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国連システム出典「国連の基礎知識」

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「国連システム」は、国連ファミリーに属する機関で構成される。それには国連事務局、国連の諸計画や基金、専門機関、その他の関連機関が含まれる。基金や事務所、計画は総会の補助機関である。専門機関はそれぞれの特別協定によって国連に結びついており、経済社会理事会および/もしくは総会に報告する。関連機関―国際原子力機関(IAEA)や世界貿易機関(WTO)を含む―は、それぞれの専門の領域で活動し、それ自身の立法機関と予算を持つ。国連システムのファミリー機関はともに文化、経済、科学、社会のあらゆる分野で様々な活動に取り組んでいる。

国連システム事務局長調整委員会

国連システム事務局長調整委員会(United Nations System Chief Executives Board for Coordination(CEB))は、国連システムの最高の調整機関である。事務総長が議長を務め、そのメンバーは国連の主要な機関の指導者たちである。加盟国の共通の目標が達成できるように国連システムの活動を調整する。年に2回開かれ、その作業はハイレベル計画委員会とハイレベル管理委員会の支援を受ける。参加機関は29で、国際連合をはじめ、国連食糧農業機関(FAO)、国際原子力機関(IAEA)、国際民間航空機関(ICAO)、国際農業開発基金(IFAD)、国際労働機関(ILO)、国際通貨基金(IMF)、国際海事機関(IMO)、国際電気通信連合(ITU)、国連貿易開発会議(UNCTAD)、国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)、国連教育科学文化機関(UNESCO)、国連人口基金(UNFPA)、国連人間居住計画(UN-HABITAT)、国連難民高等弁務官(UNHCR)、国連児童基金(UNICEF)、国連工業開発機関(UNIDO)、国連薬物犯罪事務所(UNODC)、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関(UN-Women)、世界観光機関(UNWTO)、万国郵便連合(UPU)、世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)、世界知的所有権機関(WIPO)、世界気象機関(WMO)、世界銀行(World Bank)、世界貿易機関(WTO)である。

国際連合とノーベル平和賞
www.un.org/en/sections/nobel-peace-prize/united-nations-and-nobel-peace-prize/

これまで、国連ファミリーとその関係者は世界平和の大義に対する貢献が認められ、何回となくノーベル平和賞を受賞してきた。国連成立以来のノーベル平和賞受賞者は以下の通りである。

  • コーデル・ハル――国連創設に貢献した米国務長官(1945年)
  • ジョン・ボイド・オール――国連食糧農業機関(FAO)創設時の事務局長(1949年)
  • ラルフ・バンチ――国連信託統治局長および国連パレスチナ委員会首席秘書官。また中東での調停官を務めた。(1950年)
  • レオン・ジュオー――国際労働機関(ILO)創設者の1人(1951年)
  • 国連難民高等弁務官(UNHCR)事務所(1954年)
  • レスター・ボウルズ・ピアソン――1952年の総会議長で、スエズ動乱を終わらせ、国連による中東問題の解決に貢献した(1957年)
  • ダグ・ハマーショルド国連事務総長――死後に受賞した2つの賞のうちの1つ(1961年)
  • 国際連合児童基金(ユニセフ)(1965年)
  • 国際労働機関(ILO)(1969年)
  • ショーン・マクブライド――国連ナミビア弁務官および人権の推進者(1974年)
  • 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)(1981年)
  • 国連平和維持軍(1988年)
  • 国際連合とコフィー・アナン事務総長(2001年)
  • 国際原子力機関(IAEA)とモハメド・エルバラダイ事務局長(2005年)
  • 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)とアルバート・アーノルド(AI)・ゴア・ジュニア元米副大統領(2007年)

この他にも人類への貢献を求めて国連と緊密に、また共通の目的のためにともに働いた多くのノーベル受賞者がいるが、このリストには含まれていない。