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News in Brief(2020年)

国連ニュースセンターがお届けする日々の記事を英語で読んでみませんか。
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» News in Brief

また1999年1月~2021年6月の記事は日本語要約をアーカイブにしています

2020年12月30日News in Briefから[PDF]

COVID-19:変異種の監視を
新型コロナウイルスの変異種が確認されるなか、世界保健機関(WHO)はアフリカ諸国に対し、同ウイルス変異種の監視レベルを高めるよう求めた。
ブラックウォーター:恩赦と人権
イラクでの戦争犯罪で有罪となったブラックウォーター・ワールドワイドの4人に対してトランプ大統領が恩赦を与えたことについて、国連の独立人権専門家たち(傭兵の使用に関する作業部会を構成)は国際法の下の米国の義務に反するとして非難した。
難民移送:リビアからルワンダへ
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は130人の庇護を求める人々をリビアからルワンダへと空路移送した。これが今年最後となる空路移送。

2020年12月29日News in Briefから[PDF]

シリア:米国による制裁
国連の独立人権専門家は厳しい人道状況にあるシリアの民間インフラ再建を米国による制裁が阻んでいるとして、米国に対し、制裁解除を求めた。
オランダ:子どもの権利
市民的および政治的権利に関する委員会はこのたび、オランダで「国籍不詳(unknown nationality)」として登録されている子どもが行った個人申し立て(2016年)について決定を下し、同国がこの申立者の子どもの権利を侵しているとした(CCPR/C/130/D/2918/2016)。子どもが国籍を取得する権利に関する同委員会の決定は初めて。
中央ア:PKO要員殺害
中央アフリカ共和国において、平和維持要員が襲撃を受け、3人が死亡した。安保理はこの襲撃事件を強く非難し、調査と犯人逮捕を求めた。

2020年12月28日News in Briefから[PDF]

ボスニア・ヘルツェゴビナの移民
冬の厳しい寒さのなか、ボスニア・ヘルツェゴビナ北西部の移民収容施設が火事で焼けて閉鎖。国連諸機関は同国政府に対し、移民たちへの緊急支援を訴えた。
中央アフリカ共和国で総選挙
中央アフリカ共和国で週末、大統領選と議会選が実施され、大勢の国民が投票所に足を運んだ。同国に展開する平和維持活動MINUSCAの要員たちが巡回監視を行った。
エピデミックへの備え:国際デー
12月27日は、感染症対策を啓発するために指定された国際デー。感染症流行(エピデミック)への備えの重要性を啓発する。国連総会が今月7日に採択した。

2020年12月23日News in Briefから[PDF]

中央アフリカ:選挙前に暴力
中央アフリカ共和国で選挙実施を前に暴力が広がっていることについて、国連人権高等弁務官事務所は深い懸念を表明し、すべての当事者に対し、国連事務総長のアピールに応じ、暴力を停止するよう求めた。
報道の自由:ジャーナリスト殺害
今年、少なくとも59人のジャーナリストが殺害され、うち4人は女性だった。国連教育科学文化機関(UNESCO)は情報へのアクセスは公共財であるとし、報道の自由の重要性を訴えた。
Facebook監督委と少数者の権利
Facebook監督委員会がこのたび、Facebookのオンラインコンテンツ削除決定に対する訴えの調査開始。国連の独立人権特別報告者は同委員会に対し、少数者の権利にしっかりとした配慮を払うよう求めた。

2020年12月22日News in Briefから[PDF]

エチオピア:市民に対する攻撃
エチオピアのティグレ地域において市民への攻撃や非戦闘員の大量殺害が行われていることについて、バチェレ人権高等弁務官は調査を求め、その調査を行う者たちが完全なアクセスを認められるよう訴えた。
ティグレ:難民への支援を
国連難民高等弁務官事務所はエチオピアのティグレ地域の状況の影響を受ける13万人を支援するために、1億5600万ドルの緊急資金拠出アピールを発した。
温暖化:サンゴ礁消滅のおそれ
国連環境計画(UNEP)は新しい報告を発表し、温暖化ガスによって起こる海の温暖化を大きく緩和しない限り、世界のサンゴ礁は消滅すると警告を発した。

2020年12月21日News in Briefから[PDF]

中央アフリカ共和国:選挙前の暴力
中央アフリカ共和国で選挙を前に暴力が広がっている。国連とパートナーたちは武装勢力に対し、襲撃や脅迫をやめて、選挙が計画通り実施されることを確実にするよう訴えた。
COVID-19:ノルウェーが寄付
ノルウェーがこのたび、中低所得国におけるコロナ感染者の治療や検査のために、4000万ドルの資金拠出を行った。Unitaidはこれについて歓迎の意を表明した。
アゼルバイジャン:文化遺産の保護を
アゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ周辺における文化遺産評価の活動が立ち止まっている。国連教育科学文化機関(UNESCO)は同国政府に対し、専門家による現地・国境地帯の視察を許可するよう訴えた。

2020年12月18日News in Briefから[PDF]

モザンビーク北部で暴力
モザンビーク北部で暴力を逃れる避難民が大量にでて、1,100万人が支援を必要としている。国連人道援助調整事務所(OCHA)は2億5,400万ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。
12月18日は国際移住者デー
毎年12月18日は、国際移住者デー。国際移住機関(IOM)はメッセージを発し、世界で万単位の人々が砂漠やジャングル、海を超える危険な旅路につき、千単位の人々が途中で命を落とし続けていると訴えた。
タイ:デモ参加者たちの逮捕
タイにおいて、抗議デモに参加する人々が国家反逆罪で逮捕されていることについて、国連人権高等弁務官事務所は深い憂慮の念を表明。

2020年12月17日News in Briefから[PDF]

COVID-19:密の回避を
欧州や米国におけるコロナウイルス感染拡大のなか、世界保健機関(WHO)はアピールを発し、世界の人々に対し、家族の集いを延期あるいは減らすことを真剣に検討するよう述べた。
40代未満の人々は感染予防を
世界保健機関(WHO)の葛西健・西太平洋地域事務局長はオンラインで記者会見し、40代未満の人々に対し、親や祖父母、医療関係者を守るため、健康に関するアドバイスに従うよう訴えた。
英国:ユニセフが緊急食料支援
年末年始の期間中、英国において、ユニセフ事務所はCOVID-19の影響を受ける千単位の家族に対する緊急食料提供を支援する。

2020年12月16日News in Briefから[PDF]

アフリカの角:砂漠バッタ
「アフリカの角」地域において、砂漠バッタがあらたに大量発生し、何百万もの人々の穀物と食料安全保障を脅かしている。国連食糧農業機関(FAO)が警告した。
中国:人権法律家の逮捕続く
中国において、人権保護のために活動する法律家たちの逮捕、失踪、拷問が続いている。人権擁護活動家の状況に関する特別報告者が述べた。
バングラデシュ:漫画家、解放を
独立人権特別報告者はこのたび、バングラデシュ当局に対し、COVID-19に対する同国の対応に関するフェイクニュースを流布した容疑で拘禁されている漫画家を解放するよう訴えた。

2020年12月15日News in Briefから[PDF]

コロンビア:多くの殺人
コロンビアにおいて、農家、先住民やアフリカ系の人々に対する暴力が拡大している。バチェレ人権高等弁務官は同国政府に対し、それらの人々の人権保護のために行動を促した。
ベネズエラ:カリブ諸島へ向かう移民・難民
ベネズエラからカリブ諸島へと向かう移民・難民を載せた船が沈没し、21人が溺死した。その中には4人の子どもが含まれているとされる。
ニジェール:襲撃事件で多数の死傷者
ニジェール南東部の街でボコハラムによる襲撃事件が起こり、多数の死傷者がでた。国連難民高等弁務官事務所はそこに滞在している難民・避難民たちの安全に懸念を表明。

2020年12月11日News in Briefから[PDF]

イエメン:飢餓のおそれ
世界食糧計画(WFP)は警告を発し、イエメンにおける飢餓を回避するためには一刻の猶予も許されないとの旨訴えた。
水:先物取引のリスク
国連の独立人権専門家はこのたび、水を先物取引の対象とすることの危うさを指摘し、それが人々の脆弱性を高めるおそれがあるとの旨を指摘した。
山に住む人々と飢餓
国連食糧農業機関(FAO)、山岳パートナーシップ事務局、砂漠化防止条約事務局は共同で報告書を発表し、山岳地域の生物多様性の喪失や気候変動がそこに住む人々に深刻な影響を与え、最も深刻な食料不足を招いていると指摘した。

2020年12月10日News in Briefから[PDF]

WFPにノーベル平和賞
世界食糧計画(WFP)にノーベル平和賞が授与された。WFPのビーズリー事務局長は受賞スピーチを行い、飢餓に陥りつつある2億7000万人への支援を訴えた。
ベネズエラ難民への支援
国際移住機関(IOM)および国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、コロナ禍による深刻な影響を受けるベネズエラ難民・避難民に対し、14億ドルの支援拠出を求めるアピールを発した。
ロヒンギャ難民の移送
バングラデシュ政府がミャンマーから流入したロヒンギャ難民をバサンチャール島に移送したことについて、国連の独立人権専門家が懸念を表明。

2020年12月09日News in Briefから[PDF]

エチオピア:ティグレで戦闘継続
エチオピアのティグレ地域では現在、公式発表とは異なり、依然として戦闘が継続し、人々は苦しんでいる。バチェレ人権高等弁務官が述べた。
きょうは国際腐敗防止デー
毎年12月9日は、国際腐敗防止デー。グテーレス事務総長はメッセージを発出し、コロナ禍のなかで腐敗が横行しているとしたうえで、コロナワクチンを不正利益を得る手段とさせてはならないとの旨を訴えた。
世界の難民・避難民、8,000万人超
国連難民高等弁務官(UNHCR)によれば、今年、世界で紛争やCOVID-19が脆弱な人々の生活に深刻な影響を及ぼすなかで、難民・避難民の数は8,000万人を超えた。

2020年12月08日News in Briefから[PDF]

コロナワクチン:感染予防を
英国がコロナワクチン接種を開始するなか、世界保健機関(WHO)は警告を発し、警戒と予防対策を緩めてはならないと述べた。
ソマリア:企業家たちに支援を
ソマリアにおいてCOVID-19による深刻な被害を受けた起業家たちが仕事を求めて同国を離れてその生命を危険にさらす必要がないよう、国際移住機関(IOM)は起業家たちへの支援を求めるアピールを発した。
ジュリアン・アサンジの釈放を
拷問に関する独立人権特別報告者は声明を発し、英国の刑務所に収監されているジュリアン・アサンジ氏を釈放あるいは自宅軟禁下へと移すよう訴えた。

2020年12月07日News in Briefから[PDF]

中東・北アフリカ:子ども支援を
ユニセフは本日、中東・北アフリカの3,900万人の子どもたちの命を救うべく、25億ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。
アフガニスタン:裁判と性犯罪
国連人権高等弁務官事務所とUNAMAの共同報告によれば、アフガニスタンの裁判制度は暴力や性犯罪の犠牲となった女性たちを守ることができていない。バチェレ人権高等弁務官は、そうした多くの女性たちが自国の裁判制度に信頼を置くことができず自殺を図っていると訴えた。
航空業界への支援を
グテーレス事務総長は、COVID-19により大きな打撃を受けている航空業界がグローバルな危機を乗り越えることを可能にすべく、支援を提供するよう訴えた。

2020年12月04日News in Briefから[PDF]

ベラルーシ:毎週数百人の逮捕
ベラルーシにおいて、毎週、抗議デモ参加者が百人単位で逮捕され続けている。バチェレ人権高等弁務官が深い懸念を表明した。
エチオピア:ティグレへの援助
エチオピア連邦軍と地域軍間の数週間にわたる戦闘の被害を受ける避難民への支援提供に関する合意が成立したあと、国連は現在、エチオピアのティグレ地域への援助アクセスを確保するために最善を尽くしている。
ナイジェリア:黄熱病発生
世界保健機関(WHO)によれば、ナイジェリアの5つの州において、黄熱病による死者が多数発生しているが、コロナ禍と北東部の不穏情勢によって、対応が困難な状況となっている。

2020年12月03日News in Briefから[PDF]

12月3日は、障害者デー
毎年12月3日は、国際障害者デー。グテーレス事務総長はメッセージを発し、障害をもつ人々の包摂促進と、その権利の保護の拡大を訴えた。
ロヒンギャ難民の権利尊重を
バングラデシュ政府は現在、ミャンマーから逃れてきたロヒンギャ難民たちを移動する準備をはじめていると伝えられる。
COVID-19:ふたたび極度の貧困へ
国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、COVID-19によって、世界で、3,200万人の貧困者がふたたび極度の貧困の中に暮らすことになる可能性が高い

2020年12月02日News in Briefから[PDF]

自然との共生が最優先事項
グテーレス事務総長はこのたび、コロンビア大学で講演し、今こそ、人間と自然との共生が最も重要であるとの旨を訴えた。
化石燃料生産の減少を
「生産ギャップ報告」が本日、発表された。同報告によれば、地球の壊滅的な温暖化を防ぐためには、各国は今後10年間、化石燃料を毎年6%ずつ減らさなければならない。
COVID-19:労働賃金、減少へ
COVID-19によって、近いうちに、労働賃金が下がる見込み。国際労働機関(ILO)が本日、報告書を刊行し、述べた。

2020年12月01日News in Briefから[PDF]

COVID-19:人道支援
来年、COVID-19の影響により、2億3500万人が人道支援と保護を必要とする可能性が高い。ロウコック人道問題担当事務次長は、この数字は記録的であり、2020年と比べて40%増であると訴えた。
子どもとインターネット
ユニセフによれば、学校に通う年齢の子どもの3人に1人が自宅でインターネットにアクセスできず、生きていくための必要な技術を学ぶことができない。
エリトリア難民への支援
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はエチオピアに対し、同国北部での一か月に及ぶ紛争で援助物資の輸送を断たれたエリトリア難民たちへのアクセス許可を求めた。

2020年11月30日News in Briefから[PDF]

エチオピア難民への支援
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、スーダンのティグレ地域から隣国スーダンに流出した難民に対する緊急支援のため、1億4700万ドルの拠出を求めるアピールを発出。
COVID-19:マラリア対策への影響
COVID-19がマラリア対策にマイナスの影響を及ぼしている。世界保健機関(WHO)は世界マラリア報告を発表し、アフリカが特に懸念される状況にあることを指摘。
パプア・西パプアでの暴力拡大
インドネシアのパプア、西パプア両州で、暴力が拡大し、抗議デモ参加者や人権活動家が脅迫を受けたり、殺害されたりしている。国連人権高等弁務官事務所は懸念を表明。

2020年11月27日News in Briefから[PDF]

COVID-19とアフリカ
世界保健機関(WHO)のアフリカ地域担当部長は、アフリカでは、まだCOVID-19の大規模なワクチン投与の展開に向けた準備が整っていないと述べ、アフリカ諸国政府に対し、早急に態勢を整えるよう求めた。
エチオピア難民への支援
エチオピアのティグレ地域から暴力を逃れてスーダンに流出した人々への人道援助物資を載せた飛行機がこのたび、ハルツームに到着した。
マダガスカル:干ばつで食料危機
世界食糧計画(WFP)によれば、マダガスカルで何年にもわたって続く干ばつによって収穫が壊滅的な状態となり、150万人が食料危機に陥っている。

2020年11月26日News in Briefから[PDF]

エイズ死者増加のおそれ
各国はCOVID-19関連の疾病による感染拡大と死者増加を回避すべく、HIV/エイズ対策の野心的なターゲットを設定すべきである、と国連エイズ合同計画(UNAIDS)が警告した。
運動によって健康を保持
現在、コロナ禍で、世界中の多くの人々が在宅勤務を続け、健康への影響が懸念されている。世界保健機関(WHO)は運動によって一年間で500万人が死亡する状況を回避することができると訴えた。
AIプロファイリングと偏見
人種差別撤廃委員会がこのたび声明を発出し、AIを使ったコンピュータープログラムへの依存度が高くなったことにより、法の執行機関による人種プロファイリングにおいて偏見が増している疑いがあると懸念を示した。

2020年11月23日News in Briefから[PDF]

CO2濃度、最高値に
世界気象機関(WMO)によれば、2019年、地球の大気中における二酸化炭素濃度は410.5ppmを記録した。これは観測史上最高値である。
イエメン:飢餓のおそれ
イエメンにおいて、飢餓のおそれが緩慢なペースで近づいている。ユニセフは同国の子どもたちが大きなリスクにさらされていることに警鐘を鳴らした。
アフガニスタン:市民保護を
アフガニスタン資金拠出誓約会議がジュネーブで開催。バチェレ人権高等弁務官はすべての当事者に対し、人命救出のための一層の努力を求め、停戦による平和への取り組みを訴えた。

2020年11月20日News in Briefから[PDF]

WHO、レムデシビルに慎重姿勢
世界保健機関(WHO)はこのたび、新型コロナウイルスに感染した患者に対するレムデシビルの使用に対し慎重な姿勢を示した。
エチオピア:ティグレでの危機
この2週間で、エチオピアのティグレ地域から、3万人を超える人々が戦闘を逃れてスーダンに流出した。流出する人はおよそ20万に達するだろうと国連は予測している。
シリア:イドリブで殺害
シリアの北東部イドリブで、事実上の政権により人々が殺害され、人道活動家を含む人々の拘束が引き続き行われている。人権高等弁務官事務所が警告を発した。

2020年11月19日News in Briefから[PDF]

難民:再定住人数、最低値記録
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、今年9か月間で、再定住した人は1万5,425人。2019年には、この数字はほぼ4倍だった。
COVID-19:子どもたちへの影響
COVID-19に感染した子どもたちは病気としての症状は軽い一方で、子どもたちが教育、栄養の側面で受ける影響は深刻である。ユニセフが警告した。
ベラルーシ:街頭デモへの過剰暴力
ベラルーシで平和的な街頭デモ参加者に対してスタン擲弾や催涙弾が使われるとともに、大量拘束、脅迫、拷問などが行われていると伝えられている。国連の独立人権専門家たちが懸念を表明した。

2020年11月18日News in Briefから[PDF]

コンゴ:エボラ感染終息
WHO(世界保健機関)は、コンゴ民主共和国北部の赤道州で半年前にはじまったエボラ感染流行が終息したことを宣言した。
エチオピア:きれいな水を
エチオピアのティグレで、戦闘によって、保健衛生、きれいな水、食料など、人々の基礎的ニーズが満たされない状況が続いている。
イラク:テロ容疑者の死刑停止を
イラクにおいて月曜日、テロ容疑で有罪とされた21人の処刑が伝えられた。バチェレ人権高等弁務官は同国当局に対し、テロ容疑者の処刑を停止するよう促した。

2020年11月17日News in Briefから[PDF]

中米:ハリケーン・ロタ上陸
中米にハリケーン・ロタが上陸。その地域のコミュニティーに壊滅的な被害をもたらすおそれがある。国連諸機関が警告した。
難民:エチオピア/スーダン
エチオピアのティグレ地域から戦闘を逃れて千単位の人々がスーダンへと流出し、国境沿いでの人道危機発生が懸念されている。
避難民:モザンビーク北部
国際移住機関(IOM)によれば、モザンビークのカボデルガド州において、万単位の人々が暴力を逃れて、避難民化している。

2020年11月16日News in Briefから[PDF]

イスラエル:入植地拡大停止を
中東和平プロセス担当特別調整官が発言し、イスラエルが占領パレスチナ地域で入植地拡大計画を止めるよう訴えた。
カンボジア:人々の権利擁護を
人権擁護活動家の人権状況に関する特別報告者Mary Lawlor氏は本日、過去3か月間でカンボジアで少なくとも21人の人権活動家が脅迫され、逮捕され、あるいは拘束され、過剰な暴力にさらされていると述べた。
地域経済協定:RCEPが成立
地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が15か国によって署名された。同協定は、地域の23億人をカバーし、参加国のGDPの総額は24兆ドル。

2020年11月13日News in Briefから[PDF]

