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News in Brief(2013年)

国連ニュースセンターがお届けする日々の記事を英語で読んでみませんか。
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» News in Brief

また1999年1月~2021年6月の記事は日本語要約をアーカイブにしています

2013年12月26日News in Briefから[PDF]

南スーダン:PKO要員増強
南スーダンに展開する平和維持活動、UNMISSについて、国連は48時間以内に兵力の増強を図ることを希望している。ヒルデ・ジョンソン事務総長特別代表は同国の首都ジュバからビデオで記者会見し、マンデートの実施には能力の改善と強化が必要であるとの旨を訴えた。
シリア:事務総長、樽爆弾を非難
シリアの紛争当事者をスイスでの交渉のテーブルにつけるための努力が拡大するなかで、潘基文事務総長は本日、声明を発し、重火器や迫撃砲弾の継続的で無差別な使用、とくに、アレッポで政府軍が「樽爆弾」襲撃を行っていることについて憂慮を表明した。
中央ア:子どもの栄養不良、増加
中央アフリカにおける最近の暴力は、同国で深刻な栄養不良に苦しむ子どもたちの急増を招いている。ユニセフは栄養不良による子どもたちの死亡を防ぐよう行動を促した。
西岸:イスラエル、建物取り壊し
西岸において、イスラエルが建物を取り壊し、68人―そのうち32人は子どもたち-が家を追われた。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、国際法の違反であるとして非難した。
コンゴ:ウガンダ反政府勢力、襲撃
コンゴ民主共和国東部において、ウガンダ反政府勢力による襲撃事件が起こり、10人以上が死亡し、多くの人びとが避難民となったことを受けて、同国に展開する平和維持活動、MONUSCOは国軍FARDCが同地域を奪還するのを支援した。

2013年12月24日News in Briefから[PDF]

南スーダン:PKO、増派
安保理は決議を全会一致で採択し、南スーダンの情勢悪化に鑑みて、同国に展開する平和維持活動、UNMISSの要員を増派することを決めた。現在は軍事要員、警官をあわせて、約7,000人。同決議により、この数は1万4,000人へと増強される。
南スーダン:暴力激化の回避を
ピレイ人権高等弁務官は本日、ニュースリリースを発し、南スーダンの指導層に対して、同国における激化激化を抑制するよう促すとともに、人権侵害を犯している者の説明責任を問うよう求めた。
中東で流血事件:最大限の自制を
イスラエルにおいて、ガザからの襲撃で市民が死亡したり、テルアビブでバス爆破事件が起きたりしたことについて、潘基文事務総長は声明を発し、憂慮を示し、すべての当事者による最大限の自制を訴えた。
中央ア:避難民の安全に憂慮
中央アフリカ共和国において紛争により家を追われた避難民7万1,000人が避難している場所へのアクセスが難しくなっている。UNHCRの現地事務所代表は本日、憂慮を表明。
イエメン:連邦政府樹立合意
現在開催中のイエメン国民対話会議において、昨日、同国政府の構造、南部地域の地位に関する合意が成立した。潘基文事務総長、および同国担当特使は本日、この合意に歓迎の意を表明。

2013年12月19日News in Briefから[PDF]

南スーダン:国連施設に襲撃
南スーダンにおいて、アコボに駐屯するUNMISS施設が何者かによって襲撃された。潘基文事務総長は声明を発し、政府軍および反政府勢力に対して、市民の権利を尊重し、その安全を確保するよう訴えた。
国連総会、マンデラ氏に哀悼
国連総会は本日、特別会合を開催し、12月5日に死去したネルソン・マンデラ氏に哀悼の意を示した。2009年以降、国連総会はマンデラ氏が果たした平和と自由の文化への貢献を称え、世界の人々に対し、毎年67分間の奉仕活動を行うよう奨励している。
中央ア:人権専門家、紛争停止訴え
人権特別報告者や専門家たちのグループは本日、中央アフリカのすべての当事者に対して、現在継続する紛争を停止し、人権侵害の悪化をくい止めるようよう求めた。
国連総会、個人情報保護を決議
国連総会はコンセンサスで、デジタル時代におけるプライバシーの権利と題する決議を採択した。決議はプライバシーの権利は人権であることを強調し、オフラインで保護される権利がオンライン上でも同様に保護されなければならないとした。
マダガスカル:バッタ統制に資金を
国連食糧農業機関(FAO)が本日発表したところによれば、マダガスカルでスタートした、バッタの統制プログラムは成果をあげているものの、今後2段階の活動のためには1700万ドルの追加資金が必要である。

2013年12月18日News in Briefから[PDF]

12月18日は、国際移住者デー
毎年12月18日は、国際移住者デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、各国政府に対し、「すべての移住労働者とその家族の権利の保護に関する国際条約」を含め、主要な国際人権条約をすべて批准、履行するよう促した。
南スーダン:敵対行為の停止を
南スーダンにおいて戦闘が継続するなか、潘基文事務総長は現在、危機事態の政治的終結のため、地域のすべての指導者に敵対行為の停止を求めている。一方、安保理議長もまた、報道声明を発し、同国のすべての当事者に対し、さらなる暴力の拡散を防ぐべく、自制を求めた。
ソマリア:医療用車両に襲撃
ソマリアの首都モガディシュ近辺で、医療用車両が襲撃され、6人が死亡した。ケイ事務総長特別代表は声明を発し、この襲撃事件を強く非難し、同国連邦政府に対し、事件の徹底調査を求めた。
安保理:西アフリカの組織犯罪討議
安保理は本日、西アフリカにおける薬物の不正取引と越境組織犯罪の連関の拡大について討議。議長声明を発し。同地域とサヘル地域の諸国に対し、国境管理の強化を呼びかけた。
総会:人権保護強化に関する会合
国連総会は昨日、非公式会合を開催し、人権尊重を強化するための戦略“Rights Up Front”について討議した。エリアソン副事務総長は総会に対し、6項目行動計画を提示して、広範かつタイムリーな政治的支援の欠落が人権侵害を防ぐための予防行動の妨げとなっていると訴えた。

2013年12月17日News in Briefから[PDF]

シリア:国際会議、1月22日に
シリアに関する国際和平会議が来年1月、スイスで開催される予定が決まった。会期は2回に分けられ、最初は、22日にモントルーで開かれたあと、一日空けて、24日に、場所をジュネーブに移して再開される。
南スーダン:武力衝突、続く
南スーダンで武力衝突が続くなか、国連事務総長はSPLAの指導者たちに対し、自らの勢力のメンバーたちによる武力行使を抑止するとともに、市民保護を図るよう訴えた。
中央アフリカ:状況悪化
中央アフリカ共和国の情勢が悪化するなか、国連難民高等弁務官事務所は本日、緊急チームを追加派遣したことを明らかにした。同国の首都バングイにおいてはこの2週間、暴力によって、約21万人が家を追われ、避難民となった。
フィリピン:子どもの犠牲者を援助
フィリピンが大型台風ハイヤンに襲われ、600万人に近い子どもたちが犠牲となり、うち140万人が自らの家を失った。国連援助諸機関は現在、通学、保護、ワクチン投与といった子ども対象プログラムを回復するため、長期的援助プログラムを進めている。
アフガニスタン:安保理、情勢報告
キュービス事務総長特別代表は本日、安保理で、アフガニスタンに展開する平和維持活動、UNAMAに関する最新報告を行った。報告によれば、脆弱かつ不穏な情勢において、ISAFの兵力削減が続けているが、同国が情勢の安定を向上させている。

2013年12月16日News in Briefから[PDF]

事務総長、年末恒例の記者会見
潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部において、年末恒例の記者会見を行って、この一年間の国連の取り組みを総括するとともに、各国指導者に対し、先日死去したネルソン・マンデラ氏を見習って、市民を保護するよう呼びかけた。
国連、人道援助アピール
エイモス人道問題担当事務次長は本日、ジュネーブで、人道資金拠出を求めるアピールを発し、2014年に百万単位の人びとを救うため、ドナーに対し、130億ドル近い資金を拠出するよう求めた。
フィリピン:経社理で特別会合
フィリピンが大型台風ハイヤンに襲われてから一か月が経過。本日、経済社会理事会で、特別会合が開催され、国連とパートナーは被害を受けた地域の人びとの生活再建の支援のために、迅速に行動する必要に合意した。
コンゴ:無辜の市民、無残な虐殺
コンゴ民主共和国の北キブ州において、暴行を受けて惨殺された女性や子どもを含む市民21人の遺体が発見された。同国に展開する平和維持活動、MONUSCOは攻撃ヘリや巡回警備を同州に展開している。
シリア:空爆で子どもが犠牲に
シリアのアレッポで空爆が行われ、シリア人の子どもたち28人が犠牲になって死亡した。ユニセフはこの空爆を受け入れがたいものとし、すべての当事者に対して、国際人道法の順守を訴えた。

2013年12月06日News in Briefから[PDF]

国連、マンデラ氏の死を悼む
南アフリカの元大統領、ネルソン・マンデラ氏の死去を悼み、ニューヨーク国連本部において、国連旗が半旗にして掲げられた。国連総会では、一分間の黙とうが捧げられた。
中央ア:人道情勢、悪化
中央アフリカ共和国において、住民間の衝突が拡大し、人道情勢が悪化している状況について、潘基文事務総長をはじめ、複数の国連機関が本日、警鐘を発した。
アフリカ:エリゼ・サミット開催
アフリカの平和と安全のためのエリゼ・サミットがフランスの首都パリで開催。潘基文事務総長は演説し、アフリカが直面する様々な課題を指摘するとともに、中央アフリカ共和国における暴力の拡大をみれば、国際社会の行動の必要の緊急性は明白であるとの旨を述べた。
フィリピン:大型台風から一か月
フィリピンを大型台風ハイヤンが襲ってから1か月が経過。世界食糧計画(WFP)や世界保健機関(WHO)など国連諸機関は依然として、援助が必要な状況に変わりはないとして、大規模な支援に対する支援の継続を求めた。
ドミニカ:ハイチ系市民、無国籍化
ドミニカ共和国において、多くのハイチ系市民がドミニカ国民としての国籍を失うことになる判決がでたことについて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は深い懸念を表明。

2013年12月05日News in Briefから[PDF]

ネルソン・マンデラ氏、死去
ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領が死去。潘基文事務総長は人間の尊厳を勝ち取るためにマンデラ氏が果たした私欲のない闘いに世界の多くの人が深い影響を受けたとの旨を述べ、同国の人びと、遺族、そして、世界の全ての市民に対し、哀悼の意を表明した。
中央ア:安保理、新PKO承認
安保理は本日、決議2127を全会一致で採択し、暴力と報復の連鎖によって中央アフリカ共和国が民族的、宗教的に分断し、管理不能な状況に陥る恐れがあるとし、アフリカが主導し、フランスが支援する平和維持部隊、MISCAの展開を承認した。
マララさんに国連人権賞
2013年の国連人権賞の受賞者が本日、発表された。受賞者の一人はパキスタンで、女子教育の権利を訴える、マララ・ユサフザイさん。国連人権賞は5年毎に人権向上に貢献のあった個人や団体に授与される。これまでに、アムネスティー・インターナショナルやジミー・カーター元米大統領、ネルソン・マンデラ元南ア大統領が受賞した。
イエメン:自爆攻撃で多数の死傷者
イエメンにおいて、防衛省を狙った自爆攻撃が起き、20人以上が死亡し、多数の負傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、この事件を強く非難するとともに、すべての当事者に対し、同国大統領による捜査に全面協力をするよう訴えた。
OECD:第20回閣僚理事会、開催
欧州安全保障協力機構(OECD)の第20回閣僚理事会がウクライナの首都キエフで開催。潘基文事務総長はメッセージを送り、OECDが地域の紛争回避、平和と開発の推進に果たした役割を指摘し、国連とのパートナーシップの重要性を強調した。

2013年12月04日News in Briefから[PDF]

シリア化学兵器:国外廃棄へ準備
シリアの化学兵器を国外廃棄するための準備が進んでいる。化学兵器禁止機関(OPCW)と国連の合同ミッションの特別調整官を務めるシグリッド・カーグ氏が本日、国連ニュース・センターに述べた。
障害者:国連本部で支援センター
ニューヨーク国連本部において本日、障害者支援のためのアクセシビリティー・センターがオープンした。韓国政府などが後援。潘基文事務総長は同施設オープンの式典に参加し、このイニシアチブが障害者を内包する世界の創出に向けた国連の歩みを示すものだとの旨を述べた。
アフガニスタン:メディア委設置
アフガニスタンにおいて、来年の大統領・州議会選に向けて準備が進むなか、公正な報道を確保するためのメディア委員会が設置された。UNAMAはこの動きを歓迎する意を表明。
南スーダン:人々のニーズに対応を
南スーダン訪問から戻ったキュンワ・カン人道問題担当事務次長補は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、同国の人道情勢に改善はみられるものの、国連は来年、同国が人災、自然災害によりよく対応できるように人道戦略を修正していくとの旨を述べた。
女性の地位向上の進展を
第58回女性の地位委員会を2日後に控えるなか、ニューヨーク国連本部で、UNウィメン・ステークホールダーズ・フォーラムが2日間の日程で開かれた。UNウィメンの副事務局長はジェンダーと持続可能な開発のシナジーの重要性を訴えた。

2013年12月03日News in Briefから[PDF]

コンゴPKO:初の無人機飛行
コンゴ民主共和国東部に展開するMONUSCOはこのたび、同国の市民をよりよく保護するために、国連平和維持活動として初めて無人機(UAVs)を配備した。
シリア:安保理で非公開会合
エイモス人道問題担当事務次長は本日、安保理・非公開会合でシリア情勢を報告し、ビザ発行の加速化や援助搬送拠点の増加において、同国政府にいくらかの進展がみられるとする一方、おそらく25万人程度に援助が届いていないとして、人道活動におけるより一層の努力の必要を訴えた。
中央ア:暴力事件、多数の死傷者
中央アフリカ共和国において、あらたな暴力事件が起き、12人が死亡し、30人が負傷した。中央アフリカ共和国統合平和構築ミッション(BINUCA)は深まる暴力的な環境に深い憂慮を表明した。
米女性歌手、ユニセフ親善大使に
米女性歌手ケイティ・ペリーさんがこのたびユニセフ親善大使に任命された。ペリーさんは世界各地の脆弱な青少年の生活改善への若者の関与に重点的に取り組む。
エイズなど対策基金に120億ドル
エイズ・結核・マラリアと闘うためのグローバル基金の第4回資金補充会議がこのたび、米ワシントンで開かれて、国際パートナーの諸組織から計120億ドルの拠出が誓約された。国連エイズ合同計画(UNAIDS)は歓迎の意を表明した。

2013年12月02日News in Briefから[PDF]

12月2日は奴隷制度廃止デー
毎年12月2日は、奴隷制度廃止国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、移民、女性、差別された民族グループ、少数者、先住民など、貧しい人、社会的に疎外されたグループが被害を受ける近代奴隷制を終わらせることを特別に検討することが必要であるとの旨を述べた。
ピレイ人権高等弁務官、記者会見
ピレイ人権高等弁務官は本日、ジュネーブで記者会見し、世界各地のさまざまな人権状況の進展について説明した。一部の地域では緩慢だが着実な進展がみられるとする一方で、シリアや中央アフリカ共和国などの国々における状況について警鐘を鳴らした。
UNIDO、新リマ宣言採択
国連工業開発関(UNIDO)は本日、新リマ宣言を採択し、今後の優先事項を描く道程表を提示し、包摂的かつ持続的な工業開発の必要を強調した。40年近く前、工業開発と協力に関するリマ宣言が採択され、UNIDOが専門機関になる道を敷いた。
コンゴ:PKO局長、訪問
コンゴ民主共和国を訪問したラドゥス平和維持活動担当事務次長は本日、ゴマで記者会見し、地域情勢は改善の兆しがみられ、さらなる進展に希望を抱くことができるとの旨を述べた。
ウクライナ:事務総長、静穏訴え
ウクライナにおいて政治的な抗議デモが続くなか、潘基文事務総長は本日、声明を発出し、自制を訴えるとともに、すべての当事者に対し、さらなる暴力を回避するとともに、表現、平和的集会の自由という民主的原則を支持するよう訴えた。

2013年11月29日News in Briefから[PDF]

エイズ感染:ユニセフ報告
ユニセフは本日、子どもとエイズに関する報告書を発表し、2005年以降、85万人を超える幼児がHIV感染から救われた一方で、10代の若者の感染率が高まり、緊急な行動が必要とされるとの旨を述べた。
シリア:難民の子ども報告
国連難民高等弁務官(UNHCR)はこのたび、「シリアの将来-危機における難民の子どもたち」と題する報告書を発表。レバノンとヨルダンに流出した難民の子どもたちが親と離ればなれに一人きりになり、教育も受けられず、不法労働に従事し、精神的な苦痛に耐えている状況を報告した。
フィリピン:国連機関、母乳促進
大型台風の被害を受けたフィリピンにおいて、ユニセフやWHOは現在、子どもたちの死亡や疾病を防ぐべく、母乳を促進している。両機関が昨日、ニュースリリースを発表し、明らかにした。
北朝鮮:穀物収穫、3年目の拡大
国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)は本日、共同ニュースリリースを発表し、朝鮮民主主義人民共和国における穀物収穫高が3年続けて拡大したことを明らかにした。
南スーダン:国連、死刑廃止訴え
国連人権高等弁務官事務所はこのたび、南スーダン当局に対し、現在、死刑を執行を待つ人々について、同国の司法システムでは公正な裁判が行われないおそれを指摘し、死刑執行を停止するよう訴えた。

2013年11月27日News in Briefから[PDF]

持続可能エネルギー:投資拡大を
「すべてのひとのための持続可能なエネルギー」執行委員会が本日、終了した。世界銀行総裁と共同議長を務めた潘基文事務総長は会合後、記者会見し、地球温暖化に直面する中、持続可能なエネルギーへの投資拡大を訴えた。
イエメン:安保理、政治移行歓迎
安保理議長は本日、報道声明を発し、イエメンで現在進行する政治移行を歓迎したうえで、経済再建、国民対話促進に向けた同国政府の努力を支援するとともに、政治移行プロセスを阻害する行動に対応すべく、さらなる措置を講じることを検討する用意があるとの旨を表明した。
フィリピン:子どもの予防接種開始
超大型台風ハイヤンに襲われ、もっとも被害が大きかったフィリピンのタクロバンで、ユニセフやWHOはこのたび、5歳未満の子どもたちを対象にしたポリオ・はしか予防接種を展開し始めた。
タイ:政治的緊張、高まる
タイで政治的緊張が高まっている事態について、潘基文事務総長は本日、声明を発し、懸念を表明するとともに、すべての当事者に対し、暴力を控え、法の支配を尊重し、対話によって対立を解決するよう求めた。
エジプト:デモ規制法の再考を
潘基文事務総長は本日、エジプトでデモ参加者の拘束や暴力的な解散などに深刻な懸念を表明するとともに、同国で最近採択されたデモ規制法を再考するよう促した。

2013年11月26日News in Briefから[PDF]

フィリピン:食料援助、優先課題
3週間前に超大型台風ハイヤンに襲われたフィリピンで、国連が援助活動を活発化するなか、食料援助は依然として、被災した地域に対する取り組みで最優先事項である。世界食糧計画(WFP)のアグラワル現地事務所所長が述べた。
ガザ:人道危機のおそれ
パレスチナ占領地の人権情勢に関する特別報告者、リチャード・フォーク氏は本日、ニュースリリースを発し、ガザにおける電力不足が保健衛生サービスや下水道の管理にダメージを与えるおそれがあるとの旨を指摘し、人道危機の回避に努めるよう訴えた。
ギニアビサウ:安保理、情勢報告
ラモス=ホルタ事務総長特別代表は本日、安保理において、ギニアビサウ情勢報告を行い、来年予定される選挙の平和的実施が同国の制憲秩序の回復プロセスに不可欠であるとの旨を述べた。
UNRWAユース大使、NYで記者会見
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がこのたび初任命したユース地域大使、モハメド・アサフさんは本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、平和と安全をはじめ、その他の普遍的価値の促進を続けていく決意を述べた。アサフさんは今年のアラブ・アイドル歌唱コンテストの優勝者。
LGBTの権利促進を
レズビアンやゲイなどの権利を促進する“Free&Equal”キャンペーンの唱道役“EqualityChampions”にこのたび、米ヒップホップ・デュオのマックルモア&ライアン・ルイスが任命された。

2013年11月25日

11月25日は女性への暴力撤廃デー
11月25日は、女性に対する暴力撤廃のための国際デー。潘基文事務総長はこの国際デーに寄せて、メッセージを発し、女性と女児に対する暴力は直接に個人に影響を与え、人間という存在を傷つけるとの旨を述べた。
シリア:国際会議、1月開催へ
潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、シリアに関する国際会議(通称、「ジュネーブ2」)を来年1月22日にジュネーブで開催すると明らかにした。同国政府および反政府勢力が交渉のテーブルにつくのは2011年3月以降初めて。
中央アフリカ共和国、情勢悪化
エリアソン副事務総長は本日、安保理で、中央アフリカ共和国に関する情勢報告を行い、同国における人権侵害の悪化、性的暴力などを指摘したうえで、国際社会に対して、同国の混沌状態へと陥りつつある状況に速やかな行動をとるよう求めた。
コンゴ:ロビンソン特使、訪問
アフリカ太湖地域担当のロビンソン事務総長特使はこのたび、太湖地域の和平努力を加速化すべく、タンザニア、ルワンダ、コンゴ共和国、ウガンダ、コンゴ民主共和国を訪れるミッションを開始した。訪問日程は一週間。
イラク:安保理、テロ襲撃を非難
安保理議長は本日、報道声明を発し、イラクで最近起こる一連のテロ襲撃事件を強く非難し、同国政府と政治家を狙った治安環境の悪化について警鐘を鳴らした。

2013年11月22日News in Briefから[PDF]

フィリピン:台風被害援助額、増加
国連はこのたび、超大型台風ハイヤンに襲われたフィリピンへの援助に必要な資金を増額し、追加的な緊急アピールを発出。当初から13%近く増やし、計3億4,800万ドルとした。
2014年は、国際家族農業年
国連は本日、国際家族農業年(2014年)のスタートを宣言した。飢餓の根絶、自然資源の保全、持続可能な開発の促進のために、家族農業がもつ潜在的可能性に世界の人びとの関心を喚起する。
エイズ:性差別暴力撤廃を
11月25日の女性に対する暴力撤廃のための国際デーに寄せて、国連エイズ合同計画(UNAIDS)のシディベ事務局長はメッセージを発し、性差別に基づく暴力が深刻な人権侵害というばかりではなく、HIV/エイズのリスクを大きくするとして、その撤廃の必要を訴えた。
インド:WFP事務局長、訪問終了
世界食糧計画(WFP)のカズン事務局長は本日、2日間のインド訪問を終えるにあたり、世界の栄養不良人口の4分の1が集中する同国の政府が食料への権利を国内において法的に履行可能としたことを評価した。
ケネディ米大統領死去から50年
J.F.ケネディ元米大統領の死去から50年。潘基文事務総長は本日、USA Todayへの寄稿文において、自らが10代の頃に、米国を訪れた際、故大統領と会う機会があったことが外交官になろうと思ったきっかけだったとの旨を述べた。

2013年11月21日News in Briefから[PDF]

テロ対策委員会事務局、開催
トニー・ブレア元英首相は本日、テロリズム対策委員会事務局(CTED)で演説し、テロ対策には治安対策ばかりではなく、広範なベースで行われる文化間教育こそが重要であるとの旨を述べた。
フィリピン:台風被災に長期援助を
フィリピン被災地に2回目の訪問を行ったエイモス人道問題担当事務次長は3日間の滞在を終えるにあたり、食料援助が270万近い人々に届いたとしたうえで、住む家を失った百万単位の人びとに対する大規模で長期的援助が必要であるとの旨を訴えた。
後発開発途上国:UNCTAD報告
国連貿易開発会議(UNCTAD)は本日、後発開発途上国(LDC)に関する年次報告(2013)を発表した。49のLDC国において、若者が増えるなか、雇用創出に力を注ぐ必要がある、と報告は訴える。
国連警察官に多くの女性を
フェラー国連警察顧問は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、国連平和維持活動において国連警察官が直面する多くの課題を説明したうえで、女性の警察官の増員の必要を指摘した。
気候変動:都市に緩和の役割
ワルシャワで開かれている気候変動枠組条約・第19回締約国会議(COP19)のハイレベル会期で、潘基文事務総長は本日、演説し、気候変動の緩和に世界の諸都市が果たす役割を強調した。

2013年11月20日News in Briefから[PDF]

気候変動:資金調達、重要
気候変動枠組条約・第19回締約国会議(COP19)が開催されるなか、潘基文事務総長は本日、閣僚級会合で演説し、国内政策に環境を最優先事項として組み入れ、2015年での合意成立に向けて、資金調達に貢献するよう訴えた。
NYで、国連の約70年を展示
ニューヨーク国連本部近くのガバロン財団の施設で、UNEARTHと銘打った、国連の70年の歴史を展示する催しが行われている。写真、ポスター、ビデオ、レコーディングなど。
国際刑事裁:ローマ規程、批准を
国際刑事裁判所を設立したローマ規程の第12回締約国会議、開催。潘基文事務総長はメッセージを送り、ローマ規程の未批准国に対し、批准を呼びかけた。また同裁判所が財政的、人的な資源の不足に苦闘していることを指摘した。
薬物:ファルカオ選手、親善大使に
国連薬物犯罪事務所(UNODC)はこのたび、サッカーのラダメル・ファルカオ・ガルシア・サラテ選手(コロンビア)を薬物防止担当の親善大使に任命した。ファルカオ選手は世界の若者が薬物にレッドカードをだすのを支援する決意を示した。
エイズ:取組みに進展
来月1日の世界エイズ・デーを前に、国連エイズ合同計画(UNAIDS)はこのたび、世界各地におけるエイズ対策の進展の加速化と、感染や死亡者の減少を報告した。そのうえで、一部の国と地域においては、取組みが遅れていることについても指摘した。

2013年11月19日News in Briefから[PDF]

COP19:ハイレベル会合
気候変動枠組条約・第19回締約国会議(COP19)で、ハイレベル会合が開催。潘基文事務総長は演説し、フィリピンの台風被害を見れば、地球温暖化の深刻な影響は明らかであるとの旨を指摘し、参加者たちに対し、英知と緊急性をもって、課題解決に立ち上がるよう促した。
副事務総長、トイレの大切さを訴え
エリアソン副事務総長はこのたび、UNニュース・センターのインタビューに応じ、1990年代に緊急援助調整官だった経験に基づいて、援助の現場で、保健衛生の観点からトイレがいかに重要な意味を持っているかを訴えた。
11月19日は、世界トイレの日
11月19日は、今年7月に国連総会に指定された世界トイレの日。国連は本日、国際社会に対し、世界の人口の3分の1以上がトイレを使えないなか、トイレに関するタブーを破り、保健衛生をグローバルな開発の最優先事項にするよう訴えた。
フィリピン:国連、援助を活発化
超大型台風ハイヤンに襲われ大きな被害を受けたフィリピンにおいて、世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)など国連援助機関は現在、援助活動を活発化させている。
中東:安保理、情勢報告
フェルトマン背時事問題担当事務次長は本日、安保理で中東情勢を報告。イスラエルとパレスチナが直接交渉再開から4か月が経過し、繊細な段階にあるとし、当事者双方が交渉を損なう行動をとらないよう訴えた。

2013年11月18日News in Briefから[PDF]

アウシュビィッツ:事務総長、訪問
本日、ポーランドのアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所を訪れた潘基文事務総長は、すべての人びとのための尊厳と基本的自由を確保することによって、犠牲者に敬意を払うよう促した。
南スーダン:安保理、情報報告
ヒルデ・ジョンソン事務総長特別代表は安保理の公開会合で南スーダンに関する情勢報告を行い、同国におけるいくらかの前向きな進展をする一方、課題が山積しており、今後の道のりが厳しいと指摘し、警鐘を鳴らした。
気候変動:石炭産業は変容を
気候変動枠組条約(UNFCCC)のフィゲレス事務局長は本日、ワルシャワで開かれた国際石炭機構サミットで演説し、気候変動の影響回避のためには、石炭産業が変容し、多様化を図らなければならないと訴えた。
中央アフリカ:殺害、強盗相次ぐ
中央アフリカ共和国において、武装兵士などによる一連の武装強盗や裁判外処刑が一週間以上にわたって続いている。国連中央アフリカ統合平和構築ミッション(BINUCA)は同国の暫定政府に対し、犯人を逮捕し、裁判にかけるよう求めた。
気候変動:対応加速化の必要
リトアニアを訪問中の潘基文事務総長は本日、同国大統領と共同記者会見を行い、その中で、このたびフィリピンを襲った超大型台風「ハイヤン」は気候変動への対応の加速化の必要について、人類への警鐘を発しているとの旨を訴えた。

2013年11月15日News in Briefから[PDF]

ケニア:ICC裁判の延期決議、否決
安保理において、ケニア正副大統領の国際刑事裁判所での審理延期を求める決議案が否決された。拒否権の行使はなかったが、十分な賛成が得られなかった。投票行動の内訳は、賛成7か国(アゼルバイジャン、中国、モロッコ、パキスタン、ロシア連邦、ルワンダ、トーゴ)、反対0、棄権8 (アルゼンチン、オーストラリア、フランス、グアテマラ、ルクセンブルグ、韓国、英国、米国。
フィリピン:遮断道路など開通進展
超大型台風ハイヤンに襲われたフィリピンにおいて、遮断状態にあった道路や空港の開通に著しい進展がみられるなか、国連諸機関やパートナー組織は援助活動を活発化している。OCHAのジョン・ギングオペレーション部長がニューヨーク国連本部で記者会見し、説明した。
ラトビア:事務総長、訪問
ポーランドで開催されるCOP19のハイレベル会期への参加を前に、潘基文事務総長はバルト海沿岸3か国訪問を開始した。本日、ラトビアの首都リガで講演し、同国の多国間協力への取組みを称賛した。
シリア:化学兵器破壊、課題山積
シリアにおける化学兵器破壊は前向きの進展をみているが、いまだ多くの作業が残されている。ハーグで開催されたOPCW執行委員会で、カーグ特別調整官が演説し、述べた。
シリア:EUにおいて難民拒否
欧州連合(EU)の一部諸国において、シリアからの難民が拒否されていると伝えられることについて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、深い懸念を表明した。

2013年11月14日News in Briefから[PDF]

フィリピン:台風被害に対応を
超大型台風「ハイヤン」に襲われ、大きな被害を受けたフィリピンエイモス人道問題担当事務次長は本日、首都マニラで記者会見し、国際社会に対し、被害者支援のための持続的かつ集団的対応を求めた。
11月14日は、世界糖尿病デー
毎年11月14日は、世界糖尿病デー。潘基文事務総長はこの国際デーを記念するメッセージを発し、若者と貧しい人々の間で増える糖尿病患者の数が増えていることを指摘し、不健康な生活スタイルを改善することによって、その数を減少させるよう訴えた。
コンゴ:安保理、議長声明
安保理は本日、議長声明を発し、反政府勢力M23が戦闘停止宣言を行ったことを歓迎するとともに、その即時かつ恒久的な武装解除・解体を求めた。
中央アフリカ:子どもたちの殺害
中央アフリカ共和国で暴力が再発するなか、多くの子どもたちが殺害されたと伝えられることについて、ユニセフは同国の暫定政府に対し、即時に調査を実施するよう促した。
リビア:国際刑事裁、安保理報告
国際刑事裁判所のベンスーダ検事は本日、安保理のリビア情勢討議に参加し、同国が国内で犯された重大犯罪に対処するための包括的な戦略を練る必要を指摘するとともに、国際社会が犯罪者の不処罰を許さないことを確実にするよう訴えた。

2013年11月13日News in Briefから[PDF]

フィリピン:エイモス次長、訪問
エイモス人道問題担当事務次長は、超大型台風「ハイヤン」に襲われたフィリピンを訪れ、被災地で、被害を受けた人々の状況や、人道援助活動の様子を視察した。
アフガニスタン:ケシ栽培、最大に
アフガニスタンにおいて、今年、けし栽培量が最大規模に増えたことから、国連薬物犯罪事務所(UNODC)は緊急声明を発し、アフガニスタンを超えて、人々の健康、安定、開発への脅威となるとの旨を強調した。
エジプト:非常事態宣言、期限切れ
エジプトにおいて、3か月間に及ぶ非常事態宣言の期限が切れた。潘基文事務総長は結社の自由、平和的な抗議行動の権利の尊重の重要性を強調した。
中東:入植計画、和平の希望に脅威
イスラエルがここ数週間に発表した一連の入植計画について、セリー中東和平プロセスのための特別調整官は声明を発し、イスラエル・パレスチナ和平交渉を阻害する行動を回避する必要を強調した。
FAO:食料システムの改善を
国連食糧農業機関(FAO)によれば、世界人口の半分を苛む深刻な栄養不良の問題に対処するためには、食料システムの著しい変容が必要である。

2013年11月12日News in Briefから[PDF]

フィリピン:国際社会は援助資金を
エイモス人道問題担当事務次長はこのたび、超大型台風「ハイヤン」の被害を受けたフィリピンを支援するため、国際社会に対し、約3億ドルの援助資金の拠出を訴えた。3億ドルは、当初半年間の活動費用を賄う。
フィリピン:国連諸機関、援助
超大型台風の被害を受けたフィリピンにおいて、国連援助諸機関およびパートナー諸組織は現在、大規模な活動を展開している。豪雨、封鎖された道路、損壊した空港や港湾への対策を図り、食料、水など基礎的物資の提供を行っている。
ソマリア:AU部隊の増強へ
安全保障理事会は本日、決議を全会一致で採択し、ソマリアに展開するアフリカ連合の平和維持活動、AMISOMの部隊の暫定的な増強を承認し、その任期を2014年10月末まで延長した。
11月12日は世界肺炎の日
11月12日は世界肺炎の日。世界保健機関(WHO)、ユニセフなど国連機関とパートナー組織は本日、共同でプレスリリースを発し、肺炎で死亡する子どもの死亡を減少させるよう訴えた。毎年、肺炎が原因で5歳になる前に、100万人以上の子どもが死亡している。
ボスニア:安保理、情勢報告
安保理は本日、インズコ高等代表から、ボスニア・ヘルツェゴビナ情勢報告を聴取した。同国の繁栄と政治的安定への道を支援するためには、国際社会の持続的な関心が不可欠であるとの旨を述べた。

2013年11月11日News in Briefから[PDF]

フィリピン:国連、人道支援
超大型台風「ハイヤン」に襲われたフィリピンに対し、中央緊急回転基金(CERF)から、人道援助の迅速な対応を可能にすべく、2,500万ドルの援助資金が提供されることになった。
気候変動:COP19、開幕
気候変動枠組条約の第19回締約国会議(COP19)がポーランドの首都ワルシャワで開幕。同条約事務局(UNFCCC)のフィゲレス事務局長は席上演説し、ワルシャワの機会を逃してはならないとの旨を訴えた。
コンゴ:和平合意に至らず
ウガンダの首都カンパラにおいて、コンゴ民主共和国政府と反政府勢力M23の和平交渉が今夜、行われたが、合意には至らなかった。ロビンソン太湖地域担当特使やコブラー・コンゴ民主共和国担当特別代表、ディアラAU特別代表らは遺憾の意を表明するとともに、紛争解決が重大な罪を犯した者たちの説明責任を確保しなければならないと訴えた。
イランとIAEA、協力強化へ
国際原子力機関(IAEA)とイランは共同声明に署名し、同国の核プログラムの平和的性格を確保するための協力と対話を強化することに合意、署名した。天野事務局長は署名後、記者会見し、重要な一歩ではあるが、残る課題は多いとの旨を述べた。
世界で、保健衛生職員の不足
WHOはこのたび、「世界の真実:労働力がなければ健康は保てない」と題する報告書を発表し、その不足人数が現在720万人から2035年の1290万人に増えるだろうとし、深刻な影響に警鐘を鳴らした。

2013年11月10日News in Briefから[PDF]

シリア:ポリオ予防接種、開始
シリアにおいて、ポリオの流行を食い止めるため、世界保健機関(WHO)が中心となって、地域の7か国の2000万人を対象とする最大規模のポリオキャンペーを開始した。
フィリピン:超大型台風、襲う
国連とパートナーたちは現在、超大型台風「ハイヤン」に襲われたフィリピン政府に対し、損害やニーズの評価をするうえでの支援を提供しているところ。
サヘル:事務総長、訪問終える
潘基文事務総長はこのたび、チャド訪問を終え、サヘル地域へのすべての訪問日程を終了した。チャドにおいて、事務総長は大統領らと会談し、マリなどに展開する国連平和維持活動への貢献を称えた。
中央アフリカ情勢、悪化
ピレイ人権高等弁務官は本日、声明を発し、中央アフリカ共和国における暴力の連鎖が統制不能になっていくおそれに警鐘を鳴らした。また、最近、女性と子どもの虐殺事件が伝えられたことについて、衝撃を表明し、同国政府に対し、透明性を確保した調査を訴えた。
気候変動合意、農家に重要
COP19の開催が近づくなか、国際農業開発基金(IFAD)は本日、気候変動の影響を最も受ける開発途上国の小規模農家が交渉において重要な役割を担うべきだとの旨を述べた。

