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安全保障理事会決議 1634

2005年10月28日

2005年10月28日、安全保障理事会第5295回会合で採択

安全保障理事会は、
2003年7月31日の決議1495(2003)、2004年4月29日の決議1541(2004)および2005年4月28日の決議1598(2005)を含む、西サハラに関する従前のすべての安保理諸決議を想起し、

西サハラ人民の自決のため、公正で、恒久的かつ相互に受諾可能な政治的解決を、国際連合憲章の原則と目的に一致した取り決めの内容に従って達成できるよう、当事者を支援するという公約を再確認し、これに関する当事者の役割と責任に留意し、

当事者および地域各国に対し、現状の膠着状態を終了し、政治的解決に向けた進展を遂げるため、国際連合と十分に協力をするよう繰り返し表明し、

ポリサリオ戦線が2005年8月18日、国際人道法に従い、残るモロッコ人捕虜404人を釈放したことに留意し、当事者に対し、紛争の発生以降、行方不明となっている人々の存否を突き止めるため、赤十字国際委員会との協力を続けるよう求め、

西サハラ担当事務総長特使にペーター・ファン・ワルスム氏が任命されたことを歓迎し、および、同氏が最近、当該地域での協議を完了したことに留意し、

2005年10月17日の事務総長報告書(S/2005/648)を審議し、

  1. 停戦に関してMINURSOとの間で締結された軍事協定を十分に尊重する必要性を再確認する。
  2. 加盟国に対し、家族の再会のための訪問をはじめ、離散家族が連絡を取りやすくするための信頼醸成措置に対する自発的な資金拠出を検討するよう求める。
  3. 国際連合西サハラ住民投票監視団(MINURSO)の職務権限を2006年4月30日まで延長することを決定する。
  4. 事務総長に対し、職務権限終了前に西サハラ状況に関する報告書を提出するよう要請し、事務総長特使に対し、本決議採択から3カ月以内に、その取り組みの進捗状況についてブリーフィングを行うよう要請する。
  5. この問題に引き続き取り組むことを決定する。

S/RES/1634 (2005)