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持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(2017年7月10-19日、ニューヨーク)よくある質問

プレスリリース 17-030-J 2017年07月05日

 

持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラムの目的は何ですか。

• 持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)は、2015年9月に世界のリーダーが全会一致で採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と17の「持続可能な開発目標(SDGs)」実施に関し、政治的リーダーシップや指針、提言を提供するために不可欠なグローバルな話し合いの場です。HLPFは、SDGsの実施面で何がうまく行き、何がうまく行っていないのかを検討することにより、SDGsのビジョンを実現することに役立ちます。

• アジェンダと関連の目標を実施に移す行動は、国内、地域、グローバルの各レベルで起こす必要がありますが、その主たる責任は各国政府にあります。政府や主要グループ、ステークホルダーがアイデアやベストプラクティスを共有し、SDGsの進捗状況を審査するためのグローバルな拠点として、HLPFは各国が目標達成に向けた歩みを加速できるようにします。

SDGsとは何ですか。

• 「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の主軸となる「持続可能な開発目標(SDGs)」は、経済成長、社会的包摂、環境保護という、持続可能な開発の相互に関連する3つの要素を重点としています。

• 各国がSDGsの達成に努める中で、私たちは自分たちの物事の進め方を変える必要があります。世界は、貧困や不平等、環境破壊、豊かさ、平和と正義に関するものを含め、私たちが直面するグローバルな課題への新たな取り組み方を必要としているからです。

• SDGsは、普遍的に適用される目標として、2016年1月1日に正式に発足しました。

• 169のターゲットからなる17のSDGsの一覧は、下記でご覧になれます。
http://www.un.org/sustainabledevelopment/sustainable-development-goals/

• 政府や企業、市民社会はすでに、17のSDGsを達成し、誰も置き去りにしないという決意を示しています。SDGs達成に向けて効果的な行動を起こすことは、豊かさを創造し、人々の福祉を改善しつつ、環境を保護し、気候変動に対処するための最善の手段といえます。

 

SDGsはどのように達成されるのですか。

• SDGs達成の成否は、各国の持続可能な開発に向けた政策や計画、プログラムにかかっているため、その主導権は各国が握ります。

• SDGs達成に向けた進捗状況について、国内、地域、グローバルの各レベルでフォローアップと審査を行う主な責任は、各国の政府にあります。

• 政府は、グローバルな指標枠組みに配慮しながら、目標とターゲットの達成に向けた進捗状況のモニタリングに役立つ国内指標の開発を続けます。

• 国内、国際双方のレベルでの資源の動員は、目標の達成に欠かせません。

• グローバル・レベルでのフォローアップと審査のプロセスは、国連事務総長が作成する年次SDGs進捗状況報告書を通じ、HLPFで実施されます。

 

HLPFは、SDGsの達成に向けた前進をどのように導くのですか。

• HLPFは、グローバル・レベルで参加型の透明かつ総合的なフォローアップと審査の枠組みを設けることで、各国が「誰も置き去りにしない」ことを確保しつつ、SDGsの達成に向けた前進を最大限に加速し、追跡することに役立ちます。

• 各国はHLPFで、SDGsの達成に向けた進捗状況と障害を明らかにすることが期待されています。

• HPLFは、政治的なリーダーシップと提言の提供や、経験と教訓の共有により、SDGsのビジョンの実現を支援します。

• HPLFには加盟国、国連システム、市民社会、NGO、民間セクターやその他のステークホルダーが参集し、進捗状況に関する議論と成功例の検討を行います。

• HPLFは、SDGsにまつわるマルチステークホルダー型パートナーシップを発表し、発展させる機会となります。

 

HPLFの目的は何ですか。

• HPLFは、多数のステークホルダーが参集し、経験を共有する場として、SDGsの達成に向けたギャップと得られた教訓を明らかにします。また、この目的で、すべてのステークホルダーによる一層の行動と解決策を結集するためのフォーラムとしても機能します。