2013年11月07日News in Briefから[PDF]

ブルキナファソ:事務総長、訪問
ブルキナファソを訪問中の潘基文事務総長はティアオ首相との会談前、同国における極端な天候パターンへの準備の重要性を強調し、サヘル地域の各国指導者に対し、国連と国際社会と協力し、対応を図るために必要な資源を手に入れるよう促した。
シリア:化学兵器施設査察、進む
化学兵器禁止機関(OPCW)と国連の合同査察団は本日、シリアのアレッポで、安全上の理由から未視察となっていた2つの化学兵器施設のうち1つを査察した。これで査察対象の23施設のうち、22施設の査察が完了した。
水俣条約:米国が批准
米国はこのたび、今年10月10日に採択された水俣条約に批准した。これまでに93か国が署名しているが、批准したのは米国が初めて。同条約の発効には、50か国の批准が必要。
カンボジア:特別法廷に資金援助を
ニューヨークで本日、カンボジア特別法廷の資金拠出誓約国会議が開催。会議に出席したエリアソン副事務総長は演説し、同法廷が資金不足に直面することを指摘し、国際社会に対し、資金援助を行うよう訴えた。
FAO:世界の食料価格、改善
国連食糧農業機関(FAO)によれば、供給側の改善、世界の穀物在庫の回復により、世界の食料価格が近年に比較して、安定した。また先月の食料価格は砂糖の値段が高くなったことから多少上昇した。

2013年11月06日News in Briefから[PDF]

紛争下の国における自然資源保護を
11月6日は、戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー。潘基文事務総長は武力紛争時の環境保護の重要性を指摘し、自然自然のガバナンス強化が紛争予防と長期的な平和への貢献に役立つと強調した。
サヘル:国連/世銀、女子教育支援へ
アフリカのサヘル地域を訪問中の国連事務総長と世界銀行総裁は本日、同地域における女性のリプロダクティブ・ヘルスおよび女児教育の改善を支援し、これらの目標達成のための新しいプロジェクトに2億ドルの投資を行う旨を明らかにした。
バングラデシュ兵士多数に死刑判決
バングラデシュの特別法廷で、2009年の兵士反乱に関与した準軍事要員152人に死刑判決が下されたことについて、ピレー人権高等弁務官は、反乱時の犯罪は許し難く、犠牲者の遺族の悲しみの深さに心痛の思いではあるが、100人単位の大量裁判、容疑者の拷問、死刑判決では正義は実現しないとの旨を述べた。
温暖化ガスの排出、史上最大
世界気象機関(WMO)はこのたび、今年の温暖化ガス報告を発表し、待機中の温暖化ガスの量が2012年に史上最大となったとの旨を指摘した。同報告によれば、1990年から2002年にかけて、放射強制力に32%の上昇がみられる。
開発:2015年を超えて
経済社会理事会と国連総会第2委員会は本日、特別共同会合を開催した。経済社会理事会の議長を務めるオソリオ大使は席上演説し、MDGsの達成の加速化だけでなく、ポスト2015年の開発アジェンダを成功裏に策定するためにも、パートナーシップが不可欠であるとの旨を訴えた。

2013年11月05日News in Briefから[PDF]

シリア:平和解決へ、続く取組み
国連とアラブ連盟の共同特使を務めるブラヒミ氏は本日、ジュネーブで記者会見し、国連がジュネーブII会議の年内開催をめざして、努力を続けているとし、シリア危機の政治的解決の重要性を訴えた。
コンゴ:M23、反政府活動を終結
コンゴ民主共和国において、武装勢力M23が反政府活動の終結を宣言したことについて、アフリカ太湖地域を担当するロビンソン事務総長特使は歓迎の意を示した。
サヘル:今こそ、行動のとき
マリのバマコで、サヘルに関する会合が開始。潘基文事務総長は冒頭演説し、制度的障壁を打ち破り、地域全土を通じた政治、治安、開発、人道の各分野における活動を統合したアプローチが必要であり、今こそ、行動のときであるとの旨を訴えた。
ミャンマー沖で、難民船が転覆
ミャンマー沖において、ラカイン州からの脱出を図るロヒンギャ族とみられる、約70人が乗ったボートが転覆し、数十人が行方不明、あるいは死亡した模様。国連難民高等弁務官事務所は悲しみを表明するとともに、こうした事件の再発を避けるための緊急行動の必要を強調した。
人身売買:犠牲者の支援を
米俳優・監督のニコラス・ケイジさんは本日、ウィーンで行われた人身売買に関する啓発イベントに参加、演説し、人身売買の犠牲者への支援を拡大努力を求めるとともに、国際社会に対し、世界各地で執拗に続くこの問題を傍観しないよう訴えた。

2013年11月04日News in Briefから[PDF]

サヘル:国連と世銀総裁、訪問
国連事務総長と世界銀行総裁がサヘル地域を合同訪問。EUのピエバルクス委員(開発担当)、AUのズマ委員長、アフリカ開発銀行のカベルカ総裁も同伴した。世銀グループ、EUから、計80億ドルを超える資金拠出の誓約がなされた。
イエメン:医療物資、搬送可能に
イエメンにおいて、ベノム事務総長特別顧問はこのたび、紛争当事者に呼びかけ、戦闘が激化する同国北部に医療品などの人道援助物資を搬送し、負傷者を救出することを可能にするための合意を成立させた。
シリア:ヨルダンで人道援助会合
ヨルダンの首都アンマンで、シリアに対する国連諸機関の対応を調和させる方策を話し合う会合が開催された。会期は2日間。国連開発諸機関の代表たちはシリアおよび近隣諸国における人道援助活動を補完し、支援を拡大することに合意した。
ポルトガル:雇用危機への対応
国際労働機関(ILO)はこのたび、「ポルトガルにおける雇用危機への対応」と題する報告書を発表。報告は、同国が近年で最も深刻な経済的、社会的な危機に直面しているとし、新しい雇用中心型のアプローチを提案した。
傭兵:国際的な規制合意を
傭兵の使用に関する作業部会のカッツ委員長は本日、ニュースリリースを発し、各国政府に対し、民間軍事警備会社(PMSCs)の使用と活動を規制する法的拘束力のある国際合意をつくる必要を認識するよう促した。同作業部会は人権理事会が設置。5人の独立専門家で構成。

2013年11月01日News in Briefから[PDF]

シリア:食料援助、330万人に
シリアにおいて、世界食糧計画(WFP)は現在、およそ330万人に対し、これまでで最大規模の食料援助を提供している。しかしながら、首都ダマスカスなど、戦闘で孤立化した地域では多くの人々が食料を得られない状況にある。
サヘル支援:国連と世銀、協力へ
国連事務総長と世界銀行総裁は本日、来週、サヘル地域を訪問する。二人は本日、ニューヨークで共同記者会見し、貧困、食料不安、紛争など、同地域が直面する喫緊の諸課題に対応する旨を述べた。
エイズ:UNAIDS年次報告、発表
国連エイズ合同計画(UNAIDS)は本日、2013年度の年次報告を発表し、世界の3530万人のエイズ感染者のうち、360万人が50歳以上であることを指摘し、その年齢層に対するのサービスの強化の必要を強調した。
シリア:ブラヒミ特使、記者会見
国連とアラブ連盟のブラヒミ共同特使は本日、ダマスカスで記者会見を行い、ジュネーブII会議にはシリア政府および反政府勢力の双方の参加が必要であるとの旨を訴えた。
南南協力:開発エキスポ、閉幕
ケニアの首都ナイロビで開かれていた、南南開発に関するグローバル・エキスポ」が終了。投資家、グリーンビジネス、政府などから、4億5,000万ドルを超える拠出誓約が行われた。

2013年10月31日

シリア:化学兵器製造施設廃棄終了
化学兵器禁止機関(OPCW)と国連の合同査察団は本日、シリア政府が国内の化学兵器製造・加工施設の廃棄を終了したことを確認した旨を明らかにした。
ケニア:食料援助資金、不足
ケニア北部のダダブ、カクマ・キャンプに滞在する、およそ50万人の難民への食糧援助が資金不足のため、明日以降の削減を余儀なくされる。WFP、UNHCRの両国連機関が本日、明らかにした。
持続可能な開発:SEED賞、発表
国連環境計画(UNEP)の支援のもと、環境にやさしいプロジェクトを実施した企業に与えられるSEED賞が本日、発表された。受賞企業のプロジェクトには、コロンビアの種子から作られた生分解性の皿や、ベトナムのオンライン・カーシェアリング・スキームなど。
バングラデシュ:一連の暴力事件
バングラデシュにおいて、来年1月まで実施が予定される議会選挙を前に、一連の暴力が発生していることについて、潘基文事務総長は声明を発し、憂慮を表明した。
国連総会:国際司法裁が活動報告
国際司法裁判所のトムカ所長が本日、国連総会で、この一年間にわたる活動報告を行った。過去一年間で、同裁判所が下した判決は、ニカラグアとコロンビアの領土・領海紛争、ブルキナファソとニジェールの境界紛争の2件である。

2013年10月30日News in Briefから[PDF]

世界人口白書、発表
国連人口基金(UNFPA)は本日、「世界人口白書2013」を発表した。開発途上国において10代の少女が毎年730万人妊娠していることを指摘し、各国政府に対し、少女たちが教育と適切な衛生サービスを通じ、その潜在的な力の発揮することを可能にすべく支援を提供するよう求めた。
西岸:入植地拡大は国際法違反
潘基文事務総長はこのたび、声明を発し、イスラエルの入植活動が国際法に違反し、平和への障害となっていると指摘するとともに、東エルサレムを含む西岸におけるイスラエルの入植地拡大計画を非難した。
ソマリア:安保理、情勢報告
ソマリア訪問からニューヨークに戻ったエリアソン副事務総長は本日、安保理でソマリアに関する情勢報告を行い、同国の政府、人々、パートナーの活動は、治安が確保されない限り、無駄に終わることになると述べた。そして、安保理に対して、同国の、また国際的な部隊への支援の拡大を求めた。
モルディブ:最高裁、過剰介入
モルディブの大統領選プロセスにおける最高裁の度重なる介入について、ピレー人権高等弁務官は声明を発し、同国の民主化を損なうものであるとの旨を述べたうえで、法の支配を守るための司法改革を求めた。
ブラヒミ特使、シリア大統領と会談
国連とアラブ連盟の共同特別代表を務めるブラヒミ氏は本日、シリアの首都ダマスカスにおいて、アサド大統領と会談した。今週金曜日、同代表はシリア訪問を終えるにあたり、記者会見を行う予定。

2013年10月29日News in Briefから[PDF]

ハリケーン・サンディから1年
ハリケーン・サンディが米国に上陸して、大きな被害をもたらしてから一年が経過した。国連開発計画(UNDP)のムーニョス部長は昨日、「アルジャジーラ」の寄稿文において、ニューヨーク市民に対し、米国だけがハリケーンに襲われたわけではなく、カリブ諸国も被害を受けたことを忘れないよう注意を喚起した。
ナイジェリア難民に国境開放を
ナイジェリア北東部で治安情勢が悪化し、同国の人々が暴力を逃れて、周辺諸国に流出している。UNHCRは現在、各国に対し、同国から流入する人々に国境を開放し続けるよう訴えている。
総会、米のキューバ制裁終了求める
国連総会は本日、賛成188、反対2(イスラエル、米国)、棄権3(マーシャル諸島、ミクロネシア連邦、パラオ)で決議を採択し、米国がキューバに科する経済、商業、金融制裁を終了するよう求めた。
環境:トゥーレ選手、親善大使に
国際的に有名なサッカー選手、ヤヤ・トゥーレさんがこのたび、国連環境計画(UNEP)の親善大使に任命された。トゥーレさんは親善大使として、毎年千頭単位で殺されるアフリカ象の象牙取引との闘いに啓発発動を通じて貢献する。
シリアで、ポリオ感染者、10人
世界保健機関(WHO)は本日、シリアでポリオ感染者が10人発生したことを確認するとともに、同国および周辺諸国の保健衛生担当当局がすでに包括的な対応を図っていることを明らかにした。

2013年10月28日News in Briefから[PDF]

ラン・ランさん、国連平和大使に
潘基文事務総長は本日、ピアニストのラン・ランさん(中国)を、とくに世界の教育にフォーカスをあてた、国連ピース・メッセンジャーに任命した。
安保理、国連とOICの協力を討議
安保理は本日、平和創造、紛争予防、平和維持・構築の分野における国連とイスラム協力機構(OIC)との協力関係について討議。議長声明を発し、OICの積極的な貢献を認識し、奨励した。
開発の促進にグリーンな解決を
ケニアの首都ナイロビにある国連環境計画(UNEP)本部で、グローバル・サウス開発エキスポがスタート。会期は5日間。開発の課題への対応、環境への配慮などについて討議する。
アフガン:襲撃事件で市民が犠牲に
アフガニスタン南東部のガズニ州において昨日、爆弾襲撃事件が発生し、ミニバスを利用する旅行者19人が死亡した。UNAMA代表は声明を発し、この襲撃事件を非難した。
事務総長、54億ドルの予算案を提出
潘基文事務総長は本日、国連総会第5委員会に対し、2014年-15年の2年間活動予算案を提出した。予算案の総額は54億ドル。2012-2013の活動予算に比べて、2.9%の削減。

2013年10月25日News in Briefから[PDF]

シリア:安保理で人道情勢、報告
エイモス人道問題担当事務次長は本日、安保理で、シリアの人道情勢に関する報告を行い、同国における全当事者に対し、人道アクセスの確保への協力を求めるとともに、安保理がリーダーシップを発揮するよう訴えた。
人権:無人透明機の扱いに透明性を
恣意的処刑などに関する特別報告者、人権とテロに関する特別報告者の二人はそれおぞれ、無人航空機の不正な使用の恐れに懸念を示し、各国に対して、その使用において透明性を確保するとともに、不法な殺害事件の調査し、国際法を尊重するよう訴えた。
マダガスカル:食料援助資金、不足
マダガスカルは現在、天候不順などにより、食料危機に見舞われている。世界食糧計画(WFP)は本日、2,500万ドルの資金不足を埋めることが緊急に必要であることを指摘し、訴えた。
食料への権利:各国政府で法律化を
食料への権利に関する人権特別報告者Olivier De Schutter氏は本日、国連総会第3委員会での報告後、ニューヨーク国連本部で記者会見し、各国政府が栄養戦略を法律家し、食料の権利を世界的に普及する弾みを後押しする必要を訴えた。
インターネット:ガバナンス強化を
インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)が本日、インドネシアのバリで開かれていた4日間の会期を終えた。インターネット監視の問題が今年浮上した大きな問題であることに関する認識も共有された。

2013年10月24日News in Briefから[PDF]

10月24日は、国連デー
10月14日は、国連デー。1945年のこの日、国連憲章が発効した。潘基文事務総長はメッセージを発し、より良い世界のビジョンを実現するため、私たちに何ができるかを省察する機会であるとの旨を述べた。
世界ポリオ・デー
毎年10月24日は、世界ポリオ・デー。WHOはメッセージを発し、歴史上、世界がポリオ根絶にもっとも近づいているとする一方、アフリカの角などにおいて、子どもたちがポリオの危機に晒されていることに警告を発した。
コンゴ:子ども兵士徴用、続く
コンゴ民主共和国に展開する平和維持活動MONUCが本日発表した報告書によれば、同国における武装勢力による子ども兵士の徴用は執拗に続いている。MONUCは報告において、懸念を表明するとともに、全当事者に対して、その停止を後押しするよう訴えた。
アビエィ:安保理、憂慮を表明
安保理議長は本日、報道声明を発し、スーダンと南スーダンの双方に対し、両国間の関係を緊張させる恐れのあるいかなる一方的行動を慎むよう緊急に求めた。
エリトリア:人権情勢、深刻
エリトリアの人権に関する特別報告者は本日、国連総会・第3委員会で報告を行い、同国において、およそ3,000人が国を逃れて流出し、深刻な人権侵害が発生している状況に懸念を示した。

2013年10月23日News in Briefから[PDF]

マリ:国連駐屯地に襲撃
マリに展開する国連平和維持活動MINUSMAに対する自爆テロが発生し、チャドの派遣する平和維持兵が死傷した。潘基文事務総長はこの自爆テロを非難するとともに、犠牲者の家族に哀悼の意を表明。
結核:WHO、世界報告を発表
世界保健機関(WHO)は「世界結核報告2013」を発表。世界において、結核に感染して死亡する人が昨年、130万人に減少し、2200万人以上の命を救うことができた、と報告は指摘する。
持続可能エネルギー、訴え
デンマークの首都コペンハーゲンで、「すべての人々のための持続可能なエネルギー 効率の拠点」、開設。潘基文事務総長は開設にあたって演説し、エネルギーの生産、分配、使用の在り方が持続可能な開発の成否を決めるとの旨を述べた。
コンゴ盆地:不正木材貿易
コンゴ共和国、カメルーン、中央アフリカ共和国など、アフリカの主要木材生産国はこのたび、コンゴ盆地の木材取引を抑制するためのブラザビル宣言をした。国連食糧農業機関(FAO)はこの宣言を歓迎。
コソボ:持続可能な解決を
避難民の人権に関する特別報告者、チャロカ・ベヤニ氏はコソボを訪れ、セルビア政府、およびコソボに対し、国内避難民のための永続的な解決に主要な責任を果たすよう促した。

2013年10月22日News in Briefから[PDF]

持続可能エネルギーへの変容を
コペンハーゲンで、第3回グローバル・グリーン成長フォーラムが開催。潘基文事務総長は基調講演を行い、より持続的な未来に向けて、クリーンなエネルギー変革が必要であるとの旨を訴えた。
中東:安保理、情勢報告
フェルトマン政治問題担当事務次長は安保理に対する中東情勢報告を行い、イスラエル人とパレスチナ人の間の交渉再開により、2国家共存のビジョン実現に向けて生まれた好機を捉えるよう求めた。
シリア:化学兵器破壊に協力
シリアにおける化学兵器破壊について、OPCW/国連の合同査察団は本日、声明を発して、これまでのところ、同国政府が全面的な協力姿勢をみせているとの旨を述べた。
カタールの詩人の釈放を
昨年11月に政府転覆を奨励したとの容疑で逮捕され、現在拘束中のカタールの著名な詩人、Ibn al Dheeb氏について、人権高等弁務官事務所は本日、その刑が重すぎるとして、即時釈放を求めた。
コンゴ:食料援助額、削減へ
コンゴ民主共和国における食料援助活動のための資金が7,000万ドル不足するなか、世界食糧計画(WFP)はこのたび、早ければ今年11月にも、一部の援助活動を削減せざるを得ないとの旨を述べた。

2013年10月21日News in Briefから[PDF]

コンゴ:安保理、情勢報告
アフリカ太湖地域から戻ったメアリー・ロビンソン事務総長特使は本日、安保理で報告を行った。コンゴ民主共和国政府と反政府勢力M23の間のカンパラ協議が停滞しているなか、地域の和平努力の進展を促した。
アフリカ開発:事務総長、支援訴え
国連とアフリカ連合の共催のもと、「10年間を通じたアフリカ・ピア・レビュー(APRM)のガバナンスにおけるアフリカ・イノベーション」と題するハイレベルパネル討論が開催された。潘基文事務総長は冒頭演説し、APRMメカニズムがアフリカ諸国政府間の民主的な政治的文化を深めてきたとの旨を述べた。
南スーダン:爆弾襲撃で死傷者
昨日、南スーダンのジョングレー州において爆弾襲撃事件が起こり、多数の死傷者がでた。同国に展開する国連平和維持活動UNMISSは犠牲者の家族に深い哀悼の意を表明した。
海洋法:オランダ、国際裁に提訴
グリーンピース・インターナショナルが石油採掘への抗議船をロシアに差し押さえられ、活動家が逮捕された事件をめぐる係争事件について、オランダはこのたび、国際海洋法裁判所に提訴した。
シリア:ポリオ感染者、発生
世界保健機関(WHO)によれば、今月17日、シリアにおいて、ポリオ感染者が発生した。同国において、1999年以降、ポリオ感染者の発生がみられたことはなかった。

2013年10月17日News in Briefから[PDF]

安保理:非常任理事国、改選
国連総会は本日、安保理・非常任理事国の5か国の改選を行い、チャド、チリ、リトアニア、ナイジェリア、サウジアラビアを選出した。アゼルバイジャン、グアテマラ、モロッコ、パキスタン、トーゴに代わる。任期は来年1月から2年。
10月17日は、貧困根絶デー
毎年10月17日は、貧困根絶のための国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発して、貧困を逃れ、より良い生活を築こうとしている人びとへの支援拡大を促すとともに、世界に対し、普段は傾聴されない人々の声に耳を傾けるよう訴えた。
大気汚染、がんの主要な要因
世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関は本日、ニュースリリースを発し、大気汚染ががんによる死亡の主要な要因であることを示す十分な証拠が発見されたとの旨を述べた。
キノア:FAO、パネル討論
国連食糧農業機関(FAO)は本日、パネル討論会を開催し、飢餓都の闘いにおけるキノアの重要性について討論を行った。2013年は、国連総会が定めた国際キノア年。
軍縮:総会第一委でハイレベル会合
国連総会第一委員会で、ハイレベル会合が開催。アシュ総会議長は席上演説し、(ATT)の再額、OPCWのノーベル平和賞受賞など、軍縮分野で最近いくつかの顕著な進展がみられたことを指摘するとともに、まだ進展が必要な重要分野が残っているとの旨を述べた。

2013年10月16日

シリア:国連/OPCW代表、任命
潘基文事務総長は本日、シリアの化学兵器査察破壊を監督する、国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の合同派遣団の特別調整官として、シグリッド・カーグ氏(オランダ)を任命した。同氏は現在、国連開発計画(UNDP)に所属する。
10月16日は、世界食糧デー
毎年10月16日は世界食糧デー。今年のテーマは、食料安全保障と栄養のための持続可能な食料システム。潘基文事務総長は、毎日、8億4,000万の人々が飢えに苦しんでいる事実だけでも、道徳的な憤りを感じ、団結した行動を起こすには十分だとの旨を訴えた。
マリ:安保理、情勢報告
ケンダース事務総長特別代表は本日、安保理でマリの最新情勢を報告し、同国の大統領選が成功裏に実施されるなど、制憲秩序と安定の回復支援において、重要な進展がみられる一方で、安全保障や人道問題などの分野では主要な課題が残っているとの旨を述べた。
中国:人権理事会でUPR
10月22日、人権理事会の普遍的定期審査(UPR)で中国の第2回審査が行われる。この審査を前に、中国人の人権活動家が脅迫を受けていることについて、国連独立専門家たちはそれぞれ深刻な懸念を表明した。
フィリピン:地震被災地の支援へ
昨日、フィリピン中部のマグニチュード7.2の大地震が起こり、300万人以上が影響を受けている。国連人道諸機関は支援活動を行うべく、現地入りしている。

2013年10月14日

イラク:爆弾襲撃、発生
イラクで断食明け祭を前に、一連の爆弾襲撃事件が発生し、子どもを含む多数の死傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、この事件を最も強い調子で非難した。
シリア:難民キャンプで武力紛争
シリアのパレスチナ難民キャンプやその他の非軍事地域で暴力事件が発生し、多数のパレスチナ人の生命が失われた。UNRWAはシリアのすべての当事者に対し、難民キャンプにおける暴力を停止するよう訴えた。
コソボ:ミトロビツァで爆弾襲撃
コソボのミトロビツァ北部で爆弾襲撃事件が発生。ザリフ事務総長特別代表(コソボ担当)は声明を発し、この事件を強く非難し、迅速かつ徹底した調査を求めた。
UNCTAD、貿易開発報告を発表
国連貿易開発会議(UNCTAD)、「貿易開発報告2013」を発表。報告は、5年前の世界金融危機によって生じた世界経済の構造変化に適応するための新しい経済政策の採用を求めた。
人身売買:メコン地域の犠牲者支援を
国連の支援のもとでこのたび作成された報告書によれば、人身売買は近代の奴隷制として認識されているが、大メコン圏の小地域において人身売買の犠牲となっている多くの人々は、地域への再統合のための適切な支援を受けていない。

2013年10月10日News in Briefから[PDF]

ASEANと国連、協力拡大を
第5回ASEAN・国連サミットがブルネイで開催。潘基文事務総長は席上演説し、アジア太平洋地域の平和、人権、持続可能な開発への取組みにおいて、国連とASEANのパートナーシップ拡大を訴えた。
10月10日はメンタルヘルス・デー
毎年10月10日は、世界メンタルヘルス・デー。今年は高齢者の精神衛生に焦点をあてる。潘基文事務総長はメッセージを発し、WHOの包括的精神衛生行動計画(2013年-2020年)の実施のための努力拡大を訴えた。
中央ア:安保理、平和構築強化
安保理は本日、決議を全会一致で採択し、中央アフリカの治安悪化と人権侵害の広がりに深刻な憂慮を表明し、国連統合平和構築事務所(BINUCA)を強化するとともに、紛争の政治的解決を求めた。
リビア:治安情勢、悪化
本日拉致されたリビアのジダン首相が数時間後に解放された。潘基文事務総長は声明を発し、安堵の念を示すとともに、同国における暴力の拡大、治安の悪化に留意した。
国連総会で外交的進展
潘基文事務総長は本日、一週間にわたる国連総会の年次オープニング・セッションを総括し、シリアに関する安保理決議、イラン、米国による国連総会の活用などを指摘しながら、国連の中心的役割を浮かび上がらせる役割を果たしたとの旨を述べた。

2013年10月09日News in Briefから[PDF]

化学兵器:OPCW、シリアに協力訴え
化学兵器禁止機関(OPCW)のウズムジュ事務局長は本日、ハーグで記者会見し、シリアのすべての当事者に対し、国連と同機関の合同ミッションによる迅速な活動を可能にするための協力を求めた。
国連財政、厳しい状況
高須管理担当事務次長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、現在の国連の全体的な財政は健全であるものの、通常予算の状況が非常に深刻である旨を述べた。2013年通常予算は約26億ドルだが、そのうち滞納金は36%、約9億4500万ドルに上る。なお昨年度の同時期の滞納金は8億550万ドル。
10月9日は世界郵便の日
毎年10月9日は、世界郵便の日。潘基文事務総長はビデオ・メッセージを発し、各国政府に対して、市民へのサービス普及拡大と情報社会における格差を埋めるため、郵便事業のネットワークの潜在的可能性を活用するよう訴えた。
ハイチ:コレラ感染対策を
国連は現在、ハイチにおけるコレラ感染の克服のため、同国政府および国民と協力して、感染者に対する緊急支援の提供やインフラ整備など感染対策に全力を尽くしている。ハク報道官がニューヨークで述べた。
水俣条約、署名のため開放
水銀の使用を規制する国際条約(水俣条約)が本日、署名のため開放された。この条約ができあがるまでには、2009年から今年までの4年間にわたり、140か国政府が困難な交渉を続けてきた。

2013年10月08日News in Briefから[PDF]

シリア:事務総長、安保理に書簡
潘基文事務総長は本日、安保理に宛て書簡を送付し、シリアにおける化学兵器の査察・破壊の任務を遂行する国連と化学兵器禁止機構(OPCW)の合同ミッション派遣計画を提示した。同計画によれば、合同ミッションは100人規模の専門家で構成される。
水サミット:ブタペストで開催
ハンガリーの首都ブタペストで水サミット、開催。潘基文事務総長は冒頭演説し、食料安全保障、気候変動、衛生などに関連して、持続可能な開発における水の役割を強調した。
児童労働:2016年までに根絶を
第3回児童労働に関するグローバル会議がブラジルの首都ブラジリアで開催。国際労働機関(ILO)のライダー事務局長は冒頭演説し、各国がその努力を拡大しなければ、2016年までに児童労働根絶の目標達成は難しいとの旨を述べた。
フィリピン南部の危機に300万ドル
フィリピン南部においては最近の武力紛争で多数の避難民が発生しているが、この数日間の豪雨により、状況がさらに悪化している。中央基金回転基金(CERF)はこのたび、この地域の人々を支援する資金として、300万ドルの拠出を決めた。
中東和平:メディア・セミナー
トルコのイスタンブールで、中東和平に関する国際メディア・セミナーが開始した。潘基文事務総長は本日、セミナー参加者たちに対し、地域における対話と理解を拡大する努力を続けるよう促した。

2013年10月07日News in Briefから[PDF]

開発資金調達:ハイレベル対話
「開発のための資金調達に関するハイレベル対話」、ニューヨークで開催。今年で6回目となる会議の全体テーマは「モントリオール・コンセンサス、開発のための資金調達に関するドーハ宣言、主要国連会議・サミットの関連成果、実施の状況と今後の課題」。
エジプト:事務総長、暴力非難
エジプトで日曜日、暴力事件が起こり、50人以上が死亡した。また本日、軍事施設と軍人に対する襲撃事件が起こり、8人が死亡し、それ以上のひとが負傷した。潘基文事務総長は、声明を発し、これらの事件を強く非難した。
イラク:自爆テロで子ども犠牲に
イラク北部の学校校庭で昨日、自爆テロが起こり、子ども10人以上が死亡し、数十人が負傷した。ゼローギ事務総長特別代表(子どもと武力紛争担当)は声明を発し、子どもを保護する義務を強調するとともに、同国の政治界、宗教界、市民社会のリーダーたちに対し、暴力を終わらせる方策を見出すよう訴えた。
太湖地域:安保理ミッション
安保理の15理事国の代表たちは現在、アフリカ太湖地域を視察のために訪問している。この数日間で、同国の指導者たちと会談し、今年に入って成立した広範な和平合意の実施について話し合った。
10月7日は世界ハビタット・デー
潘基文事務総長は本日、世界ハビタット・デー(10月7日)に寄せてメッセージを発し、都市交通が温室効果ガスの主要源であり、大気汚染や騒音による疾病を引き起こしているとの旨を述べた。

2013年10月04日News in Briefから[PDF]

エジプト:事務総長、非暴力訴え
潘基文事務総長は本日、声明を発し、エジプトにおける暴力が深刻化している事態に憂慮を表明し、抗議の平和的な実施、結社の自由の尊重、非暴力へのコミットメントの重要性を訴えた。
10月7日は、世界ハビタット・デー
毎年10月最初の月曜日は、世界ハビタット・デー。今年は10月7日。潘基文事務総長はニューヨーク国連本部で開かれたイベントで演説し、気候変動の影響が拡大するなかで、都市の強靭化がより一層重要性を増しているとの旨を述べた。
ベトナム:人権活動家に有罪判決
ベトナムの著名な人権活動家が脱税の容疑で有罪判決を受け、30か月の拘禁と6万ドルの罰金を科された。国連人権高等弁務官事務所は本日、人権活動家が抑え込む手段として、そうした訴追が行われる恐れに懸念を表明した。
移住者と開発:総会ハイレベル対話
国連総会が移住者と開発に関するハイレベル対話を開催。潘基文事務総長は、潘基文事務総長は、グローバル・移住者グループ(GMG)がハイレベル対話の合間に催したイベントで演説し、GMGに対し、フィールドにおける調整を改善し、各国政府の能力構築に支援を提供するよう促した。GMGは14の国連機関、世界銀行、国際移住機関で構成される。
シリア対応の評価、時期尚早
安保理は2日前、シリア政府に対して、緊急の人道援助アクセスを求めたが、UNHCRの報道官は本日、記者ブリーフィングを行い、シリア政府の対応を評価するのは時期尚早であるとの旨を述べた。

2013年10月03日

移民と開発:ハイレベル対話
国連総会は本日、移住者と開発に関するハイレベル対話をスタート。会期は2日間。潘基文事務総長は演説し、移住者たちの権利を保護する措置の実施を訴えるとともに、移住者たちの社会に対する貢献を認識するよう求めた。
イタリア沖で移住者の乗る船沈没
グテーレス難民高等弁務官は本日、ニュースリリースを発し、イタリア南部の地中海にあるランペドゥーサ島沖合で発生した、500人の移住者が乗った船の火災・沈没事故について触れ、犠牲者に対して深い哀悼の意を示した。
総会議長、市民社会と協力訴え
アシュ総会議長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、グローバル開発アジェンダをあらたに設定するうえで、NGOなどのパートナーが果たす役割を強調した。また、国連総会が加盟国と市民社会の間の新しいパートナーシップ形成に取り組んみつつあるとの旨を述べた。
スーダン: 拘束者解放訴え
スーダンの人権情勢に関する特別報告者Mashood Adebayo Baderin氏は本日、ニュース・リリースを発し、スーダンで10日前に抗議デモが起こってから多くの人々が拘束されていることに深い憂慮を示し、同国政府に対し、起訴するか、即時に解放するか、いずれかの手続きを取るよう訴えた。
アフガン:大統領選に向けた準備、進む
アフガニスタン担当のヤン・クビシュ事務総長特別代表は本日、カブールで記者会見し、来年の大統領選挙に向けて質の高い準備が進み、2014年の移行期間の後の見通しについて前向きな環境が整いつつあるとの旨を述べた。

2013年10月02日News in Briefから[PDF]

シリア:安保理、議長声明
安保理は本日、議長声明を発し、シリアで深まる人道的な悲劇に重大な懸念を示し、シリア政府に対し、国境を越えた援助物資搬送を即時に許可するよう促すとともに、すべての紛争当事者に対し、人道的な停戦に合意し、援助物資を運ぶ車列の輸送ルートを確保するよう求めた。
10月2日は、国際非暴力の日
10月2日は、国際非暴力デー。マハトマ・ガンジーの誕生日である10月2日を祝賀し、非暴力のメッセージを発信する機会として、国連総会が指定した。2007年以降、毎年世界各地で祝賀されている。
NY国連本部で条約署名イベント
ニューヨーク国連本部で、毎年恒例の主要な多国間条約の署名イベントが行われた。9月24日-26日、9月30日-10月1日、約59か国が参加し、諸条約に署名したり、批准したりした。
ケニア:国際刑事裁、逮捕状発行
国際刑事裁判所はこのたび、ケニアのルト副大統領の事件をめぐって、証言者への贈賄が疑われる同国籍の男性に逮捕状を発行した。もし嫌疑が事実であり有罪が確定した場合には5年間の刑期、あるいは罰金、または両方の刑罰が与えられる。
国連総会、移民と開発を討論へ
国連総会は10月3日-4日、国際移民と開発に関するハイレベル対話を開催へ。エリアソン副事務総長は本日、記者会見し、開発における移民の貢献を指摘した。

2013年10月01日News in Briefから[PDF]

国連総会:一般討論、終了
国連総会で一週間にわたって行われた一般討論が終了した。アシュ総会議長は討論を総括する閉幕演説を行い、行動を遂行していくため、加盟国が共通の土台を見出していくことが必要であるとの旨を述べた。
サオトメプリンシペ、総会演説
国連総会の一般討論の最終日となった本日、サオトメプリンシペのダス・ネベス国連大使が一般演説を行い、国連が世界の不平等との闘い、国際紛争の仲介や解決に積極的に関与することへの期待を表明。
モルジブ:脆弱な国々への配慮訴え
モルジブのシャキーラ外相代行は最終日の総会一般演説の最初のスピーカーとして檀上にたち、将来のグローバル開発アジェンダについて、小島嶼開発途上国など脆弱国家が直面する諸課題に取り組むものであるべきだとの旨を述べた。
イスラエル首相、総会演説
イスラエルのネタニエフ首相が本日、総会で一般演説に臨み、イランの核兵器獲得の野望を外交が食い止める唯一の方法は厳しい制裁を通じた国際制裁を与え続けることだとの旨を訴えた。
ダルフール:UNAMID要員、死亡
ダルフールに国連とAUが展開する平和維持活動UNAMIDに従事する警察顧問が7月に襲撃されたときに負った傷がもとで死亡した。潘基文事務総長は深い哀悼の意を表明。

2013年09月30日News in Briefから[PDF]