エチオピア:大量殺害
エチオピアのマイ=カドラで大量殺害が起きたと伝えられるなか、バチェレ人権高等弁務官はティグレ地域における状況の急速な悪化に警告を発した。
中米:ハリケーン・エタ
中米カリブ地域をハリケーン・エタが襲い、洪水が発生するなどし、百万単位の人々が緊急食料援助を必要としている。世界食糧計画(WFP)が警鐘を鳴らした。
モザンビーク:暴力の悪化
モザンビーク北部のカボデルガド州において、暴力が悪化し、人権侵害状況が深刻化している。バチェレ人権高等弁務官が警告を発した。

2020年11月12日News in Briefから[PDF]

顧みられない熱帯病(NTD)
世界保健総会において、あらゆる顧みられない熱帯病(NTD)への対処のための新しいロードマップに関する合意が成立した。
COVID-19:地雷の犠牲者
世界の紛争地において、毎年、千単位の人々が地雷の犠牲となって死傷するなか、COVID-19の影響で、地雷対策活動が縮小を余儀なくされている。
フィリピン:台風ユリシーズ
フィリピンが5週間で6番目となる台風のユリシーズに襲われ、大きな被害がでた。現在、支援活動が進んでいる。

2020年11月11日News in Briefから[PDF]

モザンビーク:襲撃事件の調査を
グテーレス事務総長は声明を発し、モザンビーク北部のカボデルガド州において一週間にわたって続いたとされる非国家武装勢力による襲撃虐殺事件について調査を求めた。
女性の人身売買:SNSは取り組みを
女性差別撤廃委員会はこのたび、女性と女児の人身売買の根絶に向けて、ソーシャルメディアがビッグデータとAIを活用するよう求めた。
COVID-19:無国籍の人々
フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官はメッセージを発し、2024年までに無国籍で苦しむ人がいなくなるようにするための行動を呼び掛けた。

2020年11月10日News in Briefから[PDF]

タンザニア:選挙での暴力
タンザニア全土での選挙実施後に同国の人々は復讐を恐れることなく不満表明を許されるべきである。バチェレ人権高等弁務官が述べた。
COVID-19:移民への影響
世界食糧計画(WFP)と国際移住機関(IOM)は共同でアラートを発出し、COVID-19が移住労働者に与える影響が大きいことを指摘。とくに飢餓と避難民との比例関係を述べた。
コートジボワール:難民増加
コートジボワールから、大統領選をめぐる政治的緊張を逃れ、近隣諸国に流出する難民が増加している。この一週間で、3,200人から8,000人へと増えた。

2020年11月09日News in Briefから[PDF]

リビア:交渉のための妥協を
グテーレス事務総長はビデオ・メッセージを発し、リビアの選挙に関する交渉の成否と同国の未来は妥協にかかっているとの旨述べた。
フィリピン:スーバー台風
スーパー台風に襲われたフィリピンで被害を受けた十万単位の人々を支援すべく、4550万ドルの緊急支援拠出アピールが発出された。
分裂から癒しへ、とWHO事務局長
世界保健機関(WHO)の事務局長は、米国のバイデン次期大統領とハリス次期大統領に祝意を示し、新政権との密接な協力に期待を表明した。

2020年11月06日News in Briefから[PDF]

飢餓:緊急食料援助を
ブルキナファソ、ナイジェリア(北西部)、南スーダン、イエメンの4か国が飢餓のおそれに直面している。国連人道援助諸機関はこれら4か国に対する緊急食糧援助の必要を訴えた。
ミャンマー:平和的な選挙を
ミャンマーで選挙が実施されるのを前に、グテーレス事務総長はメッセージを発し、選挙によって同国全土における包摂的持続可能な開発が進むことに期待を表明した。
殺害される人道援助活動家たち
ソマリア、南スーダン、シリア北西部で、一週間に6人の人道援助活動家たちが狙われて殺害された。ロウコック緊急援助調整官は襲撃を非難し、これら諸国の政府に対し、事件の調査を求めた。

2020年11月05日News in Briefから[PDF]

子どもたち:学校でのいじめ
毎年11月最初の木曜日は、ネットいじめを含む、学校での暴力といじめに反対する国際デー(International Day against Violence and Bullying at School, including Cyberbullying)。ユネスコが指定した国際デーで、今年、初めて祝賀される。
カメルーン:学校への襲撃
カメルーンにおいて、最近、学校に対する一連の襲撃事件が発生し、学校施設が破壊され、子どもや教師が拉致されたり、殺害されたりしている。同国を担当する人道調整官が非難声明を発出。
サウジアラビア:女性活動家解放を
サウジアラビアにおいて、女性差別撤廃委員会に関与したなどとして逮捕、収監されている女性活動家がハンストを続け、命に危険が迫っている。国連の独立人権専門家たちはこの女性活動家の解放を求めている。

2020年11月03日News in Briefから[PDF]

ウィーンで襲撃事件
オーストリアの首都ウィーンで月曜日、襲撃事件が起こり、4人が死亡し、多くの負傷者がでた。グテーレス事務総長は声明を発し、この襲撃事件を強く非難した。
コートジボワール:選挙後の暴力
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、コートジボワールから、大統領選後の暴力を逃れ、千人単位の人々が流出している。
フィリピン:スーパー台風
フィリピンにおいて、スーパー台風ゴニで壊滅状態となったコミュニティーを支援すべく、国連諸機関およびパートナーは緊急援助の展開を続けている。

2020年11月02日News in Briefから[PDF]

フィリピン:スーバー台風
フィリピンをスーパー台風ゴニが襲い、多数の死傷者がでた。国連は人道パートナーに対し、生命を救うため全力を尽くすよう呼び掛けた。
国際デー:ジャーナリスト保護
毎年11月2日は、ジャーナリストへの犯罪不処罰をなくす国際デー。グテーレス事務総長はメッセージを発し、コロナ禍の中、ジャーナリストに対する襲撃が増えていることを非難した。
ベラルーシ:人権状況を緊急討論
人権理事会において、ベラルーシの人権状況に関する緊急討論が行われた。同国では、大統領選に続く抗議デモに伴う暴力が起きている。

2020年10月30日News in Briefから[PDF]

コロンビア:和平合意の完全実施を
モハメッド・アミーナ副事務総長は金曜日、2016年のコロンビア和平合意完全実施の重要性を強調。
イスラエル:最多の入植住宅承認
占領パレスチナ地域において、イスラエルが過去最多の入植住宅を承認したことについて、国連の独立人権専門家は国際基準に違反するとの旨述べた。
ケニア:飢餓の回避を
ケニアにおいて、COVID-19に関連して飢餓の危機に直面する非公式労働者の支援のため、国連の主導する援助プロジェクトが進行している。世界食糧計画(WFP)が発表した。

2020年10月29日News in Briefから[PDF]

生物多様性:IPBESが報告書
「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)」はこのたび報告書を発表し、多様性喪失を緩和すべく、保護地区の保全を求めた。また、今後、感染症に対する各国の協力体制が強化されなければ、パンデミックはより頻繁に発生し、より早く拡散し、より多くの死者がでるようになるとの旨を述べた。
ベトナム:台風で大きな被害
ベトナムの中部地域を大きな台風が襲い、コミュニティーが被害を受けた。国連援助諸機関とパートナーは現在、支援を急いでいる。
ラニーニャ現象が10年ぶりに発生
世界気象機関(WMO)によれば、およそ10年ぶりに、赤道付近の中部・東部太平洋にラニーニャ現象が戻ってきた。

2020年10月28日News in Briefから[PDF]

韓国:2050年までに脱炭素
韓国がこのたび2050年までに二酸化炭素排出を実質ゼロにすることを宣言。グテーレス事務総長は声明を発し、正しい方向に向けた前向きな一歩であるとして歓迎の意を表した。
ポーランド:中絶禁止の司法判断
ポーランドでこのたび、人工妊娠中絶が禁止となる司法判断が下された。そのことについて、国連の独立人権専門家たちは女性たちに与える被害が甚大だとして遺憾の意を表明した。
生態系のため森林の回復を
国連は現在、今後10年間で劣化した森林を回復するための努力を先導している。国連食糧農業機関(FAO)はこのたび新しい報告書を発表し、過去10年で著しい進展があったことを述べた。

2020年10月27日News in Briefから[PDF]

イエメン:栄養不良の子どもたち
イエメンにおいて、最悪の人道状況が続き、子どもたちが深刻な栄養不良に陥っている。ユニセフ、世界食糧計画(WFP)、国連人道問題調整事務所(OCHA)が同国の一部地域の食料状況を解析し、警告を発した。
アフガニスタン:戦闘続く
国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、アフガニスタン南部において、戦闘が続き、市民たちが殺害され、千人単位の人々が避難民となり、医療施設への襲撃も起きている。
科学へのアクセス:すべての人々に
科学をよりアクセスしやすく、透明で、人々のニーズと合致するようにして、COVID-19のようなパンデミックを効果的に克服できるようにしなければならない。国連教育科学文化機関(UNESCO)、世界保健機関(WHO)、人権高等弁務官事務所のトップたちが訴えた。

2020年10月26日News in Briefから[PDF]

日本、2050年までにゼロ排出
日本がこのたび、世界的な努力の一環として、2050年までに、二酸化炭素の排出をゼロにするとの決意を発表。グテーレス事務総長は歓迎の意を表明し、日本への期待を示した。
リビア:政治対話フォーラム
リビアにおいて、紛争当事者たちによる恒久的停戦協定署名に続いて、政治対話フォーラムがスタートした。同国に展開するUNSMILが発表。
カメルーン:学校への襲撃
カメルーン南西部の学校が襲撃を受け、子ども8人が死亡し、12人が負傷した。グテーレス事務総長はこの襲撃事件を非難し、徹底した事件調査を行うよう求めた。

2020年10月23日News in Briefから[PDF]

リビア:紛争当事者、停戦合意
リビアの紛争当事者たちが恒久的停戦に合意した。同国に展開する国連ミッションのトップがジュネーブで発表した。
国連事務総長、グローバル停戦訴え
グテーレス事務総長は国連デー(10月24日)に寄せてメッセージを発し、グローバル停戦のために努力を拡大するよう訴えた。
ギニアビサウ:選挙関連の暴力
グテーレス事務総長は声明を発し、ギニアビサウで大統領選挙後に発生した暴力を止めるための即時の行動を訴えた。また隣国コートジボワールで31日に実施予定の大統領選挙を前に状況が緊迫していることについて憂慮を表明した。

2020年10月22日News in Briefから[PDF]

COVID-19:教育の価値
国連教育科学文化機関(UNESCO)のグローバル教育会合、パリで開催。アミーナ・モハメッド国連副事務総長は演説し、COVID-19がすべての社会における教育の価値を明らかにしたとの旨述べた。
タイ:平和的集会の権利を
国連の独立人権専門家たちは木曜日、タイ政府に対し、平和的集会と表現の自由という基本的な権利を保証し、平和的デモへの鎮圧行動をやめるよう訴えた。
WHOとウィキペディアの協力
世界保健機関(WHO)とウィキペディア財団はこのたび、COVID-19に関する最新かつ最も信頼できる情報に人々がアクセスできるように協力していくことを発表。

2020年10月21日News in Briefから[PDF]

ナイジェリア:警察による暴力
ナイジェリアで、抗議デモ参加者が銃撃され、数多くの死傷者がでていると伝えられる。グテーレス事務総長はその情勢を注視していると述べるとともに、警察官が行っているとされる虐待行為と暴力の停止を求めた。
SNS:デマ拡散、立ち止まって
COVID-19によって、ソーシャルメディアにおけるデマ拡散に拍車がかかるなか、グテーレス事務総長は世界中の人々に対し、SNSで情報をシェアする前に一呼吸おいて、その真正性を考えるよう訴えた。
地中海:環境、不可逆的に悪化
国連環境計画(UNEP)はこのたび、「地中海における環境と開発の状況」と題する報告を発表。報告書によれば、同地域において、不平等が高まり気候変動の影響や自然資源への圧力が拡大し、環境破壊が取戻せないレベルで進むおそれがある。

2020年10月20日News in Briefから[PDF]

インド:NGOへの規制
インド政府が非政府組織(NGO)の活動に制限を課し、活動家たちを逮捕していることについて、国連人権高等弁務官は憂慮を表明。
中央サヘル:厳しい人道状況
アフリカの中央サヘル地域の人道状況が非常に悪化している。グテーレス事務総長はアピールを発し、状況改善のための行動を求めた。
ロヒンギャの人々:支援会議
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は米国、英国、EUとともに、ミャンマー国内外で困難に直面するロヒンギャの人々の支援のための支援会議をオンラインで開催。

2020年10月19日News in Briefから[PDF]

COVID-19:ワクチンへの準備
世界各国がコロナウイルスのワクチン配布への準備を進めるなか、ユニセフは注射器など必要な装備を購入・配置するなどして、安全で効果的な予防接種への態勢づくりをしている。
COVID-19:警戒の継続を
東南アジア地域において、コロナウイルス感染が若干減少したが、世界保健機関(WHO)は感染予防策を緩めることがないよう注意喚起した。
フランス:風刺画めぐる殺害
フランスにおいて、イスラム教預言者ムハンマドの風刺画を授業で扱った教員が殺害された。「文明の対話の国連アライアンス」担当の高等代表は声明を発し、この殺害を最も強い調子で非難した。

2020年10月16日News in Briefから[PDF]

COVID-19:治療薬の効果
世界保健機関(WHO)の監督下で行われた「連帯治験」によれば、レムデシビルなどの治療薬によって新型コロナウイルス患者の死亡率への効果はみられなかった。
イエメン:安保理、情勢報告
グリフィス事務総長特別代表は安保理にイエメン情勢を報告し、紛争当事者が合意した1000人以上の拘束者帰還が開始していることを確認。当事者たちに対し、さらなる平和構築措置への合意を促した。
ボリビア:自由で公正な選挙を
ボリビアにおいて日曜日、総選挙が予定されている。バチェレ国連人権高等弁務官は平和的かつ包摂的な投票を呼びかけた。

2020年10月15日News in Briefから[PDF]

レイプ防止:死刑は答えではない
バチェレ人権高等弁務官は各国政府に対し、レイプなどの性的虐待の防止をあらためて訴えたが、そのために死刑を科すことはせず、人権に基づいたアプローチをとるよう求めた。
COVID-19:手が洗えない30億人
木曜日は世界手洗いの日。ユニセフは、世界の30億人が家で適切に手が洗えず、10億人がコロナウイルスに感染する急迫のリスクにさらされていると警告した。
イエメンへの帰還の停止を
グアンタナモ湾軍事刑務所に収容されていたイエメン国籍の人々の祖国への帰還はそれらの人々の命を危険にさらすおそれがあり、その帰還を停止すべきである。国連の独立人権専門家たちが、これらの人々が同刑務所からの解放後に滞在するアラブ首長国連邦に訴えた。

2020年10月14日News in Briefから[PDF]

アフガニスタン:援助チーム
アフガニスタン南部において、国連の援助評価チームが派遣された。戦闘によって多くの人が家を追われた状況を調査する。
COVID-19:結核感染、増加のリスク
世界における結核対策の前進がCOVID-19の影響によって押し戻され、結核感染者が増加するリスクがある。世界保健機関(WHO)が警告を発した。
レバノン・イスラエル、海洋境界線
レバノンとイスラエルの間で、両国の海洋境界線の対立をめぐって、米国と国連がファシリテーターとなって交渉が行われた。

2020年10月13日News in Briefから[PDF]

COVID-19:健康、食料、労働
国際労働機関(ILO)や国連食糧農業機関(FAO)などは共同声明を発し、COVID-19が多くの人の命を奪うだけではなく、公衆衛生、食料システム、労働の世界に前例のない課題を突き付けていると訴えた。
デジタルエコノミーのシフト
各国によるデジタル経済へのシフトが成功するためには、教育、ジェンダー、デジタル格差の問題を一緒に扱わなければならない。国際電気通信連合(ITU)がこのたび発表した報告書が強調した。
イラン:難民への支援拡大
イランにおいて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はCOVID-19によって深刻な影響を受ける千人単位の脆弱な難民たちに対して現金支援を拡大した。

2020年10月12日News in Briefから[PDF]

気候関連災害、過去20年で増加
国連災害機関(UNDRR)はこのたび、「災害の人的コストー過去20年間の概観 2000-2019」と題するレポートを発表。水鳥事務総長特別代表はこのレポートの記者発表で、過去20年間で気候関連災害が著しく増加していることを強調した。
食料サミット、飢餓と気候緊急事態
来年開催の食料サミットは飢餓および気候の緊急事態を扱うことになる。グテーレス事務総長が世界食料週間スタートにあたり、発表した。
難民たちのメンタルヘルス
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、アラートを発し、COVID-19の影響によって難民たちが抑うつ状態となっていることに注意喚起した。

2020年10月09日News in Briefから[PDF]

ノーベル平和賞、WFPが受賞
国連世界食糧計画(WFP)が今年のノーベル平和賞を受賞した。グテーレス事務総長はメッセージを発し、食料不足で人々が苦しんでいる場所の最前線において、WFPが世界でもっとも迅速な対応を図っているとの旨を述べ、その受賞を祝賀した。
ナゴルノ・カラバフ:緊急停戦を
ナゴルノ・カラバフにおける市民の窮状が悪化していると伝えられるなか、バチェレ人権高等弁務官が同地域における緊急停戦を呼びかけた。
コロナ禍:オンラインショッピング
国連貿易開発会議(UNCTAD)は研究発表を発表し、COVID-19によって人々の消費活動がオンラインショッピングへとシフトしていると指摘した。

2020年10月07日News in Briefから[PDF]

COVID-19:すべての人に健康を
グテーレス事務総長は本日、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に関する政策概要を発表し、各国に対して、COVID-19によって露呈したUHC分野への過少投資の改善を求めた。
ギニア:ヘイトスピーチ対策を
ギニアにおいて大統領選挙が実施されるのを前に、バチェレ人権高等弁務官はこのたび、候補者たちに対し、民族の分断を扇動することを控えるよう訴えた。
シリア:5歳の孤児、カナダに
シリアの収容キャンプから5歳の孤児少女が解放され、カナダに在住する親戚に引き取られたことについて、国連人権高等弁務官事務所は歓迎の意を表明。

2020年10月06日News in Briefから[PDF]

南スーダン:飢餓、戦争の手段
南スーダンの人権に関する委員会はこのたび、初の報告書を発表し、同国政府が2017年から2018年にかけて、反政府勢力の支配下にあるコミュニティーの住民たちから資源を奪い、飢餓を戦争の手段としたとの旨を述べた。
イエメン:人道支援のニーズ高まる
イエメン北東部で戦闘が開始してから10年目に突入。これまでに9万人以上が家から追われ、人道状況が悪化の一途にある。国連移住機関(IOM)が警告を発した。
欧州:コロナ禍疲れ、高まる
ヨーロッパ諸国で、いわゆる「COVID-19疲れ」のレベルが高まっている。世界保健機関(WHO)の欧州地域事務所長が火曜日、述べた。

2020年10月05日News in Briefから[PDF]

リビア:平和を優先に
グテーレス事務総長は月曜日、オンラインで開かれたハイレベル会合で、リビアの全紛争当事者たちが平和への稀有な好機をとらえなければならないと訴えた。
難民保護の訴え
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のグランディ事務局長は執行委員会で演説し、コロナ禍において人道援助のレベルを維持することが難民保護のコストを抑える最善の方法であるとの旨を訴えた。
イエメン:海外での救命医療
国連人道機関の長たちは、ヨルダンで治療を受けた患者たちが祖国イエメンに戻ったことについて歓迎の意を表明した。

2020年10月02日

スーダン:洪水、甚大な影響
壊滅的な洪水が発生し、それに伴い、食料および保健衛生関連の物価が上昇したことにより、援助を必要とする人々が劇的に増加している。国連人道問題調整事務所(OCHA)が発表。
イラク:女性擁護活動家の殺害
国連の独立人権専門家7人は共同声明を発し、イラクで女性の権利保護活動家の殺害事件について調査を行うよう促した。
地中海を超える移民たち
地中海中部を横断し、ヨーロッパをめざす移民たちが直面する想像を絶する過酷な状況について、国連人権高等弁務官事務所はこのたび、緊急対応を求めるアピールを発した。

