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地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー(4月4日、略称「国際地雷デー」)事務総長メッセージ

プレスリリース 14-024-J 2014年04月03日

「空の半分を持ち上げているのは女性だ」と言われることがよくあります。今年の国際地雷デーでは、女性が地球を守るために果たす重要な役割が私たちのメインテーマとなっています。

地雷を除去し、その無差別的な影響から人々を守るための私たちの取り組みでは、全世界の女性が欠かせない役割を担っています。女性たちは、地雷が敷設された区域での安全な暮らし方を人々に教えたり、被害者を支援したり、地雷を除去したり、爆発物を処理したりしています。

女性と女児は、地雷によって不当に大きな影響を受けています。リスクに関する教育についても、女性には異なるニーズがあります。また、家族が死傷すれば、女性はさらに大きな課題を抱えることにもなりかねません。国連はこのような理由から、地雷対策に対する女性の要望を聞き、そのアイデアを取り入れるとともに、私たちの地球規模のキャンペーンに女性がさらに大きく貢献できるようにするためのエンパワーメントにも努めています。

女性は、治安を改善し、コミュニティを再建し、土地を耕作可能な状態に戻し、爆発性戦争残存物があることによる不安を解消するという、地雷対策の中心的な目標の達成に向けた原動力となることができます。また、地雷対策によって子どもたちが学校に戻り、経済活動が復旧し、生命や生活が守られるようになれば、女性はこの作業による恩恵をさらに増幅することもできます。

私は、地雷対策のさらに高いレベルで、さらに多くの女性を参加させるための施策の拡充を求めます。政府はその地雷対策プログラムで、また、対人地雷禁止条約の履行を通じ、ジェンダー問題への取り組みにさらに本腰を入れるべきです。

対人地雷禁止条約の発効から15年が経過した今、私はその締約国が161カ国に達したことに意を強くするとともに、さらに他の国々にも加入を呼びかけたいと思います。「クラスター弾に関する条約」「特定通常兵器使用禁止制限条約」など、爆発性戦争残存物による脅威の廃絶をねらいとする国際協定の新規締約国が急激に増えていることは、私たちがこの取り組みを進めるうえで追い風となるはずです。

国連には、地雷敷設国で数百万人を支援したという誇れる記録があります。今年の国際デーにあたり、地雷のない地球という私たちのビジョンの実現にさらに近づくため、必要な資源、パートナー、そして決意を結集させることを誓おうではありませんか。

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©UN Photo