シリア:副首相、総会で一般演説
シリアのWalid Almoualem副首相は総会で一般演説を行い、シリアで起こっている紛争は内戦ではなく、正義や人権を認めないテロとの戦争であるとの旨を述べた。
ナイジェリア:農業大学で銃撃事件
ナイジェリア北東部の農業大学で、武装した者たちによる銃撃事件があり、多数の学生が死傷した。潘基文事務総長はこの事件を強く避難し、犠牲者の家族、政府と国民に哀悼の意を表明。
バルバドス、グリーン経済を訴え
バルバドスのマクリーン外相は本日、総会で一般演説を行い、小島嶼開発途上国である同国にとっては、持続可能な開発に関する政策が、その存立を決める問題であるとの旨を述べた。
グローバル市民祭、ニューヨークで
第2回グローバル市民フェスティバルが週末、ニューヨークのセントラルパークで行われ、潘基文事務総長やピースメッセンジャーを務めるスティービー・ワンダーさんが参加した。今年のフォーカスは、貧困削減に向けた成果の祝賀と今後の進展の加速化。
ニカラグア、貧困根絶を訴え
ニカラグアのロペス外相は本日、総会で一般演説を行い、貧困根絶目標達成に向けた同国の進捗を強調した。今年の総会のテーマは、2015年以降の開発アジェンダ。

2013年09月25日News in Briefから[PDF]

国連総会:一般討論続く
国連総会で一般討論が続いている。本日はラテンアメリカ諸国の首脳が演説し、不平等の深刻化、不公正な経済政策によって脆弱な人々が社会でさらなる疎外に苦しんでいるとし、平和的かつ内包的な開発に対するグローバルな取り組みを求めた。
子どもの教育を優先に
潘基文事務総長が昨年9月に立ち上げた取組み「世界の子どもの教育を優先に」が一周年を迎えた。事務総長はビデオメッセージを寄せて、これまでの取組みが実を結びはじめているとの旨を述べた。
欧州理事会議長、演説
欧州理事会のファンロンパイ議長が本日、国連総会で一般演説を行った。同議長は安保理がシリアに関する明確な決議を採択し、暴力の連鎖を止めるよう訴えた。
ウィーン人権会議20周年
ウィーン人権会議が開催されてから、20年がたった。ピレー人権高等弁務官は記念式典で演説し、人権の尊重に進展があったものの、まだ世界の多くの国において人権遵守に遅れがみられるとの旨を述べた。
コンゴ民主共和国、総会演説
コンゴ民主共和国のカビラ大統領は総会で一般演説を行い、一部諸国が利己的に行動することが持続可能な開発アジェンダへの取組みを脅かすおそれがあるとの旨を訴えた。

2013年09月24日News in Briefから[PDF]

国連総会、一般討論開始
第68回国連総会で本日、一般討論がスタートした。今年の討論のテーマは、ポスト2015開発アジェンダ:準備を整える」。アシュ総会議長は冒頭演説し、新しい開発アジェンダを通して、貧困を削減し、経済社会開発を促進するために協力するよう訴えた。
事務総長、総会演説
潘基文事務総長は本日、総会で演説し、リーダーシップこそが違いがもたらすと強調し、各国首脳に対し、歴史の声に耳を傾け、人間の威厳と持続可能な開発のために誠実に全力を傾けるよう訴えた。
米大統領、変化への対応促す
オバマ米大統領は総会で一般演説に臨み、国連加盟諸国に対して、社会が著しく崩壊し、市民に酷い暴力が振るわれているときに、明確な行動をとる勇気と決意を示すよう訴えた。
ブラジル大統領、一般演説
本日、総会で一般演説を行ったブラジルのルセフ大統領は国連に対し、情報データの不正なインターネット利用者の保護における主導的や役割を果たすよう促した。
リベリア、発展への道
リベリアのサーリーフ大統領は総会で一般演説を行い、同国が年率7%を超える経済成長を遂げ、ガバナンスと説明責任を向上させてきたことを述べたうえで、依然として、克服すべき課題は多いとの認識を示した。

2013年09月23日News in Briefから[PDF]

障害者と開発:総会ハイレベル会合
国連総会は本日、障害者と開発に関するハイレベル会合を開催。「これからの道のり:2015年を超えた障害者を包摂する開発アジェンダ」と題する成果文書を採択した。
MDGs:ハイレベル・イベント
ニューヨーク国連本部において、潘基文事務総長は本日、「MDGの成功:行動の加速とインパクトのための協力(MDG Success: Accelerating Action and Parnering for Impact)」と題する特別イベントを開催。各国首脳、企業、市民社会、慈善団体、国連諸機関などの代表が参加。
太湖地域:地域協力の継続を
「コンゴ民主共和国および太湖地域ののための平和・安全・協力の枠組に関する地域監視メカニズム」がニューヨークで会合を開催。同会合に参加したメアリー・ロビンソン事務総長特使は記者団に対し、地域和平合意の実施のための地域協力継続、市民の人権を侵害する全武装勢力への対応の必要を訴えた。
紛争下の子どもに教育を
ニューヨーク国連本部において、子どもの教育に関するイベントが行われた。ユニセフのレーク事務局長は演説し、紛争下の子どもが教育を受けられない状況を指摘し、国際社会に対し、緊急行動を訴えた。
キプロス:事務総長、大統領と会談
潘基文事務総長は本日、キプロスのアナスタシアディス大統領と会談し、キプロス紛争の包括的解決のための交渉再開に向けた準備協議について話し合った。

2013年09月22日

シリア:子ども難民の保護を
シリアから紛争を逃れ、4000人を超える子どもが親や親せきの同伴もないままに近隣諸国に流出している。ユニセフは保護者のいない子どもたちが搾取や虐待を受けやすい脆弱な存在であるとの旨を指摘し、警鐘を鳴らした。
中央ア:WFP、食料援助活動
中央アフリカ北西部において、あらたな戦闘が発生し、避難民が増加している。世界食糧計画(WFP)は同国北部に事務所を再開し、また食料不足に苦しむ50万人の一部に食料を届けるべく、移動チームを使っている。
イタリア:人身売買に対策、必要
女性と子供などの人身売買に関する国連特別報告者、ジョイ・ヌゴジ・エゼイロ氏は本日、9日間にわたるイタリア訪問を終えるにあたり、イタリアにおける人身売買、女性と女児の性的搾取の事件が増えていることに警鐘を発し、同国政府に対し、対策の拡大を求めた。
持続可能開発委、20年の幕を閉じる
持続可能開発委員会(CSD)が本日、20年の活動の幕を閉じた。同委員会の仕事は、今年6月に国連総会が設置したハイレベル政治フォーラムに引き継がれる。フォーラムは、リオ20の成果文書「私たちが望む未来」において、持続可能な開発が政府首脳の最優先議題となり、すべてのアクターに包含される必要をうたったのを受けて、後継として設置された。
国連総会:障害者と開発を討議へ
国連総会は来週、ハイレベル会合を開催し、障害者が開発に果たす役割について討論する。同会合における討論は、障害者の権利条約の諸目的、およびMDGs達成、2015年を超えた持続可能な開発アジェンダを後押しするような行動指向の成果文書に結実する予定。

2013年09月18日News in Briefから[PDF]

9月21日は、国際平和デー
毎年9月21日は国際平和デー。今年のテーマは、「平和のための教育」。潘基文事務総長は本日、メッセージを寄せて、すべての男女が質の高い教育を受け、多様性を尊重する寛容な社会において世界市民へと成長していくのを助ける価値を学べるようにしなければならないとの旨を述べた。
カンボジア:刑事裁、職員給与確保
カンボジア特別犯罪法廷の現地職員の給与支払いに必要な資金について、国連はこのたび主要なドナーからの融資で賄えることになった。9月初旬には、支払いが滞った給与をめぐり、100人以上の現地職員がストライキを行っている。
「地球の勝者」賞、発表
国連環境計画(UNEP)はこのたび、グーグル・アースの副会長副社長やブラジルの環境大臣などに対し、その地球環境保護への功績を称える「地球の勝者」賞を授与することを発表した。
政治ミッション:初の事務総長報告
潘基文事務総長はこのたび、国連総会に対し、政治ミッションに関して初となる報告書を提出した。政治ミッションの歴史や進化について包括的に報告する。現在、国連はアフリカ、中東などに合計37件の特別政治ミッションを展開している。
シエラレオネ:安保理、情勢報告
トイベルグ・フランゼン事務総長執行代表は本日、安保理で、シエラレオネ情勢に関する報告を行い、同国の人々に対し、対立を乗り越え、力を合わせて、経済発展と民主主義を進めるよう求めた。

2013年09月17日News in Briefから[PDF]

第68回国連総会、開幕
第68回国連総会が本日、開幕した。今総会の議長を務める、アンティグア・バーブーダのアシュ氏は冒頭演説し、2015年以降の開発アジェンダを明確にする必要に迫られるなか、この一年間が総会にとって非常に重要な意味をもつとの旨を述べた。
事務総長、グローバルな協力訴え
第68回総会が開幕するなか、潘基文事務総長はニューヨーク国連本部で記者会見し、シリア危機やMDGs達成の加速化などの喫緊の課題解決のため、グローバルな協力が必要であるとの旨を訴えた。
北朝鮮:人権調査委、報告
朝鮮民主主義人民共和国の人権状況に関する国連調査委員会のカービー委員長は本日、人権理事会で調査結果に関する口頭報告を行い、これまでに得られた証言が同国で広範かつ深刻な人権侵害が起こっていることを示しているとの旨を述べた。
コンゴ:UNHCR、修道女を表彰
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、コンゴ民主共和国の修道女Sister Angelique Anaikaの人道援助活動を称え、同氏にナンセン難民賞を授与することを決定した。
シリア:国連、資金拠出求める
国連はこのたび、シリア危機に対応するための人道資金の不足分を埋めるべく、国際社会に対し、緊急アピールを発した。また、レバノンにおいて、10万人単位の難民が食料援助の削減に直面する可能性を警告した。

2013年09月16日News in Briefから[PDF]

シリア:化学兵器使用、明白
シリアにおける化学兵器の使用に有無を調べていた国連調査団はこのたび、今年8月21日に首都ダマスカス郊外のグータでサリン・ガスが使われたことを明白に示す証拠を見つけたことを報告した。潘基文事務総長は安保理で非公開ブリーフィングを行って、明らかにした。
シリア:大半が通常兵器で死亡
シリアにおける人権侵害に関する国際調査委員会のピンヘイロ委員長は本日、人権理事会に報告書を提出し、同国において大半の市民が通常兵器を使った不法な攻撃で殺害されており、その多くが子どもたちであるとの旨を述べた。
アフガン:女性公務員、殺害対象に
UNウィメンのプムズィレ・ムランボ・ヌクカ事務局長は声明を発して、アフガニスタンで女性の公務員を対象とする殺害、脅しを非難し、犯人を逮捕し、裁判にかけるよう求めた。
オゾン層保護に国際協力を
毎年9月16日は、オゾン層保護のための国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、国際社会に対し、オゾン層を保護し、環境を守る努力を継続するよう訴えた。
今総会、閉幕
第67回総会が本日、閉幕した。ジェレミッチ議長は加盟国に対し、今会期に顕著な成果をあげたこととともに、シリアの悲劇を止められなかった事実を指摘したうえで、国際社会がより安全で持続可能な未来に向けた道筋を描くよう訴えた。

2013年09月12日News in Briefから[PDF]

シリア:化学兵器条約、加入表明
潘基文事務総長はこのたび、シリアのアサド大統領から、同国が化学兵器禁止条約に加入する意向を示す書簡を受け取った。事務総長はこの動きに歓迎の意を示すとともに、ジュネーブで現在行われている交渉が今後の道筋を描く合意の速やかな合意につながることに期待感を表明した。
アフリカPKO:新しい課題に進展
アフリカ諸国訪問から戻ったラドゥス平和維持活動担当事務次長はニューヨーク国連本部で記者会見し、今年に入ってから、コンゴ民主共和国、マリ、スーダン、南スーダンにおける主要な課題への対処において、重要な進展がみられたとの旨を述べた。
UNウィメン:女子教育への取組み
今年7月にUNウィメンの新事務局長に任命され、8月に着任したプムズィレ・ムランボ・ヌクカ氏は本日、ニューヨーク国連本部で、初の記者会見に臨み、貧困根絶のためには、女子教育を促進することが不可欠であり、政府および国際機関の最優先事項であるべきだとの旨を述べた。
ケネディ米大統領の総会演説50周年
故J.F.ケネディ米大統領が1963年9月20日、国連総会で行った最後の演説から50年目となるのを記念する催しが行われた。潘基文事務総長はメッセージを送り、ケネディ大統領の描いたビジョンは分断された世界をはるかに超えたとの旨を述べた。
シリア:総会議長、外交努力訴え
ジェレミッチ総会議長は本日、加盟国に対し、シリア危機の外交解決を後押しするよう 求めるとともに、現在、提案されているジュネーブ会議の交渉テーブルにすべての当事者を着かせる努力を支援するよう訴えた。

2013年09月11日News in Briefから[PDF]

シリア:国際的な話し合いの動き
シリアの化学兵器の安全な確保と破壊に関する合意につながる可能性のある国際的な話し合いの動きがみられるようになったことについて、潘基文事務総長は強い歓迎の意を表明した。
保護する責任:総会、非公式対話
国連総会は本日、「保護する責任:国家の責任と予防」というテーマに関する非公式対話を開催した。潘基文事務総長は演説し、各国が大量虐殺から人々を守る責任があるとするとともに、暴力に直面してから行動するだけでなく、紛争予防にも努力する必要を強調した。
シリア:調査委、政治解決促す
シリア国際調査委員会は人権理事会に対し、最新の調査報告書を提出。同委員会は殺害、レープ、拷問などに言及し、すべての当事者の側の犯罪者が国際法に違反しているとの旨を述べた。
国連大使たち、平和を歌う
ルーマニア、カナダなど5か国の国連大使はこのたび、「大使たちが平和を歌う」と題する音楽CDを発表した。CDは国連ブックストアのほか、iTunesやアマゾンなどでも販売される。
世界の移民、増加
国連経済社会局(DESA)の新しい報告書によれば、現在、世界の移民は現在、2億3200万人を超えた。2000年には1億7500万人、1990年には1億5400万人だった。

2013年09月10日News in Briefから[PDF]

ポスト2015へ、百万人の声
国連はこのたびミレニアム開発目標(MDGs)の後継となる枠組みづくりに向け、「百万人の声、私たちが望む世界」と題する報告書を発表した。過去1年間にわたって行われた、88の国内協議、11のテーマ別討論、オンライン調査の結果をまとめた。
性暴力:アジア太平洋調査報告
UNDP、UNFPA、UNウィメンなどから成る国連諸機関はこのたび、アジア太平洋地域における性暴力に関する調査報告を発表した。報告によれば、同地域では男性による性暴力の発生が多くみうけられる。構造的な不平等という広範な文脈において、個人的な成育歴や慣行がその背景にある。
国連総会:信用格付に関する討論
国連総会は本日、国際金融システムにおける信用格付機関の役割に関するテーマ別討論を行った。ジェレミッチ総会議長は席上演説し、世界の経済危機につながる失敗を繰り返さないためには世界経済統治システムをしっかり改革する必要があるとの旨を述べた。
大麻生産:アフガンで増加
国連薬物犯罪事務所(UNODC)とアフガニスタン薬物対策省はこのたび「アフガニスタン:商用大麻栽培および生産に関する調査」と題する報告書を作成、発表した。報告によれば、同国において、2012年に大麻栽培に使用される農地面積は17%減少したが、前年に比べて、大麻の総生産高は8%増加。
気候変動:G20 合意、歓迎
国連環境計画(UNEP)のシュタイナー事務局長は本日、先日のG20会合に参加した首脳たちが温暖化ガス削減に合意したことは、今後の気候変動への対応に非常に意味があるとの旨を述べた。

2013年09月09日News in Briefから[PDF]

シリア:事務総長、解決提案へ
G20に参加したサンクトペテルブルクからニューヨークに戻った潘基文事務総長は本日、記者会見し、2年半のシリア危機が安保理を麻痺状態に陥らせたとしたうえで、現在、政治解決のための提案を検討しているとの旨を述べた。
第24回人権理事会、開始
第24回人権理事会が本日、スタート。ピレー人権高等弁務官は本日、会期冒頭に演説し、シリアにおいて化学兵器が使用されたのは明らかであるとし、国際社会に対し、政治解決を促した。
IAEA:イラン、北朝鮮は協力を
国際原子力機関(IAEA)は本日、ウィーンで年次総会を開始。天野事務局長は冒頭演説し、イランと朝鮮民主主義人民共和国が核開発活動に関する未解決問題の解決に協力する必要を訴えた。
ユース・サミット開催
コスタリカの首都サン・ホセ市で、「2015年を超えて グローバル・ユース・サミット」がスタートした。潘基文事務総長はメッセージを寄せ、若者に人気のソーシャル・メディアを含めた情報技術が貧困根絶、開発促進に果たす役割を強調した。
持続可能な開発、21世紀の挑戦
ジェレミッチ国連総会議長が設置したハイレベル諮問パネルは本日、総会の非公式会合で、「持続可能な開発の時代における国連」と題するペーパーを発表した。世界各国が協力を通じて、グローバルな諸課題に対処し、相互に関係する危機を克服する方策を提示する。

2013年09月06日News in Briefから[PDF]

シリア:事務総長、政治解決促す
ロシアのサンクトペテルブルクで開催中のG20で、潘基文事務総長は参加各国の指導者に対し、シリア内戦のさらなる軍事化を回避し、政治解決努力を倍加するよう訴えた。
シリア:国連、援助活動継続へ
エイモス人道問題担当事務次長は本日、レバノンの首都ベイルートから電話会議を通じて、ニューヨーク国連本部で記者会見し、国連がシリアおよび近隣諸国における人道援助活動を継続する意向を示した。
シリア:ブラヒミ、政治解決に努力
国連とアラブ連盟の共同特使を務めるブラヒミ氏は本日、ロシア外相との会談後、自らとその他の外交官たちがシリアの政治解決を図るべく、努力を重ねている旨を述べた。
国連総会:平和の文化を討論
国連総会は本日、平和の文化の促進に関するハイレベル・フォーラムを開催。エリアソン副事務総長はフォーラムで演説し、権力や権限を有する人々が国や文化の間の理解を向上するための道義的、政治的責任をもつとの旨を述べた。
中央ア:人権侵害事件、増加
中央アフリカ共和国において、首都バングイから北に500キロ離れた場所にある複数の村が焼かれて、破壊されるなどしていることが伝えられたあと、先週、同国を訪れたUNHCRなどの国連諸機関は本日、同国における人権侵害事件が増加していることに警鐘を発した。

2013年09月05日News in Briefから[PDF]

G20:シリア危機、政治解決を
サンクトペテルブルクで開催中のG20において、潘基文事務総長とブラヒミ国連/アラブ連盟合同特使は参加各国首脳に対し、シリアの流血を止め、政治解決を図る必要を繰り返し訴えた。
家内労働条約、発効
家内労働条約(Domestic Workers Convention)が本日、発効した。これによって、世界各地で家内労働に従事する5,300万人の労働および社会的権利の保護が期待される。現在、批准国は8か国。
国際チャリティー・デー
9月5日は、国際チャリティー・デー。マザー・テレサの亡くなった日を記念し、国連総会が2012年に決議を採択、宣言した。潘基文事務総長はメッセージを発して、世界の人々に対し、国連の活動を進めるうえで、チャリティーが重要な役割を果たすとの旨を述べた。
コンゴ:政府とM23は交渉再開を
ロビンソン太湖地域担当事務総長特使およびコブラー事務総長特別代表は現在、ウガンダの首都カンパラにおいて、同地域の指導者たちとともに、コンゴ民主共和国と反政府勢力M23の間の和平交渉を再活性化するための交渉に臨んでいる。太湖地域のための国際会議の議長がこの交渉を主宰する。
ダルフール:UNAMID兵の遺体回収
スーダンのダルフールで先月25日、大洪水が起こった際、世界食糧計画(WFP)の活動を支援するなかで行方不明となっていたUNAMID兵4人のうち、一人の遺体が回収された。

2013年09月04日News in Briefから[PDF]

シリア:難民支援、拡大を
UNHCRとシリア近隣4か国(イラク、ヨルダン、レバノン、トルコ)の外相は共同声明を発し、国際社会に対し、シリアの戦闘停止のため、互いの違いを乗り越えるよう求めるとともに、地域に対する支援拡大のための緊急アピールを発した。
G20:事務総長、協力訴え
G20参加のためにロシアを訪れている潘基文事務総長は本日、サンクトペテルブルク大学で演説し、教育、貧困根絶、持続可能な開発などにおける進展を加速化すべく、地球的な協力が必要であるとの旨を訴えた。
移民:各国政府は取組みを
世界中の移民が2億1500万人を超える中、ピレー人権高等弁務官は本日、各国政府に対し、移民は基本的に人々に関するであるとし、人権をもとにした政策を講じ、効果的な対応を図るよう求めた。
東アフリカ:越境犯罪、増加
国連薬物犯罪事務所(UNODC)は本日、「東アフリカにおける越境組織犯罪:脅威の評価」と題する報告書を発表。地域において、越境組織犯罪への広範な措置を講じる必要を訴えた。
シリア:安保理議長、外交努力訴え
9月の安保理議長を務めるオーストラリアのクインラン大使は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、今月の安保理の活動計画予定についてブリーフィングした。そのなかで、同大使は、外交努力をあらたにする必要を述べた。

2013年09月03日News in Briefから[PDF]

シリア:安保理は対応を
G20参加のためのロシア訪問を前に、潘基文事務総長はニューヨーク国連本部で記者会見し、シリアにおける化学兵器使用の疑惑が事実であると証明された場合、安保理メンバーが連帯し、適切な対応を取るよう求めた。
シリア:難民、200万人超える
UNHCRによれば、日々、平均5,000人がシリアから流出するなか、これまで同国から近隣諸国に逃れた難民は今や200万人を超え、人道的な惨状が近いうちに終わる兆しはみえない。
マリ:ユニセフ、学校再開支援
マリ北部において、ユニセフは50万人の子どもたちが学校に戻り、勉強を再開することができるよう、活動を活発化させる。ジュネーブでユニセフ報道官が明らかにした。
イエメン:ベノマール特別顧問、訪問
イエメンにおける憲法作成、総選挙に向けた準備が進むなか、ベノマール特別顧問は現在、同国の首都サーナを訪れている。同氏は本日、国民対話会議のすべての参加者に対して、最終成果文書に関する協力を促した。
ジンバブエ:200万人超に食料支援必要
世界食糧計画(WFP)は本日、ジンバブエにおいて、来年前半、3月の収穫期前までに、220万人を超える人々に対する食糧支援が必要になるだろうとの見込みを述べ、警鐘を発した。

2013年08月30日News in Briefから[PDF]

シリア:事務総長、加盟国と協議
シリアをめぐる情勢が急速な展開をみせるなか、潘基文事務総長は欧州訪問を予定よりも早く切り上げ、昨夜、ニューヨーク国連本部に戻り、本日、早速、加盟国との協議を開始した。
コンゴ:市民への襲撃事件
コンゴ民主共和国東部において、市民に対する襲撃事件により、多数の死傷者がでたことについて、潘基文事務総長は非難声明を発し、すべての当事者に対し、政治プロセスへの関与を求めた。
中央ア:食料援助拡大
中央アフリカ共和国において、世界食糧計画(WFP)は現在、武装グループによる暴力の拡大が原因で避難民となった千人単位の人々への食料支援を提供している。
シリア:人道活動、継続
シリアにおける危機事態により、緊張が高まるなか、国連諸機関-WFP、UNHCR、WHO、ユニセフはジュネーブでの記者ブリーフィングにおいて、人道援助活動を継続するとの旨を述べた。
G20:持続可能な未来を
来週、サンクトペテルブルクで開催されるG20を前に、潘基文事務総長は参加各国に対し、持続可能な未来の実現のためのリーダーシップとコミットメントを求めた。

2013年08月29日

シリア:化学兵器調査、報告へ
潘基文事務総長は、シリアにおける化学兵器使用疑惑に関する調査を、明日終える調査団からの報告を受けるべく、オーストリア公式訪問を予定より早めに切り上げ、ニューヨークに戻る。
核実験に反対する国際デー
8月29日は、核実験に反対する国際デー。潘基文事務総長は本日、メッセージを発して、より安全な世界を築くために、包括的核実験禁止条約(CTBT)の未加入国に対し、署名、批准をするよう訴えた。
コソボ:安保理、情勢報告
UNMIKを率いるザリフ事務総長特別代表は本日、ビデオ会議を通じ、安保理に情勢報告を行い、セルビアとコソボがここ数か月間で講じた前向きな措置によって、関係正常化に向けた歴史貴な合意と根本的な進展がみられたとの旨を述べた。
国連総会の再活性化、討論
国連総会は本日、「総会の活動の再活性化に関するアドホック作業部会」の報告書を受け、討論を行った。ジェレミー議長は加盟国に対し、現在進行中の改革により、総会が21世紀のグローバル・ガバナンスにおいて主導的や役割を果たすことを確実にするよう訴えた。
シリア:文化遺産の破壊停止を
ユネスコのボコバ事務局長は本日、シリアのすべての紛争当事者に対し、同国の文化遺産を保護し、さらなる破壊が起こらないようにあらゆる措置を講じるよう求めた。

2013年08月28日

シリア:化学兵器調査に協力を
化学兵器の使用の疑惑を調べるためにシリアに入った調査団は本日、事件に巻き込まれることなく、ダマスカスの複数個所の調査を実施した。昨日は、治安上の懸念から丸一日、調査を見送っていた。一方、潘基文事務総長は本日、すべての当事者に対して、調査団の活動遂行を可能にすべく、アクセスを与えるよう訴えた。
ハイチ:安保理、情勢報告
サンドラ・オノレ事務総長特別代表は本日、安保理で、ハイチ情勢に関する報告を行い、同国において2011年以降、予定された選挙が実施できずにいることが政治、治安の状況に悪影響を及ぼすリスクがあるとの旨を述べた。
事務総長、ハーグで演説
潘基文事務総長は本日、ハーグ平和宮殿建築100周年の式典で演説。軍事的手段によってシリア危機の解決は図れないとし、安保理メンバーに対し、あらゆる外交手段を使って、シリアのすべての当事者を交渉のテーブルにつけるよう促した。
コンゴ:国連平和維持兵、死傷
コンゴ民主共和国の北キブ州において、国連平和維持活動MONUSCOが政府軍と支援し、反政府武装勢力M23に対する攻撃を行った。この軍事的衝突の中、国連平和維持兵が1人死亡し、7人が負傷した。
事務総長、ライデン大で講演
オランダ訪問中の潘基文事務総長は本日、ライデン大で記念講演を行い、開発、平和、安全、人権はいずれも自由のひとつの側面であり、相互に補強しあうものであると述べて、世界の指導者たちに対し、ひとりも取り残すことのないよう訴えた。

2013年08月27日

シリア:隣国は国境開放継続を
イラクの首都バグダッドを訪問中のグテーレス難民高等弁務官とカズンWFP事務局長は本日、シリアから流出する大量の難民を受け入れる近隣諸国に対して、国境開放を続けるよう訴えた。
シリア:治安上の懸念、調査に影響
シリアにおける化学兵器の使用疑惑に関する調査のため同国に入った国連調査団は本日、治安上の懸念から、2番目の調査場所の調査を延期した。一方、潘基文事務総長はすべての当事者に対し、調査への協力を訴えた。
シリア:国際会議開催の見込み
国連アラブ連盟共同特使のスポークスマンは本日、ジュネーブで記者団に対し、ブラヒミ共同特使がシリアの危機解決のためのジュネーブII会議開催の見込みについて楽観視している旨を明らかにした。
西岸:パレスチナ人、強制立ち退き
西岸において、イスラエル当局がパレスチナ人住居を破壊し、立ち退きを強制したことについて、人権高等弁務官事務所は国際法に違反するとして、憂慮を表明した。
スーダン洪水:国連、緊急援助
今月に入ってから豪雨による洪水に襲われているスーダンにおいて、国連とパートナー諸機関は現在、被害を受ける約53万人に対する緊急支援を提供している。

2013年08月26日

シリア:化学兵器の使用、調査
シリアにおける化学兵器の使用の疑いに関する調査団は本日、首都ダマスカスで、調査を開始。目撃者、生存者、医者の聞き取り調査を行い、サンプルを収集した。
UNRWA職員殺害
西岸地区において、国連パレスチナ救済事業機関(UNRWA)の職員が今朝、イスラエルの兵士に撃たれ、死亡した。UNRWAは声明を発し、すべての当事者に対し、自制を求めた。
報道の自由:エジプト記者殺害
8月19日、エジプト人のジャーナリスト3人がカイロで街頭デモを取材していたところを襲撃されて死亡した。UNESCOのボコバ事務局長は同国当局に対し、この襲撃事件の徹底調査を行うよう求めた。
ソマリア:集団的努力、不可欠
アフリカ連合(AU)・平和安全保障理事会の第392会合がエチオピアのアディス・アベバで開催された。ケイ事務総長特別代表は席上、ソマリアで進展がみられると述べる一方で、集団的な努力を維持、拡大しなければならないと訴えた。
パキスタン中将、PKO軍事顧問に
潘基文事務総長は本日、パキスタンのマスクード・アフメド中将を国連の平和維持活動の軍事顧問に任命した。前任者のババカール・ガイエ中将(セネガル)は7月8日付で退任。

2013年08月23日

シリア:化学兵器、人道に対する罪
韓国の首都ソウルで開催されるMDGsに関する会議を前に、潘基文事務総長は、シリアにおける化学兵器の使用が人道に対する犯罪を構成し、実行者にとって深刻な結果を招くことになるとの旨を述べた。
奴隷廃止:国際デー
8月23日は、奴隷貿易とその廃止を記念する国際デー。ユネスコのボコバ事務局長は本日、メッセージを発し、奴隷貿易の物語を伝え、自由の戦士たちによる人権の尊重の確保への貢献を称えることが大切であるとの旨を訴えた。
シリア:子ども難民、100万人
3年間にわたり紛争を逃れシリアから流出する子どもの難民が100万人に達した。ユニセフのレーク事務局長は国際社会に対して、紛争の終結、子どもの保護に支援を提供するよう訴えた。
4月6日、スポーツの日に
国連総会は本日、決議を採択し、4月6日を「開発と平和のためのスポーツの国際デー」と宣言した。ジェレミッチ総会議長はこの決議採択を歓迎し、文化的障壁をなくし、世界の人々を連帯させるためにスポーツが持つ力を認識するうえで歴史的な一歩を画したとの旨を述べた。
レバノンで爆弾襲撃
レバノン北部の都市トリポリで、2件の爆弾襲撃事件が起きて、多数の死傷者がでた。潘基文事務総長、安保理はそれぞれ、襲撃事件を強く非難し、犯人を裁判にかけるよう促した。

2013年08月21日

シリア:化学兵器使用の疑い
シリアにおいて、国連調査団が化学兵器使用の疑いを続けるなか、同国で本日、化学兵器が使用されたとの疑いが報じられた。潘基文事務総長は深い衝撃を表明した。
フェルトマン次長、カイロに
フェルトマン政治問題担当事務次長、エジプトの首都カイロ入り。アラブ連盟本部で記者会見した事務次長は、同国において、国連の支援の方策を探るべく、同国の人々の声に耳を傾け、ニューヨークに戻ってから、その内容を事務総長に報告することが任務であるとの旨を述べた。
MDG:すべての人に尊厳を
潘基文事務総長はこのたび、「すべての人に尊厳のある生活を(A Life of Dignity for All)」と題する報告書を発表した。来月、開かれるMDGsとポスト2015開発アジェンダに関する国連総会特別イベントに向けて、新たな持続可能な開発のための枠組みのヴィジョンを描いた。
水の協力に関する国際会議
タジキスタンのドゥシャンベにおいて、「水の協力に関するハイレベル国際会議」が開催。UNDPのグリンスパン副総裁は演説し、持続可能な開発を達成し、人々の水へのアクセスを確保するうえで、国家および世界のレベルでの水の協力が不可欠であるとの旨を述べた。
南スーダン支援に3,300万ドル
南スーダン共通人道基金(CHF)はこのたび、南スーダンの危機に影響を受ける脆弱な人々とコミュニティーに対する支援のため、3,300万ドルを拠出することを決めた。

2013年08月20日

ILO海事労働条約、発効
国際労働機関(ILO)の海事労働条約が本日、発効した。現時点で、批准国数は48か国。同条約は海運業で働く人々の雇用条件、労働時間、休憩などについて最低基準を定める。
シリア難民、イラク流入
約3万人のシリア難民が先週以降、イラクのクルド族地域に流入し、いまだに千人単位の人々が同国に入るべく待機している。UNHCRは近隣諸国に対し、シリア難民に国境を開放し続けるよう促した。
南スーダン:国連、巡回活動
南スーダンにおいて、UNMISSは現在、ジョングレー州の軍事巡回活動を活発化している。人びとが安全に故郷に戻ること、人道援助アクセス提供を可能にすることをめざす。
中東:安保理、情勢報告
フェルナンデス=タランコ政治問題担当事務次長は安保理で中東情勢に関する報告を行い、イスラエルとパレスチナの第2回直接交渉について、和平に向けて、小さいけれど重要で、地域的な安定に積極的な影響を及ぼす動きであるとし、国連の支持を表明した。
エジプト:国連による人権調査を
エジプトにおいて、あらたに暴力が発生している事態に鑑み、国連人権高等弁務官事務所は本日、同国当局に対し、国連による人権状況の調査を受け入れるよう求めた。

2013年08月19日

8月19日は、世界人道の日
8月19日は、世界人道の日。10年前のこの日、イラクのバグダッドで、国連施設が爆弾襲撃され、セルジオ・デメロ事務総長特別代表を含む、22人が死亡した。潘基文事務総長はニューヨーク国連本部で、献花式典に参加し、殉死した人々への弔いは活動を続けることであるとの旨を述べた。
文民の保護:安保理、討論
安保理は本日、武力紛争下の文民の保護に関する公開討論を開催した。潘基文事務総長は席上演説し、世界各地で活動する人道援助要員の尊重と保護の拡大を訴えた。
UNウィメン:新事務局長が就任
UNウィメンの新事務局長に、南アフリカのプムズィレ・ムランボ・ヌクカ氏が本日、就任した。今年7月10日、事務総長が任命した。前任者は、チリ元大統領のミシェル・バチェレ氏。
事務総長、記者会見
潘基文事務総長は本日、中東およびパキスタン訪問から戻ってから初の記者会見を行い、フェルトマン政治問題担当事務次長をエジプトに派遣したことを明らかにした。同事務次長は明日から、カイロで、国連の役割に焦点をあてた幅広い会談を行う予定。
ハイチ:ホモフォビアに根差す暴力
ハイチに展開するMINUSTAHは声明を発し、同国で同性愛嫌悪に根差す暴力が拡大しているなか、主要な政界、宗教界、コミュニティーの指導者たちに対し、人権の尊重を呼びかけ、嫌悪や軽蔑の表現を抑制するよう訴えた。

2013年08月16日

事務総長、エルサレム訪問
潘基文事務総長はエルサレムで、イスラエルのネタニヤフ首相と共同記者会見し、イスラエルとパレスチナの直接交渉への全面的な支持を示すとともに、今年が中東和平の実現に決定的な年となるよう希望を表明した。
エジプト:人権専門家、自制と対話を促す
エジプトにおける暴力的な衝突事件により百人単位の死傷者がでている。国連人権理事会によって任命された複数の人権専門家で構成する調整委員会は本日、ニュースリリースを発し、自制と暴力的衝突の即時終結を求めた。
シリア:千人単位の難民、イラク北部に流入
UNHCRが本日発表したところによれば、シリアから、千人単位の難民たちが突然流出し、イラク北部に流れこんだ。これら難民はイラクへの移動にあたり、チグリス川に最近新設された橋を超えた。
北朝鮮:人権調査開始へ
朝鮮民主主義人民共和国における人権侵害状況の調査のために設置された委員会が来週、さまざまな情報を集めるため、韓国のソウルで公聴会を開始する。同委員会は3人構成。今年3月、人権理事会が一年間の任期で設置した。
ソマリア:性的暴力、執拗に続く
OCHAによれば、ソマリアにおいて、性的暴力が執拗に続き、今年に入ってから、半年間で、同国の首都モガディシュでは、800を数える性暴力事件が発生したと伝えられる。

2013年08月15日

エジプト:人権高等弁務官、暴力の終結に向け話し合いを
ピレイ人権高等弁務官は、流血の武力衝突を受け、全てのエジプト内勢力に暴力行為の自制と事態の沈静化に向けた対話の開始を要請。昨日の衝突では、推計500~2,000人にも及ぶ死者が出た。
レバノン:事務総長、爆弾攻撃を強く非難
潘基文事務総長は、ベイルート郊外での自動車爆弾による攻撃を強く非難。「許され難い」暴力に見舞われたレバノン国民に対し、結束を呼びかけた。爆発により少なくとも14人が死亡、200人以上が負傷した。
事務総長、中東を訪問
潘基文事務総長はヨルダンとパレスチナを訪れ、エジプト情勢やシリア危機、中東和平交渉について会談。ヨルダンに対しては50万人ものシリア難民の受け入れを感謝すると共に、パレスチナの現状について理解を深めた。
DPRK:人道支援に9,800万ドル必要
国連は、朝鮮民主主義人民共和国の緊急人道支援に9,800万ドルが必要であると述べた。同国では約240万人が食料支援を必要としている。潘基文事務総長は深刻な状況に際し、人道支援を政治や安全保障とは切り離して対応するようドナーに支援を要請した。
事務総長、マリ大統領選挙に祝意
潘基文事務総長は、大統領選挙が成功裏に実施されたことを受け、マリ政府と国民に祝意を表した。大統領に選出されたケイタ氏に対し、マリの安定と平和の定着に向けた国連の関与を改めて表明。 