2020年09月30日News in Briefから[PDF]

生物多様性の保護を
グテーレス事務総長は水曜日、生物多様性に関する国連サミットでメッセージを述べ、地球の脆弱な生命体系を将来の世代のために保護するよう訴えた。
高齢者の人権保護を
国連の独立人権専門家は声明を発し、コロナ禍の中、高齢者の脆弱性について認識が高まっているにもかかわらず、社会における存在が慢性的に見えない状態が続いていると訴えた。
コンゴ:性的虐待の調査を
国際移住機関(IOM)は、コンゴ民主共和国においてエボラ危機が起こったときに自らの組織の従事者が関与したと伝えられる性的虐待の疑いについて早急な調査を実施する、と述べた。

2020年09月28日News in Briefから[PDF]

ニューデリー:人々の立ち退き
ニューデリーにおいて鉄道沿いに住む25万人を立ち退かせたことは「正義の拒否」に相当し、主要な国際人権条約のもとのインドの義務に反する可能性がある。国連の独立人権専門家が述べた。
イエメン:1000人の捕虜解放
イエメンにおいて、紛争のなかで拘束された1,000人以上の捕虜が解放されたことは同国の人々のために前向きな進展につながる可能性がある。国連特使が述べた。
ナイジェリア:歌手の解放を
国連の独立人権専門家はこのたび、ナイジェリアで冒涜的な歌をうたいソーシャルメディアで拡散したとして男性歌手が死刑判決を受けたことに憂慮を表明し、同国当局に対し、歌手を解放するよう促した。

2020年09月25日News in Briefから[PDF]

COVID-19:高齢者の保護を
コロナ禍のなか、インフルエンザのワクチンが不足する事態が予想されることにも鑑みて、世界保健機関(WHO)は各国に対し、高齢者と医療従事者を優先的に保護するよう呼び掛けた。
ベネズエラ:人権理事会
バチェレ人権高等弁務官は人権理事会で演説し、ベネズエラで平和的な抗議デモが抑圧されていることに憂慮を表明した。
気候サミット、12月開催へ
国連と英国は12月12日、気候危機に対する行動を呼びかけるべく、気候サミットを共同開催する予定。

2020年09月24日News in Briefから[PDF]

船員の安全危機
グテーレス事務総長は、世界中の商船の船員たちがCOVID-19との闘いに役割を果たしながらも身体的・心理的に疲弊しているとして、各国政府がそれらの人々に支援を提供するよう訴えた。
サヘル:洪水の被害
アフリカのサヘル地域において、洪水が発生し、大きな被害が発生。人道援助活動家たちは現在、支援を活発化している。
コロンビア:先住民の人権
コロンビアにおいて先住民たちが身体的および文化的な撲滅のリスクに直面している。人権理事会が水曜日、その状況について討論。

2020年09月23日News in Briefから[PDF]

COVID-19:労働者への影響
COVID-19は労働者に対して、当初の予想より多大な破壊的影響を及ぼしている。国際労働機関(ILO)のライダー事務局長が警告した。
マリ:元政府高官たちの解放を
マリのクーデター指導者たちは一か月以上にわたって拘束している元政府高官たちを解放すべきである、と国連の独立人権専門家が述べた。
南スーダン:腐敗の横行
南スーダンにおいて、腐敗が横行し、同国の人々の平和的な未来を損なっている。人権理事会で同国情勢に関する討論が行われた。

2020年09月22日News in Briefから[PDF]

モザンビーク:人道危機のおそれ
モザンビークのカボデルガドにおける反政府活動に関連した紛争の激化によって、十万単位の人々が流出し、危機的な食料不足の状況が続いている。世界食糧計画(WFP)が警告を発した。
COVID-19:ワクチンの安全性
世界保健機関(WHO)はこのたび、安全性と効果が確かめられないCOVID-19のワクチンを同機関が承認することはない、と述べた。
COVID-19:北極海の海氷
世界気象機関(WMO)はこのたび、北極海の海氷面積が2012年以降、最低を記録したことを明らかにした。

2020年09月21日News in Briefから[PDF]

イエメン:戦闘終結の勇気を
国際平和デー(9月21日)に際し、マーティン・グリフィス特使はメッセージを発し、イエメンのすべての紛争当事者に対し、流血を止め、人々に希望を与えるよう訴えた。
スペイン:障害者の教育の権利
障害者権利委員会はこのたび、包摂的教育への権利に関する初の決定を下し、スペインがダウン症の子どもにメインストリーム教育を可能にする措置を講じず、障害者権利条約のもとの義務を怠ったとした。
UN75アンケートの結果報告
今年1月にスタートしたUN75のアンケート結果報告が発表された。アンケートには世界中から100万人以上が参加。回答をみると、ヘルスケアや安全な水などの基礎的サービスへのアクセス向上を最優先に取り組むべきこととした人が最も多かった。

2020年09月18日News in Briefから[PDF]

ベラルーシ:人権理で決議採択
人権理事会はベラルーシにおいて悪化する人権状況に関する決議を採択した。投票行動は賛成23、反対2、棄権22。
シリア:武装勢力による人権侵害
シリアにおいて、トルコと関係する武装勢力が支配する地域の人権侵害が戦争犯罪に相当するものになっている、とバチェレ人権高等弁務官が警告した。
ウクライナ東部:静穏に希望の兆し
国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、ウクライナ東部で2014年以降、紛争が執拗に続き、1万4,000人が命を落としているが、最近は比較的に静穏な状態となり、希望の兆しが見られる。

2020年09月17日News in Briefから[PDF]

米国:ハリケーンで洪水被害
米国南部でハリケーン・サリーによる洪水が起きて、住民に大きな被害をもたらし続けている。世界気象機関(WMO)は、今後のさらなる河川の増水に警告を発した。
ブルンジ:人権侵害続く
ブルンジの人権に関する調査委員会(国連人権理事会設置)は最新報告を発表し、前大統領の死後、人権侵害と不罰の状況が続いていることについて、あらためて警告を発した。
国連総会、バーチャル開催
コロナ禍のなか、国連総会が今週火曜日、開幕した。国連史上初めて、オンラインでの開催となる。一般討論は来週火曜日にスタート。

2020年09月16日News in Briefから[PDF]

すべての人のためにワクチンを
グテーレス事務総長はUNニュースとのインタビューに応じ、COVID-19のワクチンを世界中のすべての人が手の届くものにするよう訴えた。
オゾン層保護のための国際デー
9月16日は、オゾン層保護のための国際デー。グテーレス事務総長はメッセージを発し、オゾン層保護の諸条約が示していることは、政治的意思があれば不可能なことはないということだとの旨訴えた。
ベネズエラ:人道に対する罪
ベネズエラの人権状況に関する独立調査団、初の報告を発表。報告によれば、同国における政府に対する抗議デモ参加者に対する人権侵害は人道に対する罪に相当する。

2020年09月15日News in Briefから[PDF]

北半球、最も暑い夏
米国西岸で大規模な森林火災が続く中、世界気象機関(WMO)によれば、北半球が今年、観測史上最も暑い夏となった。
ロヒンギャ:海上で3人死亡
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、7か月間にわたる海上漂流後、ロヒンギャ難民の3人が死亡した。
生物の多様性:概況報告
最近刊行された生物多様性に関するグローバルレポートによれば、生物の多様性が前例のないスピードで減少している。

2020年09月14日News in Briefから[PDF]

人権理:ベラルーシ状況を討論へ
人権理事会の新会期が月曜日、スタート。まずは、ベラルーシの状況に関する緊急討論を開催することが決まった。
報道の自由に対する抑制拡大
国連教育科学文化機関(UNESCO)によれば、2020年に入ってから国家の治安当局による報道の自由に対する抑制が急激に拡大し、ジャーナリストへの攻撃が襲撃されている。
レスボス島の難民への支援
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、ギリシャ領レスボス島の難民キャンプで火災が発生して生活場所を失った難民・移民たちへの支援が現在、拡大している。

2020年09月11日News in Briefから[PDF]

レスポス島:難民キャンプ火災
ギリシャ領レスボス島の難民キャンプで火災が発生し、何千人もの難民・移民たちが生活場所を失った。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は難民・移民たちとの連帯を訴えた。
コンゴ:エボラ拡散のおそれ
世界保健機関(WHO)によれば、コンゴ民主共和国のエクアトゥール州でおいて、エボラ出血熱が発生し、人々の感染が広まり続けている。
スーダン:大洪水で感染症のおそれ
スーダンにおいて豪雨による大洪水が発生し、50万人以上に影響を及ぼしている。現在、感染症の拡散がおそれられている。

2020年09月10日News in Briefから[PDF]

COVID-19:ACTアクセラレーター
グテーレス事務総長は、COVID-19対策のための国際協力イニシアチブであるACTアクセラレーターの会合で、ワクチンに対する高まる不信が克服されなければならないとの旨述べた。
トランス脂肪酸の根絶を
世界保健機関(WHO)によれば、これまでに58か国が食料品から工業的に生産されたトランス脂肪酸を根絶する法律を導入し、2021年までに32億人の健康改善をめざしている。
COVID-19:東南アジアの協力
世界保健機関(WHO)のオンライン地域会議で、東南アジアの11か国の閣僚たちは、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジやプライマリー・ヘルス・ケアの重要性を認識し、COVID-19への結束した闘いに協力していくことを確認した。

2020年09月09日News in Briefから[PDF]

イエメン:戦争犯罪調査を
イエメンに関する専門家グループ(the Group of Eminent International and Regional Experts on Yemen)は報告書を発表。イエメンの紛争が同国とその人々を苦しめ続けているとし、戦争犯罪の疑いに関する国際調査の実施を求めた。
イエメン:EUの支援拡大
欧州連合(EU)がこのたび、飢餓に直面するイエメンの人々への支援拡大のため、5,000億ドル以上の資金拠出を発表。世界食糧計画(WFP)は歓迎の意を表明した。
マリ:奴隷制に終止符を
マリにおいて、奴隷制に生まれたと考えられる4人の男性が叩かれて死亡するという事件が起きた。国連の人権特別報告者たちは事件の調査を求め、奴隷制に終止符を打つよう訴えた。

2020年09月08日News in Briefから[PDF]

ロシア反政権指導者、毒殺疑惑
ロシアの反政権指導者、アレクセイ・ナバリヌイ氏の毒殺疑惑について、バチェレ人権高等弁務官はロシア政府に対し、透明性の確保された調査を早急に実施するよう促した。
ブルキナファソ:子どもの窮状
ユニセフによれば、ブルキナファソにおいて情勢不穏に関連する人々の大規模避難、保健衛生や栄養へのアクセスの困難化などによって、53万人以上の子どもが深刻な栄養不良状態にある。
サハラ砂漠で移民救出
ニジェール、トーゴ、マリ、ガーナなどからリビアに向かった83人の移民たちがサハラ砂漠で食料や水を得ることができない状態となっていたところ、国連人道諸機関によって救出された。

2020年09月07日News in Briefから[PDF]

地中海:移民たちの窮状
地中海で貨物船に救出された移民たちが欧州に上許することがされず窮状に陥っている。国際移住機関(IOM)や国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は共同声明を発し、国際法にしたがって上陸を許すよう訴えた。
ロヒンギャ難民、アチェ上陸
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、何か月にもわたる海上での漂流生活を経て、ロヒンギャ難民300人が月曜日朝、インドネシアのアチェに上陸した。
青空のためのきれいな空気
9月7日は、青空のためのきれいな空気の国際デー。グテーレス事務総長はメッセージを発し、大気汚染がCOVID-19関連リスクを増大させるとし、対策を求めた。

2020年09月04日News in Briefから[PDF]

ベイルート:学校再開支援を
レバノンで新学期が開始するなか、首都ベイルートで起こった大爆発の影響を受ける子どもたちが学校に戻れるようにするため大規模な支援が必要である、とユニセフが訴えた。
コンゴ:大量避難民発生も
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、コンゴ民主共和国のカサイ地域において、資源不足と民族間対立に関連する暴力が再燃するなか、大量避難民が発生するおそれがある。
UNRWA、9500万ドル拠出求める
コロナ禍のなか、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は現在から年末までの緊急事態への対応のため9500万ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。

2020年09月03日News in Briefから[PDF]

ICC検察官への米国制裁
グテーレス事務総長は、米国が国際刑事裁判所のベンスーダ主任検察官に制裁を科したことについて懸念を示した。同裁判所はアフガニスタンにおける米国の戦争犯罪の疑いに関する調査を決めていた。
COVID-19:ステロイド使用
世界保健機関(WHO)はコロナウイルスに感染した重傷患者の治療にステロイドを使用することに関するガイダンスを発表した。
COVID-19:女児難民のリスク
COVID-19の経済的影響により学校に戻れない何百万人もの難民の子どもたち、とくに女児難民が直面する大きな搾取のリスクに懸念が高まっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が警告した。

2020年09月02日News in Briefから[PDF]

トルコ:人権活動家の収監と死
トルコで2017年に逮捕され収監されていた人権活動家がハンスト238日目に死亡した。国連の独立人権専門家はその死は防ぐことができるものだったと述べ、非難声明を発出した。
ベイルート:大爆発と子どもたち
ユニセフによれば、レバノンの首都ベイルートで一か月前に起きた大爆発事故で、およそ10万人の子どもたちに心的外傷などの影響がでている。
COVID-19:女性への影響と貧困
UNウィメンと国連開発計画(UNDP)が発表した報告は、コロナ禍はこれまでの進展を後戻りさせ、4,700万人の女性を貧困へと追いやると警告した。

2020年09月01日News in Briefから[PDF]

温暖化:北極・アルプスに多大な影響
世界気象機関(WMO)によれば、今夏、温暖化によって、北極に大きなダメージが生じ、またヨーロッパのアルプスにも同様の影響があった。
COVID-19:学校に戻れない子どもたち
国連教育科学文化機関(UNESCO)によれば、COVID-19の影響によって、世界中で、およそ4億5000万人の子どもがこの新学期に学校に戻ることができない。
ジャーナリストたちの保護を
ジュネーブで開催された報道の自由を支援するイベントにおいて、バチェレ人権高等弁務官はすべての国に対し、コロナ禍のなかでこそ、ジャーナリストを保護する必要を訴えた。

2020年08月31日News in Briefから[PDF]

女性のエンパワーメント
グテーレス事務総長は市民社会との対話会合を行い、コロナ禍における女性と女児のエンパワーメントに向けた進展の後戻りを防ぐべく、取り組みを求めた。
スーダン:和平合意成立
スーダンの暫定政府と5つの反政府勢力との間で和平合意が署名された。アフリカ連合(AU)とUNAMIDの共同特別代表は和平への意義深いコミットメントであるとして歓迎の意を表明。
スウェーデン:コーラン焼却
スウェーデンで、極右主義者たちがコーランを焼却したことについて、国連文明同盟(UNAOC)の高等代表はつよく非難した。

2020年08月28日News in Briefから[PDF]

コンゴ:ムクウェゲ氏への脅迫
2018年にノーベル平和賞を受賞した医師、ムクウェゲ氏に対する殺害予告があったことについて、バチェレ国連人権高等弁務官は非難声明を発するとともに、同氏の保護を求めた。
米ウィスコンシン州での銃撃
米国ウィスコンシン州で起こった十代の少年による銃撃事件のビデオ映像は銃規制の厳格化の必要を示している、と国連人権高等弁務官事務所は述べた。
ハリケーン・ローラの破壊力
米国ルイジアナ州を今週襲ったハリケーン・ローラの強度は1856年以降、最も高かったが、ハリケーンの季節はまだ始まったばかりである、と世界気象機関(WMO)は警告を発した。

2020年08月27日News in Briefから[PDF]

イラク:抗議デモ参加者
イラクにおいて、昨年10月から今年4月にかけて抗議デモに参加した人々が拉致され、殺害されたことについて、国連人権高等弁務官事務所が報告し、懸念を表明した。
遠隔授業ができない子ども
ユニセフのフォーレ事務局長は、コロナ禍のなか、世界じゅうで少なくとも4億6,300万人の子どもたちが遠隔授業を受けられない状況にあるとして懸念を表明。今後の経済的、社会的な影響を警告した。
トーゴ:眠り病の根絶
トーゴがこのたび、アフリカで初めて、眠り病(トリパノソーマ症)を根絶した。世界保健機関(WHO)は20年に及ぶ持続的な政治的コミットメント、監視、症例検査のたまものであるとして、この画期的な進展を歓迎した。

2020年08月26日News in Briefから[PDF]

ロヒンギャの苦境解決を
グテーレス事務総長は声明を発し、ミャンマーから暴力的な迫害を逃れてバングラデシュに流出したロヒンギャの人々の苦境解決の緊急性を訴えた。
アフリカ:ポリオ根絶
アフリカにおいて、ポリオが根絶された。世界保健機関(WHO)は世界が祝賀すべき大きな成果であると述べた。
アフガニスタン:COVID-19の脅威
アフガニスタンにおいて、COVID-19パンデミックが10人に7人を貧困に追いやるおそれがある。国連開発計画(UNDP)は紛争当事者に対し、紛争を鎮めるべく全力を尽くすよう促した

2020年08月25日News in Briefから[PDF]

COVID-19:再感染の可能性
香港で新型コロナウイルスの回復者が再感染した症例がでた。世界保健機関(WHO)はこれまでの感染者症例をみるかぎり、回復後のコロナウイルス再感染の可能性は小さいようにみえるとの旨を述べた。
米国:ハリケーン・ローラ
先週、米国は猛暑のリスクに直面したが、今週は洪水や森林火災に襲われた。世界気象機関(WMO)によれば、現在、熱帯低気圧ローラがメキシコ湾で強さを増し、ハリケーンに発達。米国はその対応の準備を整えている。
COVID-19:ロヒンギャへの影響
世界食糧計画(WFP)によれば、非常に混雑したキャンプに滞在するロヒンギャ難民の間でのCOVID-19の流行は壊滅的な被害をもたらすおそれがある。

2020年08月24日News in Briefから[PDF]

COVID-19:12歳以上はマスクを
北半球の多くの国々で学校が再開しているが、世界保健機関(WHO)は子どもたちのマスク使用について指針を発表。それによれば、12歳以上の子どもは大人と同様にマスクを着用すべきである。
ボリビア:人権改善のため変化を
ボリビアで10月18日に選挙実施が決定されたことについて、バチェレ人権高等弁務官は歓迎の意を表明するとともに、同国に危機予防のための構造的変化を促した。
COVID-19:エジプトでの人権
エジプトの刑務所で人権活動家たちが現在、コロナウイルス感染を防ぐための身体的距離も十分に保たれない状況で収監されている。国連の独立人権専門家たちはこのリスクの高い状況に懸念を表明。

2020年08月21日News in Briefから[PDF]

イエメン:豪雨と洪水の被害
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が金曜日発表したところによれば、イエメンにおいて、豪雨と洪水により、過去3か月間で30万人が家を失った。
ベイルート:子どもに心的外傷
ユニセフによれば、レバノンの首都ベイルートで大爆発が起こり、街が破壊されてから、子どもの2人に1人にトラウマ(心的外傷)と極度の緊張の状態がみられる。
マリ:政府要人の解放を
マリにおいて軍事クーデターが発生し、政府要人が拘束されている。国連人権高等弁務官事務所はクーデターの首謀者たちに対し、政府要人の解放を繰り返し求めている。

2020年08月20日News in Briefから[PDF]

ポスト・コロナで持続可能な復興を
グテーレス事務総長はこのたび、列国議員同盟(IPU)に対するメッセージにおいて、各国が気候変動への対応を緊急に取らなければ、コロナ後に一層難しい課題に直面することになると訴えた。
リビア沖で移民を乗せた船転覆
リビア沖合で移民・難民を乗せた船が転覆し多数の死者がでた。国連は地中海における捜査救出活動の拡大を求めた。
COVID-19:リビアで感染拡大
リビアにおいて、この2か月間で、新型コロナウイルス感染者が15倍増えたー6月には571人だったのが、現在は9,000人以上。

