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国際民主主義デー(9月15日)事務総長メッセージ

プレスリリース 11-056-J 2011年09月15日

今年は民主主義の歴史上、画期的な年となりました。中東や北アフリカをはじめとする地域では、数百万の人々が劇的な動きに参加し、それを超すさらに多くの世界中の人々が、大きな関心をもってその動きを見守りました。民主主義はすべての人々が望む普遍的なモデルであり、どの文化にも縁遠い存在ではないことが、こうした人々の関与で確認されたのです。今年はまた、民主主義を輸出することもできなければ、外部から押し付けることもできないことを改めて認識する年にもなりました。それは国民の意志で生み出され、力強く活発な市民社会によって育まれねばならないからです。国は民主主義にふさわしい国に成長していくのではなく、民主主義によって健全な国になるのだという真実を、世界は痛感させられました。このメッセージを先頭に立って送ったのが、若者たちでした。民主主義の理想を掲げて立ち上がった若者たちは今、自分たちの力でスタートさせた変革を、最後までなし遂げるという課題に直面しています。

同様の真実が、東欧で起きた大変革から20年という、もう一つの大きな節目によっても裏づけられました。この地域では、多くの国々がまだ、民主化の初期の段階にあります。こうした国々の人々は、法の支配の確立、透明性とアカウンタビリティの育成、そして政治・経済システムの根本的な見直しが、どれだけ骨の折れる作業であるか、身をもって体験しています。期待を裏切りかねないような挫折を経験し、前進を続けるためにどれだけの情熱が必要かも知っています。こうした経験は大事な教訓を与えてくれました。

国連は、こうした動きを支援しています。世界中で、民主的な制度と実践の育成、強化にこれほど努めている機関は他にありません。国連は自由で公正な選挙を支援し、市民社会による国民参加を促しているほか、投票結果をめぐって当事者間でこう着状態が生じたときには、対話を育む役割も担っています。また、政情不安の際には調停役として紛争の予防にあたり、紛争終結の際には責任ある治安制度の育成を図っています。さらに、法の支配の強化を助け、多党制を育て上げ、効果的で責任ある行政やオンブズマン制度、腐敗防止機関、ジェンダーの平等を推進する団体を育成するため、専門家の派遣も行っています。

どのような取り組みを行う場合でも、国連は各国や地域に特定の民主主義モデルを取り入れたり、促進したりしようとはしていません。その活動の基本となっている考え方は、民主主義の理想は世界各地の哲学や伝統に根ざしているということ、有効な民主的ガバナンスはあらゆる場所で、男女の生活の質を向上させるということ、そして、民主主義は恒久的な平和、安全、そして開発の礎を提供するということです。

今年の「国際民主主義デー」にあたり、今年の記念すべき出来事の主役となった若者をはじめ、民主主義を現実に機能させようとしている人々を支援する取り組みを、さらに強化していこうではありませんか。今日の国際デーはこのような人々のためにあります。民主主義の中で一生を送る決意を固めた人々を称えようではありませんか。

【関連リンク】

-国際民主主義デー 国連ビデオはこちら(日本語字幕付き、56秒)

-国際民主主義デー 国連本部ウェブサイト(英文)
 http://www.un.org/en/events/democracyday/

-Information Kit(英文):民主主義に関する国連の様々な取り組みを最新情報を交えて紹介
http://www.un.org/en/events/democracyday/pdf/infokit.pdf

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