2013年08月14日

エジプト:事務総長、デモ参加者への武力行使を非難
潘基文事務総長は、治安部隊の強制排除により何百人ものデモ参加者が死傷したことを受け、緊急声明を発表。全てのエジプト国民に向け、対立を平和裏に解決するよう強く訴えた。
シリア:国連調査団の受け入れに合意
シリア政府は、「シリア紛争における化学兵器使用の疑いに関する国連調査ミッション」を受け入れ、調査団が正確で安全、かつ効率的に任務を遂行できるよう協力すると述べた。
中央アフリカ共和国:悪化続く人道危機
エイモス人道問題担当事務次長は、同国で蔓延する貧困や暴力が周辺国に影響を与えかねないほど深刻化していると指摘。20万人以上が国内避難民となり、約6万人がコンゴ民主共和国をはじめとする隣国に逃れていると述べた。
人権高等弁務官、ハマスにガザでの死刑停止を要請
ピレイ人権高等弁務官は、ガザ暫定自治区の事実上の政府であるハマスに対し、予定されている死刑執行を中止するよう要請。公正な裁判を経ずに死刑が課されている状況に懸念を示した。
安全な水と公衆衛生の普及を
エリアソン副事務総長は、政治的な指導力と具体的な行動により、公衆衛生と飲み水への普遍的で持続可能なアクセスに大きな進展が見られたと発表。SWAパートナーシップの報告に基づき、成果を歓迎すると共に、2014年の達成期限に向けさらなる努力を呼びかけた。

2013年08月13日

事務総長、パキスタンのPKO貢献を称賛
潘基文事務総長はパキスタン独立記念日の前日にイスラマバードを訪問。同国が国連平和維持活動において指導的役割を果たしていることを称賛すると共に、女子教育や無人機の運用問題について意見を交わした。
シリア:国連調査団、政府の受け入れに備え万全の準備
オーケ・セルストレム教授率いる「シリア紛争における化学兵器使用の疑いに関する国連調査ミッション」は、調査訪問に必要な全ての準備を終え、現在、シリア政府側の受け入れに備えている。
中央アフリカ共和国:広がる無法状態
国連の人道諸機関は、同国の市民が無法で危険な状況下での生活を余儀なくされていると懸念を表明。昨年12月に政府軍と反政府勢力の間で戦闘が勃発して以来、難民が急増中。国連は支援にあたるとともに、政府に対し市民の安全確保に取り組むよう働きかけている。
ナイジェリア:事務総長、過激派による攻撃を非難
武装集団が北東部ボルノ州のモスクを襲撃し40人以上が死亡したことを受け、潘基文事務総長は過激派に対し、テロ攻撃を止めるよう呼びかけた。事務総長は対話や平和的手段で問題を解決するよう訴えている。
バングラデシュ:人権活動家の釈放を求める
OHCHRは、同国で著名な人権団体の事務局長が今月10日に逮捕されたことを受け、即時の釈放を求めている。同氏は5月のデモで起きた政府による暴力的弾圧について報じたことが原因で逮捕され、依然として弁護士との面会も拒否されている。

2013年08月09日

8月9日は、世界の先住民の国際デー
潘基文事務総長はメッセージの中で、各国に対し、先住民との間で取り交わした諸条約や合意を尊重し、あらゆるレベルの意思決定に先住民が参加できるよう取り組みを促した。
マリ、決選投票に向けて選挙支援
国連は11日に行われる大統領選の決選投票に向けた選挙支援を実施。同国に展開する MINUSMA が、北部の遠隔地の住民や隣国モーリタニアに暮らすマリ難民が一票を投じられるよう、選挙物資の搬送などの支援を行った。
シリア:事務総長、ラブロフ露外相と会談
潘基文事務総長はラブロフ露外相と会談し、シリア危機を止めるには政治的解決が必要だと強調。シリアに関する国際会議の開催が実現し、政府側と反政府側が2012年6月のジュネーブ・コミュニケの完全履行に合意することが強く求められている。
400年を迎える和平合意を祝し、先住民がカヌーで国連に
世界の先住民の国際デーを記念し、200人を超える先住民らがカヌーでマンハッタンに到着。およそ2週間をかけ、ニューヨーク州北部からハドソン川を下る140マイルの旅を敢行した。今年400年を迎える先住民と政府との初の和平合意を祝して行われた。
ベトナムで死刑執行の再開に、OHCHRが人権に「大幅な後退」
6日、ハノイで27才の男性に対し、薬物注射による死刑が執行された。同国での死刑執行は18カ月ぶり。OHCHRの報道官は「ベトナムの人権の歴史において大幅な後退」であると述べ、現在同国にいる116人の死刑囚が刑の執行目前にあることに深い懸念を表明した。

2013年08月07日

ミャンマー:国軍、子ども兵士を解放
ミャンマー国軍がこのたび、同国政府と国連との間で昨年6月に合意した行動計画のもと、数十人の子ども兵士を解放したことについて、ユニセフは歓迎の意を表明した。
8月9日は、先住民の日
毎年8月9日は、世界の先住民の国際デー。ピレー人権高等弁務官は声明を発し、各国に対し、先住民との間で取り交わした諸条約を尊重し、強化するよう訴えた。
ユース総会、開催
第12回国際ユース総会がニューヨーク国連本部で開催される。テーマは、「行動への道:ポスト2015年、MDGsを超えて」。潘基文事務総長は本日、ビデオ・メッセージを寄せ、MDGsの達成期限が迫っているが、いまだに多くの課題が残っていることを指摘した。
イスラエル・レバノン:国境で爆弾襲撃
イスラエルとレバノン間の国境地帯で、爆弾襲撃事件が起こり、イスラエル防衛軍の数人の兵士が負傷した。UNIFILは報道声明を発し、安保理決議1701の違反の疑いについて、調査を開始した。
事務総長、南スーダン大統領と電話会談
潘基文事務総長は今週火曜日、南スーダンのキール大統領と電話会談し、同国の新内閣の再編やジョングレー州の状況などについて話し合った。南スーダンは2011年7月にスーダンから独立し、翌月、国連に加盟。

2013年08月06日

国連と地域機関の協力:安保理、討議
安保理は本日、国連と地域機関の協力関係について公開討論を行った。潘基文事務総長は席上演説し、地域機関が相互のつながりを深める地球規模の諸問題に対応すべく、協力と対話を拡大する方法を見出すよう訴えた。
事務総長、エジプト外相と電話会談
潘基文事務総長は本日、エジプトのファーミ外相と電話会談し、すべての暴力を終結する必要を強調した。また、同国の指導者たちに対し、和解プロセスを始めるよう促した。
スーダン:援助活動要員に労働許可更新を
駐スーダン国連人道調整官とUNHCR代表の2人は本日、ハルツームで共同声明を発し、スーダン政府に対し、ダルフールに展開する国際援助要員に対する労働許可証を更新し、要員たちが保護と支援のための活動の再開することを可能にするよう求めた。
広島:原爆投下から68年
広島原爆投下から68年。潘基文事務総長は広島平和記念式典にメッセージを寄せて、真の安全保障は軍事的な脅威によってではなく、人々の福祉に基づくものであるとの旨述べた。
コートジボワール:前政府職員14人、釈放
コートジボワールの司法当局がこのたび、グバボ前大統領の率いる政府で働いていた職員14人を仮釈放する決定を下した。国連コートジボワール活動(UNOCI)はこの決定に歓迎の意を表明した。

2013年08月05日

事務総長、若者と対話
潘基文事務総長は本日、「国連ユース・イニシアチブに関するグローバル双方向対話」に参加する若者たちと対話を行い、Ahmad Alhendawi特使(ユース担当)とともに、「ユースのためのオンライン国連プラットフォーム」をスタートした。
南米諸国、情報収集活動に懸念
潘基文事務総長は本日、南米諸国の外相たちと会談。外相たちは事務総長に対して、最近報じられている大規模な情報収集活動の疑いについて懸念を表明した。
ボリビア:コカ栽培、減少
国連薬物犯罪事務所(UNODC)とボリビア政府が発表した研究報告によれば、2012年のボリビアにおけるコカ栽培量が前年度に比べて7%減少した。2011年に続いて、2年連続の減少を記録した。
ソマリア:ポリオ対策に日本が資金拠出
日本がこのたび、ソマリアのポリオ対策のため130万ドルの資金を拠出した。これにより、ユニセフとパートナー諸機関はソマリア及び近隣諸国におけるウィルス蔓延を防ぐ活動を展開することが可能になる。
ナイジェリア:ボコハラム、人道に対する罪も
国際刑事裁判所のベンソウダ検察官は本日、ナイジェリアにおけるボコハラムと称される武装集団による殺害や迫害などについて、人道に対する罪にあたると信ずるに足る根拠があると指摘した。

2013年08月02日

シリア:人道アクセスの確保を
エイモス人道問題担当事務次長は本日、声明を発し、シリアにおける人々の窮状の継続に憂慮を表明し、戦闘の終結、人道アクセス、国際人権法および人道法の尊重を求めた。
ジンバブエ:事務総長、静穏呼びかけ
7月31日、ジンバブエ大統領選の投票が実施された。潘基文事務総長は声明を発し、投票が秩序よく平和的に実施されたことについて、同国の人々を称えた。選挙プロセスの一定の側面に投げかけられた懸念については、確立したチャンネルを通じて解決を図る必要があるとの旨を述べた。
シリア:政府軍兵士殺害の調査を
ピレー人権高等弁務官は本日、声明を発し、シリアのアレッポ北部で先月、反政府武装勢力が拘束下の十人単位の政府軍兵士を殺害し、戦争犯罪に関与した疑いについて、独立調査を行うよう促した。
フィリピンで、ジャーナリスト殺害
フィリピンの首都マニラで、7月30日、ジャーナリスト2人が何者かによって殺害された。UNESCOのボコバ事務局長は殺害事件を非難し、同国当局に対し、犯罪調査を求めた。
ベラルーシ:人権擁護家の釈放を
ベラルーシの人権状況を担当する特別報告者Miklos Haraszti氏は本日、声明を発し、ベラルーシ政府が人権擁護家Ales Bialiatski氏を即時かつ無条件で解放するよう促した。

2013年08月01日

人権担当事務次長補、中央アを訪問
4日間にわたる中央アフリカ共和国訪問を終えたシモノビッチ人権担当事務次長補は本日、同国が依然として崩壊の淵にあり、ほとんどと治安が確保されていない状況であることを指摘し、国際社会に対し、同国の人々のことを忘れないよう訴えた。
南スーダン:新内閣、樹立
南スーダン:新内閣、樹立 南スーダンのサルバ・キール大統領は昨日、新しい内閣を発表した。UNMISSはプレスリリースを発し、新内閣と協力し、山積する課題の解決にあたる用意がある旨発表した。
イラク:7月に死者、この数年で最多
UNAMIは本日、ニュースリリースを発し、今年7月にイラクで、テロやその他の暴力が原因で死亡したのは1057人、負傷したのは2326人であり、この数年で最多であることを明らかにした。
世界母乳週間、スタート
ユニセフは本日、世界母乳週間を祝賀し、母乳育児こそは子どもの命を救う最も効率的で安価な対策であり、母乳育児を促進するために強いリーダーシップが必要であるとの旨を訴えた。
ウルグアイ:大麻売買を許す法案の再検討を
国際麻薬統制委員会(INCB)は本日、ウルグアイに対し、医療以外の目的のために大麻の売買を許す法案について、その深刻な影響に配慮し、再検討を行うよう促した。

2013年07月30日

中東:直接和平交渉、再開
イスラエルとパレスチナの直接和平交渉が米ワシントンで再開。中東外交カルテット(国連、EU、ロシア、米国で構成)は声明を発し、この動きを歓迎する意を表明した。
コンゴ:MONUSCO、安全地帯設置
コンゴ民主共和国に展開する平和維持活動MONUSCOは本日、声明を発して、同国東部のゴマ市周辺に安全地帯を設置し、反政府勢力に48時間以内に武装解除するよう求め、その実施のため、介入部隊の初の展開を行うとした。
シリア:暴力拡大、援助活動に支障
世界食糧計画(WFP)によれば、シリアのダマスカスとホムスにおいて、暴力が拡大したことから、同国内の300万人に対する援助活動が困難になる可能性がある。
7月30日は、国際友好の日
7月30日は、国際友好の日。潘基文事務総長はメッセージを発して、グローバル共同体に対し、友好の潜在的可能性を利用し、共通の絆を強化し、平和と持続可能な開発のための努力を活性化するよう促した。この国際デーは、国連総会が2011年、決議を全会一致で採択し、指定した。
コンゴ:レイプ犯罪、激増
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、コンゴ民主共和国の北キブ州において、政府と反政府勢力の間の戦闘が再燃したことから、女性や女児に対する暴力、レイプ犯罪が激増している。

2013年07月29日

シリア調査委・委員長、総会に報告
シリアに関する調査委員会のピンヘイロ委員長は本日、国連総会でブリーフィングを行い、加盟国に対し、暴力と殺戮に終止符を打つべく、断固とした行動をとるよう訴えた。
マリ:大統領選、平和裏に
マリにおいて、大統領選の第一回投票が昨日、平和裏に実施されたことについて、同国に展開するMINUSMAは高く評価し、同国の復興への道における重要な一歩であるとの旨を述べた。
イラク:治安情勢、悪化
イラクにおいて治安情勢が悪化し、テロ行為が頻繁に起こっている事態について、潘基文事務総長は本日、警鐘を鳴らし、政治指導者に対し、暴力を止め、犯罪者を裁きにかけるべく、緊急の行動をとるよう訴えた。
ヨルダン:難民キャンプの子どもに教育を
ヨルダンのザータリ難民キャンプが開設されてから、一年が経過した。妊産婦の死亡率がゼロになった現在、ユニセフはキャンプの子どもたちの教育に取り組んでいる。
ソマリア:トルコ大使館関係施設、襲撃
ソマリアにおいて、トルコ大使館員の滞在施設で自爆テロが発生し、一人が死亡し、数人が負傷した。潘基文事務総長、安保理はそれぞれ声明を発し、襲撃事件を強く非難した。

2013年07月26日

マリ:大統領選、実施へ
日曜日に予定されるマリの大統領選を前に、潘基文事務総長は、同選挙が制憲秩序の回復に向けた重要な一歩であるとして、自由かつ公正な選挙を確保するために、同国のすべての人々に対し、投票を呼びかけた。
エジプト:法の支配の尊重を
エジプトの混迷状態が深まっていることについて、潘基文大統領、ピレー人権高等弁務官はそれぞれ、声明を発し、憂慮を表明し、同国当局に対し、法の支配尊重と国際的な人権基準の確保を求めた。
LGBT:人権啓発キャンペーン
世界のおよそ3分の1の国で、レズビアン、ゲイなどLGBTが犯罪とされる中、人権高等弁務官事務所は本日、“Free&Equal”と銘打って、一年間にわたる教育啓発キャンペーンを開始した。
オーストラリア/PGN、庇護合意見直し
オーストラリアとパプアニューギニア間の庇護を求める者に関する合意について、見直しが行われた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、この見直しにおいて、保護基準やセーフガードの欠落していることに懸念を表明した。
マダガスカル:子どもの性的搾取への対応を
子どもの人身売買、子どもポルノなどに関する人権特別報告者はマダガスカル訪問を終えるにあたり、ニュースリリースを発し、同国の政府に対し、子どもの性的搾取との闘いの努力の拡大を促した。

2013年07月25日

太湖地域:安保理、ハイレベル討論
安保理は議長声明を発し、国連が仲介する太湖地域に関する和平合意へのコミットメントを繰り返し表明し、コンゴ民主共和国における敵対行為を即時に終結するよう求めた。
事務総長、米国務長官と共同会見
潘基文事務総長とケリー米国務長官は本日、ニューヨーク国連本部で共同記者会見して、シリアの紛争終結をもたらすのは政治解決しかないとし、すべての当事者の対話の促進を拡大すると述べた。
チュニジア:野党幹部、殺害
チュニジアにおいて、野党幹部が殺害されたことについて、ピレー人権高等弁務官は本日、同国当局に対し、殺害事件の調査を求めるとともに、同国の人々に対し、同国の民主化を阻止する試みに団結して反対するよう促した。
イスラエル:ベドウィン族の人権保護を
イスラエル国会でベドウィン族村落の崩壊につながる法案が審議されていることについて、ピレー人権高等弁務官は本日、憂慮を表明し、少数者の権利保護を強調し、法案の再考を促した。
北朝鮮:洪水で大被害
朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の北東部がこの2週間、豪雨で生じた洪水の被害に見舞われている。このたび現地に入った国連調査団は本日中にも報告書を発表する用意を整えている。

2013年07月24日

ダルフール:安保理、情勢報告
チャンバス事務総長特別代表は安保理でスーダンのダルフール情勢に関する報告を行い、同地域の不安定な治安情勢が続くなか、包括的な政治対話の必要性を訴えた。
NYSE:事務総長、取引終了の鐘鳴らす
潘基文事務総長は本日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で、取引終了の鐘を鳴らした。鐘を鳴らす前、事務総長は演説し、NYSEが持続可能な責任ある投資を支援する、国連の取り組み、「持続可能な証券取引(SSE)イニシアチブ」に賛同し、加わったことに歓迎の意を表明した。
世界肝炎デー
7月28日は、世界保健総会が指定した世界肝炎デー。世界保健機関(WHO)は、肝炎に関する国家戦略をたてている国は世界でわずか三分の一であることを指摘し、各国政府に対し、対策を強化するよう促した。
世界トイレの日
国連総会は本日、決議を採択し、11月19日を世界トイレの日に指定した。決議は、公衆衛生に害を及ぼす屋外での排便をなくすよう呼びかけ、加盟国および関係者に対し、貧困層の衛生アクセス改善、政策実施を奨励した。
マリ:子どもたちに栄養不良の危機
マリ北部のガオで人々の栄養状態が危機的なレベルにあることについて、人道援助諸機関が現在、警告を発している。ユニセフは本日、とくに、最も脆弱な人々、5歳未満の子どもたちへの影響に懸念を表明。

2013年07月23日

中東和平:安保理、報告聴取
セリー中東和平プロセス担当特別調整官は本日、安保理で中東和平プロセスに関する報告を行い、シリアの人道危機およびエジプトの政治的騒乱のなか、今こそ、イスラエル人とパレスチナ人の真剣な対話を再開する努力を始めなければならないとの旨訴えた。
ダルフール:衝突再燃
世界食糧計画(WFP)によれば、スーダンのダルフールにおいて、あらたに一連の暴力事件が起こり、人道援助諸機関が支援を必要とする人々に物資を届けることが困難になり、長期的な食料安全保障もリスクに晒されている。
ミャンマー:数十人の政治犯、解放
ミャンマーで昨日、73人の政治犯が解放された。同国のテイン・セイン大統領はその他の政治犯の解放も年末までに予定しているとの旨を発表した。潘基文事務総長はこの動きを歓迎。
メキシコで、報道記者殺害
7月17日、メキシコの報道記者、アルベルト・ロペス・ベロ氏が殺害された。ユネスコのボコバ事務局長は声明を発し、報道記者の殺害事件を非難し、徹底した調査を求めた。
マリ:大統領選、日曜日に
マリにおいて、日曜日に、大統領選(第一回投票)が予定されている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はマリ当局に対し、投票者リストの作成、および近隣諸国に滞在する有権者に選挙カードの配布を急ぐよう求めている。

2013年07月22日

女性性器切除:犠牲者、3千万人
ユニセフは本日、女性性器切除に関する報告書を発表。報告書によれば、女性性器切除が依然行われている国々において、大半の人々がその慣習に反対しているにもかかわらず、3,000万人以上が今後10年間、その犠牲になるリスクに晒されている。
シリア:子どもたち、紛争の犠牲に
一か月に及ぶシリア訪問から戻ったゼルギー事務総長特別代表は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、政治解決が図られなければ、子どもたちが紛争の最大の犠牲者となり続け、読み書きができず憤りをもった大人に成長する世代を生むだけだとの旨を述べた。
バングラデシュ:労働法改正、国際基準に満たず
バングラデシュの縫製工場の崩落事故を受け、今月、同国の労働法が改正された。国際労働機関(ILO)はこの改正が労働者の権利の保障に向けた第一歩であるとしながらも、同国政府に対し、より包括的に労働者を保護する改革を進めるよう促した。
ブルンジ:安保理、情勢報告
オナンガ=アンヤンガ事務総長特別代表は本日、安保理で、ブルンジ情勢を報告し、ここ数か月間で同国に多くの進展がみられたことをしながらも、経済、人権などで多くの課題に直面しているとの旨を述べた。
マラウィ:貧困根絶に向け、農業政策を
食料の権利に関する特別報告者を務めるオリバー・デ・シュッター氏は本日、マラウィが自国の食料安全保障戦略を再検討し、貧困と栄養不良に関して最も脆弱な人々に配慮した政策をたてる必要を指摘した。

2013年07月19日

ギニア:法執行活動における人権尊重を
今週、部族間で衝突事件が起こったギニアで、現在、静穏が回復した模様。国連人権高等弁務官事務所は本日、同国政府および治安部隊の努力に敬意を表明するとともに、法執行活動における人権原則の尊重の必要を指摘した。
中東:米国、和平交渉再開への努力
ケリー米国務長官はこのたびヨルダンの首都アンマンで、イスラエルとパレスチナの交渉再開に向けた基盤が確立されたと発表した。潘基文事務総長は米国の努力を歓迎するとともに、両紛争当事者に対し、リーダーシップ、勇気、責任を発揮するよう訴えた。
ソマリア:報道の自由を制限する法案
ソマリアにおいてジャーナリストに取材源を公表することを求め、イスラムやソマリアの伝統に反する情報を流させないようにする法案が提出されたことについて、国連人権高等弁務官事務所は憂慮を表明した。
ウガンダ:国連、コンゴ難民を支援
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は現在、コンゴ民主共和国から再燃した紛争を逃れ、ウガンダ西部に流入した1万5500人の難民に対する支援を拡大している。
シリア:国連諸機関、援助を継続
国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、シリアの多くの地域において、暴力がやむことなく続いているが、国連諸機関は困難な治安条件やアクセスの制限に直面しながらも、人道援助を継続している。

2013年07月18日

ネルソン・マンデラの日
7月18日はネルソン・マンデラ国際デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、マンデラ氏はその生涯のうち67年間を、人権と社会的正義を求める闘争に捧げたとし、国連として、マンデラ財団とともに、世界の人々に対し、少なくとも67分間の社会奉仕をするよう訴えた。
コンゴ:政府軍とM23、武力衝突
コンゴ民主共和国の北ゴマで政府軍と反政府勢力M23の間で戦闘が再発し、ここ数日間で万単位の人々が家を追われた。潘基文事務総長は深い憂慮を表明するとともに、すべての当事者に対し、最大限の自制を求めた。
コートジボワール:安保理、情勢報告
ラドゥス平和維持活動担当事務次長は本日、安保理において、コートジボワールに関する情勢報告を行い、2011年の選挙後の騒乱以降、同国が正しい軌道に乗っているとする一方、平和と政治的安定に対する脅威を過小評価してはならないと述べるとともに、同国に展開する平和維持活動UNOCIの任期延長を促した。
バーレーン:リファで爆弾襲撃事件
バーレーンのリファのモスクで爆弾襲撃事件が起こった。潘基文事務総長はこの襲撃事件を非難するとともに、同国における暴力の拡大に憂慮を表明し、すべての当事者に対し、緊張を緩和すべく、内包的な対話を行うよう求めた。
南スーダン:ジョングレイ州で援助活動
南スーダンのジョングレイ州から逃れられずにいる2万5千人近くの人々に対し、国連と複数のパートナー組織が今週、人道アクセスを得て、援助活動をスタートしている。

2013年07月17日

報道記者の保護:安保理討論
安保理は本日、報道記者の保護に関する公開討論を行った。AP、NBC、ガーディアン、AFPの報道機関から4人が討論に参加した。安保理がこのテーマを扱うのは、2006年に決議1738を採択してから初めて。
人道援助:2013年、86億ドルの不足
エイモス人道問題担当事務次長はジュネーブで、今年度の国連人道援助活動に関する中間報告を発表し、今年、世界の7300万人への援助を提供するためには、総額130億ドル近くが必要であると訴えた。
障害者:権利条約、締約国会議
障害者権利条約の第6回締約国会議がニューヨークでスタート。会期は3日間。同条約の採択は2006年。2008年に発効した。9月23日には、国連総会で、障害と開発に関するハイレベル会合が開催される。
南スーダン:人道アクセスの確保を
南スーダンのジョングレイの治安情勢が悪化するなか、エイモス人道問題担当事務次長は本日、声明を発し、暴力の即時停止を人道援助アクセスの確保を訴えた。
7月17日は国際刑事司法デー
7月17日は国際刑事司法デー。国際刑事裁判所(ICC)を設置したローマ規程の採択日(1998年7月17日)を記念する。ICCのソン所長はアカウンタビリティの実現に向けた長い道を歩んできたが、この旅路は決して終わることがないとの旨を述べた。

2013年07月16日

シリア:安保理、情勢報告
エイモス人道問題担当事務次長は本日、安保理において、シリア情勢に関する報告を行い、安保理および国際社会に対し、同国の流血に終止符を打つべく、団結するよう訴えた。
シリア:UNESCO、世界遺産の破壊停止訴え
国連教育科学文化機関(UNESCO)のボコバ事務局長は本日、声明を発し、シリアの世界遺産が破壊されたことに深いショックを表し、これ以上の破壊を速やかに食い止めるよう訴えた。
イラク:安保理、情勢報告
コブラー事務総長特別代表は本日、安保理において、イラク情勢に関する事務総長報告についてブリーフィングを行い、同国の民主化と繁栄への移行が重要な段階にあるが、現在、暴力が拡大し、暴力を使う者たちが不穏情勢につけ込もうとしているとの旨を述べた。
サヘル:安保理、対テロ協力訴え
安保理は本日、議長声明を発し、サヘル地域におけるテロリスト・グループ、越境犯罪、薬物密輸によって増大する脅威に対応すべく、サヘル、西アフリカ、マグレブ諸国が協力を拡大するよう訴えた。
コンゴ:北キブで緊急事態
コンゴ民主共和国の北キブにおいて、あらたに戦闘が勃発し、ここ数日で、万単位の人々が家を追われ、新しい緊急事態が生まれていることについて、UNHCRは本日、憂慮を表明した。

2013年07月15日

コンゴ:反政府勢力、ゴマに迫る
コンゴ民主共和国において、反政府勢力M23が侵攻を進め、ゴマへと迫るなか、同国に展開する平和維持活動MONUSCOは警戒態勢を固め、市民を保護するために武力を行使する用意を整えている。
イエメン:国連、約7億ドルの拠出要請
2年間不穏情勢が続き、基礎的サービスが壊滅状態に近いイエメンで、国連は700万人以上が食料、水、ヘルスケアへのアクセスを得られるようにすべく、国際社会に対し、7億200万ドルの資金拠出を求めるアピールを発した。
フランス:事務総長、訪問
フランス訪問中の潘基文事務総長はバスティーユ・デーのこの日、オランド大統領と会談。マリの混乱を収束し、平和と安全、開発をもたらすために同国が果たしている役割を称賛した。
WFP、ソマリア難民に現金支給
世界食糧計画(WFP)はこのたび、エチオピアに流出したソマリア難民たちに食料とともに、現金を支給しはじめた。難民たちが直接に市場から食料を購入し、自らの食事の内容に決定権を持つことを可能にする。
南アジア:女性を人身売買から守る
国際労働機関(ILO)と英国国際開発省(DFID)はこのたび共同で、南アジアの女性や女児10万人が人身売買の餌食にならないように保護すべく、新規プロジェクトを立ち上げた。

2013年07月11日

エジプト:事務総長、外相と電話会談
潘基文事務総長は本日、エジプトのアムル外相と電話会談し、同国における最近の動向に憂慮を表明するとともに、同国に対する国連の支援を表明した。
中央アフリカ共和国:エイモス次長、訪問
中央アフリカ共和国を訪問中のエイモス人道問題担当事務次長は本日、同国の政治危機がすての国民に被害を与えていると警告し、同国当局が法の支配を確立するよう訴えた。
国連、シリアと化学兵器調査協議へ
国連シリア化学兵器調査団のセルストローム団長とケイン軍縮問題担当高等代表はこのたび、シリア政府の招請に応じ、ダマスカスを訪れ、化学兵器調査に関する協議を行うことを決定した旨を明らかにした。
世界人口デー
毎年7月11日は、世界人口デー。今年は、思春期の妊娠に焦点を当てる。潘基文事務総長はメッセージを寄せ、教育を受けた女性は早すぎる結婚や妊娠をせずに済み、健康な子供を出産し、高い収入を得ることができると述べた。
南スーダン:UNMISS、任期延長
安保理は本日、決議を全会一致で採択し、南スーダンの平和と安定を強固にし、開発促進のための条件を整えるべく、国連南スーダン・ミッション(UNMISS)の任期を2014年7月15日まで一年間延長した。

2013年07月10日

エジプト:女性の発言の権利、保護を
UN ウィメンは本日、ニュースリリースを発し、エジプトにおいて女性が暴力を受ける恐れなく発言し、公の生活に参加する権利を保護されることが重要であるとの旨を訴えた。
UNウィメン:新・事務局長、任命
潘基文事務総長はこのたび、バチェレ氏の後任として、UNウィメンの事務局長に南アフリカのプムズィレ・ムスランポーヌクカ(Phumzile Mlambo-Ngcuka)氏を任命した。
ミャンマー:事務総長、国際パートナーと会談
ニューヨーク国連本部で「ミャンマーの友人たち」の会合が開かれた。潘基文事務総長は本日、会合の冒頭、演説し、同国に対する支援の継続が不可欠であるとの旨を訴えた。
レバノン:安保理、議長声明
レバノンの治安と安定に様々な課題が突きつけられるなか、安保理は本日、議長声明を発し、同国のすべての当事者に対して、連帯を続け、現状が紛争へと至るのを回避するよう促した。
煙草:WHO、世界煙草報告
世界保健機関(WHO)はこのたび、「世界煙草報告2013(Global Tobacco Epidemic 2013)を発表。過去5年間に、宣伝広告の禁止、啓発活動などによって、潜在的な愛煙家を減少させたとその進捗状況を報告。

2013年07月08日

エジプト:抗議デモに攻撃
エジプトの首都カイロで抗議デモに参加していた人々が襲撃され、多数の死亡者がでた。潘基文事務総長はこの事件を非難し、すべての当事者に対し政治危機拡大の回避に全力を尽くすよう促した。
シリア:宗教的な扇動発言、回避を
シリアにおいて、宗教界、政界の指導者が扇動的な発言を繰り返していることについて、ジェノサイドの予防に関する特別顧問を務めるアダマ・ディエン氏は本日、シリアの暴力を拡大し、地域の異なる勢力の緊張を高めることにつながると警告を発した。
ナイジェリア:学校、襲撃される
ナイジェリア北東部の学校が襲撃され、多数の生徒たちが死亡した。ユニセフ、ゼルギー事務総長特別代表(子どもと武力紛争担当)はそれぞれ生命を発し、この襲撃事件を非難。
南スーダン:治安情勢、引き続き不安定
ヒルデ・ジョンソン事務総長特別代表(UNMISS代表)は本日、安保理で南スーダン情勢に関するブリーフィングを行い、独立から2年目を迎える同国の進展を高く評価しながらも、依然として、治安情勢が安定しないことを指摘し、憂慮を示した。
事務総長、教育の権利訴え
女子教育を唱道するパキスタンの少女、マララさんのニューヨーク国連本部訪問(金曜日)を前に、潘基文事務総長はハフィントン・ポスト紙への寄稿文で、世界中で男女の教育の権利を実現する大切さを訴えた。

2013年07月05日

エジプト:制憲秩序の回復を
潘基文事務総長は本日、声明を発し、エジプトの治安部隊に対し、抗議デモ参加者を保護するよう促した。また、同国の国民に対し、平和的手段を通じて抗議するよう求めた。
シリア:ホムスで戦闘、市民の保護を
国連人権高等弁務官事務所はこのたび、シリアのホムス市周辺での戦闘が激化し約4000人の市民が逃げ場を失っていることに深い憂慮を表明し、すべての当事者に対し、国際法を遵守し、市民の犠牲を回避するよう訴えた。
ダルフール:PKO局長、訪問終える
ラドゥス平和維持活動担当事務次長は本日、スーダン訪問を終えるにあたり、首都ハルツームで記者会見し、すべての当事者に対し、ダルフールにおいて悪化する紛争の緩和に務めるよう促した。
マリ:食料難に直面へ
マリにおいて、人々の日常生活が正常に戻りつつあるが、食料在庫が減少し、食料価格も高騰する恐れがある。世界食糧計画(WFP)は首都バマコで国連ニュース・センターに対し、同計画が同国で飢餓との闘いに取り組んでいく旨を述べた。
北朝鮮:人権調査委、作業開始
朝鮮民主主義人民共和国における人権侵害に関する調査委員会がジュネーブで今週、作業を開始した。同委員会は3人構成で、今年3月、人権理事会によって設置された。

2013年07月03日

WMO、気候変動報告
世界気象機関(WMO)はこのたび「世界の気候2001-2010 極端な十年」と題する報告書を発表。21世紀の最初の10年間、地球において、南北半球、陸海のいずれもが1850年の測定開始以来、最高の温度を記録したと述べた。
イラク:各地で襲撃事件
イラク各地において昨日、襲撃事件が発生し、多数の死傷者がでた。コブラー事務総長特別代表は本日、この一連の襲撃事件を最も強い調子で非難し、同国政府に対して、暴力を終わらせるよう訴えた。
ガザ:イスラエルは、移動制限の解除を
ガザ地区を訪問中のローリー中東和平プロセス担当副特別調整官は本日、ニュースリリースを発し、イスラエル政府に対し、同地区における人と物の移動の自由の制限を解除するよう促した。
アフガニスタン:大統領選の成否、重要
エリアソン副事務総長は本日ニューヨーク国連本部で記者会見し、アフガニスタンで来年の大統領選が自由かつ公正に実施されることが民主化移行プロセスに不可欠であるとの旨を述べた。
FAO:小規模農家に機会拡大を
国連食糧農業機関(FAO)はこのたび報告書”Smallholder Integration in Changing Food Markets” を発行し、飢餓と貧困の削減のため、小規模農家の市場への統合が必要であると述べ、政策立案者に小規模農家への配慮を促した。

2013年07月02日

エジプト:人権弁務官、人々の声の傾聴訴え
エジプトで大規模デモが広がるなか、人権高等弁務官事務所は同国の情勢に憂慮しているとするとともに、モルシ大統領に対し、人々の訴えに耳を傾けるよう求めた。
シリア:ホムスで激しい戦闘
シリアのホムスで激しい戦闘が続き、推計2,500人が逃れられずにいる。潘基文事務総長は深い憂慮を表明するとともに、同国のすべての当事者に対し、市民の犠牲を回避するよう求めた。
中央アフリカ共和国:子ども状況悪化
中央アフリカ共和国において、子どもを取り巻く状況が悪化している。同国で調査を実施したユニセフが本日、明らかにした。現在、同国では、20万6000人が避難民で、5万人がコンゴ民主共和国、カメルーン、チャドなどに逃れた。
世界経済社会報告2013、発表
国連経済社会局(DESA)は本日、「世界経済社会報告 2013年」を発表。急速な都市化へについて、新しい発想で対応を図らない限り、衛生、電気、健康などのアクセスを欠いたスラムに住む人々は現在の10億人から、2050年までに30億人に急増するだろうと述べる。
レバノンのシリア難民に支援を
エイモス人道問題担当事務次長は本日、レバノン訪問を終えるにあたり、ベイルートで、同国に逃れた50万人以上のシリア難民とそれら難民を受け入れるコミュニティーへの支援を呼びかけた。