2020年08月19日News in Briefから[PDF]

リビア:人権状況調査へ
リビアにおける人権侵害状況を調査すべく、国連の独立事実調査団が設置され、委員3人が任命された。調査団は来月、国連の人権委員会に第1回報告を提出する予定。
ボスニア:紛争下のレイプ
女性差別撤廃委員会によれば、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで1990年代に起こった、何千人という性的暴力の犠牲者たちは依然として正義がなされるのを待っている。
8月19日は、世界人道デー
毎年8月19日は、世界人道デー。グテーレス事務総長はメッセージを発し、援助が必要な人に手を差し伸べる普通の市民こそが私たちの時代の本当のヒーローだとの旨を述べた。

2020年08月18日News in Briefから[PDF]

デスヴァレーで最高気温
世界気象機関(WMO)によれば、米国カリフォルニア州のデスヴァレーで1931年以降の観測史上最高気温となる摂氏54.4度を記録した。
ブルキナファソ:百万人が避難民に
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、ブルキナファソで暴力の激化によって、100万人以上が家を追われた。
コロナ:立ち退き強制の停止を
居住の権利に関する人権専門家Balakrishnan Rajagopal氏はこのたび、COVID-19が終息するまで、すべての立ち退き強制を停止するよう訴えた。

2020年08月17日News in Briefから[PDF]

ベラルーシ:収監の子どもに拷問
ベラルーシにおいて、収監された少年たちが拷問を受けていると伝えられることについて、国連特別代表(子どもに対する暴力担当)は深い憂慮を表明した。
ソマリア:テロ爆弾襲撃
ソマリアの首都モガディシュで日曜日、テロ爆弾襲撃事件が起きて、多数の死傷者がでた。国連はこの事件を非難するとともに、同国との連帯を示した。
COVID-19:南太平洋でコンサート
南太平洋諸島において、COVID-19に対する闘いのための連帯を示すべく、オンライン・コンサート“Pacific Unite: Saving Lives Together”が開催された。

2020年08月14日News in Briefから[PDF]

ベイルート:UNDP、経済復興支援
国連開発計画(UNDP)の上級職員は、ベイルートにおいて、大爆発による失業者が10万人程度発生したとして、被害が大きい地域に対するUNDPの経済復興支援の概要を示した。
UAEとイスラエルの合意
米国、アラブ首長国連邦、イスラエルがこのたび、西岸の一部の併合計画を一時停止するとした共同声明について、グテーレス事務総長は歓迎の意を表明した。
コンゴ:深刻な食料不足
コンゴ民主共和国において、各国が支援を拡大しない限り、紛争とCOVID-19の影響により、百万単位の人々の命が失われるおそれがある。世界食糧計画(WFP)が警告した。

2020年08月13日News in Briefから[PDF]

COVID-19:手洗い設備を
世界保健機関(WHO)とユニセフの共同報告によれば、世界じゅうで8億2,000万人の子どもが手洗い設備が整っていない学校に通っており、コロナウイルスなどの感染症のリスクにさらされている。
ベイルート:文化の保護を
国連教育科学文化機関(UNESCO)は現在、大爆発が起きたレバノンの首都ベイルートにおける文化遺産保護と文化的生活の再生のための長期にわたる国際的な取り組みを調整している。
COVID-19:PAHOによる訓練
汎米保健機関(PAHO)はこのたび、ハイチにおけるCOVID-19への対応を支援すべく、2,800人以上の地域保健従事者の訓練を行った。

2020年08月12日News in Briefから[PDF]

安保理:事務総長、演説
グテーレス事務総長は安保理で演説し、世界はCOVID-19という大きな試練に直面しているものの、平和への機会はあるとの旨を述べた。
ボリビア:暴力の自制を
COVID-19の影響を受けるボリビアにおいて、選挙関連の騒乱状態が2週間目に入った。グテーレス事務総長は暴力の自制を求めた。
レバノン:WFP、食料支援
先週大爆発が起きたベイルートに、小麦粉(1万7500トン)と小麦(3か月分)の支援食糧が現在、向かっている。世界食糧計画(WFP)の事務局長が発表した。

2020年08月11日News in Briefから[PDF]

ベイルート:難民たちも犠牲に
レバノンの首都ベイルートで大爆発が起こり、200人以上が死亡したと伝えられるなか、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、死者のなかに少なくとも34人の難民が含まれる。
スーダン:チャドに難民流出
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、スーダンの西ダルフールで衝突事件が発生してから、7月末までに、2,500人以上が隣国チャドへと流出した。
ポリオ予防接種キャンペーン
ユニセフによれば、アフガニスタン、パキスタンにおいて、COVID-19の影響でしばらく中断していたポリオ予防接種キャンペーンが再開した。

2020年08月10日News in Briefから[PDF]

ベイルート:事務総長、支援約束
レバノンの首都ベイルートで大爆発が起きて、街が破壊され、死傷者が多数でた。グテーレス事務総長は国連の全面的支援を約束した。
ソマリア:新法草案に懸念
バチェレ人権高等弁務官はこのたび、ソマリアの議員がつくった新法草案が児童婚を合法化するおそれがあると懸念を表明した。
移民労働者たちの保護を
国際移住機関(IOM)と国際商工会議所(ICC)はこのたび、コロナ禍のなかで移民労働者の保護を拡大すべく、雇用主のためのガイドラインを発表した。

2020年08月07日News in Briefから[PDF]

レバノン全土で、支援必要
国連諸機関によれば、ベイルートで大爆発が起こってから、レバノン全土で緊急かつ大規模な支援が必要な状態が続いている。
COVID-19:制裁措置の解除を
国連の独立人権専門家たちはこのたび、制裁を科された国々がCOVID-19のパンデミックとの闘いをすすめるのを支援すべく、世界各国に対し、制裁あるいは少なくとも緩和するよう求めた。
モーリタニア沖で難破事故
国連移住機関(IOM)および国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、モーリタニア沖の難破船で、27人が死亡した。船は西サハラを数日前のDakhlaを離れ、移民たちを乗せて、カナリア諸島に向かっていたと思われる。

2020年08月06日News in Briefから[PDF]

ベイルート:支援物資届く
世界保健機関(WHO)はこのたび、大爆発が発生したレバノンの首都ベイルートに20トン規模の緊急医療品を空路、運び入れた。
広島:原爆投下から75年
広島原爆投下から75年が経った。グテーレス事務総長はメッセージを寄せ、あらためて核兵器廃絶の必要を訴えた。
8月9日は世界の先住民の国際デー
毎年8月9日は、世界の先住民の国際デー。グテーレス事務総長はメッセージを発出し、先住民の人々がCOVID-19のリスクにさらされていることを強調した。

2020年08月05日News in Briefから[PDF]

レバノン:ベイルートで大爆発
レバノンの首都ベイルートの港湾地域で大爆発が起きた。国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の要員たちは現在、同国当局の支援に力を尽くしている。
南アフリカ:WHO専門家派遣へ
南アフリカは現在、COVID-19の影響をもっとも受けている5か国のひとつ。世界保健機関(WHO)は専門家チームを同国に派遣することを発表した。
ジャム・カシミールの人権に懸念
国連の独立人権専門家たちは声明を発し、インドのジャム・カシミールにおける人権侵害に懸念を表明し、状況改善のための緊急行動を求めた。

2020年08月04日News in Briefから[PDF]

世界母乳育児週間
8月1日から7日は、世界母乳育児週間。世界保健機関(WHO)は、母乳による新型コロナウイルスの感染リスクはほとんどなく、これまでひとつの感染例も報告されていないとの旨述べ、母乳育児の重要性を表明した。
児童労働条約、ILO全加盟国批准
「最悪の形態の児童労働の禁止及び撤廃のための即時の行動に関する条約」がこのたび、トンガによって批准された。これで、国際労働機関(ILO)のすべての加盟国の批准を得たことになる。ILO全加盟国による条約批准は史上初めて。
チャド湖:市民襲撃事件
チャド湖地域で脆弱な人々が襲撃され、死傷者がでた。グテーレス事務総長はこの襲撃事件を非難。犯人が逮捕され、裁判にかけられるよう求めた。

2020年08月03日News in Briefから[PDF]

COVID-19:WHO緊急委員会
世界保健機関(WHO)のCOVID-19緊急委員会が会合を開催した。テドロス事務局長は、パンデミックの現状の深刻さを訴えた。
危機に強い食料供給網を
国際農業開発基金(IFAD)の新しい副総裁Dominik Ziller氏が着任。同氏は食料危機に対しては人道支援だけでは不十分であり、危機に強い食料供給網を構築することが重要であると述べた。
UNESCO、ジャーナリスト殺害非難
Naveed-e-PakistanのジャーナリストAnwar Jan氏が殺害されたことについて、国連教育科学文化機関(UNESCO)は非難声明を発し、この殺害事件を調査し、犯人を逮捕し裁判にかけるよう求めた。

2020年07月30日News in Briefから[PDF]

スーダン:ダルフールで暴力拡大
スーダンのダルフール各地において暴力が拡大していることについて、グテーレス国連事務総長はこのたび深い憂慮を表明した。
ジンバブエ:飢餓のおそれ
ジンバブエにおいて、10人中6人がひどい食料不足に直面すると見込まれる。世界食糧計画(WFP)は国際的な支援を訴えた。
ロマ:ヘイトスピーチの犠牲者
国連の独立人権専門家は、ロマの人々に対する脅迫や暴力が最近、増加しているとし、各国に対して、それらの人々の保護のための大胆な措置を講じるよう訴えた。

2020年07月29日News in Briefから[PDF]

アフリカ人難民移民の苦境
アフリカ東部・西部において、より良い生活を求めて地中海沿岸に辿り着こうとする難民・移民が千人単位で死亡し、あるいは、ひどい虐待を受けている。国連の人道活動家たちが訴えた。
COVID-19:観光への影響
国連世界観光機関(UNWTO)によれば、COVID-19の危機によって、今年に入ってから5か月間で、世界の観光に3200億ドルの損失が生じ、また旅行者が通常と比較して3億人減少した。
人権規約委、平和的集会を定義
市民的政治的権利に関する委員会はこのたび、人々が平和的に抗議デモを行う権利を有し、また政府は国際法を尊重し、人々にデモを許さなければならないとする一般コメントを採択した。

2020年07月28日News in Briefから[PDF]

北朝鮮:女性、強制帰還
朝鮮民主主義人民共和国から脱出し、その強制的に連れ戻されたた女性が拘束され尋問を受け、深刻な人権侵害を受けていると伝えられることに、バチェレ人権高等弁務官が声明を発し、非難した。
COVID-19:季節に無関係
COVID-19はそのほかの呼吸器疾患とは異なり、季節とは無関係である、と世界保健機関(WHO)が述べた。WHOは、その拡散を止めるべく、身体的距離を保つことに一層の注意を払うよう促している。
アフリカ:バッタの再飛来に準備
国連食糧農業機関(FAO9が発表したところによると、東アフリカにおいて、バッタの再飛来を防ぐための対策が進められている。

2020年07月27日News in Briefから[PDF]

COVID-19:感染者1600万人
世界じゅうで、コロナウイルス感染者が1600万人、死者が64万人となった。世界保健機関(WHO)はオンライン記者会見で、各国政府に対し、都市封鎖に戻りたくなければ、一層焦点を絞ったアプローチをとるよう訴えた。
B型肝炎の子どもたち減少
世界保健機関(WHO)によれば、世界中でB型肝炎に慢性的に感染する5歳未満の子どもたちが画期的なレベルで減少し、1パーセント未満となった。
飲み水と衛生サービス、不足
世界じゅうで、10億単位の人々が依然として、安全な飲み水と衛生へのアクセスを欠く。COVID-19により、悲劇的な状態がさらに悪化している。人権特別報告者のLéo Heller氏が訴えた。

2020年07月24日News in Briefから[PDF]

シベリアで高い気温
シベリアで異常に高い気温が続き、北極圏の一部が米国フロリダ州よりも暖かくなり、それにより、森林火災が2年間続く事態となっている。世界気象機関(WMO)が述べた。
米国の平和的なデモ
米国における平和的な抗議デモは、恣意的な拘束や過剰な武力行使の対象となる心配なく参加することが許されるべきである。国連人権高等弁務官事務所が述べた。
マリ:和平への国際的な努力
マリにおいて、何週間にもわたる政治的騒乱と暴力のあと、マリの平和と安定を回復するための国際的な努力について、国連の独立人権専門家が歓迎の意を表明。

2020年07月23日News in Briefから[PDF]

COVID-19とアラブ諸国
国連事務総長が発表したポリシー・ブリーフによれば、アラブ地域のすべての国はCOVID-19への対応に苦慮しているが、それと同時にパンデミックによって長く続く紛争の解決と構造的な弱点の解消のチャンスも得ている。
ベーシック・インカム提唱
国連開発計画(UNDP)はこのたび報告を発表し、コロナウイルスの拡大を防ぐべく、もっとも貧しい労働者に対するベーシック・インカムの導入を提唱した。
難民の子どもたちと教育
国連のパートナー組織「教育は待てない」(ECW)によれば、COVID-19で学校が閉鎖されるなか、紛争や災害に襲われる地域で暮らす、難民の子どもたちや若者たちを支援するため、1900万ドルの資金が確保された。

2020年07月22日News in Briefから[PDF]

イエメン:食料危機
イエメンの食料安全保障評価が発表された。それを受けて、人道活動家たちは同国における飢餓の危機レベルに深い懸念を表明した。
COVID-19:就学前の子どもたち
ユニセフの調査研究によれば、COVID-19による学校閉鎖により、世界の少なくとも4000万人の子どもたちが就学前教育を受けられずにいる。
タンザニア:市民抑圧に終止符を
国連の独立人権特別報告者たちはタンザニア政府に対し、非常に抑圧的な法律をみなおし、市民たちの平和的な集いを可能にするよう促した。

2020年07月21日News in Briefから[PDF]

COVID-19:イエメンの避難民
COVID-19の危機によって、紛争で疲弊したイエメンであらたな避難民たちが日々、わずかばかりの持ち物を売って、命をつないでいる。
エチオピア:平和的デモを可能に
国連の独立人権特別報告者たちは共同アピールを発し、エチオピア政府に対し、市民たちの平和的デモは許されるべきであると述べるとともに、人気歌手で活動家のハチャル・フンデサ氏が殺害された事件に関連する抗議デモ参加者の死亡について調査を求めた。
森林消失のペース、緩慢に
国連食糧農業機関(FAO)によれば、森林消失は世界じゅうで進んでいるが、そのペースは少なからず緩慢になっている。

2020年07月20日News in Briefから[PDF]

不平等、危機的レベル
COVID-19によって、世界じゅうで不平等が危機的レベルに拡大した。グテーレス事務総長が故マンデラ南アフリカ大統領追悼記念講演で訴えた。
気候変動に配慮したエアコンを
気候変動に配慮したエアコンの利用に変えることにより、環境にダメージを与える排出を大きく抑えることができる。国連環境計画(UNEP)と国際エネルギー機関(IEA)が述べた。
COVID-19:スーダンで感染拡大
スーダンにおいて、コロナウイルス感染が拡大していることについて懸念が高まっている。国連の人道諸機関によれば、スティグマ、誤情報、噂などが感染拡大を止めるうえでの最大の障害となっている。

2020年07月17日News in Briefから[PDF]

COVID-19:飢餓の危機
COVID-19によって、飢餓に直面する人々が激増し、国連が現在、防ぐことを決意している多くの課題の一つとなっている。
英国で、ISIL少女帰国を許す判決
ISILに参加したとみられる10代の少女がシリア難民キャンプで昨年見つかったが、英国の裁判所はこのたび、この少女の帰国を許す判決を下した。国連の独立人権専門家はこの決定を歓迎した。
コンゴ:エボラとの闘い
コンゴ民主共和国において、世界保健機関(WHO)は現在、再発生したエボラの感染拡大を止めるべく、全力をつくしている。

2020年07月16日News in Briefから[PDF]

イエメン:空爆で死者
イエメン北部において、空爆攻撃が行われたとみられ、女性や子どもを含む、少なくとも11人の市民が死亡した。同国を担当する国連人道調整官が発表した。
米国での核実験から75年目
米国のニューメキシコ州での核実験が行われてから75年目。独立人権特別報告者Baskut Tuncak氏は核実験の危険な遺産が今もなお多くのコミュニティーに影響を及ぼし続けていると述べた。
世界中で、女性の囚人増える
世界中で現在、70万人を超える女性が刑務所に入っており、その数は男性よりも早いペースで増えている。人権理事会において本日、拘束施設における状況が聴取された。

2020年07月15日News in Briefから[PDF]

ミャンマー:人権理事会で報告
ミャンマーの状況について、独立専門家が人権理事会で報告。同行で今年に予定される選挙が国民のために自由かつ公正に実施されるよう訴えた。
ベネズエラ:金の採掘と人権
ベネズエラにおいて金やその他の鉱物資源の採掘が盛んにおこなわれるなか、子どもたちや先住民たちの搾取や虐待が深刻化している。人権理事会で同国の人権侵害に関する報告が聴取された。
バングラデシュ:事前の被災支援
バングラデシュでモンスーンによる深刻な洪水が予想される地域に対して、事前の支援が提供されている。国連援助諸機関が発表した。

2020年07月14日News in Briefから[PDF]

エチオピア人移民:イエメンで苦境
エチオピアから流出した何万人もの人々が紛争で疲弊するイエメンで行き場を失い、恣意的拘束や新型コロナウイルス感染などのリスクにさらされている。
ブルンジ:人権理事会で報告聴取
人権理事会において、独立人権専門家がブルンジの状況について報告。ピエール・ヌクルンジザ大統領の死後も、同国が直面する諸課題は変わらずに残っているとの旨を述べた。
バーレーン:男性2人死刑の再考を
国連人権高等弁務官事務所はバーレーンに対し、2014年の爆弾攻撃にかかわった容疑で令状なして逮捕され拷問後自白したとされる男性2人の死刑執行を停止し、再審を実施するよう促した。

2020年07月13日News in Briefから[PDF]

女性と女児:緊急事態下の人権
気候変動、COVID-19、紛争が組み合わさった状況において、およそ2億人が 2022年までに人道支援を必要とし、特に、女性と女児は厳しい状況に直面するだろう。Nada Al-Nashif国連人権副高等弁務官が人権理事会で述べた。
FAO:世界食糧概況報告、発表
国連食糧農業機関(FAO)の世界食糧概況報告によれば、2019年に十分な食料がない状態で暮らしていた人は、6億9千万人。2018年に比べて、1千万人増加した。
COVID-19:表現の自由、状況悪化
David Kaye独立人権特別報告者は人権理事会に表現の自由に関する最終報告を提出し、コロナ禍のもと、表現の自由に関する状況が悪化したと訴えた。

2020年07月07日News in Briefから[PDF]

シリア:あらたな戦争犯罪
シリア人権調査委員会は最新報告を発表し、シリアにおいてすべての紛争当事者が戦争犯罪をおこなっていると述べて非難した。
コンゴ:ウガンダへ難民流出
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、コンゴ民主共和国東部から何千もの人々が激しい攻撃を逃れてウガンダに流入している。
人権理事会:貧困削減討論
COVID-19の影響によって追加的に7,000万人以上が極度の貧困に陥るとの懸念が高まるなか、人権理事会において貧困削減が討論された。人権特別報告者は、1990年から2015年にかけての貧困削減について述べ、中国を除けば、1日2.5ドル未満で暮らす貧しい人の数はそれほど変わらなかったと指摘。

2020年07月06日News in Briefから[PDF]

ローマ教皇、停戦呼びかけ
フランシスコ・ローマ教皇はこのたび、安保理が先週水曜日に全会一致で採択したグローバル停戦の呼びかけに支持を表明した。
COVID-19:貧困国に治療薬確保
世界保健機関(WHO)によれば、貧困国のCOVID-19との闘いを支援するために、同感染症の治療薬として効果を発揮しているデキサメタゾン450万回分の服用量が国連によって、購入された。
メンタルヘルスと人権
メンタルヘルスに関する独立人権専門家は人権理事会に報告書を提出し、メンタルヘルスの問題に対するアプローチを世界的に変えなければならないとの旨訴えた。

