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国連児童基金出典「国連の基礎知識」

United Nations Children's Fund(UNICEF=ユニセフ)

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国連児童基金は、第二次世界大戦によって荒廃した国々の子供たちに緊急の食料を与え、健康管理を行う目的で1946年に設立された。ユニセフは開発途上国の子供や母親に長期の人道援助や開発援助を行う。ユニセフは緊急援助基金から開発機関へと発展した。今ではすべての子どもが持つ生存、保護、発展への権利を保護することを任務とする。ユニセフは政府、市民社会、その他の国際機関との協力の下に、子どもたちが予防接種を受け、十分な栄養を取り、安全な飲料水と適切な衛生設備にアクセスし、HIV/エイズから保護されるようにする。また、すべての少女や少年が質の高い初等教育を受けられるようにする。また、とくに緊急事態には子供を保護する環境を作り、かつ暴力や搾取、虐待から子どもを守る。ユニセフは193カ国が批准した「子供の権利に関する条約」を指針にしている。

ユニセフの管理は36カ国の代表で構成される執行理事会が行う。現在、1万人以上の職員が世界の150カ国以上の国や地域で働いている。ユニセフの活動はすべて任意の拠出金によって賄われ、2011年の事業活動支出総額は、38億ドルであった。収入総額は37億ドルで、そのほとんどが政府からの拠出である(2011年は60パーセント)。また、相当額の援助を民間部門とNGOから受け、その額は10億9000万ドルに達した。それには、36カ国のユニセフ国内委員会や国内委員会を通して常連の支援者が寄付した280万ドルも含まれる。ユニセフの重要な刊行物は、毎年発行される「世界の子供白書」である。