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世界水の日(3月22日)事務総長メッセージ

プレスリリース 14-017-J 2014年03月22日

水は、持続可能な開発の中核をなすものです。

今年の「世界水の日」は、水とエネルギーの関連性をテーマとしています。

これらはいずれも、貧困の根絶に欠かせません。

また、この2つの相互作用によって、すべての人にとって安定的な社会と尊厳ある暮らしを実現しようとする取り組みが促進されることもあれば、妨げられることもあります。

持続不可能なエネルギー利用を主な原因とする気候変動は、多くの地域で水ストレスと水不足を悪化させることになります。このまま温暖化が続けば、水とエネルギーへの普遍的アクセスを提供するための努力は無駄になってしまいます。

水とエネルギーは密接に絡み合っていることから、一貫性のある総合的な政策を立て、斬新な戦略を練ることが必要となります。水の利用についても、電力の生産や供給についても、公平性と効率を確保し、すべての利用者が公正な取り分を手にできるようにしなければなりません。

これは、国連水関連機関調整委員会(UN-Water)と「Sustainable Energy for All(すべての人に持続可能なエネルギーを)」イニシアチブが進めている作業の目標でもあります。また、こうした問題は、ポスト2015開発アジェンダに関する話し合いでも、極めて重要な議題となっています。

「世界水の日」にあたり、一握りの人だけでなく、世界の多くの人々に持続可能な水とエネルギーを行き渡らせるため、必要な政策の策定を誓おうではありませんか。

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世界水の日(3月22日)ウェブサイト

http://www.un.org/en/events/waterday/