2013年07月01日

MDGsレポート、発表
MDGsの進捗状況に関する報告書が本日、発表された。ミレニアム開発目標(MDGs)の設定から13年の間に、多くの国が8つの目標達成に向けた大きな進展をみせた。潘基文事務総長は報告書の巻頭で、開発の格差をなくすべく、行動を加速化するよう訴えた。
マリ:国連平和維持活動、スタート
マリにおいて展開していたアフリカ主導の平和維持活動AFISMAから国連のMINUSMAに権限が引き継がれた。本日、同国の首都バマコで引き継ぎ式典が行われた。
エジプト:平和的解決を
エジプトで広がる抗議デモに参加する女性に死傷者がでたり、襲撃が行われたりしている事態について、潘基文事務総長は報道官を通じてノートを発し、憂慮を表明するとともに、平和的な解決を呼びかけた。
国連ポスター、上海で野生生物保護呼びかけ
上海(中国)の地下鉄で、大型スクリーンやポスターを使って、象牙の不正取引禁止など、野生生物保護を呼びかける啓発キャンペーンが実施中。UNEP広報局長は北米や欧州などで象牙に対する需要を減らすためには人々の認識向上が鍵であるとの旨を述べた。
西アフリカ:安全対策のための戦略
国連西アフリカ事務所(UNOWA)によれば、自然資源に恵まれながらも紛争に苛まれる西アフリカの4か国(コートジボワール、ギニア、リベリア、シエラレオネ)は国連、地域機関とともに、共同安全対策戦略の必要に合意した。

2013年06月28日

エジプト:事務総長、平和的対話呼びかけ
潘基文事務総長は昨夜、声明を発し、エジプトの人々が平和的デモに参加する権利を強調するとともに、同国のすべての当事者に対し、この権利と法律の尊重、平和的対話を呼びかけた。
ミャンマー:ラカイン州で暴力的騒乱
ミャンマーのラカイン州で、暴力的騒乱事件が起こり、国内避難民2人が死亡し、少年を含む6人が負傷した。UNHCRは憂慮を表明するとともに、事件の調査を求めた。
アフガン:国内人権委選出、見直しを
アフガニスタンのカルザイ大統領がこのたび、独立人権委員会のメンバーに5人を選出。ピレー人権高等弁務官は本日、この選出メンバーがその独立性と実効性を損なうおそれがあるとの旨を述べ、憂慮を表明した。
マリ:大統領選に難民支援
マリで大統領選の実施が一か月後に迫るなか、UNHCRは近隣諸国が支援を提供し、難民の選挙権に関する啓発活動などを通じ、マリ難民の選挙参加を促進している。
事務総長、死刑廃止訴え
ニューヨーク国連本部で、死刑廃止に関するハイレベル・イベントが行われた。潘基文事務総長は冒頭演説し、国連加盟諸国に対し、死刑廃止に向けた歩みを促し、死刑に関する討論を行うよう透明性の拡大を求めた。

2013年06月27日

ウィーン人権宣言20周年
ウィーン人権宣言が採択されてから20年が経った。ウィーンで20周年を記念する会議が開かれた。ピレー人権高等弁務官は開幕演説し、この20年間に大きな進展がみられたが、世界にはまだ基本的権利を否定されている人びとがいるとの旨を述べた。
ソマリア:フェルトマン事務次長、訪問
フェルトマン政治問題担当事務次長がこのたびソマリアを訪問し、モハムド大統領、国連職員らと会談した。同国では、6月19日に国連施設が襲撃されて、多数の死傷者がでた。フェルトマン次長が同国を訪問するのは2度目。
安保理、イラク制裁を緩和
安保理は本日、決議2107を全会一致で採択し、1990年のイラクのクウェート侵攻をめぐる懸案事項の解決に関する進捗を歓迎し、イラクに対する制裁の一部を緩和した。
コンゴ東部で、複数女児にレイプ
コンゴ民主共和国東部の南キブ州でこの2か月の間に、複数の女児がレイプされた事件について、MONUSCOとユニセフは本日、共同ニュースリリースを発し、許し難いと非難。
視覚障がい者の著作物利用に関する条約
世界知的所有権機関(WIPO)でこのたび、視覚障がい者の著作物利用を促進するマラケシュ条約が採択された。同機関のガリ事務局長は声明を発し、この条約が視覚障碍者、そして多国間システムにとっての勝利であるとの旨を述べた。

2013年06月26日

6月26日は国際薬物乱用防止デー
毎年6月26日は、国際薬物乱用・不法取引防止デー。UNODCは本日、ウィーンで、「世界薬物報告2013」を発表した。報告によれば、ヘロインや大麻など従来の薬物使用量に変化はないが、最近は処方薬や精神活性剤の乱用が増えている。
サヘル:安保理、情勢報告
プロディ事務総長特使は本日、安保理でサヘル地域の情勢報告を行い、同地域の長期的な平和と安定のための国連の集団的対応の指針となる戦略を提示し、概要を説明した。
拷問:犠牲者を支援する国際デー
6月26日は、拷問の犠牲者を支援する国際デー。潘基文事務総長は本日メッセージを発し、加盟国に対し、拷問禁止条約への加入と完全実施、および拷問犠牲者のための自発的基金への支援を呼びかけた。
アフリカ:PKO司令官、安保理に報告
アフリカに展開する3件の平和維持活動、MONUSCO、UNMIL、UNOCIの軍事司令官が本日、安保理に対して、活動報告を行い、それぞれの主要課題について説明した。
開発と企業:国連総会で討論
国連総会は本日、開発のための企業家精神に関するテーマ別討論を行った。ジェレミッチ総会議長は演説し、持続可能な開発を推進するうえで、企業家たちが経済的、社会的変化の前線にたつよう呼びかけた。

2013年06月25日

マリ:安保理、情勢報告
7月1日から、マリにおける平和維持活動がアフリカ主導のAFISMAから国連の多国籍統合安定ミッション(MINUSMA)に引き継がれる。ケンダース事務総長特別代表は安保理にマリの情勢報告を行い、加盟諸国に対し、要員や装備を含む資源提供を求めた。
シリア:和平会議の7月開催、困難
ブラヒミ事務総長特別代表は本日、ジュネ―プで、ボグダノフ・ロシア副外相、シャーマン米国務次官補と会談を行い、シリア情勢について話し合う。会談を前に、ブラヒミ氏はシリア和平会議の7月開催は危ぶまれるとの見方を示した。
エイズ:サブサハラ、子ども感染半減
子どものエイズ感染率の根絶のためのグローバル・プランの進捗状況に関する最新報告が発表された。同報告によれば、アフリカのサブサハラ7か国(ボツワナ、エチオピア、ガーナ、マラウィ、ナミビア、南アフリカ)において、子どものHIV新規感染率が2009年に比べて、半減した。
6月25日は国際船員デー
毎年6月25日は、国際船員デー(International Day of the Seafarer)。国際海事機関(IMO)の関水事務局長はメッセージを発し、世界の海で輸送に従事している150万を超える人々の労に関心を喚起した。
中東:安保理、情勢報告
フェルナンデス=タランコ事務次長補は本日、安保理で、中東情勢に関する報告を行い、理事会およびより広範な国際社会に対し、中東和平プロセスを後押しするよう促した。

2013年06月24日

女性と平和:安保理、決議採択
安保理は本日、女性、平和と安全に関する討論を行い、決議2016を全会一致で採択。女性や女児、男性や男児に性的虐待を行う者たちの免罪を終わらせる努力の強化をめざす。
レバノン:シドンで国軍襲撃
レバノンのシドンにおいて、国軍が襲撃され、死傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、深い憂慮を表明するとともに、同国のすべての当事者に対して、紛争を回避し、相互尊重と共存の原則を支持する責任を想起させた。
パレスチナ難民:アサフさん、青年大使に
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はこのたび、ガザ地区のパレスチナ難民キャンプに暮らすモハマド・アサフさんをパレスチナ地域の青年大使に任命した。
民主主義予備高校、初の卒業生
米ニューヨーク市のアポロ・シアターで、民主主義予備高校(Democracy Prep High School)の卒業式が行われた。潘基文事務総長は式典に出席し、同校の初お卒業生たちに対して、グローバル市民として世界を変え、主要な国際課題への国連の対応を支援するよう訴えた。
インド:大洪水で被害
先週、インドで発生した大洪水により、多数の死傷者がでたほか、家屋やインフラが破壊された。潘基文事務総長は本日、生命の喪失に悲しみを表明し、遺族に哀悼の意を示した。

2013年06月21日

西岸/ガザ:食料状況、悪化
西岸およびガザ地区において、食料事情が悪化していることについて、WFPおよびUNRWAの両機関はニュースリリースを発し、パレスチナ人全世帯の3分の1が食料を得ることが難しい状況に警告を発した。
リビア:安保理、対話促す
安保理議長は昨夜、報道声明を発し、リビアのベンガジにおける最近の戦闘に深い憂慮を表明し、同国の人々に対し、対話を通じて、対立を平和的に解決するよう訴えた。
アジア太平洋:大気汚染に緊急対策を
アジア太平洋地域の各都市で、スモッグ発生量が記録的に増大していることが報告されるなか、アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)のヘイザー事務局長は各国政府に対し、緊急の対策を講じるよう訴えた。
中央アジアの山脈、世界遺産登録
国連教育科学文化機関(UNESCO)はカンボジアのプノンペンで総会を開催し、タジキスタンのパミール山脈、インドのラジャスタンの丘陵砦群、ナミブの砂丘などを、あらたに世界遺産に登録した。
スーダン:特別報告者、訪問終える
スーダンを訪れていた同国担当の人権特別報告者バデリン氏は訪問を終えるにあたり、プレスリリースを発し、全般的な前向きな動きを歓迎しながらも、ダルフール、青ナイル、南コルドファンなどの状況に憂慮を表明した。

2013年06月20日

6月20日は世界難民デー
毎年6月20日は、世界難民デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、現在の難民・避難民の数(4,500万人)は人々が直面する大きな悲劇をわずかに垣間見せるだけだとし、日々、多くの家族が引き裂かれている状況を指摘した。
シリア:世界危機遺産に6件
国連教育科学文化機関(UNESCO)は本日、ニュースリリースを発し、シリアで引き続く紛争の世界遺産へのリスクに関心を喚起し、古代都市ダマスカス、パルミラ遺跡など同国の6か所の遺産を危機遺産に指定した。
中国:事務総長、訪問
中国を訪問中の潘基文事務総長は本日、首都北京で記者会見し、朝鮮半島において当事者間の対話を再開し、同地域から核兵器を除去すべく、適切な条件を整備する重要性を強調した。
アフガニスタン:安保理、情勢報告
キュービス事務総長特別代表は安保理に対し、アフガニスタンに関する情勢報告を行い、同国が政治、治安、経済の3側面に関する移行プロセスを進めていくにあたって、持続的な国際支援が不可欠であるとの旨を述べた。
コソボ:人権弁務官、広範な協力訴え
ピレー人権高等弁務官は本日、コソボで記者会見し、コソボがセルビアとの関係改善、地方レベルの改革に進展を図ってきたことを称賛するとともに、過去の傷を包括的に癒し、内包的な未来への道を敷くために広範な協力を促した。

2013年06月19日

ソマリア:国連施設に襲撃
ソマリアの首都モガディシュにおいて、国連施設が襲撃され、死傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、国連職員や契約業者、民間人が生命が失われたことに悲しみに表明するとともに、この種の襲撃事件によって、ソマリア支援への国連の決意は揺るがないとの旨を述べた。
中国:事務総長、訪問
中国を訪問した潘基文事務総長は本日、首都・北京で、習近平国家主席ら、同国の指導者と会談し、平和と安全、人権、開発、ならびにシリアおよび朝鮮半島の情勢など、幅広い問題について話し合った。
世界の難民、1994年以降で最多に
世界難民デー(6月20日)を前に、UNHCRは本日、世界の難民の現状に関する年次報告を発表し、世界の難民および避難民が1994年以降、最多となったと明らかにした。
シリア:UNHCR特使、難民支援訴え
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務める米女優のアンジェリーナさんはこのたび、ヨルダンとシリアの国境地帯を訪れ、シリア難民に対する支援の拡大を訴えた。
世界記憶遺産にあらたに54件
国連教育科学文化機関(UNESCO)はこのたび、ホロコースト犠牲者に関する文書群や、石に書かれたミャンマー経典など54点を世界記憶遺産にあらたに登録した。世界記憶遺産は1992年に始まった。

2013年06月18日

トルコ:事務総長、最大限の自制呼びかけ
トルコにおいて、政府に対する抗議デモが広がるなか、潘基文事務総長、ならびにピレー人権高等弁務官はそれぞれ声明を発し、最大限の自制を促すとともに、緊張緩和のための建設的対話委を求めた。
レバノン:難民高等弁務官、訪問
レバノンを訪問したグテーレス難民高等弁務官は本日、首都ベイルートで記者会見して、シリアを流出した難民に対し、近隣諸国がより一層の支援を提供するよう促した。
ナイジェリアから難民流出
UNHCRによれば、ナイジェリア北東部において、政府軍と反政府勢力との間の戦闘が続き、ニジェールへの難民流出が続き、一週間前からは、カメルーンに流出し始めている。
マリ:政府と反政府勢力、停戦合意
マリ政府と反政府勢力との間で停戦協定が成立し、即時停戦、来月予定の大統領選への道を敷いたことについて、潘基文事務総長は声明を発し、歓迎の意を表明した。
セルビア:人権弁務官、訪問
セルビアを訪問したピレー人権高等弁務官は本日、首都ベオグラードで記者会見し、政治的進展を称賛しながらも、基本的人権に確固としたフォーカスを当て続けることの重要性を強調した。

2013年06月17日

砂漠化と闘う世界デー
毎年6月17日は、砂漠化及び干ばつ闘う世界デー。今年のテーマは、「私たちの未来を干上がらせない!」。潘基文事務総長はメッセージを発し、干ばつは回避するのが難しいが、その影響は緩和できるとの旨を述べ、集団的な対応を求めた。
武力紛争と子ども:安保理、討論
レイラ・ゼルギー事務総長特別代表(武力紛争における子ども担当)は安保理に対して、第12回年次報告を提出し、紛争において、明確な前線や判別可能な敵の欠如、テロ戦術の使用の拡大によって、子どもたちをより脆弱にしているとの旨を述べた。
すべての子どもに教育を
マララの日(7月12日)を前に、国連教育特使を務めるゴードン・ブラウン氏は本日付のハフィントン・ポスト紙に寄稿し、すべえての子どもが学校に通う権利を確保するための緊急行動を呼びかけた。
海の酸性化:国連総会、協議
国連総会において、海および海洋法に関する非公式開放型協議プロセスがスタート。会期は6月20日まで。世界の海の酸性化が進んで、環境と人への影響が拡大する状況について討議する。
シリア:パレスチナ難民キャンプ、戦場化
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のグランディ事務局長は本日、シリアに設置されたパレスチナ難民キャンプにおいて、殺害や拉致事件が頻繁に起こり、戦場と化しているとの旨を述べた。

2013年06月14日

スーダンで、PKOへの襲撃
スーダンの南コルドファン州で、国連部隊の兵站基地に対する襲撃事件が起こり、平和維持兵1人が死亡し、他2人が負傷した。潘基文事務総長は声明を発し、最も強い調子で非難した。
総会議長に、アンチグア・バーブーダ国連大使
国連総会は本日、次期総会(第68回)の議長に、アンチグア・バーブーダのジョン・アッシュ国連大使を全会一致で選出した。選出直後、演説したアッシュ大使は、総会が18か月以内に打ち上げることになる持続可能な開発のためのアジェンダについて、国連史上最も大胆かつ意欲的なものだとの旨を述べた。
コソボ:安保理、情勢報告
ザリフ事務総長特別代表は本日、安保理でコソボ情勢に関するブリーフィングを行い、セルビアとコソボの間に積極的な弾みを維持するためには、国際社会の強固な支援が必要であるとの旨を訴えた。
シリア:事務総長、化学兵器調査受け入れ訴え
潘基文事務総長は本日、ニューヨークで記者会見し、シリアにおける化学兵器使用の疑いについて現地調査の必要を繰り返し訴え、同国政府が国連調査団を受け入れるよう訴えた。
人種差別の防止:良質な教育が重要
人種主義に関する特別報告者を務めるムタマ・ルテレ氏は本日、人権理事会に対し報告書を提出し、人種主義、排外主義などを防止するためには、良質な教育へのアクセスが重要な役割を担うとの旨を述べた。

2013年06月12日

児童労働:ILOが警鐘
毎年6月12日は児童労働に反対する世界デー。国際労働機関(ILO)のライダー事務局長はジュネーブで演説し、世界各地で、推計1,050万人の子どもたちが劣悪な条件で家事労働に従事しているとし、児童の家事労働を止めるよう訴えた。
旧ユーゴ/ルワンダ裁:安保理で報告
旧ユーゴ、ルワンダ国際刑事裁判所の両所長は安保理で報告し、それぞれの裁判において多くの進展が図られたとしたうえで、裁判の終了までに残る課題に対処するために、国際社会の支援が必要であるとの旨を述べた。
シリア:国連諸機関、援助アクセス求める
シリアにおいて、緊急援助物資を運ぶ国連輸送車が立ち往生するなか、国連諸機関は本日、援助が困難な地域で困窮する120万の人々に援助を提供するためのアクセスを求めた。
開発と文化:国連総会、テーマ別討論
国連総会は本日、開発に対する文化の役割と影響に関するテーマ別討論を開催。イェレミッチ総会議長は演説し、2015以降の開発アジェンダにおける文化と開発の関係性の意義を訴えた。
飢餓:38か国がMDG達成
国連食糧農業機関(FAO)のダシルバ事務局長は本日、声明を発し、MDGsで決めた飢餓半減の目標について、38か国ですでに達成されたとの旨を明らかにした。

2013年06月11日

イエメン:安保理、情勢報告
ベノマール事務総長特別顧問は本日、安保理でイエメン情勢に関する報告を行い、第2回国民対話会議が開催されるなか、政治移行がほぼ順調に軌道に乗っているとしたうえで、政党、政府、ドナー間の協力・協調の継続を促した。
アフガン:カブールで襲撃事件
アフガニスタンの首都カブールで政府職員を狙った爆弾襲撃事件が発生し、少なくとも17人の市民が死亡し、40人が負傷した。UNAMA代表は報道声明を発して、この襲撃事件を強く非難した。
イラク:暴力事件が増大
イラクにおいて、政治・治安環境の悪化に伴って、暴力が拡大し、犠牲となる市民が増えている。潘基文事務総長は憂慮を表明するとともに、すべての当事者に対し、国民和解を支援し、暴力を終わらせるよう呼びかけた。
サヘル地域:依然、食料危機続く
国連サヘル地域人道調整官のロバート・パイパー氏は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、西アフリカのサヘル地域で続く食料栄養危機への対応を図り、1140万人のニーズを満たすための緊急支援を訴えた。
世界で質の高い教育の提供を
ニューヨーク国連本部で本日、UNESCOとデンマーク政府の共催の下、教育に関するイベントが行われた。潘基文事務総長は演説し、すべての人々に質の高い教育が提供されない限り、開発を達成することは難しいとの旨を述べた。

2013年06月10日

ヘルシンキで、健康増進に関する世界会議
フィンランドのヘルシンキで、健康増進に関する第8回グローバル会議が開催。世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は同会議に参加、演説し、非伝染病が世界の人々の最大の死因となった状況において、健康増進のための努力がかつてないほど重要性を増したとの旨を述べた。
気候変動:今、行動のとき
ドイツのボンで、気候変動交渉が行われるなか、気候変動枠組条約事務局(UNFCCC)は本日、声明を発し、産業革命以前からの気温上昇を摂氏2度以内に抑えるためには、現在の国際的努力では足りないとの旨を訴えた。
世界の不登校児、若干の減少
国連教育科学文化機関(UNESCO)はこのたび統計を発表し、2012年に世界各地で学校に通っていない子どもたちが2011年に比べて、200万人減少し、5700万人となったことを明らかにした。
6月8日は、世界海洋デー
毎年6月8日は、世界海洋デー。オブライエン法律問題担当事務次長はニューヨークでの特別式典で冒頭演説し、国際社会が人類の行動による世界の海洋破壊を止めるよう訴えた。
HIV/エイズのない世界を
国連総会は本日、HV/エイズに関する政治宣言(2011年)の実施状況を検討するため会合を開催。潘基文事務総長は加盟諸国に対し、エイズのない世界の実現のために一層の努力を払うよう呼びかけた。

2013年06月07日

シリア:最大規模の人道援助アピール
国連はこのたび、シリアの危機に苦しむ人々に支援を提供すべく、2013年の一年間の活動資金として、総額44億ドルの人道援助アピールを発した。国連史上、人道援助アピールの金額では、最大規模。
ゴラン高原:安保理、憂慮表明
ゴラン高原で戦闘が再発し、また複数の国が「国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)」からの撤退の意向を示していることについて、安保理議長は本日、報道声明を発表し、憂慮を表明した。
気候変動:事務総長、科学の貢献称える
潘基文事務総長は本日、米国コロラド州で、アメリカ大気研究センターのメンバーに対し、演説を行い、科学界が気候変動への取組みに新たな方策を探るうえで主要な役割を担っているとするとともに、各国政府は科学データを有効活用すべであるとの旨を述べた。
エジプト:NGOに有罪判決
エジプトにおいて、欠席裁判が行われ、NGOのメンバー43人に有罪判決が下されたことについて、ピレー人権高等弁務官は憂慮を表明し、事態の進展を注視しているとの旨述べた。
マリ:文化遺産、損壊
マリにおいて、政府軍と反政府勢力の戦闘により、ティンブクトゥの霊廟など、文化遺産が予想以上に損壊している。UNESCO視察団が5月28日-6月3日、同地を訪れ調査した。

2013年06月06日

パレスチナ:新首相、就任
パレスチナ自治政府の新首相にラミ・ハムダラ氏が就任。潘基文事務総長は声明を発出し、同氏の就任を祝賀し、また新内閣の樹立を歓迎した。
ソマリア:安保理、支援を促す
安保理は議長声明を発し、ソマリアにおける最近の進展を歓迎する一方、治安などにおける成果は依然として、脆弱であるとし、国際社会が同国政府に対し、長期的安定に向けて、未解決の課題克服にあたる努力を支援するよう促した。
UNDOF:オーストリア、撤退を決定
オーストリアがこのたび、ゴラン高原に展開する国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)から自国の兵力を撤退することを決定した。潘基文事務総長は遺憾の意を表明した。
食料の高価格、継続
OECDとFAOはこのたび共同で、「農業の展望2013-2022」を発表。報告によれば、耕作地の拡大限定、生産コスト高騰、環境負荷、資源の制約などによって、農産物の生産量が今後10年間、減少していくと見込まれる。
若者と女性:ICTがエンパワーメント
経済社会理事会によるソーシャル・キャンペーンの一環として、オンライン会話「グーグル+ハング・アウト」が行われた。アカデミー賞受賞者で、情報技術と女性/女児を担当する特使を務めるジーン・デイビスさんは、情報技術が女性と女児のエンパワーメントに貢献する潜在力を強調した。

2013年06月05日

6月5日は、世界環境デー
毎年6月5日は、世界環境デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、食料を扱うすべてのアクターに対し、持続可能で社会的に公正な食料字ステムに責任をもつよう促した。
シリア:和平会議、7月開催の可能性
国連とアラブ連盟のブラヒミ特使はジュネーブで記者会見し、シリアに関する国際会議が当初予定の今年6月に開かれる可能性はないとしたうえで、望むらくは、7月に開催すべく、ロシアと米国との協議を続けていくとの旨を述べた。
ダルフール:安保理で、ICC検察官が報告
国際刑事裁判所のベンスーダ検察官は本日、安保理で演説を行い、スーダンのダルフールで戦争犯罪を行った者の責任を問うための行動をとらないことに失望を表明し、犠牲者の苦境が悪化していることを強調した。
エジプト:法案、人権基準遵守を
潘基文事務総長は本日、声明を発し、エジプトにおける集会に関する法案について、人権基準に沿ったものとなる必要があるとの旨を述べた。同法案については、すでに、ピレー人権高等弁務官が、市民社会に与える影響に憂慮を表明している。
スポーツ:第3回国際フォーラム、開催
平和と開発のためのスポーツに関する第3回国際フォーラム、ニューヨークで開催。潘基文事務総長は本日、同フォーラムで演説し、スポーツが平和と開発の目的を達するために有効な手段であるとの旨を述べた。

2013年05月29日

人権理、シリア紛争の即時停止求める
人権理事会は本日、賛成36、反対1(ベネズエラ)、棄権8で決議を採択し、シリアにおける紛争の即時停止を求めるとともに、同国のクサイルにおいて、外国人戦闘員が政府軍側を支持し介入していることを非難した。
太湖地域:事務総長、安保理に情勢報告
太湖地域訪問からニューヨークに戻った潘基文事務総長は本日、安保理で、報告を行い、各国政府および民間セクターに対し、太湖地域が紛争に明け暮れた過去を脱却し、平和と開発に基づいた未来を切り拓くのを支援するよう訴えた。
5月29日は、平和維持要員デー
毎年5月29日は国連平和維持要員デー。潘基文事務総長は本日、メッセージを発し、過去一年間に殉職した平和維持要員に哀悼の意を示すとともに、平和維持活動における最近の進展に関心を喚起した。
リビア:憲法作成に女性の積極的参加を
リビアに展開する平和維持活動UNSMILは本日、ニュースリリースを発して、同国の憲法草案作成に対する女性の貢献の重要性を強調し、その積極的な参加を確保するよう訴えた。
イラン:大統領選、女性候補阻害
女性差別、女性に対する暴力、表現の自由などの問題を担当する人権特別報告者らは本日、警告を発し、イラン大統領選で女性候補が認められないことが国際法に対する重大な違反であると訴えた。

2013年05月28日

シリア:UNHCR、ホムスに援助提供
シリアにおいて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はこのたび、最近の戦闘で被害を被るホムスの千人単位の人々に対して、毛布やマットレスなどの援助物資を提供した。
マリ東部:人道状況、深刻
OCHAによれば、マリ東部において、同国政府と反政府勢力間の戦闘の影響を受けるガオにおいて、水供給の復旧や食料支援拡大などを含めて、人道支援の必要が深刻化している。
コンゴ:人道問題担当事務次長補、訪問
コンゴ民主共和国を訪問した国連人道問題担当事務次長補のKyung-wha Kang氏は本日、北キブ州などにおいて、暴力があまりにも長期間にわたって継続していると述べ、人々の窮状に憂慮を表明した。
コロナ・ウィルス:国際協力の必要
世界保健機関(WHO)のチャン事務局長はこのたび、コロナ・ウィルスの拡散に警告を発するとともに、その対策にあたって、国際協力が必要であるとの旨を強調した。
移民:EUは人権の保障を
移民の問題を担当する人権特別報告者、フランソワ・クレポウ氏は本日ジュネーブで開催された人権理事会で演説し、欧州連合(EU)の移民政策には治安面だけでなく、人権の視点が反映されるべきであるとの旨を訴えた。

2013年05月24日

アフガン:IOMにテロ襲撃
アフガニスタンの首都カブールにおいて、国際移住機構(IOM)に対するテロ襲撃事件が起きて、数人が負傷した。潘基文事務総長は声明を発し、この襲撃事件を強く非難した。
太湖地域:事務総長、和平を訴え
世界銀行総裁とともに太湖地域を訪れている潘基文事務総長は本日ルワンダからウガンダに入った。エンテベで記者会見した事務総長はウガンダ政府に対し、アフリカの平和と治安への貢献に謝意を表明した。
シリア:近隣諸国は難民に国境開放継続を
UNHCRは本日、ジュネーブで記者会見し、シリアの近隣諸国が難民に対し国境を開放し続けるよう求めるとともに、難民受け入れ諸国および援助機関に対する緊急かつ大規模な国際支援の必要を強調した。
福島:廃炉に向けて残る課題
国際原子力機関(IAEA)は報告書を発表し、福島第一原子力発電所の安定化に多くの進展がみられるものの、廃炉に向けては解決すべき課題が複数残っているとの旨を述べた。
人権とテロ:特別報告者、米大統領演説を歓迎
人権と対テロに関する国連人権報告者のベン・エマーソン氏は本日、ニュースリリースを発し、オバマ米大統領がターゲット殺人などの対テロ措置原則に関して行った原則を歓迎した。

2013年05月23日

コンゴ:事務総長、訪問
本日、コンゴ民主共和国東部のゴマ市を訪れた潘基文事務総長は記者団に対し、アフリカ太湖地域のすべての指導者が最近成立した和平合意を後押しするよう促した。
スーダン:エイモス次長、訪問終える
4日間の日程でスーダンを訪問したエイモス人道問題担当事務次長は本日、首都ハルツームで記者団に対し、同国の人々が政府軍と反政府勢力の戦闘により大きな犠牲を強いられていると述べ、戦闘の停止と平和的解決を求めるとともに、戦闘を逃れる避難民への持続的な支援を呼びかけた。
世界経済報告、2013年央改訂版
国連経済社会局(DESA)はこのたび、昨年12月に刊行した「世界経済報告2013」の年央改訂版を発表。報告によれば、今年、世界経済成長は引き続き、潜在成長力を下回る見込み。
ニジェール:北西部で自爆襲撃
ニジェール北西部において2件の自爆襲撃が起き、多数の負傷者がでた。潘基文事務総長はこの襲撃事件を強く非難するとともに、犠牲者の遺族に哀悼の意を表明した。
産科瘻孔:5月23日、国際根絶デー
5月23日は、産科瘻孔を根絶するための国際デー。昨年の総会決議による指定後、同国際デーの祝賀は今年が初めて。UNFPAのオショティメイン事務局長はメッセージを発して、人権否定、人権侵害が産科瘻孔をもたらしたとの旨を述べた。

2013年05月22日

コンゴ:事務総長と世銀総裁、訪問
潘基文事務総長とジム・ヨン・キム世界銀行総裁がコンゴ民主共和国を初めて合同訪問。今年2月にアフリカ諸国首脳が署名した和平合意を後押しし、長期的な経済開発の促進をねらう。
5月22日は生物多様性の日
毎年5月22日は国際生物多様性の日。潘基文事務総長はメッセージを発信し、現在の傾向を反転させるために一層の努力を払わない限り、世界の淡水は枯渇するとの警鐘を発した。
シリア難民支援に980万ドル拠出
国連中央緊急対応基金(CERF)はこのたび、ヨルダンに流出したシリア難民のためのキャンプ新設を支援するため、980万ドルの資金を拠出した。OCHAがプレスリリースを発出して明らかにした。
先住民:ラテンアメリカで政治参加低調
国連開発計画(UNDP)はこのたび、報告書を発表し、ラテンアメリカにおいて先住民の政治参加が低調であるとした。報告書によれば、とくに先住民の女性の政治参加が進んでいない。
ダルフール:国際社会の支援を
現在、4日間の日程でスーダンのダルフール訪問中のエイモス人道問題担当事務次長は本日、同地域の危機状態の継続に失望を表明するとともに、国際社会に対し、支援を訴えた。

2013年05月21日

防災:国連フォーラム、開催
災害リスク軽減のための第4回グローバル・プラットフォームが本日、ジュネーブで開幕。テーマは、「より安全な明日のための今日への投資」。エリアソン副事務総長は席上行った演説の冒頭で、米オクラホマ州で昨日、竜巻で亡くなった人々に哀悼の意を表明した。
HIV/エイズ:アフリカでの治療に進展
国連エイズ合同計画(UNAIDS)は本日アフリカに関する最新報告を発表し、過去7年間で、エイズ治療を受けているひとが100万人(2005年)から710万人(2012年)に増加したことを明らかにした。
シリア:800万人が人道援助必要
シリアにおいて、引き続く紛争により、人道支援を必要とする人が現在、830万人に増えた。この数は同国の人口の38%を占める。UNHCRのシリア担当地域調整官が本日ジュネーブで記者会見し、明らかにした。
潘事務総長、モザンビーク訪問中
モザンビーク訪問中の潘基文事務総長は本日、同国政府および国民が政治的発展に着実な進展を遂げてきたことを称賛し、女性に対する差別や暴力を教育と啓発によって克服するなど、人権状況の改善努力を促した。
コンゴ:国連特使、訪問
アフリカ太湖地域を担当するメアリー・ロビンソン国連特使は本日、コンゴ民主共和国における戦闘の再発に懸念を表明するとともに、和平努力を進めるうえで指針となる一連の原則を提唱した。

2013年05月20日

マダガスカル:選挙プロセスに懸念
マダガスカルにおける選挙プロセスについて、南部アフリカ開発共同体(SADC)とアフリカ連合が懸念を表明。潘基文事務総長もこの懸念を共有する旨を述べるとともに、SADCの仲介に基づく工程表の尊重を求めた。
世界保健総会、開幕
WHOの意思決定機関である世界保健総会が、本日ジュネーブで第66会期を開始。チャンWHO事務局長は冒頭演説し、世界に解決困難な課題が山積するなか、公衆衛生に対し適切な関心と資源が振り向けられることがますます重要になっているとの旨を訴えた。
モザンビーク:事務総長、MDGs達成努力訴え
モザンビーク訪問中の潘基文事務総長は首都マプトで貧困をテーマに開かれた円卓会議で演説し、各国に対し、MDGs達成に向けて、努力を加速させるよう呼びかけるとともに、モザンビークを含めた開発途上国がその恩恵を受けることの大切さを訴えた。
コンゴ:政府軍とM23の戦闘再開
コンゴ民主共和国東部のゴマにおいて、政府軍と反政府勢力M23の戦闘が再開した。同国に展開するMONUSCOは本日、懸念を表明するとともに、同ミッションが外交的、政治的解決を図るべく、積極的な取り組みを行っているとの旨を述べた。
先住民:常設フォーラム、開幕
先住民に関する常設フォーラムが本日、第12会期を開始。会期は2週間。およそ2300人の先住民が参加し、文化、教育、および健康の問題について話し合う。若者、アフリカの先住民グループ、国際金融機関との関係強化などに焦点をあてる。

2013年05月17日

シリア:国際会議、早急に開催を
ロシア訪問中の潘基文事務総長は本日、ソチで、同国のラブロフ外相と共同記者会見し、シリア危機事態を終わらせるには政治解決以外にないと強調し、ロシアと米国が提唱する国際会議について、弾みを失わないうちに早急に開催すべきであるとの旨を述べた。
バングラデシュ:企業防火安全協定
バングラデシュにおける縫製工場の崩壊事件を受けて、同国に展開する10余の多国籍企業がこのたび防火安全協定に署名することを決定した。ピレー人権高等弁務官はこれを歓迎し、すべての衣料品企業に安全を確保するための追加的措置を求めた。
LGBT:各国は差別法の撤廃を
5月17日の同性愛差別に反対する国際デー(IDAHO)に寄せて、潘基文事務総長はメッセージを発し、世界各国に対して、同性愛者の権利を保護するとともに、差別法を撤廃するよう呼びかけた。
5月17日は世界情報社会デー
毎年5月17日は、世界電気通信情報社会デー。今年のテーマは、「情報技術と交通安全」。世界電気通信情報社会賞は、このテーマに関する貢献を称え、スイスのマウラー大統領、国際自動車連盟のトッド会長、ロバート・ボッシュGmbH(ドイツ企業)取締役会のデナー会長に贈られた。
象牙不正取引:8か国が行動計画
中国、ケニア、マレーシア、フィリピン、タイなど、象牙の不正取引の影響を最も受けるとされる8か国がこのたび、それぞれの国の行動計画を「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)」事務局に提出した。

2013年05月16日

マリ:32.5億ユーロ、資金拠出誓約
ブリュッセルで開かれた、マリの支援開発に関するハイレベル会議において、国際社会が持続可能な復興計画を支援すべく、総額32.5億ドルの資金拠出誓約を行った。国連は歓迎の意を表明。なお同復興計画の総経費は4.3億ドル。
持続可能開発:国連総会、テーマ別討論
国連総会は本日、「持続可能な開発と気候変動:エネルギーと水の関係性における現実的な解決」と題するテーマ別討論を行った。イェレミッチ議長は開幕演説し、この時代の根本的な課題は現世代に極度の貧困を終わらせ、私たちの生存に必要な環境基盤を損なわずに世界的な貧富の差を大幅に縮小することであるとの旨を訴えた。
ナイジェリア北東部で治安悪化
ナイジェリアの北東部において治安情勢が悪化し、非常事態が宣言された。潘基文事務総長は現在、同国のすべての過激派グループに対し、襲撃事件を停止するよう求めている。
イエメン:人道情勢、悪化
イエメンにおいて人道状況が悪化し、これまでに政治的分野で得られた進展が脅かされている。同国に駐在するアーメド人道調整官はジュネーブで記者会見し、懸念を表明するとともに、同国の人口の半分が支援を必要としていると指摘した。
経社理、世界経済統治を議論
経済社会理事会は本日、グローバル経済ガバナンスに関する非公式討論を行った。オサリオ議長は開幕演説し、国際社会がMDGsを達成し、ポスト2015のアジェンダを確立するためには効率的で内包的な世界統治システムが必要であると述べ、同理事会を新しい課題に対応できるような組織にするための見直しを促した。

