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国連難民高等弁務官事務所出典「国連の基礎知識」

Office of the United Nations High Commissioner for Refugees(UNHCR)

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国連難民高等弁務官事務所は、第二次世界大戦後、依然として避難を余儀なくされていた100万人以上の人々を援助するために1950年に設立された。当初は3年の予定であったが、その後は5年ごとに更新された。2003年、総会は「難民問題が解決するまで」その期限を延長した。UNHCRは難民に国際的保護を与え、また、庇護を求める権利など、難民の基本的権利が守られるようにする。また、自己の意思に反して迫害を恐れる理由のある国へ送還されないようにする。政府による国際法の順守を監視し、かつ、多くのパートナーとの協力で、その保護の下にある人々へ緊急援助や物的援助を行う。UNHCRは、自発的な本国帰還、庇護を最初に求めた国への統合、または第3国への再定住を通して難民のための長期的な解決を図る。2011年末までに、難民や帰国した人々、国内避難民、無国籍者など、およそ2,590万人の人々を支援した。

2012年初め、UNHCR職員の数は7,735人であった。これにはジュネーブ本部やブダペスト(ハンガリー)のグローバル・サービス・センターに勤務する960人も含まれる。職員のおよそ85パーセントは125カ国以上の国々で働いている。UNHCRは国連の機関間の枠組みの中で活動し、政府間機関や任意団体、各国政府など、広範にわたる外部のパートナーと協力する。その執行委員会は87カ国で構成される。活動はほとんど任意の拠出金によって賄われるが、その93パーセントは政府からの拠出で、4パーセントは、政府間機関や「国連中央緊急対応基金」などにプールされた資金調達メカニズムから受ける。残りの3パーセントは民間部門からの寄付である。さらに、UNHCRは管理費として国連の通常予算から補助金を受ける。UNHCRはまた、テントや医薬品、トラック、空輸など物資による寄付を受ける。2012年度予算は35億9000万ドルであった。