っている。IMFの財源は主に187の加盟国の「割当額」からなる(割当額は、加盟国の相対的な経済力に基づいて作成された方式によって決められる)。2010年8月現在、その額はおよそ3,280億ドルであった。IMFの主な役割は、国際収支問題を抱える加盟国に一時的に信用を供与することである。この財政支援によって、その外貨準備高を再建し、通貨の安定を図り、輸入の支払いを続け、力強い経済成長に必要な条件を回復することが可能となる。それに対し、IMFから借り入れる加盟国は、国際収支の悪化の原因となっている問題を解決できるように政策改革を実施することに同意する。IMF加盟国による借り入れ限度額はその割当額に比例する。IMFはまた、低所得加盟国に対しては譲許的支援を行う。

IMFの総務会は、すべての加盟国によって構成される。日常の業務は、24カ国で構成される理事会が行う。職員の数は140カ国出身の2,400人を超え、その長は理事会が選出する専務理事である。IMFは「世界経済概況」や「グローバル金融安定報告」、その他各種の研究報告を発行している。