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国際労働機関出典「国連の基礎知識」

International Labour Organization(ILO)

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国際労働機関(ILO)は、社会正義と人権および労働権を推進する。1919年に設立され、1946年に国連の最初の専門機関となった。創立50周年の1969年にノーベル平和賞を受賞した。ILOは労働・生活条件を改善するための国際的な政策やプログラムを策定し、これらの政策を実施する国内当局の指針となる国際労働基準を設定する。また、政府がこれらの政策を効果的に実施できるように幅広い技術協力を行い、かつそうした努力を前進させるために必要な研修、教育、調査研究を行う。ILOは国際機関の中でもユニークな存在で、政策の作成にあたっては労働者と使用者の代表が政府代表と平等の発言権を持つ。ILOは3つの機関から構成される。

  • 国際労働会議(総会)-毎年開かれ、政府、使用者、労働者の3者代表が参加する。国際労働基準を設定するとともに、全世界にとって重要な社会問題や労働問題を討議するためのフォーラムとなる。
  • 管理理事会-ILOの活動に指示を与え、事業計画と予算を作成し、ILO基準が順守されていないとの苦情を審議する。
  • 国際労働事務局-ILOの恒久事務局である。

さらに、イタリアのトリノにある「国際研修センター」で研究と研修の機会が与えられている。ILOの「国際労働問題研究所」は研究ネットワーク、社会政策フォーラム、講義やセミナー、客員研究員やインターンシップ計画、出版事業などを通してその活動を行っている。ILOの職員や専門家の数はおよそ2,500人で、110カ国以上の国々の国籍を持ち、本部や世界の40カ所のフィールド事務所で働いている。