2020年07月03日News in Briefから[PDF]

エチオピア:行動の自制を
エチオピアにおいて、音楽家で人権活動家のハチャル・フンデサさんが殺害され、抗議デモが拡大している。グテーレス事務総長は静穏を呼びかけた。
香港:OHCHR、警鐘発する
中国が香港国家安全法を採択したのに続き、抗議デモ参加者たちが相次いで逮捕されている。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が警鐘を鳴らした。
アフリカ西・中部で食料不足
アフリカ西部および中部で、COVID-19による移動規制が影響し、年末までに飢えに苦しむ人が2,000万人増加し、5,700万人に達する見込み。

2020年07月02日News in Briefから[PDF]

アフガニスタン:市民保護を
アフガニスタン政府とタリバン間の和平協議を前に、国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は当事者に対し、市民の安全を保つ努力を倍加するよう促した。
トランス脂肪酸で卵巣腫瘍リスク
加工食品や揚げ物に含まれるトランス脂肪酸が卵巣腫瘍を悪化させるリスクがある。国際がん研究機関(IARC)が発表した。
ニカラグア:政治犯の解放を
人権理事会において、バチェレ人権高等弁務官はあらためて、ニカラグア政府に対し、政府に対する抗議デモ参加者たちを解放するよう訴えた。

2020年07月01日News in Briefから[PDF]

人権理:14歳少年、環境保護訴え
人権理事会において、子どもの権利に関する討論が行われた。コートジボワールから少年(14歳)が演説し、環境保護の重要性を訴えた。
エリトリア:人権の改善みられず
エリトリアの人権状況に関する特別報告者は人権理事会で演説し、この一年間、同国の人権状況が改善したことを示すものは何もなかったとの旨を述べた。
アフリカの美術品、偽物に注意
アフリカの美術品の偽物に偽の国連教育科学文化機関(UNESCO)の認証がつけられて、不正に取引されていると伝えられることについて、同機関はこのたび、警鐘を発し、最大限の注意を呼びかけた。

2020年06月30日News in Briefから[PDF]

COVID-19:雇用への影響
国際労働機関(ILO)によれば、COVID-19の雇用への影響は深刻であり、今年第2四半期には、世界の労働時間が14%減少し、4億人分のフルタイム雇用が失われた。
フィリピン:反テロ法と人権
バチェレ人権高等弁務官は、人権理事会に対し、フィリピンの不正薬物取り締まりにおける裁判外処刑実行者に説明責任を果たすことを求める措置を講じるよう訴えた。
女性と女児への有害な慣行
国連人口基金(UNFPA)は、最新の世界人口白書を発表。女性器切除、児童婚など、何百万人の女性や女児がさらされる有害な慣行の停止を求めた。

2020年06月26日News in Briefから[PDF]

シリア:飢餓の危機
何年にも及ぶ内戦で破壊されたシリアのコミュニティーにおいて、COVID-19の広がりを予防するために緊急な行動が必要とされているが、それと同様に、飢餓の危機もまたかつてないレベルで迫っている。
マリ中部:市民580人、死亡
マリ中部において、暴力的なコミュニティー間の紛争などにより、今年に入って、約580人の市民の命が失われている。バチェレ人権高等弁務官はアピールを発し、同国政府に対し、免罪との闘いと同国の人々の保護を促した。
カリブ海地域に大型の砂嵐
世界気象機関(WMO)が金曜日に発表したところによれば、歴史的な規模の砂嵐がカリブ海地域を襲った。

2020年06月24日News in Briefから[PDF]

途上国:天然資源の活用
開発途上国は自動車の電池や電話機に使う天然資源のほとんどを持つことから、迅速に行動し、天然資源への現在の需要の高まりを活かすべきである。国連貿易開発会議(UNCTAD)が述べた。
COVID-19:エイズの教訓を
国連エイズ合同計画(UNAIDS)の事務局長はアピールを発し、各国に対し、HIV/エイズとの闘いから得た教訓をCOVID-19との闘いに活かすよう促した。
移民労働者たちの保護を
国際労働機関(ILO)はこのたび、各国に対し、移民労働者たちへの保護を拡大するよう求めるとともに、自国に戻った移民への支援を提供するよう訴えた。

2020年06月23日News in Briefから[PDF]

北極圏で異常気象
世界気象機関(WMO)によれば、北極圏にあるロシアの町で週末の気温が摂氏38度に達し、地球温暖化への懸念が高まった。
COVID-19:南アジアへの脅威
南アジアで、COVID-19による影響は今後も続き、数十年間の進捗が深刻なレベルで後戻りし、6億人の子どもたちがリスクにさらされるだろう。ユニセフが警告を発した。
サヘル中部:人々の窮状
ブルキナファソ、マリ、ナイジェリアにおいて、46万の人々が窮状に苦しんでおり、緊急支援を必要としている。国際移住機関(IOM)は警告を発し、3,800万ドルの資金拠出を求めた。

2020年06月22日News in Briefから[PDF]

イエメン:軍事行動が拡大
イエメンにおいて最近、軍事行動の拡大がみられることについて、国連特使のMartin Griffiths氏は声明を発し、強く非難した。
HIV/エイズ:治療薬不足へ
COVID-19の影響により、低所得および中所得国においてHIV感染者のための治療薬が今後2か月間で在庫切れとなる見込み。国連エイズ合同計画(UNAIDS)が警鐘を鳴らした。
COVID-19:小・零細企業への影響
COVID-19によって、大企業に比べて、小企業および零細企業はさらに深刻な影響を受けている。国際貿易センター(ITC)が訴えた。

2020年06月19日News in Briefから[PDF]

WFP:物資空輸停止も
世界食糧計画(WFP)はこのたび、資金不足のため近いうちに援助物資空輸の停止を余儀なくされることになるかもしれないと警告を発出。
ウクライナ:紛争停止を
人権理事会で、ウクライナ東部で6年間続く紛争に関する討論が行われた。副人権高等弁務官は紛争当事者たちにグテーレス事務総長のグローバル停戦の呼びかけに応じるよう呼びかけた。
シリア:高校生に安全な移動を
国連はこのたび、アピールを発し、シリア国内の最前線で日曜日から年度末の試験に臨まなければならない何千人もの高校生たちに安全な移動を確保するよう訴えた。

2020年06月18日News in Briefから[PDF]

避難を余儀なくされる人々
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび“Global Trends”の最新版を発表し、世界で避難を余儀なくされる人が昨年、7,950万人に達したと述べた。
コンゴ:不穏情勢、悪化
コンゴ民主共和国において、暴力と治安情勢が悪化し、窮状に苦しむ人が増えている。バチェレ人権高等弁務官が警告した。
COVID-19:ワクチン生産協力を
世界保健機関(WHO)はこのたび、COVID-19に効果があるワクチンが発見されたら、各国がその大量生産のため協力するよう呼びかけた。

2020年06月17日News in Briefから[PDF]

人権理:人種差別討論
人権理事会で、その死が世界各地で抗議デモを巻き起こしている米国人の故ジョージ・フロイド氏の兄弟が事前録画演説し、力強く証言。国際調査の実施を求めた。
子どもの貧困に対策を
ユニセフはこのたび、子どもの貧困について世界に対し警告を発し、子どもの福祉を図るための手当てを拡大し、家族がさらなる貧困に陥らないよう対策を講じることを求めた。
米国最高裁判所:性的指向に判決
米国の最高裁判所はこの判決を下し、個人がその性的指向で解雇されてはならないとした。人権理事会の任命した特別報告者もまた歓迎の意を表明。

2020年06月16日News in Briefから[PDF]

途上国の経済、急降下
国連貿易開発会議(UNCTAD)がこのたび発表した報告によれば、COVID-19の影響により、2020年の第2四半期、多くの開発途上国における貿易が急激に落ち込む見込み。
シリア難民に緊急支援を
国連人道諸機関によれば、COVID-19の影響により、過去3か月間だけで、あらたに20万人のシリア難民に緊急支援の必要が生じた。
ラテンアメリカ:飢餓回避を
世界食糧計画(WFP)はこのたび警告を発し、COVID-19によって飢餓のパンデミックが生じるのを防ぐためには緊急の行動が必要であると訴えた。

2020年06月15日News in Briefから[PDF]

ナイジェリア北東部で市民攻撃
ナイジェリア北東部で、非国家武装勢力が市民と人道援助活動家を攻撃し、4歳の少女を含み、市民が十人単位で死亡した。国連は非難声明を発した。
IAEA:将来のパンデミック防止
国際原子力機関(IAEA)はこのたび、将来のパンデミックを防ぐためのイニシアチブとして、動物原性感染症統合アクションプロジェクト(ZODIAC)をローンチした。
人種差別:人権理、緊急討論へ
米国における人種差別をめぐる抗議が高まるなか、人権理事会は17日、人種差別に関する緊急討論を開催する。アフリカグループが決議案も用意する方向。

2020年06月12日News in Briefから[PDF]

イエメン:不足する援助資金
最悪の人道的事態に直面するイエメンにおいて、子どもたちがかつてない規模で支援を必要としている。ユニセフが資金拠出を求めるアピールを発した。
児童労働:進展が吹き飛ぶ恐れ
過去20年、児童労働の根絶に向けて目覚ましい進展があったが、COVID-19パンデミックの影響により、その成果がすべて吹き飛ばされるおそれがある。国際労働機関(ILO)とユニセフが警鐘を発した。
COVID-19:ワクチンは公共財に
国連エイズ合同計画(UNAIDS)の事務局長がメッセージを発し、COVID-19のワクチンが開発された場合、それは地球公共財となるべきだとの旨訴えた。

2020年06月11日News in Briefから[PDF]

ギリシャ:追い返される移民
ギリシャで移民たちが恣意的に逮捕されたり、トルコに押し戻されたりしていると伝えられる。国際移住機関(IOM)はこのたび警鐘を発し、ギリシャ当局による調査を求めた。
不法児童労働、増加
COVID-19の影響により、世界中で不法児童労働に巻き込まれる子どもたちが非常に増え、その数は1億5,200万人に及んでいる。6月12日は、児童労働に反対する世界デー。
ジュネーブ大噴水再開
ジュネーブにおいて、COVID-19の影響によって停止していたレマン湖上の大噴水が3か月ぶりに再開した。

2020年06月10日News in Briefから[PDF]

世界的な食糧緊急事態
COVID-19パンデミックが拡大を続けるなか、各国がサプライチェーンを保護するための迅速な行動をとらなければ、世界的な食糧緊急事態で何億もの人々の命が危うくなる。グテーレス事務総長はこのように指摘し、加盟国に対し、対応策を提示した。
COVID-19:人権を守る
COVID-19の危機によって浮かび上がったことは、感染防止の身体的距離の確保だけでは不十分であり、適切な住居の確保や安全な水や衛生、セーフティーネット確立など、幅広い対応が必要であるということ。国連の独立人権特別報告者Dainius Pūras氏が訴えた。
ジンバブエ:女性活動家拉致
ジンバブエにおいて、国会議員を含む3人の女性活動家たちが拉致され、性的虐待を受けたことについて、国連の独立人権専門家たちは非難声明を発した。

2020年06月09日News in Briefから[PDF]

ナイジェリア:緊急支援を
ナイジェリアがCOVID-19の影響を受けるなか、同国の百万単位の人々の生命を救うため、今後半年間で1億8,200万ドル以上が必要となる。世界食糧計画(WFP)が訴えた。
コンゴ:避難民たちの窮状
COVID-19が広がり暴力が拡大するコンゴ民主共和国で、援助資金が不足し十万単位の避難民たちの生命が危うくなっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が警告した。
北朝鮮:人道上の懸念高まる
国連の独立人権特別報告者は安保理に対し、すでに食料が不足する朝鮮民主主義人民共和国が、COVID-19の影響で状況がさらに深刻化していると懸念を伝えた。

2020年06月08日News in Briefから[PDF]

コンゴ:エボラ緊急資金
コンゴ民主共和国において、あらたにエボラ出血熱の感染者が確認された。それからすぐに、同国のコミュニティーを支援するための緊急支援金4,000万ドルがドナーから拠出された。
6月8日は、世界海洋デー
毎年6月8日は、世界海洋デー。グテーレス事務総長はメッセージを発し、現在、すべての人が世界の海を含め、自然との関係を正す一世代に一度の機会に恵まれていると述べた。
FAO:魚の消費、記録的な量
国連食糧農業機関(FAO)は、世界の人々が食べる魚の量が記録的レベルに達したとし、魚の一層の保護を訴えた。

2020年06月05日News in Briefから[PDF]

街頭デモ参加者は感染に注意を
世界保健機関(WHO)は、COVID-19パンデミックは終息していないとして、街頭デモ参加者に対し、感染予防策を講じるよう訴えた。
これまでで最も暖かい5月
COVID-19の影響で経済が低迷したにもかかわらず、今年の5月はこれまでで最も暖かい5月となり、大気中の二酸化炭素レベルは最も高かった。
6月8日は、世界海洋デー
世界海洋デーを前に、世界最速の女性ヨット操縦者、ドナ・ベルタレリさんは国連とタイアップし、海洋の劣化を終わらせることの重要性を訴えた。

2020年06月04日News in Briefから[PDF]

フィリピン:薬物対策と人権
国連人権高等弁務官事務所によれば、フィリピンで2016年開始した違法薬物対策において、少なくとも8,600人、実際にはその3倍の人々が殺害された可能性がある。
環境と人権を守るために行動を
世界環境デーを前に、国連の人権特別報告者David Boydは、各国が環境と人権を守るため、そして動物から人間に感染する疾病を防ぐため、緊急に行動をとるよう訴えた。
FAO:世界食料価格、下降続く
国連食糧農業機関(FAO)によれば、COVID-19の影響もあって、今年5月の世界の食料価格が4か月間連続で下降した。生産力に比して需要が弱い。

2020年06月03日News in Briefから[PDF]

COVID-19:移民・難民保護を
グテーレス事務総長はアピールを発し、世界の移民・難民が現在、7,000万人を超えるとし、とくに現在、世界がコロナ禍に襲われるなか、移民・難民を保護するよう訴えた。
スーダン:1年前の虐殺事件
スーダンで1年前、デモ参加者たちが同国軍に攻撃され、死亡した事件について、その犠牲者と親族たちがあらためて、正義を求めた。
アジア:COVID-19と表現の自由
バチェレ国連人権高等弁務官はアピールを発し、COVID-19危機が続くなか、アジアの多くの国々で、表現の自由が驚くほど制限されていることに懸念を表明した。

2020年06月02日News in Briefから[PDF]

ニジェール西部で襲撃事件
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、ニジェール西部で武装勢力による難民およびコミュニティーに対する襲撃事件が発生し、1,100人が流出を余儀なくされた。
COVID-19:欧州で感染者減
世界保健機関(WHO)によれば、ヨーロッパでコロナウイルス感染者が安定して減少している。ただし、ロシアおよび東欧の一部諸国ではこの傾向はみられない。
COVID-19:少数者への影響
バチェレ人権高等弁務官は火曜日、声明を発し、アフリカ系の人々を含め、民族的な少数者へのCOVID-19の甚大な影響に取り組むための緊急行動を呼びかけた。

2020年06月01日News in Briefから[PDF]

COVID-19:非伝染病治療に影響
世界保健機関(WHO)がこのたび発表した調査によれば、COVID-19は非伝染病の予防・治療サービスに負の影響を及ぼしている。
「影のパンデミック」の啓発
COVID-19の危機が続くなか、世界各国で家庭内暴力が増えていることを受けて、UNウィメンはこのたび、「影のパンデミック」啓発キャンペーンをスタートした。
世界食糧計画の親善大使
バングラデシュの著名なクリケット選手、タミン・イクバルさんが世界食糧計画(WFP)の親善大使(National Goodwill Ambassador)に任命された。

2020年05月29日News in Briefから[PDF]

ネパール:カースト殺害
ネパールにおいてカースト制度で異なる階級間の関係に支持を表明した5人の男性が殺害された。バチェレ国連人権高等弁務官は声明を発し、事件を非難した。
SNSにデマ阻止の動き
ソーシャルメディアのプラットフォームにデマの広がりを止める動きが出てきたことについて、国連人権高等弁務官事務所は歓迎の意を表明した。
5月31日は、世界禁煙デー
毎年5月31日は、世界禁煙デー。世界保健機関(WHO)は、喫煙者の10人に9人が18歳になる前に喫煙をはじめていると警告した。

2020年05月28日News in Briefから[PDF]

COVID-19:アフリカ諸国
アフリカにおいて、コロナウイルス感染者の急増がみられるなかで、一部諸国が外出規制を緩和し始めている。世界保健機関(WHO)は警戒継続を促した。
COVID-19:シリアの人々
シリアにおいて何百万もの人々が紛争で家を追われCOVID-19の脅威に備えられていないことに懸念が高まっている。国際移住機関(IOM)はこのたび、同国の人々の支援のため、2億600万ドルの資金拠出を求めた。
ロヒンギャ:ベンガル湾漂流
ベンガル湾で、およそロヒンギャ難民500人が漂流していることに懸念が高まっている。国際移住機関(IOM)は地域の国々に対し、救出のため上陸させるよう呼びかけている。

2020年05月27日News in Briefから[PDF]

COVID-19と若者の失業
国際労働機関(ILO)はこのたび報告書を発表し、COVID-19の影響によって、若者の6人に1人以上が非就労の状態になっているとし、支援の拡大を求めた。
ヒドロキシクロロキン臨床試験中断
世界保健機関(WHO)は、COVID-19に対する治療薬としてヒドロキシクロロキンの効果を確かめる臨床試験の中断を発表した。
COVID-19と中絶禁止への利用
女性と女児に対する差別に関する国連作業部会は声明を発し、米国の一部の州がCOVID-19への対策を中絶禁止の理由に使おうとしているとの旨述べた。

2020年05月26日News in Briefから[PDF]

イエメン:援助資金拠出を
世界食糧計画(WFP)はこのたびアピールを発し、イエメンにおける支援を今後半年間にわたって継続するために8億7千万ドル以上が必要であるとして、資金拠出を求めた。
アフリカ:難民支援拡大を
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、アフリカ東部、アフリカの角および太湖地域の都市部の難民たちがCOVID-19の影響で、基礎的なニーズを満たせない状況にいる。
インド:熱波と健康リスク
世界気象機関(WMO)によれば、インドにおいて、熱波とCOVID-19の影響で脆弱な人々の安全を確保するのが困難になることから、緊急事態への備えをしておく必要がある。

2020年05月22日News in Briefから[PDF]

COVID-19:イエメンで
イエメンにおいて、新型コロナウイルス感染者が出始めた。国連人道問題調整事務所(OCHA)は、世界最大規模の人道災害が起こっている同国においては、感染拡大が他国に比較して早く、深刻なものとなるおそれが高いと警鐘を鳴らした。
バングラデシュ:サイクロン
バングラデシュがサイクロン・アムファンに襲われ、1000万人が影響を受け、コックスバザールの難民キャンプでは深刻な被害がでている。
世界の森林消滅の危機
国連食糧農業機関(FAO)と国連環境計画(UNEP)はこのたび報告書を作成し、世界の森林を守るために緊急行動が必要であると訴えた。

2020年05月21日News in Briefから[PDF]

COVID-19:嘘やヘイト
国連はこのたび、COVID-19をめぐる偽情報が増えている状況に対応し、正確で信頼できる情報を大量に拡散する取り組み“Verified”を開始した。
欧州に向かう移民・難民
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国際移住機関(IOM)は現在、マルタ、その他の欧州諸国に対し、キャプテン・モーガン2隻に乗船し漂流する160人の移民・難民を緊急に救出するよう求めている。
マレーシア:移民らへの弾圧
移民の人権に関する国連独立人権特別報告者はこのたび、マレーシアに対し、COVID-19を理由にした、移民、ジャーナリスト、市民社会への弾圧をやめるとともに、外国人排斥やヘイトスピーチへの一層の対応を図るよう訴えた。