2013年05月15日

シリア:国連総会、憤りを表明
国連総会は本日、賛成107、反対12、棄権59で決議を採択し、シリアで引き続く暴力拡大に深い懸念を表明するとともに、紛争による死者数が急激に増えていることに憤りを示し、政治的移行に関する速やかな進展を繰り返し求めた。
中央アフリカ共和国:安保理、情勢報告
マーガレット・ヴォクト事務総長特別代表は本日、安保理に対し、中央アフリカ共和国に関する最新情勢報告を提出。同国における安定の回復の支援、法と秩序の欠如への対応を図るためには、中立的な治安部隊の展開が緊急に必要であると述べるとともに、安保理に対し、重大な人権侵害を犯す反政府勢力への制裁措置適用の検討を求めた。
WHO、世界保健統計を発表
世界保健機関は本日、「世界保健統計2013」を発表。報告によれば、人々の健康に関して、この20年間に、貧しい国と豊かな国の格差が著しく縮小したものの、MDGsの目標達成のためには課題が依然として、山積している。
5月15日は、国際家族デー
毎年5月15日は、国際家族デー。潘基文事務総長は国際デーに寄せてメッセージを発し、失業など社会的、経済的課題に立ち向かうため、異なる世代の家族構成員の間の相互支援の関係がかつてなく重要になっているとの旨を述べた。
災害リスク軽減:UNISDR報告書
国連国際防災戦略事務局(UNISDR)はこのたび、「共有の価値の創出:災害リスク軽減のための企業ケース」と題する報告書を発表した。災害による経済的損失が掌握可能な範囲を超えていると警告し、世界の企業に対し、さらなる損失を防ぐべく、投資戦略において、災害リスク管理を統合するよう求めた。

2013年05月14日

ボスニア:安保理、情勢報告
ボスニア・ヘルツェゴビナを担当するバレンティン・インズコ高等代表は本日、安保理で、情勢報告し、同国の政治指導者が市民と国際社会の期待に十分に応えておらず、地域統合において、近隣諸国に後れを取っているとの旨を述べた。
南スーダン:ピボールで情勢悪化
南スーダン・ジョングレー州のピボールで、暴力、略奪、避難民の発生など、情勢が悪化していることについて、同国に展開する平和維持活動UNMISSは本日、ニュースリリースを発し、深い憂慮を表明し、同国政府が犯罪者に対し速やかな行動をとるよう求めた。
シリア:反政府勢力の残虐行為
シリアの反政府勢力が国軍兵士の遺体から心臓を掻き出すビデオ映像がインターネット上に流れたことについて、ピレー人権高等弁務官は本日、戦争犯罪として調査の必要があると述べるとともに、反政府勢力に対し、そうした行為を停止するよう促した。
リビア:安保理、病院への襲撃を非難
安保理は昨日、報道声明を発し、リビアのベンガジに建てられた病院に対する襲撃事件を最も強い調子で非難するとともに、国際社会が同国の民主化移行への支援を継続するよう訴えた。
エリトリア:人権情勢の改善を
エリトリア担当人権特別報告者は本日、10日間にわたるエチオピア、ジブチ訪問を終えるにあたり、声明を発表し、国際社会がエリトリアを密接に監視し続けなければならないと指摘するとともに、同国の人権否定の文化を根本的に変容させる必要を強調した。

2013年05月13日

テロ:安保理、公開討論
安保理で本日、アフリカにおけるテロ対策に関する公開討論が行われた。潘基文事務総長は席上発言し、「アフリカの角」からサヘルまで、テロリズムが引き続き、アフリカの平和、安全、開発に対する脅威となっていると述べ、その対策には全体的な対応が求められるとの旨を訴えた。
人身売買:国連総会、ハイレベル会合
国連総会は本日、人身売買に対する調整努力の改善に関するハイレベルをスタート。2日間の会期中、2010年に採択された「人身売買との闘いのためのグローバル・アクション・プラン」の進捗状況を検証する。
水と衛生:国連報告、発表
世界保健機関(WHO)とユニセフは本日、「衛生と飲料水に関する進展 2013年」を発表。きれいな飲み水に関する国際的な目標は約3年前に達成されたものの、さらなる資金拠出による後押しがなければ、世界の人口の3分の1は依然、2015年中に衛生へのアクセスを欠いたままであるとの旨を述べた。
クリーン・エネルギー:アフリカの高い潜在性
国連環境計画(UNEP)と欧州特許事務所(EPO)はこのたび、「アフリカにおける特許とクリーン・エネルギー技術」と題する研究書を発表。クリーン・エネルギー技術に関する特許申請のうち、アフリカで申請されるのは全体の1パーセントにも満たないとし、クリーン・エネルギーに対する同大陸の大きな潜在性を指摘した。
FAO報告:昆虫に食べ物としての価値
国連食糧農業機関(FAO)は本日、昆虫の食用性に関する研究報告を発表。バッタやセミなど、食用としての価値の高い昆虫が世界の飢餓や栄養不良の問題解決に役立つ可能性を指摘した。

2013年05月10日

シリア:人権弁務官、紛争停止訴え
シリアのバニヤスで虐殺事件が発生し、クサイルで軍事拡大による市民が難民化していることが報じられた。ピレー人権高等弁務官は本日、声明を発し、国際社会に対し、同国における紛争を停止し、人権侵害を犯した者を逮捕し、裁判にかけることを確保するために行動するよう訴えた。
中央アフリカ共和国:十代の少年殺される
中央アフリカ共和国において、反政府勢力セレカに関係する17歳の少年が殺害されたことについて、ユニセフは本日、最も強い調子で非難するとともに、同勢力に関係するすべての子どもたちの解放を求めた。
コンゴ:タンザニア部隊が到着
タンザニア部隊が本日、コンゴ民主共和国東部のゴマに到着した。同部隊は、同国に展開する平和維持活動MONUSCOの介入部隊に参加し、同国の武装勢力の非軍事化を支援する。
シリア:国連諸機関、緊急支援物資を提供
シリアのバニヤスおよび周辺地域において、虐殺事件が発生したとの疑いが報じられたが、WFPやユニセフなど国連諸機関は避難民化した千人単位の人々への緊急支援を開始した。
森林に関する国際会議、ローマで開催へ
食料安全保障および栄養のための森林に関する国際会議が5月13日から15日にかけて、ローマで開催される。国連食糧農業機関(FAO)が主催する。政策立案者、科学者、民間セクター、国連機関、NGO、農業団体、先住民の代表たちが参加する。

2013年05月09日

ギニアビサウ:安保理、情勢報告
本日、安保理に提示された事務総長報告は、ギニアビサウに現在展開する政治ミッションの任務が制憲秩序の全面的な回復及び中期的安定に向けた2段階プロセスを支援するような形で調整されるべきであるとの旨を勧告した。
ソマリア政府に幅広い支援を
今週ロンドンで開催されたソマリア国際会議に参加したエリアソン副事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、新政府に対する国際社会の幅広い支援の必要を強調した。
イラク:女性ジャーナリスト3人、表彰
イラク人の女性ジャーナリスト3人がこのたび、同国における女性の状況を伝える記事を評価され、国連から表彰された。世界報道自由デーを記念してイラクで開かれた討論会で、授与された。
南スーダン:上ナイル州で髄膜炎発生
南スーダンの上ナイル州で髄膜炎の感染者が多数発生し、3人が死亡したことを受け、世界保健機関(WHO)と南スーダンは本日、予防接種活動を開始する旨を発表した。
パキスタン:来る選挙に平和的に投票を
5月11日の国内選挙に向けた準備作業が進むパキスタンにおいて、襲撃事件や暴力が発生している。潘基文事務総長は本日、声明を発し、憂慮を表明するとともに、同国のすべての有権者に対して、同国の来たる選挙に平和的に参加するよう促した。

2013年05月08日

コンゴ:国連報告、女性と女児のレイプを確認
コンゴ民主共和国に展開するMONUSCOと人権高等弁務官事務所で構成される国連合同人権事務所はこのたび報告書を発表し、同国の軍隊FARDCが2012年11月、反政府勢力M23の侵攻から逃亡する際、女性と女児200人以上をレイプしたとの旨を述べた。
リビア:安保理、公開討論
国際刑事裁判所のベンスーダ検察官は本日、リビア情勢に関する安保理公開討論において、リビアが2011年の民主化動乱時に起きた犯罪を公正に裁ければ、ニュルンブルク裁判にも匹敵する出来事として、他国に模範を示すことになるだろうとの旨を述べた。
コンゴ:国連軍事車両に攻撃
コンゴ民主共和国の南キブ州において、国連平和維持活動MONUSCOの軍事車両に対する襲撃事件が起こり、パキスタン人兵士1人が死亡した。潘基文事務総長、および安保理はそれぞれ、声明を発し、事件を非難するとともに、同国政府に対し、事件調査を求めた。
シリア:政治解決へ米ロ合意
ロシアと米国がこのたび、シリア紛争の政治解決をめざし協力していく合意を成立させた。潘基文事務総長、ブラヒミ特別代表(アラブ連盟/国連)はそれぞれ声明を発し、この合意を歓迎する意を表明した。
エジプト:民主化理念から遠ざかる法案
エジプトにおいて現在、市民社会組織の活動や司法権限の制限につながる新規法案が考慮されていることについて、ピレー人権高等弁務官は声明を発し、憂慮を表明するとともに、同国政府に対し、民主化運動の理念から遠ざからないための措置を講じるよう促した。

2013年05月07日

ゴラン高原:平和維持兵、拘束される
ゴラン高原で、国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)に従事する平和維持兵4人が武装勢力に拘束された。潘基文事務総長は声明を発し、これら兵士の即時釈放を求めるとともに、すべての当事者に対し、UNDOFの移動の自由および安全を尊重するよう求めた。
ロンドンで、ソマリア支援会議
ロンドンで、ソマリア支援会議が開かれた。50を超える国や機関が参加した。エリアソン副事務総長は代表たちに対し、声を一つにして、共通のビジョンを描いて、ソマリアの国造りを支援するよう訴えた。
シリア:避難民、アレッポに集中
国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、シリアにおいて、紛争を逃れ、幾度となく避難民となった人びとは現在、同国のアレッポとダマスカスに集中している。また、援助機関はアクセス困難な地域に支援を提供するにあたり、官僚的な困難や治安の問題に直面している。
子どもと女性:ニューヨークでサミット
ニューヨークで、子どもと女性のためのサミット、Every Women Every Child Taking Action Summitが開かれた。潘基文事務総長は同会議に出席、演説し、Every Women Every Childの取組みを通じて、民間セクターが世界中で母子保健サービスの改善に果たせる役割を強調した。
ユネスコ報告:自然資源収入を就学率向上に
国連教育科学文化機関(UNESCO)はこのたび、研究報告を発表し、開発途上国が自然資源による収入をよりよく管理し、教育への配分を大きくすれば、就学率が著しく向上するであろうとの旨を指摘した。

2013年05月06日

コンゴ:安保理で情勢報告
メアリー・ロビンソン特使は本日、安保理・非公開会合で、ビデオ会議を通じて、コンゴ民主共和国の情勢に関する報告を行い、同国の和平推進への機運の成功の兆しがみられるとの旨を述べた。
社会権規約議定書、発効
経済的、社会的、文化的権に関する国際規約の選択議定書が5月5日、発効した。ピレー人権高等弁務官は声明を発し、個人が食料、適切な住居、教育、健康への権利を実現する力を与えるメカニズムの誕生を歓迎した。
アビエィで国連車両、襲撃される
緊張が高まるアビエィ地域において、国連車両が襲撃されて、同地域の民族指導者1人と国連平和維持兵が殺害された。安保理は本日、声明を発し、この襲撃事件を強く非難した。
シリア:化学兵器使用の有無、調査確定せず
シリアにおける化学兵器使用の有無を調査している国連独立委員会のピンヘイロ委員長は本日、声明を発し、同国の紛争においていずれかの当事者による化学兵器の有無に関して、現時点で、最終的な結論に達していないことを明らかにした。同委員会は安保理に対して、6月3日にその調査結果を報告する予定。
パレスチナで、あらたな住民支援策
パレスチナ占領地域において、国連開発計画(UNDP)はこのたび、イスラム開発銀行の資金を得て、パレスチナ自治政府との共同事業として実施するDEEPプログラムを通じて、あらたに8,000世帯のパレスチナ人家族に対する雇用、起業ローンを提供する。

2013年05月01日

太湖地域:ロビンソン特使、ルワンダ訪問
ルワンダ訪問中のメアリー・ロビンソン事務総長特使は本日、記者団に対して、太湖地域諸国間の信頼を回復し、コンゴ民主共和国東部を超えた長期的な平和を確保する重要性を強調した。
紛争予防:事務総長、講演
潘基文事務総長は本日、紛争予防に関するアンドリュー・カーネギー講演会で講演。国連としては、各国が早期警戒システムを確立し、ルールに基づいた制度を構築し、市民社会の行動を活性化するうえで、多くの支援を提供してきたが、紛争を引き起こす諸要因との取り組みに課題が山積しているとの旨を述べた。
ミャンマー:ラカイン州での不罰への取組みを
ミャンマー人権情勢に関する特別報告者を務めるトマス・オヘア・キンタナ氏は本日、同国政府がラカイン州で昨年発生した暴力の調査にみせる最近の努力を歓迎する一方、差別をなくし、犯罪者の説明責任を問うために多くの課題が残っているとの旨を述べた。
グアンタナモ:人権報告者、収容所閉鎖を訴え
グアンタナモ収容所において、収容者のおよそ100人がハンガーストライキを続ける中、国連人権専門家たちは本日、米国政府に対し、収容所の閉鎖を求める訴えを繰り返した。
ギリシャ:人権特別報告者、緊縮財政に懸念
対外債務および人権に関する人権特別報告者を務めるセファス・ルミナ氏は本日、一週間にわたるギリシャ訪問の終わりにニュース・リリースを発し、ギリシャと国際的救済融資機関がともに、人権に基づいた経済改革アプローチを講じるよう訴えた。

2013年04月30日

中央アフリカ共和国:UNHCR、強制帰還に警告
コートジボワールにおいて、暴力と人権侵害が悪化するなか、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は本日、近隣諸国に対し、自国に流入する難民の強制帰還を控えるよう促した。
コンゴ民主共和国:事務総長特使、訪問
一週間にわたる太湖地域訪問を続けるメアリー・ロビンソン事務総長特使は本日、コンゴ民主共和国の州都ゴマを訪れた。同特使はルワンダに発つ前、記者会見し、同国東部および地域の平和、治安、開発の必要を強調した。
シリアなどで予防接種キャンペーン
ユニセフおよびパートナーはこのたび、シリア、ヨルダン、レバノン、イラク、トルコにおいて、予防接種キャンペーンを拡大。シリアにおける紛争の影響で、人道支援が困難に直面する同地域では、はしかの流行が苦難を増幅させている。
イラク:事務総長、暴力と政治危機に懸念
潘基文事務総長は本日、イラクにおける暴力の激化に憂慮を表明。イラクのすべての人々に対し、内包的な対話を行い、同国が直面する政治危機を乗り越えるよう訴えた。
シリア:パレスチナ難民への襲撃、増える
暴力が激化するシリアにおいて、パレスチナ難民が襲撃されて、死傷するケースが増えている。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はすべての当事者に対し、対話と政治交渉を通じて、紛争を解決するよう訴えた。

2013年04月29日

シリア:事務総長、化学兵器調査受け入れ訴え
潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で、シリアにおける化学兵器使用の有無に関する調査団団長と会談。会談前、事務総長は記者団に対し、シリアに対し、あらためて、調査団の受け入れを求めた。
ダルフール:安保理、情勢報告
ラドゥス平和維持活動担当事務次長は本日、安保理でダルフールに展開するUNAMID活動について報告。同地域における暴力の拡大によって、平和維持兵の活動が制限されていると述べるとともに、国際社会が敵対勢力に対し、政治解決を図るよう促した。
太湖地域:特使、訪問スタート
メアリー・ロビンソン事務総長特使は本日、アフリカ太湖地域を訪れ、同国政府およびMONUSCOの主要幹部と会談した。同氏が特使として同地域を訪問するのは初めて。
児童労働に関する世界報告、発表
国際労働機関(ILO)はこのたび、「児童労働に関する世界報告」を発表し、児童労働との闘いにおいて、社会的保護措置が鍵を握ると訴えた。ILOによれば、世界中で労働に従事する児童は2億150万人を超える。
シリア:首相車列にテロ襲撃
シリアの首都ダマスカスで、ハラキー首相を乗せた車列を狙ったテロ襲撃事件が起こった。潘基文事務総長はこの襲撃を非難する声明を発すとともに、遺族に深い哀悼の意を示した。

2013年04月25日

マリ:安保理、平和維持活動を設置
安保理は本日、決議2100を全会一致で採択し、マリに展開する平和維持活動、MINUSMA(UN Multidimensional Integrated Stabilization Mission in Mali)を設置した。7月1日にアフリカ主導の平和維持活動、AFISMAから任務を引き継ぐ。要員規模は12,600人。
コートジボワール:武器禁輸、延長
安保理は決議を全会一致で採択し、コートジボワールの情勢不穏が武器流入により続いているとし、同国に対する武器禁輸、および金融・渡航制裁を来年4月30日まで一年間延長した。
4月25日は、世界マラリア・デー
毎年4月25日は、世界マラリア・デー。レイ・チェインバース事務総長特使(健康、MDGs、マラリアのための資金調達担当)は本日、ニュースリリースを発し、マラリア対策の仕事を仕上げるための計画と集団的意思はあるが、この瞬間にも、罪のない子どもたちの命に危険がせまっていると述べ、資金拠出の拡大を求めた。
ソマリア:安保理、情勢報告
フェルトマン政治問題担当事務次長は本日、安保理に対し、ソマリア情勢に関する報告を行い、同国政府が安定化と平和構築を進めた一方、様々な課題が山積しており、一貫した国際支援が必要であるとの旨を述べた。
中央アフリカ共和国:子どもの権利侵害に懸念
Leila Zerrougui事務総長特別代表(子どもと武力紛争担当)はこのたび声明を発し、中央アフリカ共和国において、子どもの権利が殺害、性的暴力、兵士徴用などによって広範囲に侵害されているとし、深い憂慮の念を表明した。

2013年04月24日

国連本部ビル建築家の栄誉を称える
国連総会議場の改築を数週間後に控えるなか、潘基文事務総長は本日、国連本部ビル設計を手掛けた建築家オスカー・ニーマイヤー氏らの時代を先取りしたデザインが相互の尊重、主権の平等の促進に寄与したとの旨を述べ、敬意を表した。
安保理、中東情勢を討論
安保理は本日、中東情勢を討論した。フェルトマン政治問題担当事務次長は情勢報告を行い、シリア危機の暗澹たる悲劇に言及し、中東地域を通じたリスクが拡大するなか、同危機の影響に対処するばかりでなく、イスラエル、パレスチナ問題の解決を図るため、迅速な行動が必要とされるとの旨を述べた。
東ダルフール:人道援助物資、提供
アフリカ連合(AU)、UNAMID、および人道パートナーはこのたび、東ダルフールのラバド、ムハジェリアにおける戦闘再発によって避難民となった千単位の人々に対し、約8万キロの人道物資を提供した。
ギニア:議会選挙へ向け、共同宣言
ギニア議会選挙に向けた準備をめぐる対立などを平和的に解決すべく、政治アクターたちが共同宣言に調印したことについて、潘基文事務総長は本日、歓迎の意を表明した。
持続可能な開発:経済社会理事会、特別会合
経済社会理事会は本日、「持続可能な開発のための革新的な解決のための協力」と題する特別会合を開催。潘基文事務総長は演説し、持続可能な開発という大きなテーマについて、どのようにすべてのパートナーの協力を得ていくかを討論する機会を歓迎した。

2013年04月23日

リビア:フランス大使館で爆弾襲撃事件
リビアの首都トリポリで、フランス大使館に対する爆弾襲撃事件が起こった。潘基文事務総長、安保理はそれぞれ、最も強い調子で、この事件を非難するとともに、リビア政府による外交団施設保護の責任を再確認した。
アフリカ経済レポート、発表
アフリカ経済委員会(ECA)とアフリカ連合(AU)はこのたび、ニューヨーク国連本部で、アフリカ経済に関する共同報告を発表した。タイトルは「アフリカの一次産品を最大限利用する:成長、雇用、経済的変容のための工業化」。
経社理:対外債務に関する特別会合
経済社会理事会は本日、「対外債務の持続性と開発:債務危機の教訓、並びにソブリン債務の再構築及び債務解決メカニズム」とに関する特別会合を開催した。オソリオ議長は開幕演説し、持続可能な開発を実現するためには、国際社会が責任ある貸し借り、債務管理の改善を促進する必要があるとの旨を述べた。
4月23日は世界図書・著作権デー
毎年4月23日は、世界図書・著作権デー。ユネスコのボコバ事務局長はこの国際デーに寄せてメッセージを発し、書籍とその内容の多様性は豊かさの源泉であり、適切な公共政策などを通し支援しなければならない、との旨を述べた。1611年のこの日、セルバンテス、シェークスピア、デラベガが死去した。
中央アフリカ共和国:子どもの教育、紛争で壊滅状態
中央アフリカにおいて、何か月にもわたって続く紛争によって、子どもの教育が壊滅的な状態に陥っている。ユニセフの同国駐在事務所代表はこのたび、警告を発し、同国政府に対し、早急な行動を求めた。

2013年04月22日

シリア:事務総長、政治解決の必要を再度訴え
国連の潘基文事務総長、アラブ連盟のエララビ事務局長は本日、ブラヒミ合同特別代表と会談し、シリアの紛争当事者が政治プロセスを開始するのを支援するための方策について話し合った。
経済社会理事会:ハイレベル特別会合、開始
経済社会理事会のハイレベル特別会合が本日、スタート。テーマは持続可能な開発および2015以降の開発課題のための資金調達の文脈における一貫性および調整、ならびに協力」。同理事会のオソリオ議長は演説し、貧困削減、貿易成長、雇用創出には、国連とブレトン・ウッズ機関間の調整拡大が必要であるとの旨を述べた。
イラク:州議会選挙、4月20日実施
イラクで4月20日、州議会選挙が実施された。潘基文事務総長は声明を発し、同国の人々が州議会に参加したことに祝賀の意を表し、その投票権の行使が民主主義への国民の願望の再確認であるとの旨を述べた。
4月22日は、アース・デー
毎年4月22日はアース・デー。今年のテーマは「気候変動の顔」。潘基文事務総長は本日、「自然との調和に関するインタラクティブ対話」イベントに出席し、193の加盟国に対し、この国際デーを祝賀し、自然との調和を促進するよう訴えた。
ナイジェリア:武力衝突で死者
ナイジェリアのボルノ州において、政府軍と反政府勢力の間で武力衝突が発生し、多数の死傷者がでた。潘基文事務総長は衝撃と悲しみを表明するとともに、すべての過激派組織に対し、襲撃事件を止めるよう訴えた。

2013年04月19日

ブラヒミ特別代表、安保理に行動促す
国連とアラブ連盟の合同特別代表を務めるブラヒミ氏は本日、安保理非公開会合でシリア情勢に関する報告を行ったあと、記者団に対し、同国が最も深刻な危機事態にあると述べ、安保理の行動を必要とすると訴えた。
エネルギー/気候変動/貧困、:事務総長の優先課題
ワシントンで世界銀行とIMFの合同会合が開かれるなか、潘基文事務総長は本日、官民のドナーとの会合で、MDGsの実現達成をめざした、エネルギー、貧困、持続可能な開発に関連するプロジェクトの資金調達について話し合った。
マリ:支援グループ会合、開催
マリに関するフォローアップ及び支援グループの第4会合が本日マリの首都バマコで開催。同会合に出席したフェルトマン政治問題担当事務次長は席上演説し、同国における政治プロセスの重要性を繰り返し訴えた。一方、援助諸機関は支援のための一層の資金提供を求めた。
セルビア/コソボ:事務総長、未来への合意
セルビアとコソボがこのたび、EUの仲介した対話に基づいて、関係正常化に向けた合意を成立させた。潘基文事務総長は声明を発し、この合意を歓迎し、バルカン地域に平和と安定が訪れるよう希望を表明した。
住民登録および人口統計:世界サミット、開催
タイで本日、住民登録と人口統計に関する世界サミットが開催された。国連、各国政府、開発援助諸機関は各国に対し、出産、死亡などに関する人口統計データを登録するために必要な支援を提供するよう求めた。

2013年04月18日

「教育を最優先に」:運営委員会、ワシントンで
米ワシントンで本日、「教育を最優先に(Education First)」の運営委が2日間の日程で開催。同委員会に出席した潘基文事務総長は席上演説し、パキスタンで女子教育を唱道しタリバンに銃撃されたマララさんやその他の百万単位の少年少女には平等に教育を受ける権利があるとし、国連はその権利を擁護するとの旨を述べた。
シリア:安保理で、情勢報告
エイモス人道問題担当事務次長は安保理でシリア情勢を報告し、同国において人道援助諸機関が危機事態のなか、援助活動の展開に困難を極めているとの旨を述べ、安保理に対し、惨害を止めるための行動を求めた。
アジア太平洋:経済社会報告、発表
ESCAP、「アジア太平洋経済社会報告 2013年」を発表。報告書によれば、アジア太平洋地域では先進国の経済が依然、脆弱で不安定なために、その成長が鈍化し、各国政府には包括性と持続可能な開発により焦点を絞ったマクロ経済政策を実施することが望まれる。
4月20日から、世界予防接種週間
4月20日からの一週間は、世界予防接種週間。世界保健機関(WHO)は本日、この世界週間を前に、メッセージを発し、現在、世界で2200万人の子どもが依然、予防可能な疾病を防ぐためのワクチン投与を受けていないとして、ワクチン供与改善が緊急に必要であると訴えた。
特別報告者たち、世銀の政策に人権の反映を促す
極貧および人権、先住民の権利、食料に対する権利、対外債務および人権など、それぞれのテーマに関する特別報告者たちは本日、声明を発し、世界銀行の政策に人権基準を反映させるよう促した。

2013年04月17日

藩事務総長、ニューヨークで記者会見
潘基文事務総長は本日、ニューヨーク国連本部で記者会見し、世界各地の紛争について、その状況を説明した。状況が日々悪化するシリアでも、治安が回復したマリでも、長期的な安定のためには政治解決を図ることが重要である旨を述べた。
イラン、パキスタンで地震:国連、支援の用意
4月16日にマグニチュード7.8の地震に襲われたイランとパキスタン両国において、現地駐在国連事務所の代表はそれぞれ、必要があれば、国連として要請に応じて支援する用意を整えているとの旨を述べた。
ボストン・マラソン爆弾事件:国連、警備強化
ボストン・マラソンでの爆弾事件を受けて、ニューヨーク国連本部において、警備が強化されている。潘基文事務総長は本日行った記者会見で、米国政府が犯人を逮捕し、裁判にかけることを希望すると述べるとともに、国際社会がテロとの闘いのために結束するよう期待を表明した。
森林管理:民間セクターに資金源としての期待
トルコのイスタンブールで開催中の第10回国連森林フォーラムにおいて、沙祖康・経済社会問題担当事務次長は席上、演説し、森林資源管理の資金が不足するなか、民間セクターが重要な資源調達源として出現しているとの旨を述べた。
性的暴力:安保理、討論
安保理は本日、性的暴力に関するテーマ別討論を行った。潘基文事務総長は席上、演説し、基本的には、性的暴力の防止の責任は各国政府に帰するが、国際社会はその根本的原因ををなくし、そうした暴力の予防のために集団的な努力を強化すべきだとの旨を訴えた。

2013年04月16日

コートジボワール:安保理で情勢報告
ミュレ平和維持活動担当事務次長は本日、安保理に対して、コートジボワール情勢に関する事務総長報告を提出。2年前の選挙後の危機事態の終息以降、著しい進展がみられたが、武装勢力の活動、越境犯罪、テロなど、長期的な安定に対する脅威が依然、存在するとの旨を述べた。
ウガンダ:移動式簡易裁判所、スタート
ウガンダのナキバレ難民居住地において、難民高等弁務官事務所(UNHCR)と同国政府は移動式簡易裁判所のスキームを設置した。犯罪の犠牲者たちが裁判と法的支援にアクセスしやすいようにする。
イエメンで、移民たち、劣悪な状況
エチオピア、ソマリアからイエメン北部に流出した千人単位の移民が身体的および経済的、性的な虐待を受けるなど、劣悪な状況下で立ち往生している。在イエメン人道調整官が声明を発し、その状況を説明し、国際社会に対し、緊急の行動を求めた。
中央アフリカ共和国:人権侵害、緊急に停止を
潘基文事務総長とピレー人権高等弁務官は本日それぞれ声明を発し、中央アフリカ共和国における拷問、児童兵士の徴用、レイプ、拉致などの人権侵害を止め、劣悪な人道状況を改善するための行動の必要を訴えた。
イラン、パキスタンで地震
イラン、パキスタンで大地震、発生。潘基文事務総長は本日、犠牲者がでたことに悲しみを表明するとともに、必要であれば、国連が両国に対する支援を提供する用意を表明した。

2013年04月15日

ボストン・マラソンで爆弾事件
ボストン・マラソンで起こった爆弾事件について、潘基文事務総長はスポーツマンシップとハーモニーの精神で世界各地から集まった人々のイベントであることを考えれば、非常に愚かな暴力であるとの旨を述べ、非難した。
シリア:国連諸機関、流血終結求める
人道問題担当事務次長、WFP事務局長、難民高等弁務官、ユニセフ事務局長、WHO事務局長はこのたびニューヨーク・タイムズ紙への寄稿文において、シリアで執拗に続く危機事態の緊急解決のため、世界の政治指導者に対し、シリアの人々および地域の未来のためにその責任を果たすよう求めた。
ソマリア:首都モガディシュで襲撃事件
安保理議長は本日、報道声明を発し、ソマリアの首都モガディシュで昨日起こったイスラム民兵による襲撃事件を最も強い調子で非難するとともに、あらゆる形態のテロリズムと闘う決意を再確認した。
国連総会、経済ガバナンスを討論
国連総会は本日、「国連とグローバル経済ガバナンス」に関するテーマ別討論を行った。G20諸国が参加し、国連総会とG20の相互関係強化、グローバル経済ガバナンス改善について討論した。
安保理:アフリカ紛争予防を討論
安保理は本日、アフリカにおける紛争予防に関するテーマ別討論を行った。討論の終わりには、議長声明を発し、持続的な平和のためには紛争の根本的原因に対処することが重要であるとの旨を訴えた。

2013年04月12日

マリ:国連、AFISMA支援の決意を再確認
マリにおいて、AFISMAに従事する3人のチャド人メンバーがテロ爆弾によって死亡した。国連は本日、同ミッションに対する支援する決意を再確認するとともに、同国北部の食料事情が深刻であるとして警鐘を鳴らした。
ダルフール:新たな戦闘で難民増大
スーダン・ダルフールにおいて、新たな戦闘が起こり、約5万人が隣国チャドに流出した。UNHCRは2005年以降最大規模となる難民の流出の事態に対して、シェルター、飲料水、医薬品の提供拡大を促した。
肺炎と下痢への取組み、スタート
国連は本日、世界の5歳未満の子どもの2大死亡原因である肺炎と下痢の問題に取り組むためのグローバルキャンペーンを開始。WHOのメイソン部長はこの2つの死亡要因に対し、多くの場合、個別の取組みが行われているとし、それらを統合した戦略の重要性を訴えた。
UNHCR、トルコの新法を歓迎
トルコがこのたび、外国人および国際保護に関する法律を制定した。グテーレス難民高等弁務官は本日、この新法について、国際保護の観点から重要な進展であると歓迎するとともに、同国に対する支援継続の決意を表明した。
海洋の持続的開発、飢餓根絶に鍵
第10回FAO南西太平洋農業担当閣僚会合、サモアの首都アピアで開催。FAOのダシルバ事務局長は会合に出席し、飢餓と気候変動への取組みの成否が海洋と漁業の持続的開発に依拠しているとの旨を述べた。

2013年04月11日

事務総長、米大統領と会談
潘基文事務総長は米ワシントンを訪問し、オバマ大統領と会談。シリア紛争、イスラエル・パレスチナ和平プロセス、朝鮮半島情勢、気候変動など、広範にわたる問題について話し合った。
G8:性的暴力への取組み
ロンドンで開かれたG8サミットが本日、レイプやその他の性的暴力との闘いを強化する旨を述べる「性的暴力の予防に関する宣言」を明らかにしたことについて、事務総長特別代表(紛争における性的暴力担当)は犠牲者に希望を与えるものだと歓迎の意を表明した。
スーダン:青ナイル州に援助拡大
世界食糧計画(WFP)は現在、スーダンの青ナイル州における食料援助活動を拡大している。この2か月間で、約5万1000人に対する食糧援助を実施したが、さらなる援助のためには一層の資金が必要とされる。
ドキュメンタリー映画で、MDGsのメッセージ
国連のドキュメンタリー・フォーラム「エンヴィジョン2013」が本日ニューヨークで開催。国連広報局と独立フィルムメーカープロジェクトが共催。今年のテーマは世界の保健衛生。
海洋汚染:事務総長、世界の行動求める
潘基文事務総長は本日、世界の指導者に対し、世界の海を保護すべく、さらなる行動を取るよう求めた。汚染、非持続的な開発、気候変動などがすべての生命と世界経済の基盤である海を脅かしていると警告した。

2013年04月10日

故ハマーショルド事務総長、追悼
ニューヨーク国連本部で本日、故ハマーショルド氏の国連事務総長就任60周年を記念する式典が催された。潘基文事務総長は、同式典が国連に従事する人々が直面する危険をあらためて気づかせてくれるとの旨を述べた。
国際刑事司法:国連総会、ハイレベル討論
国連総会は本日、和解における国際刑事司法の役割について、初のハイレベル・テーマ別討論を開催。イェレミッチ総会議長は冒頭演説し、国際刑事司法システムが果たす役割が過去の残虐行為を振り返るだけでなく、かつて敵対していた人々がともに手を携えてより良い未来をつくることを可能にすることである旨を述べた。
先進諸国の子どもたち:ユニセフ報告書
ユニセフは本日、29の先進国の子どもたちの状況を評価する報告書を発表した。報告書によれば、オランダ、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧諸国が上位を占めた。
ダルフール:和平合意の遅滞なき実施を
カタールのドーハで開催されていた、スーダンのダルフールに関する実施フォローアップ委員会が4月9日、終了した。同委員会で、国連およびパートナーはダルフールでの最近の襲撃事件を非難するとともに、2011年の和平合意実施の遅滞が地域全体の安定を損なうおそれがあるとの旨を述べた。
「森林の英雄たち」賞、世界各地の活動家に
「森林の英雄たち」賞がこのたび、アマゾンの熱帯雨林を保護する政治活動家やトルコの環境運動の父と呼ばれるビジネスマンに贈られた。トルコのイスタンブールで開催中の国連森林フォーラムで、68か国からの600近いエントリーが公表されている。

2013年04月09日

南スーダン:PKO要員、殺害
南スーダンのジョングレイ州に展開する国連平和維持活動要員が襲われ、少なくとも12人が殺害された。潘基文事務総長、ジョンソン事務総長特別代表、安保理はそれぞれ、声明を発し、この殺害事件を強く非難した。
バチカン:事務総長、ローマ法王と会談
潘基文事務総長は訪問先のバチカンで、フランシス・ローマ法王と初会談し、貧困を削減し、経済開発を進めるための活動を加速するために何ができるかについて話し合った。
シリア:事務総長、化学兵器調査への協力訴え
シリアにおける化学兵器使用の疑いについて、同国はこのたび国連調査団受け入れを拒否。潘基文事務総長は本日、同国当局に対し、国連調査への全面的な協力を訴えた。
中央アフリカ共和国:不穏な情勢続く
中央アフリカ共和国において、反政府武装勢力が権力を奪取してから2週間。治安情勢は依然として、非常に脆弱である。マーガレット・ヴォクト事務総長特別代表が安保理での情勢報告後、記者団に述べた。
国連森林フォーラム、開催
森林フォーラムが昨日イスタンブールで開幕。会期は2週間。ニューヨーク国連本部以外で開催されるのは初めて。今会期のテーマは、森林と経済開発。フォーラムは2000年、経済社会理事会によって設置され、あらゆる森林政策問題を扱う。