• HPLFは、何がうまく行き、何がうまく行っていないのかを世界的に検討するだけでなく、各国がこれに関する具体的な取り組みを発表、共有するとともに、新たに生じつつある持続可能な開発問題を明らかにし、これに取り組む場にもなります。

• HPLFでは、持続可能な開発の経済的、社会的、環境的側面の統合強化を図ります。

• HPLFはまた、SDGsの達成に向けてマルチステークホルダー型パートナーシップを創設したり、国際協力を促進したりするための場も提供します。

 

今年のHPLFでは、何が焦点となりますか。

• 7月10日から19日にかけ、ニューヨークの国連本部で開催される今年のHPLFでは「変化する世界における貧困の根絶と豊かさの推進」がテーマとなります。

• 今年はSDGsの目標1、2、3、5、9および14が議論の中心となる予定です。また、目標17は毎年の検討対象となっています。

• 2017年はすでに、SDGs実施2年目にあたります。この意味で、各国はHPLFで、SDGs実施の進捗状況や成果とともに、これに関するギャップや得られた教訓も共有することが期待されています。

• 40を超える国々が、SDGs達成に向けた取り組みとその進捗状況を発表することになっています。

 

HPLFには誰が参加するのですか。

• 先進国、途上国双方の閣僚が、SDGs達成に向けた各国の計画(レビュー)を発表します。市民社会、民間セクター、学会やその他のステークホルダーも参加し、HLPFに重要な貢献を行います。

 

レビューを提出するのはどの国ですか。

• 今年は先進国、途上国双方を含む44カ国が、自発的レビューを提出する予定ですが、この数は昨年、開発計画を提示した22カ国の倍にあたります。
• 具体的には、アフガニスタン、アルゼンチン、アゼルバイジャン、バングラデシュ、ベラルーシ、ベルギー、ベリーズ、ベナン、ボツワナ、ブラジル、チリ、コスタリカ、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エルサルバドル、エチオピア、グアテマラ、ホンジュラス、インド、インドネシア、イラン、イタリア、日本、ヨルダン、ケニア、ルクセンブルク、マレーシア、モルディブ、モナコ、ネパール、オランダ、ナイジェリア、パナマ、ペルー、ポルトガル、カタール、スロベニア、スウェーデン、タジキスタン、タイ、トーゴ、ウルグアイ、ジンバブエの44カ国が自発的レビューを提出します。

• レビューの内容は、下記でご覧になれます。
https://sustainabledevelopment.un.org/hlpf/inputs
https://sustainabledevelopment.un.org/index.php?page=view&type=30022&nr=420&menu=3170 (日本)

 

自発的レビューはなぜ重要なのですか。

• 自発的レビューは、SDGs達成に向けた取り組みを結集するという国際社会の決意を示すものです。

• HLPFでの各国によるレビューは、共通の課題を克服するための支援を結集し、新たに生じつつある問題を明らかにするとともに、SDGs達成に向けた提言を出す機会を提供します。

• レビューの提示はピア・ラーニング体験として、SDGs達成に向けた行動にさらに拍車をかけることができます。

• SDGsの達成に成功すれば、気候変動をはじめ、喫緊のグローバル課題のいくつかに取り組むことで、女性と男性の生活を改善し、各地のあらゆる社会で安定と平和に向けた強固な基盤を築くことにも役立ちます。

 

持続可能な開発とは何ですか。

• 持続可能な開発は、将来の世代がそのニーズを充足する能力を損なうことなしに、現世代のニーズの充足を目指すものです。

• 持続可能な開発には、人間と地球にとって包摂的、持続可能かつ強靭な未来を築くための協調的な取り組みが必要となります。

• 貧困に終止符を打ち、不平等を緩和し、気候変動に対処することは、持続可能な開発の達成に欠かせない要件です。

• 持続可能な開発のための2030アジェンダは、持続可能な開発の社会的、経済的、環境的次元の相互連関に取り組むものとなっています。私たちが持続可能な開発を実現するためには、これら3つの要素を組み入れたホリスティックな手法が欠かせないからです。

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