2020年05月20日News in Briefから[PDF]

COVID-19:アフリカとの連帯
グテーレス事務総長がアフリカにおけるCOVID-19の影響について、ポリシー・ブリーフを発表。アフリカの状況を詳述し、対策の青写真を示すとともに、国際社会のアフリカとの連帯を訴えた。
COVID-19:子どもと栄養不良
世界食糧計画(WFP)はこのたび、COVID-19により、5歳未満の子どもたちの栄養不良が20%増える恐れがあると警告した。
5月20日は世界ミツバチの日
毎年5月20日は世界ミツバチの日。国連食糧農業機関(FAO)は、世界の穀物はミツバチと昆虫などの送粉者に依拠していることを想起するよう訴えた。

2020年05月19日News in Briefから[PDF]

シリア:紛争当事者、協議再開へ
シリアの紛争当事者たちはこのたび、COVID-19による渡航制限が緩和され次第、ジュネーブで、新憲法に関する協議を再開することに合意した。
南スーダン:性暴力犠牲者支援を
バチェレ人権高等弁務官はこのたび、南スーダンにおける性的暴力の犠牲者に対する支援を拡大するよう訴えた。
チベットの人権活動家保護を
国連の独立人権専門家はこのたび、中国に対し、2018年9月以降、公共秩序を乱した罪で拘束されているチベットの人権活動家を解放するよう促した。

2020年05月18日News in Briefから[PDF]

COVID-19:連帯を
グテーレス事務総長は世界保健総会で演説し、COVID-19への対応に世界の連帯が必要であることをあらためて強調した。
ソマリア:4歳少女レイプ
ソマリアの首都モガディシュで4歳の少女がレイプ被害を受けた。国連人口基金(UNFPA)は声明を発し、その他にも類似した事件が起きていることに関心を喚起した。
世界電気通信情報社会デー
毎年5月17日は、世界電気通信情報社会デー。グテーレス事務総長はメッセージを発し、COVID-19の緊急事態において、人々がデジタルツールを使ってつながっていることに希望の光を見いだせるとの旨を述べた。

2020年05月15日News in Briefから[PDF]

バングラ:難民キャンプで感染者
バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプで初のCOVID-19感染者が確認された。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は感染拡大を防ぐ対策と資金拠出を求めた。
コンゴ:ポリオワクチン不足
コンゴ民主共和国でポリオ、はしか、黄熱病などのワクチンが不足するとともに、それら疾病の感染者が増えている。COVID-19感染が広がるなか、事態のさらなる悪化が懸念されている。
リビア:難民・移民の窮状
リビアにおいてCOVID-19に起因する規制や非常事態宣言などにより、食料価格が高騰し、雇用がなくなるなどして、難民や移民が窮状に陥っている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はそれらの人々への食料提供を急いでいる。

2020年05月14日News in Briefから[PDF]

メンタルヘルスを守る
来週始まる世界保健総会を前に、グテーレス事務総長はすべての国に対し、COVID-19パンデミックの脅威の中、人々のメンタルヘルスを守ることの重要性を訴えた。
万人のワクチンを
世界の140か国以上の首脳たちがこのたび、公開書簡に署名し、すべての国の政府に対して、COVID-19のために開発されるあらゆるワクチンをすべての人に利用可能なものとするよう求めた。
インド:化学工場から有毒ガス
インドの南部のアンドラ・プラデシュ州にある工場から有毒ガスが漏れだす事故が起きた。有毒物質と廃棄物に関する国連人権特別報告者は同事故についての調査が始まったことを歓迎するとともに、同国当局に対し、完全な透明性を求めた。

2020年05月13日News in Briefから[PDF]

COVID-19:世界貿易縮小
国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって、今年の第1四半期、世界貿易は3%縮小した。
COVID-19:寿命と健康
世界保健機関(WHO)によれば、世界の人々の寿命は延び、健康も増進したが、一方で、SDGsの目標の達成のためには、その進捗は緩慢すぎる。
COVID-19:結核対策を
世界保健機関(WHO)はアラートを発し、世界各国に対し、結核対策での成果をCOVID-19のために後退させないよう訴えた。

2020年05月12日News in Briefから[PDF]

海水温度、上昇
世界気象機関(WMO)によれば、世界各地で、5月と6月の海水温が上昇。今後数か月間で、陸地の温度にも影響が及ぶことが予想される。
COVID-19:中東・北アフリカ
COVID-19の影響によって、中東と北アフリカにおいて、4,760万人が十分な食料を得られない状況に陥っている。世界食糧計画(WFP)が警告した。
ナイジェリア:襲撃事件で難民
ナイジェリア北西部において、武装勢力による襲撃事件が相次ぎ、先月、女性や子供たちなどを中心に、2万3000人がニジェールに流出した。

2020年05月11日News in Briefから[PDF]

マリ:平和維持要員襲撃
マリにおいて、同国に展開するMINUSMAの車列が襲撃を受け、3人の要員が死亡した。グテーレス事務総長は犠牲者の遺族、同国の政府および国民に深い弔意を表明した。
ミャンマー:国連と合意延長
ミャンマーのラカイン州における武力紛争が続くなか、ロヒンギャの人々の帰還を可能にする同国政府と国連との合意覚書がこのたび延長された。
サバクトビバッタ対策に進捗
国連食糧農業機関(FAO)によれば、東アフリカおよびイエメンにおけるサバクトビバッタの拡大を防ぐ対策に著しい進展がみられたが、依然として、同地域の人々の食料安全保障への脅威は続いている。

2020年05月08日News in Briefから[PDF]

イラク:治安状況悪化
イラクにおいて、市民を標的にした殺害や爆弾攻撃が急増。バチェレ人権高等弁務官は、この状況は放置できない時限爆弾のようだとの旨を述べ、懸念を表明した。
ソマリア:紛争と洪水
ソマリアにおける紛争と洪水による被害に対応するため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、国際社会からの支援を求めるアピールを発した。
COVID-19:動物由来の研究
将来の保健衛生上の緊急事態を防ぐべく、コロナウイルス感染症(COVID-19)の動物由来に関する調査が続けられるべきである。世界保健機関(WHO)の研究者が訴えた。

2020年05月07日News in Briefから[PDF]

COVID-19:インフォーマル経済
国際労働機関(ILO)はブリーフィングペーパーを発表し、COVID-19を原因とするロックダウンや規制などで、インフォーマル経済の労働者たちの貧困レベルが6割近く増したと述べた。
COVID-19:人道アピール発出
ロウコック人道問題担当事務次長はこのたび、脆弱な国々がCOVID-19による最悪の影響を被る事態を回避すべく、67億ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。
COVID-19:世界の旅行者減少
世界観光機関(WTO)によれば、COVID-19の影響により、世界の旅行者数は2020年の第1四半期に22%減少した。

2020年05月06日News in Briefから[PDF]

COVID-19:アマダン海で移民漂流
COVID-19の拡散の恐れが原因で悪化した状況の一つとして、アンダマン海上で、女性や子どもを含む人々を載せた船が漂流している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した。
COVID-19:人身売買が悪化
国連薬物犯罪事務所(COVID-19)によれば、COVID-19を原因とするロックダウンによって、人身売買の犠牲者が救出・支援が受けることが難しくなり、一層危うい状況に直面している。
COVID-19:子どもの性的搾取
COVID-19による制限・規制から、「ドライブ・スルー」など、子どもの性的搾取が報告されている。国連の人権特別報告者はこのたび、この状況について警告を発した。

2020年05月05日News in Briefから[PDF]

COVID-19:北米・南米の刑務所
北米・南米の刑務所で囚人および職員が多数感染し、騒乱状態が起き、死傷者もでている。国連人権高等弁務官事務所は公正な独立調査を求めた。
COVID-19:アフガニスタンの拡大
アフガニスタンにおいて、COVID-19に感染する人々が国民の8割にも及ぶリスクがある。国際移住機関(IOM)と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が述べた。
COVID-19:西アフリカの食料不足
西アフリカ地域で4000万を超える人々が今後、深刻な食料不足に直面するおそれがある。そしてその数はCOVID-19のパンデミックが始まる前の2倍にのぼる。

2020年05月04日News in Briefから[PDF]

COVID-19:資金拠出会議
欧州連合(EU)はCOVID-19の治療薬やワクチン開発のための資金拠出会議を主催。グテーレス事務総長はメッセージを発し、ドナー国の資金拠出を歓迎した。
COVID-19:人道物資空輸へ
世界食糧計画(WFP)によれば、民間機の利用が難しい状況下、アラブ首長国連邦の支援のもと、Air Bridge Operationが始動。COVID-19の脅威に晒される脆弱な国々に人道物資を空輸する。
スーダン:女性器切除、禁止法
スーダンにおいて、女性器切除を犯罪とする法律が採択された。ユニセフは声明を発出し、今後、家族たちにこの法律に従い、慣行をやめるよう納得させていかなければならず、その道のりは簡単ではないとの旨を述べた。

2020年05月01日News in Briefから[PDF]

COVID-19で医薬品輸送困難
ユニセフによれば、COVID-19による規制の影響で、子どもたちの命を救う医薬品輸送量が劇減し、世界各地でワクチン提供に支障が生じている。
COVID-19で難民の状況悪化
COVID-19によって、紛争や暴力で家を追われた人々の直面する状況がさらに厳しさを増している。国連難民高等弁務官事務所(UHHCR)が訴えた。
トラックのコンテナと移民
3月下旬、エチオピアから南アフリカに向かうトラックのコンテナの中で、64人の死亡した移民たちが見つかるという衝撃的な事件が起こったが、生存者11人がこのたびエチオピアに戻った。IOM(国際移住機関)が生存者に対し心理的及び経済的支援を提供する。

2020年04月30日News in Briefから[PDF]

COVID-19:障害者保護を
バチェレ国連人権高等弁務官は各国に対し、COVID-19への対応において、障害者を置き去りにしないよう訴えた。
COVID-19:キューバ制裁解除を
国連の独立人権専門家たちはこのたび、米国の制裁がキューバへのCOVID-19対応支援を阻害しているとして、制裁解除を求めた。
COVID-19:子どもの保護を
環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんはCOVID-19の影響から世界各国の子どもたちを守ることの大切さを訴え、ユニセフに10万ドルを寄付した。

2020年04月29日News in Briefから[PDF]

ミャンマー:戦争犯罪の疑い
ミャンマーの人権状況に関する特別報告者は、ミャンマーのラカイン、チン両州における空爆や砲撃で、子どもを含む多数の人々が命を奪われたと述べ、戦争犯罪の可能性を示唆し、調査を求めた。
COVID-19:サイバー犯罪増
国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、世界の国々の3分の1では人々のデータや個人情報が保護されておらず、新型コロナウイルスの感染が世界に脅威を与えるなか、サイバー犯罪やオンライン詐欺が増えている。
ラオス:ダム決壊被災者支援を
国連人権理事会の任命を受けた特別報告者らは、ラオスで2年前に起こったダム決壊で被災したコミュニティーに対する政府の支援を促した。

2020年04月28日News in Briefから[PDF]

スーダン:COVID-19の危機
バチェレ人権高等弁務官がこのたび声明を発出し、スーダンが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危機に直面していると述べて、深刻な憂慮を表明した。
アフリカの角:国境の開放維持を
COVID-19の直接的な影響の結果、東アフリカの国々における食料不足の状況が深刻化している。世界食糧計画(WFP)が警告を発した。
低中所得国への医療品供給確保を
135の低中所得国への主要な医療品の供給を確保すべく、現在、国連主導の大規模なイニシアチブが進行中。世界保健機関(WHO)が発表した。

2020年04月27日News in Briefから[PDF]

COVID-19:抑圧的措置と脆弱な人々
COVID-19への対策として、国によっては、ゴム弾、催涙ガスなどを使った抑圧的な措置を講じて、身体的距離を確保するなどしている。そうした措置が脆弱な人々に与える深刻な影響について、国連人権高等弁務官事務所が警告した。
イエメン:紛争当事者の協力を
国連特使Martin Griffiths氏は月曜日、イエメンにおいて、すでに深刻な状況をさらに悪化させかねない状況があることを指摘したうえで、イエメンの人々のニーズを優先させる必要を訴えた。
世界予防接種週間
4月24-30日は世界予防接種週間。ユニセフによれば、昨年、1300万人の子どもたちが予防接種をまったく受けていないとし、警告を発した。

2020年04月24日News in Briefから[PDF]

非正規労働者に現金支援を
世界の非正規労働者たちは現在、COVID-19の経済的影響を生き抜くため、政府かたの現金支援を必要としている。国際労働機関(ILO)のライダー事務局長が述べた。
マルチラテラリズムの挑戦
4月24日は、マルチラテラリズムと平和のための外交の国際デー。マルチラテラリズムが直面する課題について、国連と国際機関の長たちによるオンライン討論会が開催された。
難民の保健衛生活動家
COVID-19の危機がラテンアメリカのヘルスケアシステムを襲うなか、一部の国々は移民・難民に対し、その対応を支援するよう求めている。

2020年04月23日News in Briefから[PDF]

リビア:激しい戦闘
リビアで激しい戦闘が続き、すでに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で厳しい状況に喘ぐ人々にさらに深刻な影響が及ぶおそれについて、UNSMIL代表が警告した。
COVID-19:開発途上諸国の債務
国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、開発途上諸国がCOVID-19に関連する債務に苦しんでいるが、その支援のための資金拠出はあまりにも少なく、緊急の措置が必要である。
COVID-19:例年と異なるラマダン
COVID-19の影響により、ラマダンが例年と異なる形で実施される。この日、グテーレス事務総長はあらためて、メッセージを発し、人々の連帯を呼びかけた。

2020年04月22日News in Briefから[PDF]

4月22日はアース・デー
4月22日は、国際マザーアース・デー。グテーレス事務総長はメッセージを発出し、COVID-19の脅威に言及したうえで、気候変動の深刻な緊急事態に関心を喚起し訴えた。
アース・デーから50年
最初にアース・デーが祝賀された1970年から50年が過ぎ、地球は熱くなっている。世界気象機関(WMO)が警告を発した。
イラン:子どもの犯罪者死刑
イランにおいて、子どもの犯罪者二人の死刑が執行された。バチェレ人権高等弁務官はメッセージを発出し、子どもの死刑執行は国際人権法に反するとして非難した。

2020年04月21日News in Briefから[PDF]

COVID-19:飢餓の恐れ
国連諸機関によれば、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界じゅうで2億5000万人以上が今年末までに深刻な飢餓に直面する恐れがある。
コンゴ:大洪水被害
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、コンゴ民主共和国の南キブにおいて、大洪水が発生し、8万人が被害を受け、25人以上が死亡した。現在、援助活動が急がれている。
鉄分不足:ガイドライン
世界保健機関(WHO)はこのたび、女性と乳幼児の鉄分不足を知るためのガイドラインを発表。鉄分不足が子どもの脳の発達に深刻な影響を及ぼすことを防ぐ。

2020年04月20日News in Briefから[PDF]

COVID-19:輸送ハブ支援
国連人道援助諸機関のトップたちはこのたび、世界各地でCOVID-19の最大の被害を受けている人々を支援するのに必要な輸送ハブのための支援金拠出を求めて訴えた。
COVID-19:女性支援を
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は月曜日、各国政府に対して、COVID-19による外出制限が原因で、女性と女児がジェンダーに基づく暴力の被害を受けている状況について対策を講じるよう促した。
COVID-19:ラマダン
ラマダンが始まるなか、世界保健機関(WHO)はこのたび、宗教的なイベント開催についてのガイドラインを発表した。

2020年04月17日News in Briefから[PDF]

COVID-19:紛争停止を
ユニセフのフォーレ事務局長は金曜日、アピールを発し、世界中の2億5000万人のこどもたちを守るため、紛争当事者たちに対し、停戦を求めた。
COVID-19:景気後退
国連がこのたび発表した研究によれば、COVID-19の影響による景気後退は今年、何十万という子どもたちの命を奪う恐れがある。グテーレス事務総長は迅速な対応を訴えた。
COVID-19:世界に十分な食料
国連食糧農業機関(FAO)は、中国の食物生産レベルが予想レベルを下回り、世界中の何千万もの人々が十分に食べられない可能性が示された、と述べると同時に、国境を超えた食料の移動の自由を確保するよう訴えた。

2020年04月16日News in Briefから[PDF]

アフリカのために連帯を
アフリカ諸国が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の直接的な影響に持ちこたえるため、2000億ドル以上の資金が必要となる、とグテーレス事務総長が訴えた。
COVID-19:欧州はまだ嵐の中
世界保健機関(WHO)は、ヨーロッパの一部諸国で新型コロナウイルスの感染拡大率が減少の兆しを見せているものの、安堵するにはまだ早いとして、引き続き警戒するよう訴えた。
COVID-19:ポリオワクチンの効用に根拠なし
COVID-19の感染予防にポリオワクチンが効力をもつかどうかを調べる臨床試験が米国で開始したが、現段階ではその効用を示す根拠はない、と世界保健機関(WHO)は、述べた。

2020年04月15日News in Briefから[PDF]

欧州諸国:規制解除、慎重に
ヨーロッパの一部諸国で、COVID-19 への対応として数週間にわたり実施された外出規制が解除され始めていることについて、世界保健機関(WHO)はこのたび、慎重な見方を示し、感染拡散の第2波に警戒するよう訴えた。
一部諸国での感染拡大緩和
コロナウイルスの感染拡大が一部諸国で緩和し始めているが、感染数はピークアウトしていない、とWHOが警告した。
子どもたちへのオンラインの脅威
COVID-19の影響で、子どもたちが学校に通えず自宅での学習を余儀なくされるなか、ユニセフは子どもたちがオンライン上でのいじめなどの脅威にさらされていることを警告。

2020年04月14日News in Briefから[PDF]

アフリカへ医療物資空輸
世界食糧計画(WFP)と世界保健機関(WHO)がチャーターしたジェット機がマスクや人工呼吸器などの医療物資を載せて、エチオピアの首都アディスアベバに空路到着した。
コンゴ:エボラ感染、再発
コンゴ民主共和国で、エボラ出血熱の感染が再発した。先週金曜日、3人の感染者がみつかり、そのうち二人が死亡、残りの一人は今、闘病中。
バヌアツ:サイクロンの被害
南太平洋諸島が熱帯サイクロン・ハロルドに襲われた。国連は現在、被災地に支援を届けるべく活動している。

2020年04月13日News in Briefから[PDF]

COVID-19:拘束施設の子どもたち
ユニセフのフォーレ事務局長は月曜日、世界各地の拘束施設の子どもたちがCOVID-19に罹患するリスクが高いとして、緊急に解放するよう訴えた。
COVID-19:パレスチナへの影響
中東和平プロセス担当特別調整官はこのたび、COVID-19がパレスチナ自治政府に負の影響を及ぼし、占領地域の経済を壊滅させる恐れがあると懸念を表明した。
太平洋諸島にサイクロンの被害
先週、太平洋諸島を熱帯サイクロン・ハロルドが襲い、大きな被害をもたらした。グテーレス事務総長は、大きな損壊と多数の犠牲者の発生に悲しみを表明した。

2020年04月09日News in Briefから[PDF]

COVID-19:イエメン停戦
サウジアラビアがイエメン停戦(今週木曜日に発効)を宣言。グテーレス事務総長は歓迎の意を表明した。イエメンではまだ感染が報告されていないものの、隣国サウジアラビアでは新型コロナウイルス感染者が確認されている。
COVID-19:貧困国の保護を
アミーナ・モハメッド副事務総長はCOVID-19の脅威に直面する貧困諸国の支援を訴える、60を超える国際機関による呼びかけを主導した。
アフリカの角:バッタ増加
COVID-19の影響による移動が制限される一方、「アフリカの角」地域においてバッタが急増している事態について、国連は引き続き、対応を図っている。

2020年04月08日News in Briefから[PDF]

