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国連パレスチナ難民救済事業機関出典「国連の基礎知識」

United Nations Relief and Works Agency for Palestine Refugees in the Near East(UNRWA)

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国連パレスチナ難民救済事業機関は、パレスチナ難民のための救済事業を行うことを目的に、1949年に総会によって設立され、1950年5月に活動を開始した。パレスチナ難民問題の合意による解決が未だに見られないことから、その活動期限は定期的に更新されている。UNRWAは、中東に住む480万人の登録パレスチナ難民に教育、保健、救済、社会福祉など、主に基礎的なサービスを提供している。その中には、ヨルダン、レバノン、シリア、それにガザ地区と東エルサレムを含む西岸にある58カ所の難民キャンプに住むおよそ140万人の難民が含まれる。公式に指定されたキャンプ地の中で小規模金融を運営し、インフラ整備を行っている。UNRWAは、2000年以来、現在の危機がガザや西岸に住むもっとも脆弱な難民に与える影響を軽減するために、緊急人道援助を行っている。また、2006年以来レバノンで紛争の影響を受けた難民の緊急のニーズにも対応している。

UNRWAの活動は、ガザとヨルダンのアンマンにある2つの本部から支援を受ける。事務局長は総会へ直接報告し、23カ国からなる諮問委員会の支援を受ける。諮問員会はオーストラリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、エジプト、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、ヨルダン、レバノン、オランダ、ノルウェー、サウジアラビア、スペイン、スウェーデン、スイス、シリア、トルコ、イギリス、アメリカから構成される。欧州共同体、アラブ連盟、パレスチナ解放機関(PLO)はオブザーバーとして出席する。UNRWAには現地採用職員30,000人と国際的に採用された133人の職員が働いている。現地採用職員のほとんどがパレスチナ難民である。総会が費用を負担する国際的に採用された113人のスタッフも働いている。UNRWAの通常の、また緊急の活動はほとんどすべては援助国の任意の拠出によってまかなわれる。現在の2年間の予算請求額のおよそ2.5パーセントが国連の通常予算から割り当てられる。ほとんどの拠出は現金で行われるが、5パーセントは物資で行われる。ほとんどが必要とする難民のための食糧である。