2013年04月08日

ダルフール:復興に72億ドル
ダルフール復興支援国会合は、今後6年間にわたり72億ドルの支援を行うことを誓約した。潘基文事務総長は、スーダン全体の平和と安定にとって紛争解決は依然重大な課題であると述べた。
化学兵器の完全撤廃を5年以内に
潘基文事務総長は、ハーグで開催中の化学兵器禁止条約第3回運用検討会議において、条約に署名していない8カ国に対し加盟を強く求めた。5年後の次回検討会議までに完全撤廃を達成するよう期待を表明。
サッチャー元英首相、死去
訃報を受け、事務総長は冷戦の終結に貢献したサッチャー氏の功績を讃えた。英国初の女性首相として強力な指導力を発揮したサッチャー氏は、女性に対し男女平等な社会実現への希望を与えるとともに、環境保全への取り組みの先駆者でもあった。
ロマに対する基本的人権の保障、不十分
欧州最大のマイノリティ・グループであるロマに対する基本的人権を保障する必要性があると人権専門家が指摘。雇用機会の不平等や、女性に対する強制的な避妊の例などが報告された。
森林保護への会議始まる
森林保護を促進するための、第10回国連森林フォーラムがイスタンブールで始まった。社会的、経済的、環境的恩恵を人類に与えている森林を保護するには、国レベルだけでなく、地域的・国際的枠組みで取り組む必要性があると訴え。

2013年04月05日

MDG達成期限まで、あと1000日
2015年のミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限まであと1000日。スペイン訪問中の潘基文事務総長は本日、マドリッドで、「MDGモメンタム 1000デイズ・アクション」と題するキャンペーン開始を宣言した。
マララさん、事務総長とスカイプで会話
パキスタンで女子教育を推奨し、タリバンに銃撃され重傷を負ったマララさんがきょう、潘基文事務総長とスカイプで会話し、教育やジェンダー平等について語り合った。
グアンタナモ収容所:人権弁務官、閉鎖促す
ピレー人権高等弁務官は本日、米国のすべての行政府に対し、拘禁者たちの無期限拘束は国際法の明白な違反であるとし、グアンタナモ収容所を閉鎖すべく、協力するよう促した。
中央アフリカ共和国:12月以降、3万7千人が流出
中央アフリカにおいて昨年12月、紛争が再燃にしてから、これまでに3万7,000人が紛争を逃れ、近隣諸国に流出した。UNHCR報道官が本日、ジュネーブで記者団に述べた。
PKO:コートジボワール、リベリアと治安強化に合意
コートジボワール、リベリア両国政府、および、それぞれの国に展開する平和維持活動であるUNOCI、UNMILは本日、国境沿いの治安を強化すべく、合同で巡視活動を行うことに合意した。

2013年04月04日

4月4日は、地雷啓発デー
年4月4日は、国際地雷啓発デー。潘基文事務総長はメッセージを発し、戦争の終結後に人々を苦しめる地雷やその他の爆発物の脅威をなくし、平和を進め、開発を可能にする重要性を訴えた。
朝鮮半島で高まる緊張
モナコ訪問中の事務総長は本日、記者会見し、朝鮮半島で高まる緊張に深く憂慮し、心を悩ませているとの旨を述べ、すべての関係当事者に対し、状況の鎮静化に努力するよう求めた。
スーダン:青ナイル州に食料援助
世界食糧計画(WFP)はこのたび、スーダンで、南スーダンとの国境に近い青ナイル州の人々に対し、2011年以来初めて、食料援助物資を届けた。スーダンWFP事務所のカーン所長が発表した。
ガザ:UNRWA事務所に抗議デモ
ガザにおいて、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の事業削減に憤る人々が抗議デモを行い、UNRWA事務所に押しかけた。現在、UNRWAはすべての救済配給センターを一時的に閉鎖している。
イエメン:移行プロセス進むが、残る諸課題
ベノマール事務総長特別顧問は本日、安保理非公開会合でブリーフィング後、最近の国民対話会議の開催がイエメンの政治移行プロセスに大きな節目となったと指摘する一方で、深刻な諸課題も残っているとの旨を述べた。

2013年04月03日

WHO、高血圧予防対策を呼びかけ
毎年4月7日は、世界保健デー。今年のテーマは、「血圧を図って、リスクを減らそう」。国際デーを前に、世界保健機関(WHO)は本日、各国に対し、人々の高血圧の予防と統制のための努力を拡大するよう呼びかけた。
マリ:安保理、情勢報告聴取
安保理、マリ情勢を討議。フェルトマン政治問題担当事務次長は事務総長報告の概要を説明し、同国に展開させる国連プレゼンスの在り方として、二つの選択肢を提示した。
中央アフリカ共和国:事務総長、人権侵害に憂慮
中央アフリカ共和国に関する中央アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)特別サミットが本日、チャドで開かれた。潘基文事務総長はメッセージを寄せ、中央アフリカ共和国の不穏情勢、とくにレイプ、子ども兵士徴用、人権侵害が伝えられることに警鐘を鳴らした。
武器貿易条約:UNHCRが称賛
グテーレス国連難民高等弁務官は本日、武器貿易条約が総会で採択されたことについて、紛争の犠牲となっている難民たちの被害が小さくなると述べ、称賛の念を示した。
モナコ:国連加盟20周年
モナコ訪問中の潘基文事務総長は本日、海洋学博物館で演説し、同国の国連加盟20周年を祝賀し、持続可能な開発、環境に配慮した成長へのコミットメントを称賛した。

2013年04月02日

武器貿易条約、国連総会で採択
国連総会は本日、武器貿易条約を承認する決議を投票に付し、賛成154、反対3(朝鮮民主主義人民共和国、イラン、シリア)、棄権23で採択した。先週木曜日、国連武器貿易条約最終会議が2週間の会期末に全会一致採択を目指したが失敗し、国連総会での採決となった。今年6月3日に署名のため開放され、50か国の批准から90日後に発効する。
朝鮮半島の危機、行き過ぎ
アンドラ訪問中の潘基文事務総長は本日、記者会見を行い、朝鮮半島における現在の危機は行き過ぎであるとの認識を示し、朝鮮民主主義人民共和国が国際社会との対決への道程を突き進む必要はないとの旨を述べた。
シリア:暴力の連鎖、食料援助活動を阻害
シリアにおいて暴力の連鎖が深まるなか、脆弱な人々に対する食料援助提供活動に困難が生じている。世界食糧計画(WFP)は本日、すべての当事者に対し、人道援助活動家の紛争地域への安全なアクセスを可能にするよう訴えた。
コンゴ:事務総長特別代表、訪問終える
バングラ事務総長特別代表はコンゴ民主共和国への10日間に及ぶ訪問を終えるにあたり、紛争関連の性的暴力に対する同国政府の取り組みを称えるとともに、この執拗に続く問題に取り組む同国当局と共同コミュニケに合意し署名したことを明らかにした。
事務総長、アンドラ国会で演説
アンドラ訪問中の潘基文事務総長は本日、国会で演説し、同行政府が女性のエンパワーメントに著しい成功を収めていることを称賛し、世界各地における女性の政治参加を促進し続けるよう訴えた。

2013年04月01日

サンマリノの民主主義制度に学ぶ
サンマリノを訪れた潘基文事務総長は同国の執政2人の就任式に出席し、同国の民主主義制度から学ぶことはそれぞれの国が自らに適した民主主義のモデルを選択すべきであるということであるとの旨を述べた。
軍縮委員会、年次会期スタート
軍縮委員会(UNDC)が本日、3週間の日程で、年次会期をスタート。ケイン軍縮問題担当高等代表は冒頭演説し、加盟国に対し、核、通常兵器に関連する軍縮問題に関する世界的基準を設置、強化することにより、信頼醸成を促進するよう促した。
コンゴ:戦闘再燃で、PKOが市民保護
コンゴ民主共和国において、国軍と武装勢力の間で戦闘が再燃し、多数の犠牲者が出る中、同国に展開する平和維持活動であるMONUSCOは現在、約1,500人の市民に対する保護を提供している。
ダルフール:PKO新代表、着任
スーダンのダルフールに展開する国連とAUの合同ミッション、UNAMIDの新代表を務めるチャンバス氏がスーダンに到着。和平交渉プロセスを完結させることが人びとの福祉に不可欠であるとの旨を述べた。
ケニア:新大統領、選出
ケニアにおいて、選挙が実施され、新しい大統領として、ケニヤッタ氏が選出された。潘基文事務総長は祝賀の念を表明するとともに、同国民に対し、静穏を保つよう促した。

2013年03月28日

コンゴ:安保理、介入部隊を設置
安保理は決議2098を全会一致で採択し、コンゴ民主共和国東部の平和に脅威を与える武装勢力に対象を絞った軍事攻撃をすべく、同国に現在展開する平和維持活動、MONUSCO内に介入部隊を設置した。任期は一年間。
中央アフリカ共和国:人道状況、悪化
マイガ現地人道調整官代行によれば、中央アフリカ共和国において、反政府勢力が首都バングイを制圧下に置くなどの状況下、人道情勢が悪化しており、安全と安定が早急に回復しない限り、万単位の人々の飢えが危惧される。
パキスタン:教員への暴力相次ぐ
パキスタンで教員への暴力が相次いでいることについて、潘基文事務総長は非難する声明を発し、世界各地において、教員に対する暴力が増えていることに深い憂慮を表明した。
コンゴ:性的暴力に取組みを
コンゴ民主共和国を訪問したバングラ事務総長特別代表(性的暴力担当)は本日、同国が直面する喫緊の課題のひとつが紛争関連の性的暴力であると述べ、政府のリーダーシップと責任がこの問題の解決に不可欠であると訴えた。
ミャンマー:政府は暴力の拡散防止を
キンタナ特別報告者(ミャンマーの人権担当)は本日、ミャンマー政府に対し、ムスリム、仏教徒コミュニティー間の暴力と破壊を煽る偏見と差別に対処すべく、緊急の措置を講じるよう求めた。

2013年03月27日

ゴラン高原:安保理、憂慮を表明
安保理は本日、議長声明を発して、ゴラン高原の非武装地帯におけるシリア政府軍および反政府勢力軍の存在に深い憂慮を表明し、双方に対し、国連平和維持兵の移動の自由と安全を尊重するよう求めた。
ユース・フォーラム、開催
経済社会理事会のユース・フォーラム、開催。潘基文事務総長は冒頭演説し、参加者たちに対し、人生の意味を見出し、地球市民として、不穏情勢、気候変動、失業などの課題に立ち向かうよう訴えた。
シリア:化学兵器調査へ、準備開始
シリアにおける化学兵器使用の疑いに関する調査団の団長に任命されたスウェーデンのセルストローム氏はこのたび、国連ラジオのインタビューで、調査に向けた準備に着手したとし、ミッションが1、2週間のうちに始まると述べた。
事務総長、欧州歴訪へ
潘基文事務総長は今週土曜日、欧州5か国歴訪のため、ニューヨークを出発する。最初にサンマリノを訪問した後、アンドラとモナコ、スペイン、オランダを訪問する。
ポスト2015:地球的パートナーシップをあらたに
ポスト2015開発アジェンダに関するハイレベル・パネルは本日、インドネシアのバリで、3日間の会合を終えるにあたりコミュニケを発し、2015年以降に人間を中心に据えた開発アジェンダを可能にすべく、地球的パートナーシップをあらたにするよう求めた。

2013年03月26日

シリア:化学兵器使用の調査団団長任命
潘基文事務総長はこのたび、シリアにおける化学兵器使用の疑いを調査するミッションを率いる団長に、スウェーデンのAke Sellstrom教授を任命した。
武器貿易条約会議:条約の制定を
国連武器貿易条約に関する国連最終会議において、潘基文事務総長は参加者たちに対し、通常兵器の国際貿易の規制を確立する実質的な措置を決めるべく、あらたな決意の共有を示すよう訴えた。
ゴラン高原:安保理、情勢報告聴取
ゴラン高原に展開するUNDOFはこのたび、シリア紛争で闘う武装勢力の存在に鑑みて、その活動を縮小した。ラドゥス平和維持活動担当事務次長が安保理非公開会合での情勢報告後、記者会見し、明らかにし、国連要員の安全に対する尊重を呼びかけた。
スーダン/南スーダン:両国、アビエイから撤退
国連アビエィ暫定治安部隊(UNISFA)はこのたび、スーダン、南スーダン両国によるアビエィの非軍事地帯からの撤退監視を検証した。今後、UNISFAは、撤退が4月12日までに完了することを検証する。
シエラレオネ:平和構築事務所、一年延長
安保理は全会一致で決議2097を採択し、シエラレオネ統合平和構築事務所(UNIPSIL)の任期を2014年3月31日まで、一年間延長した。同決議は事務総長に対し、同国の状況について定期的に情報提供し、2013年9月15日までに同事務所の任務終了予定に向けた進捗状況を報告するよう要請した。

2013年03月25日

中央アフリカ共和国:制憲秩序の回復を
中央アフリカ共和国で、反政府武装勢力が首都バングイを制圧下に置き、ボジゼ大統領が国外脱出した事態について、潘基文事務総長は本日、声明を発し、同国の制憲秩序の回復を求めた。
シリア:国連職員、一部退避
シリアの治安情勢の悪化を受け、国連は現在、同国で活動する国連職員の一部を一時退避させている。昨日と本日の2日間にわたり、首都ダマスカスで国連職員が滞在するホテルが襲撃され、建物や車両が一部損壊した。
現代の奴隷制度に終止符を
毎年3月25日は、奴隷及び大西洋間奴隷貿易犠牲者追悼国際デー。国連は本日、総会議場で記念式典を催し、4世紀以上にわたって、大西洋間奴隷貿易による犠牲となった、およそ1500万の人々を追悼した。
ミャンマー:ムスリム・仏教徒間で暴力拡大
ミャンマーで、ムスリム、仏教徒のコミュニティー間で暴力が拡大していると伝えられることについて、ジェノサイド防止に関する特別顧問を務めるアダマ・ディエン氏は声明を発し、指導者たちに対し、多様性と平和的共存の尊重の促進を求めた。
リベリア:安保理、情勢報告聴取
カリン・ランドグレン事務総長特別代表は安保理で、リベリア情勢に関する報告を行い、同国の発展はすべての人々を内包し、永続的な平和をつくらなければならないと述べた。

2013年03月22日

シリア:モスクでテロ爆撃
昨日、シリアの首都ダマスカスに建つモスクでテロ爆撃事件が起こり、40人以上が死亡した。潘基文事務総長は声明を発し、この事件を強く非難した。安保理議長もまた報道声明を発し、非難するとともに、犠牲者の遺族に哀悼の意を示した。
中央アフリカ共和国:事務総長、戦闘中止求める
中央アフリカにおいて、反政府武装勢力が首都バングイに侵攻していると伝えられることについて、潘基文事務総長は深い憂慮を表明し、すべての当事者に対し、敵対行為を即時に停止するよう促した。
スーダン/南スーダン:兵力撤退
スーダンと南スーダン両政府がこのたび、今月前半に署名した協定に従い、両国を分ける国境地帯から、それぞれの兵力撤退を開始した。メンケリオス事務総長特別代表が本日、藩義務総長に対し、情勢報告を行って明らかにした。
3月22日は、世界水の日
毎年3月22日は「世界水の日」。同国際デーを祝賀し始めてから20年目を迎えるにあたり、潘基文事務総長はメッセージを発し、水の均等な配分のため、一層の協力が緊急に必要であるとの旨を述べた。
アース・アワー:国連ビルも一時間消灯
ニューヨーク国連本部ビル、世界各地の国連施設において、アース・アワー(Earth Hour)を記念して、一時間の消灯イベントが行われた。同イベントは2007年WWFが立ち上げたもので、世界の人びとに対して、持続可能な消費を通じた気候変動に関する行動を呼びかける。

2013年03月21日

シリア:国連、化学兵器の使用を調査
潘基文事務総長は、シリアで化学兵器が使用されたかに関し、独自の調査を行うとした。化学兵器の使用が人道に反する罪であることを強調するとともに、シリアには政治的な解決が必要であり、周辺国や国際社会による援助を改めて要請した。
イスラエル南部:国連、抑制と市民の保護を促す
ガザ地区からイスラエル南部にロケット弾攻撃が行われたことを受け、国連はロケット弾の使用は国際人道法に反すると非難し、双方に抑制と市民の保護を促した。また昨年11月21日の停戦合意を遵守するよう求めた。<br />
副事務総長、衛生へのアクセス確保を呼びかけ
エリアソン副事務総長は、3月22日の「世界水の日」に先立ち、トイレなど基本的な衛生へのアクセスがない世界の25億人が、衛生へのアクセスを確保できるよう行動することを国際社会に呼びかけた。<br />
ネパール:来たる選挙支援を表明
フェルトマン政務局長は、和平プロセスの中で同国の発展が進んでいることを称え、国連が選挙支援を行うと述べて2日間のネパール訪問を締めくくった。<br />
南スーダン:不均等な移行ペースを安保理に警告
ジョンソン南スーダン特別代表は安保理で報告を行い、安定した成長可能な国家に向けての移行が不均等なペースで続いているとした。国内の治安問題や武装グループの活動が、市民に深刻な脅威をもたらしていると警告。<br />

2013年03月20日

ハイチ:安保理、情勢報告聴取
MINUSTAHのフィシャー代表が本日、安保理でハイチに関する情勢報告を行い、16か月間に及ぶ政治的膠着状態を打破することが同国の発展を促進し、民主化を強固にするうえで不可欠であるとの旨を述べた。
中央アフリカ共和国:安保理、治安に懸念
安保理議長は本日、報道声明を発し、中央アフリカ共和国における治安情勢の悪化に強い懸念を表明するとともに、民兵らによる市民への暴力を非難し、すべてのアクターに暴力を控えるよう求めた。
シリア:資金不足で人道災害のおそれ
グテーレス難民高等弁務官は昨日、米国の首都ワシントンで米上院の外交問題小委員会で演説し、シリアの人道危機が国際社会の対応能力を超え、一部の援助機関早ければ今月末にも援助資金が枯渇するおそれがあるとの旨を述べた。
イラク:国連特使、2州の選挙延期に憂慮
イラクのアンバル、ニネワの2州で予定された選挙が治安情勢の悪化によって延期された。コブラー事務総長特別代表はプレスリリースを発し、選挙なしに民主主義はありえないとの旨を述べ、深い憂慮を表明した。
ネパール:真実委への恩赦権限は人権侵害
ピレー人権高等弁務官は本日、ネパール政府に対し、真実和解委員会に人権侵害に対する恩赦権限を与える法律は国際法の原則に反するとし、修正を加えるよう促した。

2013年03月19日

コンゴ:反政府勢力指導者ヌタガンダ、出頭
国際刑事裁判所(ICC)から戦争犯罪や人道に対する罪などの容疑で指名手配を受けているコンゴ民主共和国の反政府勢力指導者、ボスコ・ヌタガンダ氏が昨日、ルワンダの米大使館に投降した。コンゴ民主共和国に展開するMONUSCOのミース代表や、武力紛争と子供を担当するゼルギー事務総長特別代表は声明を発し、歓迎の意を表明した。
アフガニスタン:安保理、UNAMA延長
安保理は本日決議を全会一致で採択し、国連アフガニスタン支援団(UNAMA)の任期を2014年3月19日まで一年間延長した。2014年までに、同国政府がほとんど地域ですべての責任を担うことが予定されるなか、潘基文事務総長は安保理会合で演説し、国連の支援の継続を促した。
イラクで一連の襲撃事件
イラクの首都バグダッドの各地で、一連の車爆弾襲撃が起こり、多数の市民が死傷した。コブラー事務総長特別代表は本日、声明を発し、この事件を強く非難した。
シリアで化学兵器使用の疑い
シリア北部の州、アレッポにおいて、化学兵器が使用されたとの疑いが伝えられるなか、同国政府および反政府勢力双方が、相手陣営が化学兵器を使用したと主張して互いを非難。潘基文事務総長、化学兵器禁止機構(OPCW)はそれぞれ、深い憂慮を表明した。
若者の問題、2015年以降の開発アジェンダに
ユースに関する事務総長特使、アハマド・アルヒンダウィ氏は就任後初の記者会見に臨み、2015年以降の開発アジェンダを設定するプロセスには若者によるインプットと参加が必要であるとの旨を述べた。

2013年03月15日

シリア:人道的課題、山積
シリアの危機が3年目に突入するなか、同国のための地域人道調整官は本日、警告を発し、人々の苦しみが拡大し、人道支援のニーズが高まっているとするとともに、資金が急速に不足し始めているとの旨を述べた。
中央アフリカ共和国:戦闘、拡大
中央アフリカ共和国において戦闘が再燃し、同国南東部の市民に脅威を与えており、難民、避難民へのアクセスが困難になっている。UNHCR報道官は本日ジュネーブで記者会見し、情勢の悪化に憂慮を表明した。
人権とテロ:特別報告者、パキスタン訪問
人権と対テロを担当する特別報告者、ベン・エマーソン氏は昨日、3日間にわたるパキスタン訪問を終えるにあたり、声明を発し、パキスタンにおける米国の無人偵察機飛行が同国議会や政府の許可なく行われていることから、主権の侵害にあたるとの旨を述べた。
タイ海軍、ロヒンギャ族を銃撃
タイ海軍がミャンマー北部を海路流出した少なくとも2人のロヒンギャ族を銃撃し、死亡させたと伝えられることについて、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官は本日、ジュネーブで行った記者会見で、憂慮を表明した。
チャド:予防接種キャンペーン、開始
チャドにおいて、同国政府、国連諸機関、パートナー機関は本日、5歳未満の子どもたちを対象にして、ポリオ根絶、ビタミンA、駆虫のための予防接種キャンペーンを開始した。

2013年03月13日

新ローマ法王、選出
アルゼンチンのホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿がこのたび新ローマ法王に選ばれた。潘基文事務総長は祝福の声明を発し、国連とバチカンの協力継続に期待する旨を述べた。
コンゴ:拘束施設の死亡数、増える
コンゴ民主共和国の拘束施設で、昨年1年間で101人が死亡し、前年の54人の2倍を記録した。同国に設置された国連合同人権事務所の調査によって明らかになった。ピレー人権高等弁務官は憂慮を表明。
サウジアラビア:人権報告者、死刑執行に憤り
サウジアラビアにおいて、国連および市民社会の訴えにもかかわらず、男性7人が死刑執行されたことについて、恣意的処刑および拷問に関する人権特別報告者2人はそれぞれ、声明を発し、憤りを表明した。
南スーダン:PKO兵、銃撃される
南スーダンのジョングレー州において、国連南スーダン・ミッション(UNMISS)の巡回部隊が銃撃され、PKO兵1人が負傷した。UNMISSは声明を発し、この襲撃事件を強く非難した。
英皇太子、シリア難民キャンプ訪問
チャールズ英皇太子とカミラ夫人は本日、ヨルダンのシリア難民キャンプを訪れて、保健衛生クリニック、援助物資配給拠点、プレハブ避難所などを視察した。

2013年03月12日

シリア:傷つく子どもたち
ユニセフは本日、報告を発表し、シリアで紛争が続くなか、子どもたちは学校に通えず、皮膚病や呼吸器疾患を含めた病気を患い、家族や友人を失い、心に深い傷を負っているとの旨を述べた。
マリ:政府軍による反撃、拡大
人権高等弁務官事務所は本日、人権理事会に対し、マリの人権情勢に関する報告書を提出。康京和副弁務官は同理事会で演説し、マリ北部における軍事介入が政府軍による反撃拡大をもたらしている状況を指摘した。
世界調査:マイ・ワールドで市民の声を
国連は今週、世界の優先課題に関する各国市民の声を聴く調査プロジェクト、「マイ・ワールド」を開始し。ウェブやモバイルフォンなどで、誰でも調査に参加し、最も重要だと思う地球的課題を選び投票できる。
サウジアラビア:人権報告者、死刑執行停止求める
サウジアラビアにおいて、2009年に公正な裁判がないままに死刑判決を受けた7人の処刑が明日執行される可能性が指摘されるなか、恣意的処刑、拷問などに関する人権特別報告者たちはそれぞれ、処刑の停止を訴えた。
コンゴ:墜落ヘリの搭乗員、死亡確認
コンゴ民主共和国東部に展開する平和維持活動、MONUSCOは、同国の南キブ州において先週土曜日、墜落したヘリの搭乗員4人が死亡していたことを確認した。

2013年03月11日

ケニア:ICC検察官、ムタウラ起訴取り下げ
国際刑事裁判所(ICC)のベンスーダ検察官は本日、2007年の総選挙後の騒乱事態において人道に対する罪を犯した嫌疑がかかるフランシス・ムタウラに対する起訴を取り下げた。
北朝鮮:事務総長、休戦協定順守を求める
朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)、1953年の休戦協定破棄を発表。潘基文事務総長は協定の一方的破棄は許されないと述べ、同国に対し、協定の順守を継続するよう求めた。
シリア危機拡大、パレスチナ難民に影響
シリア危機が深まるなか、同国で困窮するパレスチナ難民の間で死者が増え、人道援助資金が不足している。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のグランディ事務局長がUNニュース・センターのインタビューで述べた。
コンゴ:国連ヘリ、消息絶つ
MONUSCOによれば、先週土曜日、コンゴ民主共和国東部の南キブ州で、国連ヘリ一機が消息を絶った。救援チームが現地に向かい、消息を絶った場所から数キロ離れた地点に到着したが、悪天候に阻まれて、そこから先には進めない状況。
リベリア:UNIDOが帰還難民支援
国連工業開発機関(UNIDO)はニュースリリースを発し、近隣諸国からリベリアに戻った帰還難民の社会への再統合を支援し、職業訓練などを提供するプロジェクトを開始する計画を発表した。

2013年03月08日

3月8日は、国際女性の日
毎年3月8日は、国際女性の日。潘基文事務総長はメッセージを発し、世界の政府および市民に対し、女性に対するあらゆる暴力をなくすべく、行動を起こすよう訴えた。
スーダン/南スーダン、国境の安全強化に合意
スーダンと南スーダンが本日、国境地帯の安全を強化し、紛争の恒久的停止をめざす合意に署名した。潘基文事務総長は声明を発し、この合意に歓迎の意を表明した。
コンゴ:安保理、非公開ブリーフィング
ラドゥース平和維持活動担当事務次長は本日、安保理で非公開ブリーフィングを行った後、記者会見し、ゴラン高原で拘束された国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)の兵士21人が無事である旨を述べた。(その後、兵士たちは全員、無事解放され、潘基文事務総長は9日、声明を発し、歓迎の意を表した。)
コンゴ国軍の部隊、レイプに関与
コンゴ民主共和国国軍の2部隊が大規模なレイプなど人権侵害に関与したとされる事件について、国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUC)が調査したところ、事実であることが判明。MONUCは先月から、国軍に対し、2部隊の活動を停止するよう求めている。
女性の地位委、女性への暴力を討論
女性の地位委員会が現在、開催中。日程は、3月4日―15日。テーマは、「女児と女性に対するあらゆる形態の暴力の根絶と防止」。今期の委員会は、女性に対する暴力終結に関する最大の国際会議と称される。

2013年03月07日

北朝鮮:安保理、決議採択
安保理は本日、決議2094を全会一致で採択し、憲章第7章の下、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)が先月実施した核実験を強く非難し、貿易、金融、渡航など同国に対する制裁措置を拡大した。
コンゴ:キチャンガで戦闘続く
コンゴ民主共和国・北キブ州のキチャンガにおいて、政府軍と武装勢力の戦闘が継続し、約5,000人が紛争を逃れて、国連平和維持活動の駐屯所周辺に避難している。国連人道問題調整事務所(OCHA)は本日、それら避難民が生存の危機に瀕していると警告を発した。
国連、早すぎる女子結婚に警告
児童結婚が現在のペースで進めば、2011年から2020年までに、世界各地で1億4000万人を超える女子が早すぎる結婚を強いられることになる、と国連人口基金(UNFPA)が警告を発した。
イエメンの友人会合、ロンドンで開催
「イエメンの友人」会合が本日、ロンドンで開催された。フェルトマン政治問題担当事務次長は演説し、国際社会がイエメン政府とその国民に対し、民主化支援を提供する責任があると訴えた。
子どもの権利:ヘルスケアへのアクセス保障を
第22会期開催中の人権理事会において、本日、子どもの権利に関する会合が開催された。ピレー人権高等弁務官は演説し、国家にはヘルスケアへの子どものアクセス権を保障する義務があると訴えた。

2013年03月06日

ゴラン高原:PKO兵士、拘束される
国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)の兵士21人がシリア反政府勢力の武装分子によって拘束された。潘基文事務総長はPKO兵士の拘束を強く非難し、即時解放を求めた。安保理議長は非公開会合の開催後、同様に事件を非難する報道声明を発表した。
シリア:難民、100万人に
グテーレス難民高等弁務官はプレスリリースを発し、シリア難民が100万人に達したことを明らかにし、政治解決が難しいなか、難民に対する人道援助のためには追加的な資金、難民受け入れ国に対する支援が必要であるとの旨を述べた。
対テロ:人権報告者、CIA尋問情報の開示促す
エマーソン人権特別報告者(人権とテロ担当)は人権理事会に報告書を提出し、米英政府に対し、ブッシュ米政権下でCIAが行った拘束や尋問に関する非公開調査報告を開示するよう促した。
マレーシア・サバ州:対話で平和的解決を
マレーシアのサバ州で、同国治安部隊とフィリピン武装集団との間で戦闘が続いているが、潘基文事務総長は本日、暴力の終結を促すとともに、すべての当事者が対話により平和的に事態を解決するよう訴えた。
女性:シエラレオネに国連訪問団
国際女性の日(3月8日)を前に、UNIDO、UNAIDS、WHO、UNウィメンなどで構成するミッションがシエラレオネを訪問した。ジェンダー平等を支援し、女性の地位向上を図る同国の新施策に国際的な関心を喚起することをめざす。

2013年03月05日

コンゴ:事務総長、特殊部隊派遣を勧告
潘基文事務総長は安保理に対し、報告書を提出し、コンゴ民主共和国に展開する平和維持活動MOSUSCOの一部として、強制執行の能力を備えた特殊部隊を当面1年の任期で派遣するよう勧告した。
ケニア大統領選、実施
ケニアで大統領選が実施された。潘基文事務総長は本日行った記者会見において、選挙結果を待つケニアの人々に対して、平穏を保ち、2007年の選挙後の騒乱を繰り返さないよう訴えた。
シリア:教育の機会を奪われる子どもたち
ユニセフによれば、シリアにおいて、暴力が悪化し、学校が破壊され、教員が殺害され、学校に通う子どもたちが減り、同国の子どもたちの教育の機会が奪われている。
合法薬物、拡散のおそれ
国際薬物統制委員会(INCB)は本日、年次報告を発表し、最近、インターネットを通じて合法薬物が簡単に入手できるようになるなどし、その使用が増えていると警告を発した。
人権擁護家の法的保護を
人権擁護家に関する人権特別報告者を務めるマーガレット・セカッギャ氏は本日、人権理事会に報告書を提出し、人権擁護家たちが自由かつ効果的に行動できるよう最低限の法的枠組みを提供するよう訴えた。

2013年03月04日

女性の地位委、スタート
女性の地位委員会、スタート。会期は2週間。今会期は、女性と女児に対する暴力の根絶に焦点を当てる。エリアソン副事務総長は冒頭演説し、女性に対する暴力の問題は先進国も含めて、すべての国に共通の問題であるとの旨を述べた。
エイズ:HIV感染の赤ちゃん、治癒
米国ミシシッピ州で母親の胎内でHIVウィルスに感染した赤ちゃんが、出生直後から抗ウイルス薬を集中投与した結果、機能的に治癒したとの旨を発表した。国連エイズ合同計画(UNAIDS)のシディベ事務局長はこのニュースに希望を与えられると歓迎の意を表明した。
IAEA、今年初の管理理事会
国際原子力機関(IAEA)が今年初の管理理事会をスタート。天野事務局長は演説し、福島の原発事故後の支援、およびイラン、朝鮮民主主義人民共和国による核開発への懸念などを述べた。
核兵器爆発の人道的影響に関する会議
核兵器爆発の人的被害に関する国際会議がノルウェーの首都オスロで開催された。国連人道問題調整事務所(OCHA)のカリコフ部長は記者会見し、核兵器の爆発による人的被害は甚大であるとし、人道的影響への効果的な対応について検討する必要を訴えた。
女性と食料への権利
食料の権利に関する人権特別報告者を務めるオリビエ・デシューター氏は本日、人権理事会で演説し、飢えと栄養不良を削減すべく、各国政府が自国の食料安全保障政策を女性のエンパワーメントを考慮してつくるよう訴えた。

2013年03月01日

事務総長、デメロ記念講演
潘基文事務総長は本日、デメロ記念年次講演を行い、2003年のバグダッド爆弾テロで命を落としたセルジオ・デメロ氏やその他の人々の平和への取組みを考え、世界を変える決意をあらたにする旨を述べた。
ギニア:コナクリで武力衝突、続く
ギニアの首都コナクリで武力衝突が続いている。潘基文事務総長は本日、声明を発して、静穏を求め、同国の政治アクターに対し、今年5月の選挙を平和的に実施すべく、対話を行うよう呼びかけた。
カンボジア:特別法廷、性的虐待に関する決定
カンボジア特別法廷はこのたび、人道の罪などで起訴されたクメールルージュ幹部たちの性的虐待行為をも問うことを可能にする決定を行った。バングラ事務総長特別代表(性的虐待担当)は性的暴力が人道に対する罪であるとのメッセージを明確にしたとの旨を述べ、この決定を歓迎した。
ミャンマー:カチン州の人々に援助
ミャンマーのカチン州で一年前に停戦が成立してから初めて、UNHCR、WFP、ユニセフなど国連援助機関はこのたび、同州の避難民に届けるべく、援助物資を運び入れた。
MDGs:健康関連目標に特使
潘基文事務総長はこのたび、レイ・チェンバーズ特使(マラリア担当)の任務を拡大し、ミレニアム開発目標(MDGs)の健康関連目標達成に向けた投資促進を図る仕事を託した。

2013年02月28日

福島原発事故:全体的に発がんリスク、低い
世界保健機関(WHO)は本日、報告を発表し、福島原発事故による発がんリスクは全体的にみて低いとするとともに、被災地における健康、環境モニタリングを引き続き行うよう求めた。
南スーダン:援助活動家の安全確保を
南スーダンに駐在する国連人道調整官、トビー・ランゼール氏は同国東部のジョングレイ州における戦闘に深い憂慮を表明するとともに、援助活動家および供給物資に対する襲撃を止めるよう促した。
ジェノサイド:世界各地で民族間の緊張
現在開催中の第22回人権理事会において、アダマ・ディエン国連特別顧問(ジェノサイド防止担当)は演説し、世界各地でジェノサイドのリスクを示唆する状況が増えていることを指摘し、緊急の予防行動の必要を訴えた。
人権:過酷な2012年を振り返る
ピレー人権高等弁務官は本日、人権理事会に対し、年次報告を提出。2012年は人権に過酷な年であったと述べるとともに、人間を優先する必要を強調し、グローバルな諸課題への取組みにおいては人権に優先順位を与えるよう訴えた。
文明の同盟フォーラム、閉幕
オーストリアの首都ウィーンで開かれていた文明の同盟フォーラムがウィーン宣言を採択して閉幕した。宣言は、異なる文明間、文化間、宗教間の相互尊重と協力の重要性を認識し、対話促進への取組みを謳った。

2013年02月27日

文明の同盟:寛容と尊重の精神の促進を
文明の同盟の第5回グローバル・フォーラム、開催。潘基文事務総長は冒頭、演説し、世界の指導者に対し、寛容と尊重の精神が紛争の解決に寄与すると述べ、それら原則の促進を促した。
シリア:人道援助に緊急資金、必要
安保理は本日、非公開会合を開催し、エイモス人道問題担当事務次長から人道状況の報告を聴取した。会合後、同事務次長は記者会見し、人道援助の資金が不足しており、危機に対応するためには緊急に資金が必要となると訴えた。
コンゴ:武力衝突で避難民
コンゴ民主共和国の北キブ州において、政府軍と反政府武装勢力が軍事衝突し、緊張状態が継続するなか、現地に展開する平和維持活動であるMONUSCOの駐屯所が避難民の緊急避難先となっている。
ケニア:事務総長、大統領と電話会談
潘基文事務総長は本日、ケニアのキバキ大統領と電話で会談し、来週の大統領選を平和的に実施すべく、同国のすべての人々が結束して努力するよう希望を表明した。
ステファン・エセル氏、死去
フランスのレジスタンス運動で活躍し、人権宣言の起草にも携わったステファン・エセル氏が死去した。享年95歳。ピレー人権高等弁務官は声明を発し、同氏の人権分野への貢献を称え、哀悼の意を示した。

