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国際原子力機関出典「国連の基礎知識」

International Atomic Energy Agency(IAEA)

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国際原子力機関は、原子力分野での協力を進める世界の中心的機関である。核兵器の拡散を防ぎ、すべての国、とくに開発途上国が原子力科学と技術を平和目的に、安全に、安心して利用できるようにする。また、原子力の安全を強化するためのグローバルなプラットフォームとなる。国連システムにあって原子力の技術についての専門知識を有する唯一の機関として、IAEAはその159加盟国へ知識や専門知識を提供することによって、エネルギーへのアクセスをさらに容易にし、人間の健康を改善し、食糧を増産し、きれいな水を容易に入手できるようにし、環境を保護できるようにする。また、核兵器の拡散防止のために、不拡散義務を守っているかを検証する。IAEAの査察官は、毎年、78カ国の1,200カ所以上の施設をおよそ2,000回にわたって査察し、核物質が平和利用の目的から転用されないように検証する。IAEAは、国連の保護の下に、自治機関として1957年に設立された。

IAEAの管理機関は、毎年開かれ、全加盟国で構成される「総会」と35カ国から構成される「理事会」である。理事会は年に4回開かれ、主な政策決定を行う。本部はオーストリアのウィーンにあり、事務局長が2,400人以上の職員からなる事務局を監督する。通常予算は主に分担金によって賄われる。2012年度の予算は3億3300万ユーロであった。分担金のほかに任意の拠出金があり、「技術協力基金」の資金となる。任意拠出金の2012年度目標額は8,800万ドルであった。