COVID-19:失業増加へ
COVID-19の影響によって、今後3か月間に、世界中で失業者が2億人近く増えると予想される。国際労働機関(ILO)が発表した。
COVID-19:アフリカで感染増
世界保健機関(WHO)によれば、アフリカにおけるCOVID-19感染者が1万人以上となり、死者が500人を超えた。
COVID-19:南スーダンで拡大のおそれ
南スーダンで今週、感染者が確認された。国連の任命を受けた人権専門家たちはあらためて、同国における戦闘の停止を訴えた。

2020年04月07日News in Briefから[PDF]

4月7日は、世界保健デー
毎年4月7日は、世界保健デー。グテーレス事務総長はメッセージを発出し、世界各地でCOVID-19と闘う保健衛生の専門家たちに謝意を表明した。
看護師たちの脆弱性
世界保健機関(WHO)によれば、世界各地でCOVID-19との闘いの最前線に立つ看護師たちが防護装具の欠乏や過重労働などの問題に直面している。
ルワンダ・ジェノサイド国際デー
毎年4月7日は、ルワンダにおけるジェノサイドを考える国際デー。グテーレス事務総長はメッセージを発出し、ルワンダで起こったジェノサイドの悲劇を二度と繰り返してはならないとの旨訴えた。

2020年04月06日News in Briefから[PDF]

COVID-19:家庭内暴力増加
グテーレス事務総長はこのたび、COVID-19の広がりに関連して、家庭内暴力が増えていることを指摘し、各国政府に対し、対応を図るよう訴えた。
COVID-19:アラブの女性保護を
国連事務総長のメッセージを受け、国連西アジア経済社会委員会(ESCWA)はアラブ地域においても家庭内暴力と社会課題が悪化し、女性と女児が保護を必要としていると訴えた。
COVID-19:アフリカ系の人々
アフリカ系の人々に関する専門家作業部会はアフリカ系の人々がヘルスケアへのアクセスにおける差別を受けているために、COVID-19 により死亡するリスクが高いと述べ、各国政府に対し、対応を図るよう訴えた。

2020年04月03日News in Briefから[PDF]

COVID-19:政治犯の解放を
多くの国々が現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大のスピードを緩めるべく、拘束施設から政治犯を解放していることについて、バチェレ人権高等弁務官は歓迎の意を表明。
COVID-19:スーダン援助拡大へ
スーダンにおいて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応を図り、ジェンダーに基づく暴力の犠牲者への支援を含め、人道支援を必要とする900万人以上を保護するため、援助が拡大されていく。国連人道問題調整事務所(OCHA)が発表した。
COVID-19:国連総会、初決議
国連総会はこのたび、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する初の決議をコンセンサスで採択。COVID-19に打ち勝つための国際協力の必要を強調した。

2020年04月02日News in Briefから[PDF]

気候変動:COP26、来年に延期
COVID-19の影響で、今年後半にスコットランドで開催予定だった気候変動枠組条約の第26回締約国会議が2021年10月に延期された。
サヘル中部で飢餓拡大
COVID-19がサヘル中部の脆弱な国々に広まり、500万人以上が深刻な食料不足に直面。人道危機が高まっている。
インド:移民労働者の課題
インドにおいて、COVID-19への対応による突然のロックダウンで、移民労働者たちが苦境に陥っている。バチェレ人権高等弁務官が憂慮を表明した。

2020年04月01日

COVID-19:気象予報に負の影響
世界気象機関(WMO)によれば、COVID-19の影響によって、世界各地の早期警戒予報を含めた主要な気象予報サービスが損なわれている。
ニジェール:移民たちの苦境
ニジェールにおいて、国連は現在、COVID-19で行き場を失った2300人を超える移民たちに支援を提供している。
COVID-19:避難民の保護を
世界各地でCOVID-19 の影響を受ける避難民4000万を保護するため、各国政府は即時に対応を図るべきである。避難民の人権に関する特別報告者Cecilia Jimenez-Damary氏が訴えた。

2020年03月31日News in Briefから[PDF]

リビア:国連、援助活動
紛争が続くリビアにおいて、国連援助諸機関は現在、COVID-19の拡大を防ぎながら、必要な援助を届けるために全力を尽くしている。
シリア:食料援助
シリアにおいて、食料援助を続ける世界食糧計画(WFP)はこのたび、COVID-19の広まりに鑑みて、昼間の搬送を増やしたり、援助を受け取る世帯の社会的距離の確保を奨励したりするなど援助搬送のやり方を適宜工夫している。
コンゴ:脆弱な保健衛生
20か月に及ぶエボラ出血熱禍がようやく終結したコンゴ民主共和国が今度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に直面している。同国の保健衛生システムは普通の予防接種など基礎的なサービスをようやく提供できる程度。

2020年03月26日News in Briefから[PDF]

フィリピン:一時的な停戦
フィリピンで、共産党と政府軍との間で一時的停戦が成立したことについて、グテーレス事務総長は歓迎を表明。
COVID-19:二桁成長、必要
COVID-19がもたらす壊滅的な状況を回避し、世界経済を支えるためには、先進諸国から何兆ドルにものぼる大規模な投資が必要となる。G20サミットが開催されるなか、グテーレス事務総長が訴えた。
アフガニスタン:首都襲撃
アフガニスタンの首都カブールにおいて、シーク教寺院が襲撃され、多数の市民が死傷した。グテーレス事務総長は声明を発し、この襲撃事件を非難した。

2020年03月25日News in Briefから[PDF]

COVID-19:大規模な人道支援
国連はこのたび、貧困諸国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との闘いを支援すべく、20億ドル規模の人道対応プランをローンチした。
囚人たちの健康と安全の保護を
COVID-19の影響が広がるなか、バチェレ人権高等弁務官はこのたび、各国政府に対し、囚人たち、および外部に閉じられた施設に囚われた人々の健康と安全を守るべく、緊急行動をとるよう求めた。
イエメン:即時の停戦を
COVID-19との闘いが続く中、グテーレス事務総長は世界最悪の人道危機に直面するイエメン全土における即時停戦の履行を求めた。

2020年03月24日News in Briefから[PDF]

COVID-19:シリア停戦を
Geir O Pedersen特使はこのたび、ラップトップで録音したメッセージを発し、シリアにおけるCOVID-19の広がりを防ぐべく、同国全土での即時停戦を求めた。
越境輸出管理は調整必要
COVID-19の蔓延防止をめざす国境管理が適切な調整をされずに行われていることによって、食料や医療品、燃料などを届ける支援活動に支障が生じている。国連欧州経済委員会(ECE)の輸送専門家Jean Rodriguez氏が訴えた。
一層の国際協力拡大を
ジュネーブ国連事務局のトップ、Tatiana Valovaya氏はこのたび、COVID-19の脅威との闘いのため、一層の国際協力の拡大を求めて訴えた。

2020年03月23日News in Briefから[PDF]

COVID-19:世界で停戦を
グテーレス事務総長は月曜日、メッセージを発し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)という共通の敵に立ち向かうため、世界各地の停戦を求めた。
トルコ・ギリシャ:移民への暴力
ギリシャ当局は、トルコから同国に流入する移民や庇護を求める人々に対する暴力を即時に停止すべきである。移民の人権に関する独立の特別報告者が声明を発し、訴えた。
水:予測、供給管理の重要性
干ばつ、汚染、気候変動に対応するため、水の予測、モニター、供給管理をさらにしっかりと行うことが緊急に必要である。世界気象機関(WMO)がUNWaterと共同でアピールを発した。

2020年03月20日News in Briefから[PDF]

COVID-19:人道支援
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による最大の影響を受ける脆弱なコミュニティーへの人道支援が現在、活発化している。世界食糧計画(WFP)が述べた。
緊急援助のニーズ調査
国連援助諸機関は現在、世界各地の脆弱な人々に援助が届くことを確保するために活動している。国連人道援助調整事務所(OCHA)によれば、人道支援チームは援助のニーズを調査中。
チャドのスーダン難民支援
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、チャドに流入したスーダン難民のための緊急援助物資(93.5トン)を空輸した。

2020年03月19日News in Briefから[PDF]

COVID-19:イブプロフェン
世界保健機関(WHO)はこのたび、現段階において、新型コロナウイルスに感染した人々へのイブプロフェンの使用を勧告することはしないと述べた。
パレスチナに基礎保健サービスを
パレスチナ占領地に関する特別報告者はこのたび、声明を発し、COVID-19により、ガザおよび西岸のパレスチナ人を感染から保護することの重要性が一層明らかになったとの旨を述べた。
COVID-19と情報の自由
COVID-19の脅威に世界が直面するなか、国連の人権特別報告者はOSCEと汎米人権委員会と共同アピールを発し、人々の健康をケアするとともに、情報の自由に対する人々の権利を保護する重要性を訴えた。

2020年03月18日News in Briefから[PDF]

COVID-19:アフリカに警告
世界保健機関(WHO)の事務局長はアフリカ諸国に対し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響がもたらす最悪の事態への備えを行うよう訴えた。
COVID-19:雇用喪失の恐れ
国際労働機関(ILO)はこのたび、COVID-19によって、世界でおよそ2億5,000万人の雇用が失われる恐れがあると訴えた。
温暖化:泥炭地に炭素貯蔵
国連食糧農業機関(FAO)はこのたび、泥炭地を炭素貯蔵庫として温暖化ガス排出を減らす方法に関するガイドラインを発表した。

2020年03月16日News in Briefから[PDF]

COVID-19:検査で拡大を防ぐ
世界保健機関(WHO)の事務局長は世界各国に対し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防ぐため、感染が疑われるすべてのケースについて確実に検査を行うよう訴えた。
COVID-19:医療器具を中国に
世界食糧計画(WFP)はこのたび、中国で新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を最も受けた地域に人工呼吸器など医療器具を搬送した。
ウイルスとの闘いと人権
国連の人権専門家たちは共同声明を発し、世界各国に対し、新型コロナウイルス対策において、人権を侵害しないように注意を促した。

2020年03月13日News in Briefから[PDF]

COVID-19:欧州は震源地
ヨーロッパは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新たな震源地である、と世界保健機関(WHO)は述べた。
シリア:紛争10年目
シリア北東部の停戦が続いているが、10年目に突入した紛争で避難民となった10万単位の人々の状況は非常に厳しい。国連人道問題調整事務所(OCHA)が警告した。
モザンビーク:人々の窮状
モザンビーク中央部がサイクロンに襲われて壊滅的な打撃を受けてから1年が過ぎたが、世界食糧計画(WFP)によれば、資金不足から100万人以上の食料支援が提供できない状態となっている。

2020年03月12日News in Briefから[PDF]

新型コロナウイルスへの対応
新型コロナウイルス感染者が増え続けるなか、世界保健機関(WHO)の事務局長は一部の国口が同感染症への対応を十分に図っていないと警告を発した。
イエメン:安保理で情勢報告
Martin Griffiths特使は安保理でイエメンに関する情勢報告を行い、同国が重大な岐路にたっているとし、このまま暴力が拡大すれば、和平交渉への道はますます厳しくなると訴えた。
ボリビア:政府批判の市長解放
ボリビアで政府に批判的な立場から発言をして拘束されていた市長が解放された。国連の恣意的拘束に関する作業部会はこの解放を歓迎した。

2020年03月11日News in Briefから[PDF]

シリア:紛争に入って10年目
シリア紛争が10年目に突入。ロウコック国連緊急援助調整官は追加的な救命援助を求める緊急アピールを発出した。
ブラジル:農民たち、表彰される
ブラジルのエスピニャソ山脈地帯で花を収穫する農民たちが生物多様性を高め、伝統知識を保全していることを認知され、国連食糧農業機関(FAO)から表彰された。
母語教育は子どもたちの権利
マイノリティー問題に関する特別報告者は人権理事会で演説し、言語少数者の子供たちは自分たちの言語で教えられなければならないと述べた。

2020年03月10日News in Briefから[PDF]

加速化する気候変動
世界気象機関(WMO)が発表した報告書によれば、気候変動が加速化している兆しがあり、人間の健康、移民や避難民・難民、食料安全保障、土地や海洋のエコシステムなどへの影響が懸念される。
ニカラグア:10万人以上流出
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、過去2年間にわたり、ニカラグアから10万人以上が迫害や人権侵害を逃れて国外に流出した。
ブルンジ:地方選挙と大統領選挙
ブルンジで地方選挙および大統領選挙が実施されるのを前に、国連の任命した人権調査委員会はアピールを発し、同国政府に対し、民主的かつ市民的・政治的スペースを再開するよう求めた。

2020年03月09日News in Briefから[PDF]

ジェンダー間の大きな格差
グテーレス事務総長は女性の地位委員会で冒頭演説し、ジェンダー間の不平等と女性・女児に対する差別はまさに地球的不正義だとの旨訴えた。
イラン:深刻な人権侵害
イランでは街頭デモが発生したが、同国の人権状況に関する特別報告者はこのたび、同国の拘束施設における深刻な人権違反について憂慮を表明した。
北朝鮮:人権理事会
北朝鮮の人権状況に関する特別報告者は人権理事会で演説し、同国の厳しい人権状況を指摘したうえで、新型コロナウイルス感染症の拡大のなか、同国をさらに孤立化させることが有効な解決策ではないとの旨を述べた。

2020年03月06日News in Briefから[PDF]

新型コロナウイルス:弱者に配慮を
新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大するなか、バチェレ人権高等弁務官は声明を発し、各国政府およびビジネス界に対し、人権を最優先にし、最も脆弱な人々を守るよう訴えた。
欧州:もっとも暖かい冬
世界気象機関(WMO)によれば、今年、ヨーロッパ地域では観測史上、もっとも暖かい冬を記録し、2月は世界とヨーロッパの両方で2番目に暖かい冬だった。
アメリカ大陸:女性議員、10人に3人以上
列国議会同盟(IPU)のデータによれば、アメリカ大陸は女性議員が30%を超える初の地域となった。

2020年03月05日News in Briefから[PDF]

デクエヤル元国連事務総長死去
元国連事務総長のハビエル・ペレス・デクエヤル氏が死去。享年100歳。在職期間は1982年1月から1991年12月まで。グテーレス事務総長は深い悲しみを表明した。
新型コロナウィルスで学校閉鎖
新型コロナウィルスの感染が広まり、13か国で学校が閉鎖され、2億9千万人を超える子どもへの教育が停止を余儀なくされている。
新型コロナウィルスと食料価格
国連食糧農業機関(FAO)によれば、新型コロナウィルス感染に対する懸念の影響を受けて、2月の世界食料価格が少し下落した。
HIV/エイズと女性・女児
HIV/エイズ禍が始まってから40年。若い女性と女児たちは基本的な権利とサービスを享受できない状況が続くため、依然として、男性に比べて、HIV/エイズへの高い感染リスクにさらされている。

2020年03月04日News in Briefから[PDF]

女児に対する暴力と差別
ユニセフはこのたび、Generation Equalityキャンペーンの一環としての報告書を発表し、過去25年、女児の教育に顕著な進展があったことを指摘しながらも、依然として、世界は女児にとって危険で差別的な場所にとどまっていると訴えた。
イラク:新型コロナウィルス
今月、百万単位の人々が宗教的な催しに参加すべく、イラクを訪れることが予想されている。世界保健機関(WHO)は現在、新型コロナウィルスやその他の感染症から訪問者を守るために、宗教者指導者および保健当局と協力して対策を講じている。
コンゴ:エボラ終息へカウントダウン
コンゴ民主共和国において、多くの人の命を奪ってきたエボラ出血熱がまもなく終息を迎える。月曜日、エボラ終息まで、あと42日を数えるカウントダウンがはじまった。翌日、同国における最後のエボラ患者が退院。

2020年03月03日News in Briefから[PDF]

ロヒンギャ難民支援を
バングラデシュ当局と協力して活動している国連諸機関はこのたび、ミャンマーから流出した10万単位のロヒンギャ難民支援のため、8億7700万ドルの資金拠出を求めた。
子どもに対する性的虐待
人権理事会において、子どもの人身売買と性的虐待に関する特別報告者は演説し、世界じゅうで、子どもたちの性的虐待などの問題がないという国はひとつもないと警告した。
南スーダン:太陽光パネル設置
南スーダンの首都ジュバにおいて、大規模な太陽光パネルファームが設置され、このたび発表された。国連平和維持活動の環境インパクトを減らし、その活動をサステナブルなものとする。地球温暖化の緩和への貢献が期待される。

2020年03月02日News in Briefから[PDF]

シリア:イドゥリブの過酷な状況
シリアのイドゥリブにおいて、軍事行動が続き、およそ100万人が避難を余儀なくされ、人道援助および生命保護のニーズが日々、高まっている。現地評価ミッションに加わったシリア危機担当の地域人道調整官が述べた。
シリア:人権調査委、報告
人権理事会が任命した調査委員会はこのたび報告を発表し、シリアにおける人権侵害が深刻化し、人々がかつてないレベルで避難民化し過酷な状況に直面していることを指摘した。
ジェンダー差別撤廃を
宗教の自由に関する特別報告者はこのたび、報告書を発表し、各国に対し、宗教的信念に基づくジェンダー差別の法律を撤廃するよう求めた。

2020年02月28日News in Briefから[PDF]

新型コロナウイルス:高いリスク
世界保健機関(WHO)の事務局長はこのたび記者会見し、新型コロナウイルスの世界的な感染リスクがとても高いとして、警鐘を発した。
シリア:イドゥリブの窮状
シリア北西部の紛争が急激に激化し、多くの人々が避難先を求めてトルコとの国境沿いに移動している。そうしたなかで保健衛生状況が劣悪になっている。
リビア:停戦違反
リビアの首都トリポリであらたに暴力が発生し、ジュネーブでの和平交渉が危うくなっている。国連事務総長特別代表Ghassan Salamé氏が述べた。

2020年02月27日News in Briefから[PDF]

コロナウィルス:偏見に警鐘
バチェレ人権高等弁務官は人権理事会でアピールを発し、新型コロナウィルスによって生じている中国人と東アジア地域の人々に対する偏見の高まりに警鐘を発し、各国政府の取り組みを求めた。
SNSとヘイトスピーチ
少数者問題に関する特別報告者はソーシャルメディアがヘイトスピーチの拡大に直接的に影響を及ぼしていると述べ、警鐘を発した。
シリア:北西部で人道的惨状
シリアの北西部において、軍事攻撃が拡大し、多数の市民が死傷し、避難民もたくさん発生している。国連の人道アドバイザー、Najat Rochdi氏が深い憂慮を表明した。

2020年02月26日News in Briefから[PDF]

コロナウィルス:警戒継続を
世界保健機関(WHO)の事務局長はジュネーブで記者会見し、新型コロナウィルスがパンデミックでないことは安堵する理由にはならないとの旨を述べ、引き続き警戒するよう訴えた。
コロナウィルス:観光業界の対応
世界保健機関(WHO)と世界観光機関(WTO)は声明を発し、新型コロナウィルスへの対策において、両機関の協力が鍵を握ると述べた。
ベネズエラ:食料へのアクセス困難
世界食糧計画(WFP)は研究報告を発表し、ベネズエラにおいてハイパーインフレーションが人々の食料などを購入する力に影響を与えていると述べた。

2020年02月25日News in Briefから[PDF]

国内避難民ハイレベルパネル
国内避難民に関するハイレベルパネルが開幕。グテーレス事務総長は冒頭演説し、現在世界中で4,100万人の国内避難民が存在するうえに、さらに今年に入ってから十万人単位の人々が家を追われていることを指摘し、その解決を訴えた。
国連、人々の声を聴く
グテーレス事務総長は火曜日、ジュネーブ国際開発研究大学院で、国連創設75周年の記念キャンペーンで行われている人々の声を聴くイベントに参加した。
北京女性会議から25年
北京女性会議で北京宣言が採択されてから25年。バチェレ人権高等弁務官はこの25年間で女性の地位が向上したとしながらも、いまだに多くの課題が残っていることを指摘した。

2020年02月20日News in Briefから[PDF]