2013年02月26日

ガザ:イスラエルにロケット弾
ガザ地区からイスラエル南部に対するロケット弾攻撃が行われ、アシュケロンに着弾した。昨年11月21日の停戦合意に関する初の違反。セリー中東和平プロセス特別調整官は憂慮を表明した。
持続可能エネルギー:スーパーモデル、唱道者に
ファッション・モデルで国連環境計画(UNEP)の親善大使、ジゼル・ブンチェンさんがこのたび、アル・ゴア元米副大統領に加わり、潘基文事務総長が推進する「すべての人のための持続可能エネルギー・イニシアチブ」への支援を訴える活動を促進することになった。
マリ:生活の再建に国際支援を
マリ視察訪問からニューヨークに戻った人道問題調整事務所(OCHA)オペレーション部のジョン・ギング部長は本日、記者会見し、人道支援のためのアクセスがようやく安定したとし、国際社会に対し、同国国民の生活再建のための援助資金への速やかな拠出を訴えた。
事務総長、若者に呼びかけ
「第5回文明の同盟グローバルフォーラム」が開かれるなか、潘基文事務総長は本日、若者対象のサイドイベントで演説し、国連が最近、その活動の焦点を若者に置いていることを指摘するとともに、若者がグローバルな課題の解決の先頭にたつよう訴えた。
シリア:女性への性的暴力、頻発化
シリアにおいて、人道状況が悪化し、避難民が窮状に直面するなか、女性に対するレイプや性的暴力が頻発化している。フェラー国連難民高等弁務官補が本日、人権理事会で演説し、述べた。

2013年02月25日

人権理:第22回通常会期、開幕
人権理事会・第22回通常会期、スタート。ピレー人権高等弁務官は冒頭演説し、過去20年間、女性への暴力根絶、国際犯罪の不罰との闘いなどについて意義深い進展がみられたが、依然として、世界各地において体系的な人権侵害が起きているとの旨を訴えた。
拘禁中のパレスチナ人、死亡
イスラエル当局に逮捕されたパレスチナ人、アラファト・ジャラダット氏が拘禁中に死亡した。セリー中東和平プロセス特別調整官は憂慮を表明し、独立した透明な調査を求めた。
ダルフール:国連、市民を支援
スーダン・北ダルフール西部において、金鉱脈の管理を巡る戦闘から逃れ流入した6万人が避難してるが、国連は現在、それらの人々に対する緊急支援を行い、また負傷した人々を空輸で運びだしている。
ブロードバンド接続、教育格差の解消に
ブロードバンド委員会の教育に関する作業部会は本日、「技術、ブロードバンド、教育:すべての人のための教育を進めるためのアジェンダ」と題する報告書を発表した。ブロードバンド接続は、教員と生徒に教材や技術へのアクセスを可能にし、教育を変える潜在的な力があると訴えた。
西アフリカ:越境組織犯罪に関する報告
国連薬物犯罪事務所(UNODCC)は本日、「西アフリカにおける越境組織犯罪」と題する報告書を発表。コカイン、移民、薬物の不正取引などが西アフリカの状況を不安定にしているとの旨を述べる。

2013年02月22日

マリ:紛争、教育に影響
マリにおいて、紛争により学校が破壊さったり、教員が避難民となったりして、70万人の子どもたちが学校に通えず、教育を受けられない。ユニセフは本日、学校の再建、教員の訓練、教育用具の配布などが緊急に必要とされる旨を訴えた。
コンゴ:治安情勢、不穏
ミース事務総長特別代表は本日、安保理でコンゴ民主共和国の情勢報告を行い、不安定な治安情勢を指摘し、安保理がMONUSCOの下、追加的な軍事部隊を承認するよう求めた。
北朝鮮:中国が影響力の行使を
中国訪問中のエリアソン副事務総長は本日、北京で記者会見し、朝鮮民主主義人民共和国をめぐる緊張緩和のため、中国が同国に対し、影響力を行使するよう希望を表明した。
国際女性の日:記念の歌“ONE Woman”
毎年3月8日は、国際女性の日。今年の国際デーには、世界のミュージシャン20人が力を合わせて作った“One Woman: A song for UN Women”と題する歌がリリースされる。
シリア:バグダッドで爆撃事件
シリアの首都バグダッドで爆撃事件が起こり、約100人が死亡し、250人以上が負傷した。国連とアラブ連盟のブラヒミ合同事務総長は声明を発し、この爆撃事件を強く非難した。

2013年02月21日

シリア:ダマスカスで一連の爆撃事件
シリアの首都ダマスカスで本日、一連の爆撃事件が起こった。うち一箇所では少なくとも50人が死亡し、百人単位の人々が負傷した。潘基文事務総長は声明を発し、すべての当事者に対し、暴力を停止し、国際人道法を尊重するよう訴えた。
ハイチ:コレラ根絶対策、続く
ハイチのコレラ発生について、2011年11月に国連の責任と補償を求める訴えがなされたが、国連はこのたび特権免除条約に則り、その訴えを棄却した。潘基文事務総長は本日、同国におけるハイチ根絶の取組みを強化する決意を示した。
開発アジェンダ:水と衛生へのアクセス確保を
ユニセフ、UNウィメン、人権特別報告者、フィンランド政府、ウォーター・エイドは本日、共同声明を発し、国際社会に対して、2015以降の開発課題として、水と衛生へのアクセスを加えるよう訴えた。
アフリカ環境概況報告、発表
国連環境計画(UNEP)は本日、アフリカ環境概況報告(AEO-3)を発表。アフリカ各国の首脳が環境および健康問題を優先的に扱い、食料や薬草の悪化を防がない限り、人々の健康と生産性は損なわれると警鐘を鳴らした。
オンライン・ゲームでシリア支援を
世界食糧計画(WFP)はこのたび、Sandbox Globalが提供するオンライン・ゲームStylistaを通じて、人々が世界各地のファッションウェアを購入し、シリアにおける緊急食料援助活動の支援を行うことを可能にした。

2013年02月15日

イエメン:安保理、政治プロセス阻害に警告
安保理は議長声明を発し、イエメン政府が国内対話会議を3月18日に実施すると決定したことを歓迎するとともに、政治移行プロセスを阻害する者に対する経済制裁を科する用意があるとの旨を警告した。
シリア:性的暴力の停止を
シリアにおいて、昨日、民間バスがハイジャックされ、多数の女性と子どもを含む乗客が誘拐された。バングラ事務総長特使(性的暴力担当)は本日、声明を発し、シリアのすべての当事者に対し、すべての形態の性的暴力を即時停止するとともに、拉致された女性と子どもを解放するよう求めた。
マリ:栽培開始前に農家帰還を
国連食糧農業機関(FAO)のシルバ事務局長は声明を発し、マリにおいて、5月の田植え期開始前に、避難民となった農民たちが自分たちの農地に緊急に帰還し、コミュニティーを強靭化し、農業セクターの安全を確保できるようにするため、支援する必要を訴えた。
南スーダン:特別代表、今年初の記者会見
南スーダンに展開する平和維持活動UNMISSを率いるジョンソン事務総長特別代表は本日、今年初となる記者会見を行い、南スーダンの治安、人権、国民和解プロセスの現状に憂慮を表明した。
中央アフリカ共和国、食料危機
国連とパートナーがこのたび実施した調査によれば、中央アフリカ共和国における最近の紛争が食料危機を招く恐れがある。同国に駐在する国連食糧農業機関(FAO)のフォール事務所代表が述べた。

2013年02月14日

事務総長、ケリー米国務長官と会談
ワシントン訪問中の潘基文事務総長は本日、ジョン・ケリー米国務長官と会談し、シリア、マリ、イスラエル・パレスチナ紛争など、広範にわたる課題について話し合った。
女性に対する暴力の撤廃を
バレンタイン・デー(2月14日)に女性に対する暴力撤廃を訴えるNGOが運営母体として実施する「立ち上がる10億人(’One Billion Rising’)」キャンペーンに寄せて、潘基文事務総長はメッセージを発し、女性と女児に対する暴力は差別と不罰の文化のもとで反映するとし、反対の声をあげるよう訴えた。
ソマリア:安保理、討論
安保理は本日、ソマリアの国連プレゼンスの形を変更し、これまでの政治的な成果を支援し、緊急の人道および人権状況への取り組みを行う方向を話し合った。タイエ・ブルック・ゼリフーン政治問題担当事務次長補は、より広範な活動を行うPKOの設置を求める事務総長の勧告に支持を表明した。
UNRWA、3億ドル超の拠出求める
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はガザと西岸における脆弱な人々に対する支援を提供するため、3億ドルを超える資金拠出を求める緊急アピールを発した。
シリア:拘束下のジャーナリスト死亡
最近の報道によれば、シリアで拘束されていた同国のジャーナリストAyham Mostafa Ghazzoul氏が昨年11月に死亡していた。国連教育科学文化機関(UNESCO)のボコバ事務局長は深い憂慮を表明した。

2013年02月13日

パレスチナ人拘禁者の健康状態、懸念
イスラエルによる拘束下、ハンガー・ストライキを続けている複数のパレスチナ人たちの健康状態が悪化していると伝えられる事態を受けて、ピレー人権高等弁務官は声明を発し、懸念を表明するとともに、拘束者たちは国際基準に則って裁判にかけられ、あるいは解放されなければならないとの旨を述べた。
ブルンジ:安保理、政治ミッションの任期延長
安保理は本日、決議を採択し、ブルンジにおける平和および長期的な開発を支援するとともに、腐敗への取組みを倍加し、2015年に包括的な選挙実施を可能にするため、国連ブルンジ事務所(BNUB)の任期を1年間延長した。
2月13日は、世界ラジオの日
2月13日は世界ラジオの日。国連教育科学文化機関(UNESCO)の2011年総会で、この国際デーを宣言した。1946年の同日に国連ラジオ局が設置されたことに因み、決められた。
国連と米州機構の協力を
ワシントンを訪問した潘基文事務総長は米州機構(OAS)の常設理事会で演説し、米州が世界に貢献する多くの経験と知識を有しているとし、国連とOASの協力拡大を求めた。
食料安全保障、ポスト2015の最優先課題に、とFAO
ローマにおいて、2015以降の開発議題における飢餓、食料安全保障、栄養に関する世界会議が開かれた。国連食糧農業機関(FAO)のグラジアノ・ダ・シルバ事務局長は冒頭演説し、国際社会に対し、飢餓根絶の達成を呼びかけた。

2013年02月12日

北朝鮮、核実験
朝鮮民主主義人民共和国がこのたび核実験を行ったことを受け、安保理は緊急非公開協議会合を開催。協議後、安保理議長は報道声明を発表し、同実験が決議1718 (2006), 1874 (2009) and 2087 (2013)の重大な違反であるとし、あらたな決議採択により、適切な措置を講じるべく、迅速に行動していく意向を示した。
中央ア各地で、武装勢力による暴力や略奪
中央アフリカ共和国を先週視察したUNHCRの調査団は本日、武装勢力による暴力や略奪が広範に行われているとして憂慮を表明するとともに、同国政府に対し、脆弱な人々へのアクセスの確保を訴えた。
WFP、シリア人難民に食料援助
世界食糧計画(WFP)は現在、シリアから紛争を逃れてエジプトに流出した7,000人以上の難民たちに対して食料援助を行っている。駐エジプトWFP事務所代表によれば、2013年6月までに、3万人のシリア人難民への食料支援が行う予定。
安保理:武力紛争下の市民保護
安保理は本日、武力紛争下の市民保護に関する公開討論を行った。討論に参加したピレー人権高等弁務官は演説し、シリアに関するコンセンサスの欠如と不作為によって、市民が大きな犠牲を払っているとし、安保理メンバーによる連帯した行動を求めた。
マリ:子ども兵士の禁止を
国際子ども兵士禁止デーを記念して、レイラ・ゼルギー事務総長特別代表(子どもと武力紛争担当)は本日、EUのアシュトン高等代表と共同声明を発し、子ども兵士の問題を解決しない限り、子どもを保護する国際的な保護システムの信頼性が損なわれるとの旨述べた。

2013年02月11日

シリアと気候変動、世界の主要課題
潘基文事務総長は今夜、米外交問題評議会で講演。同講演において、事務総長はとくにシリアと気候変動を取り上げ、国際社会に対し、世界に重大な影響を及ぼす主要な課題の解決に責任を果たすよう求めた。
2013年は、国際水協力年
国連は本日、ユネスコ本部(パリ)で記念式典を行い、国際水協力年(2013年)の開始を正式に宣言した。潘基文事務総長はビデオ・メッセージにおいて、水が人間と地球の存続に不可欠であるとし、脆弱で有限な資源である水の保護、管理のため協力するよう訴えた。
ローマ法王、退位を表明
ローマ法王ベネディクト16世がこのたび退位の意向を表明。潘基文事務総長は声明を発し、宗教間の対話、貧困の緩和、人権や平和の促進に対する法王の貢献を称えた。
ナイジェリア:北朝鮮の医師、殺害
ナイジェリア北東部において、朝鮮民主主義人民共和国の医師3人が週末、殺害された。潘基文事務総長は声明を発し、保健衛生活動に尽力する人々に対する殺害事件は許し難いとして、強く非難した。
モザンビーク:中央緊急回転基金から500万ドル
モザンビークにおいて最近の洪水の被害を受けた人々に対し、国連援助諸機関が人道援助を提供している。国連中央緊急回転基金(CERF)はそれら諸機関に対して、総額500万ドルを拠出する。

2013年02月07日

ミャンマー:カチン州紛争、沈静化合意
ミャンマー政府とカチン独立機構(KIO)はこのたび、紛争の鎮静化のための枠組みに合意した。潘基文事務総長は昨夜、声明を発表し、歓迎の意を表明するとともに、当事者に対し、永続的な和平実現に努力するよう求めた。
アフガニスタン:腐敗による損失、40億ドルに
国連薬物犯罪事務所(UNODC)が本日発表した調査報告によれば、アフガニスタンにおいて、腐敗による経済的コストが急増し、過去3年間の損失が39億ドルを上回った。
FAO:世界の食料価格、3か月の下降後、安定
国連食糧農業機関(FAO)の最新の食料価格インデクスによれば、過去3か月間、世界の食料価格は下降し、その後、安定している。同インデクスは毎月の食料価格の変動を測定している。
イスラム協力機構:首脳会議、開催
イスラム協力機構(OIC)の第12回サミットが本日、エジプトの首都カイロで開催された。潘基文事務総長は同会議にメッセージを寄せて、国連とOIC間の協力継続の重要性を強調した。
イラク:チグリス川、洪水
イラク中北部において、チグリス川が豪雨により氾濫し、およそ5000人が家を追われて、避難した。国連は現在、百単位の世帯に緊急物資を配布するとともに、伝染病のリスクに警告を発している。

2013年02月06日

チュニジア:人権活動家、殺害
チュニジアで、人権活動家ショクリ・ベライド氏が殺害された事件について、ピレー人権高等弁務官は本日ニュースリリースを発し、非難するとともに、同国当局に対し、政治的な攻撃対象のひとびとを守るよう促した。
リビア:議会、憲法草案作成機関設置へ
リビア国民議会がこのたび、制憲議会を設置する決定を行ったことについて、国連リビア支援団(UNSMIL)は歓迎の意を表明するとともに、制憲議会のための法的枠組みを迅速に決めるよう期待を表明した。
平和維持活動:ラドゥス事務次長、記者会見
ラドゥス平和維持活動担当事務次長はニューヨーク国連本部で記者会見し、コンゴ民主共和国やスーダンなど、世界各地に展開する平和維持要員たちが果たしている役割を述べるとともに、マリへの国連部隊派遣の可能性が高まっていると指摘した。
世界から女性器切除の根絶を
毎年2月6日は、世界女性器切除根絶の日(International Day of Zero Tolerance to FGM/C)。ユニセフと国連人口基金(UNFPA)は共同で作成したデータを発表し、女性器切除を強制される女児は少なくなっているとしたが、各国に対して、悪しき慣習の根絶に向け、一層の努力を呼びかけた。
社会開発委、会期スタート
国連社会開発委員会は本日、10日間の日程で、今会期をスタートした。吳紅波・経済社会問題担当事務次長は演説し、エンパワーメントが貧困根絶および開発に不可欠であるとの旨を訴えた。

2013年02月05日

シリア:深まる人道危機
シリアにおける紛争がおよそ3年間にわたって継続するなか、400万人が緊急支援を必要とし、200万人が避難民と化している。国連人道問題調整官事務所(OCHA)のラーケ報道官はジュネーブで記者会見し、深まる人道危機に警鐘を鳴らした。
ソマリア:レイプ被害者に禁固刑
ソマリアでレイプ被害を訴える女性と、この女性を取材した報道記者に対して、それぞれ、1年の禁固刑が科されたことについて、潘基文事務総長は深い失望を表明すとともに、同国政府に対し、性的暴力が疑われる事件はすべて徹底した調査を行い、犯罪者は裁判にかけるよう求めた。
マリ:政治的、軍事的アプローチの双方で
ブリュッセルで、マリ支援のための国際会議が開かれた。フェルトマン政治問題担当事務次長は同会議で演説し、マリの問題解決のためには、政治的、軍事的アプローチの双方が必要であるとの旨を述べた。
中央アフリカ共和国:統一政府、樹立
中央アフリカ共和国において、統一政府がこのたび樹立されたことについて、潘基文事務総長は歓迎の意を表明し、すべての当事者に対し、先月成立した停戦合意に遵守するよう求めた。
ギニアビサウ:安保理、情勢報告を聴取
タイエ=ブルック・ゼリホウン政治問題担当事務次長補は本日、安保理で、ギニアビサウ情勢を報告。同国において、様々な当事者が以降プロセスの進展のために諸措置を講じたにもかかわらず、情勢不穏や不罰が深刻な問題として残存しているとの旨を述べた。

2013年02月04日

シリア:ユニセフ、水供給
シリアにおいて、水の質と量が低下し、子どもの健康に悪い影響がでていると伝えられる事態を受けて、ユニセフは現在、1,000万人以上に対して、安全な水の供給を図る大規模な活動を行っている。
世界がんの日:途上国で早期発見を
毎年2月4日は、世界がんの日。国際原子力機関(IAEA)は本日、ウィーンで行われた記念イベントにおいて、がんで死亡する人の7割が開発途上国に集中している現状を指摘し、それら諸国における早期発見と治療の重要性を訴えた。
タイで、SLCPs削減に関する会議
タイの首都バンコクにおいて、短期寿命気候汚染物質(SLCPs)の削減に関する会議が本日、開始した。UNEP、バングラデシュ、日本が共催。アジアの19か国が参加する。
飢餓根絶:マイケル・コースさん、WFPと協力
米国のファッション・デザイナー、マイケル・コースさんがこのたび、世界食糧計画(WFP)と協力し、ファッション業界において、また業界を超えて、世界の飢餓問題に関する意識を啓発する活動を展開していくことになった。
マラウイ:ユニセフ、援助拡大
ユニセフは現在、マラウイにおける緊急援助活動を拡大している。同国においては、最近、洪水によって、およそ3万3,000人の市民が自ら家を離れて避難を余儀なくされている。

2013年02月01日

マリ北部:国軍、市民の保護を
ジェノサイド防止に関する国連特別顧問、アダマ・ディエング氏は本日、声明を発して、マリ北部の各地域において、トゥアレグ人、アラブ人市民への報復攻撃のリスクを警告し、同国の軍部に対し、民族にかかわらず、すべての市民を保護するよう促した。
2月4日は、世界がんの日
毎年2月4日は世界がんの日。今年は、がんに関する一般的な知識の向上に焦点をあてる。世界保健機関(WHO)は世界各国のがん対策に関する調査を発表し、がんの予防や治療における各国の能力に大きな格差が存在することを指摘した。
ロシア:未成年の同性愛宣伝禁止法案、廃案を
表現の自由、人権擁護などの各テーマに関する国連人権特別報告者たちはそれぞれ声明を発し、ロシア議会が未成年の同性愛の宣伝活動を禁止する法案に憂慮を示し、廃案にするよう求めた。
憎悪を煽る発言に多角的な対策を
ニューヨーク国連本部において本日、憎悪を煽る発言に関する多角的な対応を探る討論会が開かれた。ジェノサイド防止に関する特別顧問のアダマ・ディエング氏は表現の自由の原則と憎悪を煽る発言を防止する必要との均衡を図ることの重要性を訴えた。
ハイチ:フェルナンデス特別代表、退任へ
ハイチにおけるPKO活動、MINUSTAHを20か月にわたり統率し、近く退任する、マリアノ・フェルナンデス事務総長特別代表はこのたびUNラジオのインタビューにおいて、ハイチの治安が非常に改善したとしたとしながらも、選挙実施の遅延、失業が依然として、同国の安定を損ねているとの旨述べた。

2013年01月31日

シリア:イスラエルが空爆
イスラエルがこのたびシリア領土に空爆を行ったと伝えられることについて、潘基文事務総長は声明を発し、深刻な憂慮を表明するとともに、すべての関係者に対し、地域の緊張の激化を防ぐよう求めた。
パレスチナ:イスラエル入植地の建設停止を
占領されたパレスチナ領土におけるイスラエル入植地に関する国際事実調査団(OPT)はこのたび調査報告を発表し、イスラエルに対し、入植活動を停止し、入植活動の結果としての人権侵害に説明責任を果たすよう求めた。同調査団は2012年、人権理事会によって派遣された。
ケニア:政治問題担当事務次長、訪問
ケニアの首都ナイロビを訪問中のフェルトマン政治問題担当事務次長は本日、同国のすべての人々や機関に対し、今年3月の総選挙を平和的かつ透明に実施するよう訴えた。
エジプト:女性抗議者への暴力、増える
エジプトにおいて、抗議活動に参加する女性が性的な暴力を受けるなどしていることについて、UNウィメンのバチェレ事務局長は声明を発し、深い憂慮を表明した。
人権:高等弁務官、資金拠出を訴え
ピレー人権高等弁務官は本日、声明を発し、弁務官事務所は今年、その活動を遂行するため、1億3040万ドルを必要としており、ドナーからの資金拠出がない限り、諸課題に効果的に対応することが不可能であるとの旨を訴えた。

2013年01月30日

シリア:拠出誓約、15億ドル以上
クウェートで開かれたシリアに対する資金拠出誓約会議において、各国および地域機関は、国連およびパートナーが目指した総額15億ドルを超える人道支援資金を拠出誓約した。
シリア:ブラヒミ特使、反政府勢力の交渉提案に慎重
国連とアラブ連盟の合同特使、ラフダル・ブラヒミ氏は本日、UNニュース・センターとのインタビューに応じ、反政府勢力がシリア政府と交渉する用意があるとの立場を示したと伝えられることについて、慎重な姿勢を表明した。
ソマリア:政治問題担当事務次長、訪問
ソマリアを訪問中のフェルトマン政治問題担当事務次長は本日、同国が新しい時代を迎えているとし、国連が永続的な平和の構築のために支援する決意を示した。
パレスチナ:イスラエル兵、過剰な武力
パレスチナ占領地区において、イスラエル兵が過剰な武力を行使し、パレスチナ市民を銃撃していることについて、ジェームズ・ローリー人道調整官は声明を発し、非難した。
マリ:ユネスコ、文化遺産保護へ
イスラム過激派がマリの文化遺産を破壊している状況が伝えられるなか、ユネスコのボコバ事務局長は本日、声明を発し、同国の文化遺産保護を支援していく決意を表明した。

2013年01月29日

シリア:安保理、行動を
安保理は本日、非公開会合を開き、国連とアラブ連盟の合同特別代表、ラフダル・ブラヒミ氏から、シリア情勢に関する報告を聴取した。ブラヒミ代表は安保理に対し、継続する紛争の解決のため、早急な行動を求めた。
エジプト騒乱:人権弁務官、対話を促す
エジプトで5日間にわたり続いた抗議デモで多くの死傷者がでて、政府が非常事態を宣言したことを受け、ピレー人権高等弁務官は本日、同国のすべての当事者に対して、対話を行い、過剰な武力の行使を止めるよう求めた。
マリ:UNHCR、避難民帰還へ準備
マリ北部のガオ、ティンブクトゥ、キダルなどの諸都市おいて、大量の避難民帰還が予想されるなか、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は現在、避難民受け入れの準備を緊急に進めている。
イスラエルはUPR不参加の再考を
イスラエル政府がこのたび、国連人権理事会の普遍的定期審査(UPR)への不参加を決めた。人権理事会は本日、遺憾の意を表明し、あらためて、イスラエルに対し、UPRへの協力を求めた。また理事会は決定を下し、同国の審査について、今年10月-11月の第17回UPR作業部会で行うよう予定を再調整した。
中央アフリカ共和国:ユニセフ、活動を拡大
不安定な状況が続いている中央アフリカ共和国において、国連児童基金(ユニセフ)は現在、騒乱の被害を受ける千人単位の子どもに援助を提供すべく、活動を活発化している。

2013年01月28日

シリア:資金拠出誓約会議、開催へ
シリアに対する援助資金拠出会議が今週水曜日、クウェートで開催される。今後半年間、悪化する状況下で困窮する人々を支援するため、15億ドルの資金を集めることをねらう。潘基文事務総長が議長を務める。
AU首脳会議、開催
エチオピアの首都アディス・アベバで現在、アフリカ連合(AU)の首脳会議が開催中。潘基文事務総長は本日、記者会見し、アフリカの躍進を歓迎するとともに、MDGs達成期限まで1,000日となったことを述べた。
経社理:コロンビア大使、委員長に選出
経済社会理事会において、コロンビアのオソリオ大使が本日、委員長に選出された。国連事務局の吳紅波・経済社会問題担当事務次長は同理事会で演説し、持続可能な開発の重要性を訴えた。
UNDP新聞、12のストーリー
国連開発計画(UNDP)は世界各地の国別事務所から集められた様々なストーリーから、12件を選び、自ら発行する”Development Advocate”紙に掲載した。
イラン:人権報告者、活動家の死刑執行停止訴え
イランにおいて、少数民族に属する活動家5人が死刑判決を受け、最高裁でもそれを支持する決定がなされた。国連の複数の人権特別報告者はそれぞれ、同国に対し、死刑執行を停止するよう促した。

2013年01月17日

ミャンマー:特使、対話を促す
4日間にわたるミャンマー訪問から戻った、ナンビアール事務総長特使は本日、メディア・ノートを発し、すべての当事者に対し、緊張の緩和、対話の再開、人道アクセスの確保に努めるよう求めた。
コンゴ:国連、三千万ドルの資金拠出求める
コンゴ民主共和国東部の北キブ州における政府軍と反政府勢力の最近の武力衝突に影響を受ける約5万9,000の人々に人道支援を提供すべく、国連とパートナーはこのたび、3,050万ドルの資金拠出を求めた。
青少年:事務総長、特使任命
潘基文事務総長はこのたび、ヨルダンのアハメド アルヒンダウィ氏を青少年に関する特使に任命した。青少年問題は、事務総長の5年間アクションアジェンダにおいて最優先事項のひとつ。
コートジボワール:安保理、情勢報告聴取
安保理は本日、バート・ケンダース事務総長特別代表から、コートジボワールに関する情勢報告を聴取した。特別代表によれば、同国の複合的な危機からの回復において、顕著な進展がみられたが、地域の脆弱な治安情勢に鑑みて、安定の定着のためには、国際支援がより重要である。
食料の権利:EU農業政策に開発の視点を
欧州議会が来週、欧州の共通農業政策(CAP)の修正に関する採決を行う予定であるが、食料の権利に関する人権特別報告者を務めるオリバー・デ・シュッター氏は本日、同議会に対し、開発の懸念事項を考慮するよう求めた。

2013年01月16日

シリア:アレッポ大学、爆撃
今週火曜日、シリアのアレッポ大学が爆撃され、80人以上が死亡し、多数の負傷者がでた。潘基文事務総長は声明を発し、爆撃事件を非難した。また、ユネスコのボコバ事務局長はニュースリリースを発し、教育を受ける学生たちが殺害されたことに深い憤りを表明した。
イエメン:子ども労働、130万人以上
ILOやユニセフの支援を受けて、イエメンで初めて実施された子ども労働に関する調査によれば、同国の子ども(5歳‐17歳)770万人のうち、およそ17%となる130万人の子どもが労働に従事しており、その多くは賃金も支払われていない。
シリア:WFP,食料支援拡大へ
シリア政府がこのたび自国の援助活動で協力できる団体数を増やしたことを受けて、世界食糧計画(WFP)は援助の対象に100万人を追加し、計250万人に援助を提供する計画をたてている。
マリ:国際刑事裁、戦争犯罪に関する捜査へ
国際刑事裁判所のファトゥ・ベンソーダ検察官は本日、マリで2012年1月以降、殺害、拷問、レイプなど、戦争犯罪が行われたとの嫌疑について捜査することを正式に決定した。
歌手のシャキラさん、子どもの生存支援へ
コロンビアのシンガー・ソング・ライターで、ユニセフ親善大使を務めるシャキラさんはこのたび、ユニセフが運営するOnline Baby Showerを通じて、世界各地の恵まれない乳児のための募金を支援する。

2013年01月15日

マリ:週末、軍事衝突、人道情勢悪化
国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、マリにおいて週末、国軍とイスラム過激派が軍事衝突し、あらたに避難民3万人が発生し、人道情勢が悪化した。
中央ア:事務総長、停戦合意順守を訴え
潘基文事務総長は本日、中央アフリカ共和国の首都バンギにおける反政府勢力の侵攻停止をもたらした停戦合意を歓迎し、同国のすべての当事者に対し、国際支援のもと、合意を順守するよう求めた。
シリア:子どもの死傷者、増加
シリアの首都および周辺で子どもの死傷者が増えていることについて、レイラ・ゼルギー事務総長特別代表(子どもと武力紛争担当)はプレスリリースを発し、非難するとともに、すべての当事者に対し、市民に対する攻撃を即時停止するよう求めた。
テロ:安保理、討論
安保理は本日、テロリズムに関する公開討論を行った。潘基文事務総長は冒頭、演説し、テロに対する包括的戦略の一環として、テロを醸成する環境に焦点を当てるよう求めた。
ソマリア:レイプ女性の取材記者、逮捕
ソマリアで昨年9月、国軍兵士にレイプされたと訴える女性を取材したソマリア人ジャーナリストが逮捕されたことについて、事務総長特別代表(紛争下の性的暴力担当)は非難声明を発し、ジャーナリストの解放とレイプ事件調査を求めた。

2013年01月14日

マリ:事務総長、二国間支援を歓迎
反政府武装勢力による攻勢へのマリ政府の対応を図るための二国間支援について、潘基文事務総長は声明を発し、歓迎の意を表明した。
事務総長、イスラエル入植計画撤回求める
潘基文事務総長は本日、イスラエルに対し、エルサレムの入植計画の撤回を求めるとともに、同計画に反対する街頭デモが平和的に実施されるよう求めた。
北朝鮮:人権弁務官、人権調査求める
朝鮮民主主義人民共和国の人権状況について、ピレー人権高等弁務官は非難するとともに、国際社会に対し、数十年にわたって続く重大な犯罪への調査を開始するよう促した。
チュニジア:女性の平等を
「法律と慣行における女性差別に関する作業部会」のチャンドラキラナ委員長はこのたび、チュニジアへの5日間にわたる訪問を終えるにあたり、同国に対し、男女平等に向けて、新憲法に強固な措置を盛り込むよう求めた。
トルコ:シリア難民、増える
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、同国の暴力を逃れてトルコ難民キャンプへと流出する人々が増え続け、現在、15万3,300人を超えた。

2013年01月10日

マリ:反政府武装勢力の展開、憂慮
マリ北部における反政府武装勢力の展開および高まる緊張状態について、ネシルキー国連報道官はニューヨーク国連本部で行った記者会見で、憂慮を示すとともに、同勢力に対し、安保理決議2071及び2085に遵守するよう求めた。
水銀:UNEP、研究報告
国連環境計画(UNEP)はこのたび水銀の有毒性に関する研究報告を発表し、開発途上国において水銀が健康や環境及ぼす脅威の増大に警鐘を鳴らした。
シリア難民:ヨルダンの天候、子どもに厳しさ
ヨルダン北部で、豪雨、降雪、零下の気温など、厳しい天候が続き、難民キャンプで避難する約5万5,000人の子ども難民たちの状況の厳しさが増している。
FAO:食料価格、3か月連続で下落
世界食料農業機関(FAO)の直近の食料価格インデクスによれば、世界の食料価格が昨年12月、3か月連続で下落を記録し、それによって、2012年に急上昇した食料価格が均衡化した。
煙草取引禁止:12か国、議定書に署名
煙草不正貿易禁止議定書の調印式典が本日、ジュネーブで行われ、中国、フランス、ミャンマー、韓国、シリアなど、12か国が議定書に署名した。同議定書は昨年11月、ソウルで開催された煙草枠組条約の第5回締約国会議で採択された。

2013年01月09日

家内労働者:ILO、世界報告発表
国際労働機関(ILO)は本日、「世界の家内労働者」と題する報告書を発表し、世界各地で現在、5,200万人以上が家内労働者として雇用されているが、これらの労働者は一般的な労働法で保護されず、搾取に非常に脆弱であると指摘。
ダルフール:ジェベル・マラでの戦闘、憂慮
ダルフール(スーダン)のジェベル・マラ地域での戦闘について、現地に展開する平和維持活動UNAMIDの特別代表代行、Aichatou Mindaoudou氏は本日、中央ダルフール州の州都ザリンゲイを訪れ、州知事と会談し、憂慮を表明した。
シリア:ユネスコ、ジャーナリスト殺害を非難
シリアにおいて、ジャーナリストたちが相次いで殺害されていることについて、ユネスコのボコバ事務局長は本日、深刻な懸念を表明した。先週金曜日には、テレビ局レポーターのスヘイル・マフムード・アル=アリ氏が殺害された。
事務総長、安倍首相と電話会談
潘基文事務総長は火曜日、安倍首相と電話会談し、日本経済、北東アジアにおける日本の役割、東日本大震災後の復興などについて話し合った。
ギニアビサウ:ラモス・ホルタ氏、特別代表に
潘基文事務総長はこのたび、ジョゼフ・ムタボバ氏(ルワンダ)の後任として、ギニアビサウ担当事務総長特別代表に任命した。特別代表は国連ギニアビサウ統合平和構築事務所(UNIOGBIS)を統率する。

2013年01月08日

バーレーン:上訴審、政治活動家への刑罰支持
バーレーンの上訴裁判所がこのたび、政治活動家20人に対する下級審での判決(終身刑を含む)を支持した。潘基文事務総長はこのたび声明を発し、この判決に深い遺憾の意を示した。
コンゴ:特別代表、制裁リストへの追加を歓迎
コンゴ民主共和国に対する安保理制裁委員会が昨年12月末、FDLRとM23の2つの武装勢力や個人を制裁対象リストに追加したことについて、ザイナブ・ハワ・バングラ事務総長特別代表(紛争下の性的暴力担当)は歓迎の意を表明した。
シリア:人道ニーズ、拡大
世界食糧計画(WFP)の報道官は本日、ジュネーブで記者ブリーフィングし、シリアにおいて人道ニーズが拡大しており、とくにパンや燃料が深刻に不足しはじめているとの旨を述べ、警告を発した。
カナダ:先住民との対話、望まれる
カナダにおける最近の先住民による抗議運動に鑑みて、先住民の権利に関する特別報告者を務めるジェームズ・アナヤ氏は本日、カナダ政府に対し、同国の先住民指導者たちと意味のある対話を行うよう促した。
カタール:著名な詩人への終身刑、憂慮
昨年11月、カタールにおいて著名な詩人、ムハンマド・アル・アジャミ氏が国家の象徴を侮辱し、首長システムの転覆を奨励したとして逮捕され、終身刑の判決を下された。国連人権高等弁務官の報道官は本日、ジュネーブで記者会見し、アジャミ氏の状況に憂慮を表明した。

2013年01月04日

中央ア:子ども徴兵停止を
ユニセフ(国連児童基金)は本日、中央アフリカ共和国に対して、反政府勢力および政府系民兵組織による子ども兵士の徴用に即時に終止符が打たれるよう訴えた。
リベリア:最後の帰還難民、戻る
昨年12月の最後の週に、リベリア難民帰還プログラムに参加する最後のグループ(724人)がギニアから祖国に戻った。これで、2004年に始まった帰還プログラムが正式に終わった。
コンゴ:民族間衝突、深刻な人道危機に
MONUSCOによれば、コンゴ民主共和国において、民族間の武力衝突が大幅に増大し、深刻な人道危機を引き起こし、千人単位の人々が家を追われ、劣悪な状況下で苦しんでいる。
安保理、テロに関する討論へ
安保理は今月15日、テロリズムに対する包括的なアプローチに関する閣僚レベル公開討論を開催する。また21日には、国連平和維持活動に関する公開討論が予定されている。今月の安保理議長を務めるパキスタン大使が記者会見し、明らかにした。
エコツーリズム、貧困対策に役割
世界観光機関(WTO)はこのたびニュースリリースを発し、国連総会が昨年12月21日にエコツーリズムが貧困根絶に果たす重要な役割を認識する決議を採択したことを歓迎した。