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気候変動は、2050年の天気にどのような影響を与えるのでしょうか? 「2050年の天気予報」を見てみましょう

プレスリリース 14-053-J 2014年09月04日

大規模な干ばつと猛烈な熱波。1年分の降雨が1カ月に集中するような豪雨。沿岸部の町の水没。海洋生物の破壊。蔓延する疫病。これは、将来の姿を予測する一連の報告書に描かれた2050年の姿です。

もし、人間による温室効果ガスの排出がこのまま増え続けたとしたら、21世紀末までに地球の下層大気の平均温度は、4度以上も高くなると予測されています。この地球の平均気温の上昇とは、一体なにを意味するのでしょうか?私たちは、気候変動を日々どのように実感するのでしょうか?

どんな未来が待ち構えているのかを知るために、国連の世界気象機関(WMO)は、テレビで活躍する世界各国の気象キャスターたちを迎え、「2050年の天気予報」を行います。もちろん、彼らが伝えるものは実際に起こりうる出来事の仮定に過ぎません。しかし、予報は最新の気象科学に基づき、今よりも暖かい地球での生活がどのようなものかを、説得力をもって描き出します。

9月23日に開催される国連の「気候サミット」にむけて、WMOは「2050年の天気予報」のビデオを順次公開します。WMOのYouTubeチャンネル および 公式サイト からご覧いただけます。

ビデオは国連の「気候サミット」においても上映される予定です。サミットには政府・金融・ビジネス・NGOなど世界のリーダーが参加し、気候変動に対する積極的な活動を求める国連事務総長の呼びかけを後押しすることが期待されています。

各国のビデオの公開スケジュールは下記のとおりです。日本からはNHKが参加し、同局ニュースウォッチ9の気象キャスターで気象予報士の井田寛子さんがビデオに登場します。

また、ビデオはハッシュタグ(#weather2050、#climate2014)をつけて、Twitter上でもプロモーションが行われます。

国連の「気候サミット」の詳細はこちらをご覧ください。

新しく制作したビデオはこちらをご覧ください。