南スーダン:意図的な飢餓
南スーダン各地において人々が意図的に仕掛けられた飢餓状況に直面しており、そうした行為は戦争犯罪である、と同国に関する人権調査委員会が述べた。同委員会は、国連人権理事会によって設置されたもの。
シリア難民の受け入れを
フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官はこのたび、シリア北西部の停戦を求めるアピールのなかで、トルコとその他の近隣諸国に対し、シリアから紛争を逃れてさらに流出する難民たちを受け入れるよう訴えた。
イエメン:空爆で子ども死亡
イエメン北部の反政府勢力支配地域で週末、空爆があり、8人の少年と11人の少女が犠牲となって死亡した。

2020年02月19日News in Briefから[PDF]

子どもたちの未来に対策を
世界保健機関(WHO)とユニセフ、医学雑誌『ランセット』の委託のもとに作成された報告が完成した。どの国もまだ子どもたちの将来のために十分な対策をとっているとはいえないと、報告は訴えた。
ナイジェリア:子ども支援を
ナイジェリアにおいて、栄養不良、感染症、洪水、干ばつ、避難民発生などのいくつもの緊急事態が重なり、300万人(その半分は子ども)が人道支援を必要としている。ユニセフがこの状況への関心を喚起した。
HiV/エイズと新型コロナ
新型コロナウィルス発生への対応をはかる中国において、同国政府と国連エイズ合同計画(UNAIDS)が現在、HIV感染者が治療を受け続けられることを確実にするため協力している。

2020年02月17日News in Briefから[PDF]

パキスタン:アフガン難民への連帯
グテーレス事務総長はイスラマバードで開催された国際会議で演説。アフガニスタン難民を受け入れるパキスタンの連帯の精神は世界が見習うべき手本であるとの旨を述べた。
イエメン:捕虜交換への合意
イエメンの対立する勢力間で、紛争開始以来始めて、正式で大規模な捕虜交換に関する合意が成立した。
カメルーン:銃撃戦で22人犠牲に
カメルーン北西部の英語圏地域で、政府軍と分離派勢力との間の銃撃戦に巻き込まれて22人が死亡した。そのうち14人が子どもだった。

2020年02月14日News in Briefから[PDF]

シリア:北西部へ援助搬送再開
シリア北西部において、敵対行為が拡大し、緊急援助物資の搬送活動が丸一日休止したが、ふたたびスタートした。世界食糧計画(WFP)が述べた。
アフリカの角:イエメンへの移民
昨年、「アフリカの角」地域から海路、イエメンに向かう移民は毎月1万1,500人で、地中海ルートで欧州に向かう移民よりも多かった。
コンゴ:エボラ感染、減少
世界保健機関(WHO)は、コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の感染者数が減少していることについて、心強い動きであるとしながらも、まだ確実な傾向ではないと慎重な見方を示した。

2020年02月12日News in Briefから[PDF]

コロナウィルスへの対応
国際民間航空機関(ICAO)の事務局長はこのたび、UN Newsとのインタビューで、新型コロナウィルスへの過剰対応に懸念を表明。各国と航空会社は、世界保健機関(WHO)と専門家が提示する保健衛生リスクに応じた対策を講じる必要を述べた。
リビア:不発弾の脅威
何か月にもわたる戦闘によって、リビアの都市に不発弾がまき散らされ、学校や大学、病院などに深刻な脅威を与えている。国連地雷対策サービス(UNMAS)が述べた。
レバノン:包括的改革を
レバノンのための国際支援グループ(ISG)は水曜日、レバノンの新政府に対し、政治的、社会的、経済的危機の深まりを回避すべく、包括的な改革を行うよう訴えた。

2020年02月11日News in Briefから[PDF]

コロナウィルス対策に国際会議
新型コロナウィルスへの対策をはかるための国際会議がジュネーブ国連事務所でスタート。感染拡大を止めるための措置を検討する。
マダガスカル:子どもたちの窮状
国連人道援助諸機関によれば、2012年以降、マダガスカルにおいて、子どもたちの窮状が改善をみておらず、多くの場合、悪化している。長期的な支援が必要である。
コンゴ:避難民たちの窮状
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、コンゴ民主共和国の東部において、避難民10万人以上の状況が深刻に悪化している。

2020年02月10日News in Briefから[PDF]

新型コロナウィルス拡大防止
各国政府は新型コロナウィルスの拡大防止を最優先に取り組み続けるべきである。世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長が月曜日、ジュネーブで訴えた。
アフリカの角:バッタ被害
「アフリカの角」で、バッタの大量発生が問題になっているが、国連によれば、今後数週間でさらに大量孵化し、同地域の食料安全保障に前例のない脅威を与えると予想される。
世界の交通事故死をなくす
世界において、毎日、交通事故で3,700人が死亡し、その10分の1が開発途上国で発生している。「道路の安全に関するグローバル閣僚会議」の開催(於:スウェーデン)を前に、道路の安全に関する国連事務総長特使Jean Todt氏が述べた。

2020年02月07日News in Briefから[PDF]

新型コロナウィルス:マスク不足
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、世界中でマスクの需要がかつてなく拡大し、本当に必要とする人の手に入らなくなっていると警告した。
モザンビーク:暴力の逃れる人々
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、モザンビークにおいて、あらたな暴力が発生し、何千もの人々が避難することを余儀なくされている。
南極大陸:18.3度を記録
世界気象機関(WMO)によれば、南極大陸の気温が18.3度に上昇し、観測史上最高気温を記録。氷床へのダメージと海面上昇の懸念が高まっている。

2020年02月06日News in Briefから[PDF]

女性器切除への迅速な対策を
国連人口基金(UNFPA)によれば、今後10年間に約6,100万人の少女たち(2020年だけで410万人)が女性器切除の被害者となる見込み。
中央アフリカ共和国:窮状の子どもたち
歴史的な和平合意成立から1年が経った中央アフリカ共和国において、子どもたちが依然として、暴力、ならびに、食料・ヘルスケア・水と衛生へのアクセス欠如のリスクに晒されている。
メキシコ:蝶の専門家の死因調査を
メキシコにおいて、蝶の生息環境を保護するために尽力していた専門家2人が死亡した事件について、国連教育科学文化機関(UNESCO)はこのたび、調査の開始を求めた。

2020年02月05日News in Briefから[PDF]

難民の再定住ニーズ
2019年、再定住した難民が多少増加した一方、再定住のニーズと対応とのギャップは依然として大きい。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が発表した。
難民高等弁務官、サヘル訪問
フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官はこのたび、アフリカのサヘル地域の3か国を訪問した。これらの国々では、テロリストグループ、組織犯罪グループの活動によって人道緊急事態や大規模な難民・避難民の発生がもたらされている。
南スーダン:はしかへの対策
1年前からはしかが大規模に蔓延する南スーダンにおいて、大規模な予防接種キャンペーンが展開している。

2020年02月04日News in Briefから[PDF]

リビア:永続的な停戦の成立を
ジュネーブで行われているリビア和平協議において、不安定な停戦に代わって、永続的な停戦を成立させる必要があることについて、双方の当事者が合意した。協議を仲介するサラメ事務総長特別代表が述べた。
新型コロナウィルス:デマ対策
中国中部において、新型コロナウィルス感染が広がり、死者も増えるなか、世界保健機関(WHO)はデマ情報への対策を講じている。
シリア北西部での襲撃続く
シリア北西部において、軍事行動が続いており、最近2か月間だけで50万人以上が避難民となった。国連の人道援助機関はこの状況に衝撃を受けている。

2020年02月03日News in Briefから[PDF]

リビア:和平協議スタート
ジュネーブにおいて、リビアの対立する武力勢力が和平協議を開始した。同協議で議長役を務めるのは、ガッサン・サラメ国連事務総長特別代表。
イエメン:ヨルダンへの病人移送
国連はこのたび、「空の橋」と名付けられたオペレーションを成功裏に終え、イエメンの首都サナアから30人の病人と同伴者をヨルダンの専門施設に移送した。
シリア:保健衛生上の脅威
世界保健機関(WHO)はこのたび、シリアのイドリブで、拡大する敵対行為から避難を余儀なくされる人々に迫る保健衛生上の脅威について警鐘を鳴らした。

2020年01月29日News in Briefから[PDF]

肺炎への対策を
肺炎への対策の拡充によって、今後10年間に世界の900万人の子どもの命を救うことができる。子どもの肺炎に関するグローバルフォーラムを前に、肺炎対策の効果を訴える分析報告が発表された。
アフリカの角:サバクバッタ増加
アフリカの角において、サバクバッタが増加し、食料安全保障と人々の生活状況に前例のない脅威を及ぼしている。国連食糧農業機関(FAO)が警告した。
コンゴ:人権高等弁務官訪問
バチェレ国連人権高等弁務官はコンゴ民主共和国への5日間にわたる訪問を終えるにあたり、同国政府および国際社会に対し、同国の紛争、人権侵害、慢性的な経済社会問題解決のため、現在の好機をとらえるよう求めた。

2020年01月28日News in Briefから[PDF]

イラク:ISIL戦闘員の裁判
国連イラク支援団(UNAMI)と国連人権高等弁務官事務所はこのたび共同報告を発表。イラクがISIL戦闘員を裁判にかけるべく多大な努力を払ってきたことを評価しながらも、その裁判の公正さに深刻な懸念を表明した。
スーダン:隣国に逃れる人々
先月以降、スーダンの西ダルフールで起こる暴力によって、1万1000人以上(先週だけで約4,000人)が隣国チャドに逃れた。
SDGs:財政説明責任パネル
国連総会、経済社会理事会の両議長はこのたび、財政上の説明責任、透明性、誠実性に関するハイレベルパネル(FACTI)を共同設置した。

2020年01月27日News in Briefから[PDF]

国際デー:ホロコースト想起
1月27日は、ホロコースト犠牲者を想起する国際デー。グテーレス事務総長は、ユダヤ人強制収容所解放75周年を記念して、ホロコーストを二度と繰り返さないよう、あらためて世界がその防止に努めるよう訴えた。
リビア:移民難民襲撃調査を
国連リビア支援団(UNSMIL)と国連人権高等弁務官事務所は共同で報告書を発表し、リビアにおける紛争当事者およびそれらを支援する海外の国々に対し、昨年7月に収容施設で移民難民を襲撃した空爆事件に関する調査を行うよう促した。
イラク:ジャーナリスト殺害
イラクにおいて今月、テレビ局記者が殺害された事件について、国連教育科学文化機関(UNESCO)のアズレ事務局長はこのたび、犯人を逮捕し裁判にかけるよう求めた。

2020年01月23日News in Briefから[PDF]

ICJ、ロヒンギャ保護命令
国際司法裁判所(ICJ)は木曜日、ミャンマー政府に対し、ロヒンギャの人々を保護する措置を講じるよう命令を決定した。
ホロコースト犠牲者想起デー
毎年1月27日は、ホロコースト犠牲者を想起する国際デー。ユダヤ人収容所解放75年を記念して、国連の独立人権専門家たちは声明を発し、反ユダヤ主義の高まりと闘うための緊急の行動が必要であると述べた。
森林:FAO、JAXと協力
国連食糧農業機関(FAO)は現在、世界の森林の能力を高め、土地の利用を評価すべく、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協力している。

2020年01月22日News in Briefから[PDF]

サウジ:皇太子のハッキング容疑
サウジアラビアの皇太子がアマゾンCEOの電話をハッキングした疑いについて、独立の国連人権専門家たちは即時の調査を行うよう求めた。
レバノン:新政府樹立
何か月にも及ぶ膠着状態の末、レバノンの新政府が樹立したことについて、グテーレス事務総長は歓迎の意を表明した。
ソマリア:人道対応に10億ドルを
ソマリアの連邦当局と国際パートナーは人道対応プランを発表し、今年300万人のソマリア人を支援するために必要となる資金として、10億ドルの拠出を求めて訴えた。

2020年01月21日News in Briefから[PDF]

中国:コロナウィルス感染
中国の保健当局はこのたび、新型ウィルスがヒトからヒトに感染する可能性があると発表した。世界保健機関(WHO)は水曜日に会合を開催し、公衆衛生上の緊急事態を宣言するかどうかを決める。
レバノン:暴力的な抗議デモ
レバノンにおいて週末、政府に対する平和的な抗議デモが暴力的になり、人権高等弁務官が憂慮する事態となっている。同弁務官は事態の鎮静化と包摂的な対話を促した。
飢餓:WFP、ハンガーマップ
世界食糧計画(WFP)はこのたび、画期的なデジタル・プラットフォーム「ハンガーマップ」を発表した。これを通じて、世界の90か国以上の最新の食料事情を知ることができる。

2020年01月17日News in Briefから[PDF]

リビア:子どもたちの苦境
リビアにおいて、長引く暴力と混乱によって、難民や移民の子どもたちが窮状に陥っている。ユニセフのフォーレ事務局長は声明を発し、国際社会の対応を求めた。
シリア:市民の保護を
シリア北西部において、停戦が発表されたにもかかわらず、市民が引き続き殺害され避難民となっている。バチェレ国連人権高等弁務官はこの状況に非難声明を発した。
カンボジア:野党指導者の裁判
カンボジアの野党指導者ソカ氏が国家反逆罪で裁判にかけられることについて、国連の独立人権専門家たちは政治的動機に基づくものとして憂慮を表明。

2020年01月16日News in Briefから[PDF]

シリア:子どもたちの夢消し去る
シリアに関する国連調査委員会の報告が木曜日、発表された。報告書は、同国における9年間の紛争で子どもたちが殺害され、拷問され、レイプされるなど、人権侵害に苦しんでいる状況を指摘した。
アフリカ南部:飢餓に苦しむ人々
世界食糧計画(WFP)によれば、アフリカ南部で、干ばつ、洪水、経済不安が続き、女性や子どもを中心に4,500万人が重大な食料不足に苦しんでいる。
ナイジェリア:拉致された人々、解放
ナイジェリアで非国家アクターに拉致された、3人の援助活動家を含む人々がこのたび無事解放された。同国駐在の人道調整官は安堵の念を表明した。

2020年01月15日News in Briefから[PDF]

マリ:安保理、情勢報告
ラクロワ平和維持活動担当事務次長は安保理でマリ情勢を報告し、2015年の和平合意の実施がマリを安定させる唯一の方法であるとの旨を述べた。
アフリカ:ドローンアカデミー
ユニセフは、アフリカの若者たちに利益を与えるプログラムとサービスにおけるドローンの活用を促進するため、アフリカ・ドローン・データ・アカデミーを開設した。
ダルフール:暴力の自制を
住民間の紛争を対立を解決する手段として暴力に訴えるのは双方にマイナスとなる状況を招くだけである、とスーダンのダルフールに展開するアフリカ連合(AU)と国連の合同ミッションのJeremiah Mamabolo代表が述べた。

2020年01月14日News in Briefから[PDF]

新種ウィルス:調査続く
世界保健機関(WHO)によれば、中国で見つかった新種のウィルスがどのように感染したかは依然として不明である。
リビア:移民、拘束施設に
国際移住機関(IOM)によれば、今年に入り、リビアから海路で流出した何百人もの人々が首都トリポリの拘束施設に送られている。
スーダン:難民支援の資金を
スーダンにおいて、20万を超える人が避難を余儀なくされている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、これら避難民のための支援アピール(2020年)を発し、4億7,700万ドルの資金拠出を呼びかけた。

2020年01月13日

タイ:コロナウィルス感染
タイで、新型コロナウィルス感染者が一人、確認された。世界保健機関(WHO)は現在、タイと中国の当局担当者と活動している。
国連総会、6か国が投票権失う
全加盟国のうち、6か国の2019年通常予算の支払いが滞った。それらの国は、中央アフリカ共和国、ガンビア、レソト、トンガ、ベネズエラ、イエメン。国連総会で投票権を失う。
イエメン:フダイダ・ミッション延長
安保理はこのたび、フダイダ合意を監視する国連ミッションの任期を6か月間延長した。

2020年01月10日News in Briefから[PDF]

コンゴ:人権侵害の調査実施
国連合同人権事務所により、コンゴ民主共和国における人権調査が実施されたところ、2017年から昨年9月にかけて、同国北東部のヘマおよびレンドゥのコミュニティを巻き込んだ襲撃事件が起こり、少なくとも701人が殺害され、168人が負傷したことが明らかになった。
エルサルバドル:避難民に勝利
エルサルバドルにおいて、新法が国会を通過し、何万人もの避難民が人道支援へのアクセスを手に入れ、基本的人権を回復した。
UNHCRにオリンピック賞
国際オリンピック委員会(IOC)はこのたび、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)がスポーツを通じて難民や受け入れコミュニティーを支援し、オリンピックの価値を促進してきたことを称えて、オリンピック・カップを授与した。

2020年01月09日News in Briefから[PDF]

マリ:国連駐屯地への攻撃
マリのキダル地域で、国連、同国、国際部隊が共有する駐屯地に対して迫撃砲攻撃が行われ、国連の平和維持兵に死傷者がでた。MINUSMAはこの襲撃事件を強く非難した。
難民保護:2020年を変化の年に
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は欧州連合(EU)に対し、2020年を難民保護を拡大するための変化の年にするよう訴えた。
リビア:停戦の呼びかけ
ロシアとトルコがリビア停戦を共同で呼びかけたことについて、国連事務総長特別代表が歓迎の意を表明。

2020年01月07日News in Briefから[PDF]

シリア:イドゥリブ人道状況
シリアのイドゥリブ地域において、過去8か月間、空爆などが続き、70万人以上が避難を余儀なくされ、人道状況が悪化している。シリア地域を担当する国連人道伏調整官のマーク・カッツ氏が声明を発し、警告した。
ベネズエラ:政治危機続く
ベネズエラで引き続く政治危機のうえに、最近の大統領選や国会議長などの情勢が加わって、緊急に必要とされる対話が一層困難になっている。グテーレス事務総長が述べた。
スーダン:西ダルフールで暴力
スーダンの西ダルフールのEl Geneinaおよびその周辺で発生するコミュニティー間の暴力によって、昨年12月後半以降、少なくとも54人が死亡し、60人が負傷し、4万人が避難民となっている。

2020年01月06日News in Briefから[PDF]

豪州森林火災にユニセフ支援
オーストラリアで森林火災が続いている。ユニセフは、同国政府とパートナーに対する支援を提供。
船舶規制:硫黄酸化物排出
船舶に関する新しい環境規制が発効した。船舶の燃料油使用で排出される有害な硫黄酸化物を大きく削減すべく、世界的にその上限を3,5%から0.5に下げた。
カンボジア:ビル倒壊
カンボジア沿岸のケップ市でビルが倒壊し、36人の労働者が死亡し、23人が負傷した。国際労働機関(ILO)の現地事務所は憂慮を表明した。

2020年01月03日News in Briefから[PDF]

ラテンアメリカ:災害多発地域
国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、2000年から2019年にかけて、ラテンアメリカ・カリブ地域において、洪水、ハリケーン、地震などで1億5200万人が被災し、世界では2番目に災害が多発した地域となった。
西ダルフール:住民間の衝突
スーダンの西ダルフールのいくつかの村落において住民間の衝突事件が発生し、3万人が避難を余儀なくされている状況について、国連人道問題調整事務所(OCHA)は注視を続けている。
気候変動:シェフたちの取り組み
国連の気候変動対策プロジェクト“Recipes for Change”に取り組むセネガル出身のシェフが小規模農業コミュニティーへの支援拡大を求めた。

2020年01月02日News in Briefから[PDF]

ギニアビサウ:大統領選、実施
ギニアビサウにおいて大統領選が昨年末、平和裏に終了したことについて、国連西アフリカ・サハラ事務所(UNOWAS)の代表は称賛するとともに、国連の支援継続を誓った。
国連創設75周年:グローバル対話
2020年は国連創設75周年。国連は世界の未来について最大規模のグローバル対話”UN75 dialogues”への参加を呼びかけた。集められた意見や考えは今年9月に開かれる75周年記念のハイレベルイベントで共有される。
WHO:保健衛生への投資を
世界保健機関(WHO)の事務局長はビデオ映像で新年の挨拶を述べ、世界各地で保健衛生の仕事に勇敢に取り組んでいる人々に謝意を述べるとともに、世界に対し、それらの人々への支援を拡大するよう訴えた。