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国連訓練調査研修所(UNITAR)、
広島にアジア太平洋地域事務所を新設

プレスリリース 03/075-J 2003年08月05日

 ジュネーブに本部を置き、ニューヨークに地域事務所を持つ国連訓練調査研修所(UNITAR)は7月 15日、広島にアジア太平洋地域事務所を開設しました。
 
 UNITARは2001年以来、広島県をパートナーとし、文化・自然遺産、海洋と人間の安全保障、および、紛争からの復興をテーマとする研修会と会議を試験的に開催してきました。これは、広島にUNITAR事務所を設置することが妥当かどうかと、その活動にとって最適な組織はどのようなものかを判定することを念頭に実施されたものです。
 
 3年間の準備と調査を経て、両パートナーはこの試みの重要性を確信し、広島市中心部の平和記念公園をのぞむ場所にUNITAR広島事務所を開設しました。11月17日から19日にかけては、広島事務所が組織する初の催しとして、「紛争後諸国における能力開発に関する国際会議(International Conference on Capacity-Building in Post-Conflict Countries)」が開催されます。これに続き、アフガニスタンの訓練教官を対象とした1年間の研修プログラムも予定されています。
 
 広島事務所は年間6つまでのプログラムを実施することになっています。具体的には、現在も継続中の訓練方法論に関する調査、ならびに、世界遺産登録地の保全と管理、海洋と人間の安全保障、国際経済・金融、および、国連平和維持活動に関するワークショップと会議があげられます。これらの研修・能力開発プログラムは、アジア太平洋諸国を対象としています。実施に当たっては、平和維持活動局、国連アフガニスタン支援団(UNAMA)、国連開発計画(UNDP)、国連人間居住センター(ハビタット)、国連教育科学文化機関(ユネスコ)、世界保健機関(WHO)などの国連機関と地域内の二国間援助機関、ならびに、日本、アジアおよびそれ以外の学識者、民間セクターおよび非政府組織(NGO)との協力が図られる予定です。
 
 UNITAR広島事務所の所長には、元UNITARニューヨーク事務所長のナスリン・アジミ氏が任命されています。
 
 詳しくは以下にお問い合わせください。
 
UNITARアジア太平洋地域広島事務所
(UNITAR Hiroshima Office for Asia and the Pacific)

〒730-8510
広島市中区基町5-44広島商工会議所ビル
電話:082-511-2424
ファックス:082-211-0511
電子メール:hiroshima@unitar.org