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シリア危機と国連の対応【ウィークリー・アップデート第94号】5/13付資料

2015年05月19日

国連広報局(DPI)は、シリア危機への国連の様々な対応をまとめた資料を週に一度発表しています。以下はその日本語訳です。

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ウィークリー・アップデート

国連広報局(DPI)第94号/2015513

◆デ・ミストゥーラ特使、ジュネーブで協議を継続

国連報道官は512ステファン・デ・ミストゥーラシリア担当事務総長特使がNational Coordination Committee for Democratic Change (NCC)のハサン・アブドゥル・アズィーム代表および政党Building the Syrian State のロアイ・フセイン代表と協議を行ったことを明らかにしました。これら協議の最後に特使は、シリアの政治アクターと接触することの重要性を訴えました。「シリア人以外の誰も紛争終結を急ぐ必要性を理解していない」と特使は述べました。継続的な協議の一貫として、特使はこの1週間に、サウジアラビア、トルコ、フランスの代表団およびコフィー・アナン前特使と会談しました。その他の意見・観点に耳を傾け紛争解決の道筋を探るため、市民社会代表や宗教指導者を含め様々なシリア人とも面会しました。

―詳しくは以下をご覧ください。

http://www.un.org/press/en/2015/db150511.doc.htm

http://www.un.org/press/en/2015/db150508.doc.htm

http://www.un.org/press/en/2015/db150507.doc.htm

http://www.un.org/press/en/2015/db150512.doc.htm

―UN News Centre 記事は以下をご覧ください。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=50835#.VVODE0bgW3Y

 

◆「シリアとイラクで組織的な性的暴力が横行している」と特別代表が警告

ザイナブ・バングーラ 紛争下の性的暴力担当事務総長特別代表57、シリアとイラクの紛争当事者の手により、巧妙な形で組織的な性的暴力が横行していることを明らかにしました。バングーラ特別代表は両国を訪問した際、ISILの拘束から逃れた女性らと面会しました。代表はブリーフィングでこの訪問を振り返り、強制結婚や性的目的で女性が売買されている事例を紹介しました。代表は「ISILは自らの理念や作戦の中心を担う要素として、性的暴力や女性への非人間的な扱いを制度化し、重要な戦略目標を推進するテロ戦術として利用している」と述べ、安全保障理事会に対し、女性の保護とエンパワーメントをテロ対策に盛り込むよう求めたと発言しました。

―UN News Centre 記事は以下をご覧ください。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=50794#.VVlaxmcw-fA

 

UNRWA、ドナーに支援増大を要請

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はヤルムーク・キャンプを脱出したパレスチナ人、シリア人への救済事業を続ける中、ドナー国に対し支援増大を要請しました。「UNRWAは人命救助に関わる緊急介入を続ける一方、4月1日以降にヤルムークを襲ったような緊急事態に早急に対応している。しかしその能力は、慢性的な資金不足に妨げられている」とUNRWAは5月12日に警告を発しました。シリア難民救済募金「シリア・クライシス・アピー(Syria Crisis Appeal)」では必要資金の21%しか集まっていないため、3,000万ドルを早急に注入する必要がある、とUNRWAは指摘しました。現在、パレスチナ難民の95%以上がUNRWAの支援を受けて食料・水・医療への日常的ニーズを満たしています。

―ヤルムークに関するアップデートはこちらをご覧ください。

http://www.unrwa.org/newsroom/emergency-reports/yarmouk-situation-update-26

―シリア・クライシス・アピールの詳細は以下をご覧ください。

http://www.unrwa.org/resources/emergency-appeals/syria-regional-crisis-emergency-appeal-2015

 

◆軍縮担当上級代表、6月末までに化学兵器製造施設の破壊を予定

アンゲラ・ケイン軍縮担当上級代表57、シリアに残存する化学兵器製造施設の破壊を6月末までに完了予定であることを明らかにしました。シリアの化学兵器撲滅プログラムの進捗状況に関する安全保障理事会でのブリーフィング後に、ケイン代表が発言しました。

―ケイン上級代表による記者ブリーフィングの動画は以下をご覧ください。

http://webtv.un.org/watch/angela-kane-unoda-on-syria-chemical-weapons-%E2%80%93-security-council-media-stakeout-07-may-2015/4224069396001

 

国連親善大使、ヨルダンに逃れたシリアの若者の状況に胸を痛める

 

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のカーレド・ホッセイニ親善大使511、ヨルダンのザータリ、アザラク両キャンプを訪問した後、シリア内戦によって人生を狂わされた若者への痛切な思いを吐露しました。UNHCRによると、ヨルダンには62万5,000人以上のシリア人難民が滞在しています。「もっとも胸を衝かれたのは、若者の発達停止という大きな悲劇です」とホッセイド大使は述べました。1年前の訪問時以来、シリアの状況が破たんしているものの、大使が出会った若者は「自身が負担になるのを嫌い、人生の進路を維持すべく最善を尽くしている」と指摘しました。

http://www.unhcr.org/5550c9956.html

 

 

国連の事務局、機関、基金および計画へのリンク:

国連広報局(DPI)シリア特集ページ:

http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=146

 

国連の人道関係機関:

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/media/index.html

世界食糧計画(WFP)

http://www.wfp.org/countries/syria

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/crisis/syria

世界保健機関(WHO)

http://www.who.int/countries/syr/en/

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/4f86c2426.html

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)

http://www.ohchr.org/en/NewsEvents/Pages/NewsSearch.aspx?CID=SY

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/

 

 

ソーシャルメディア:

Twitter: https://twitter.com/UN

Flickr: http://www.flickr.com/photos/un_photo/

YouTube: http://www.youtube.com/unitednations

Tumblr: http://united-nations.tumblr.com/

 

フォトギャラリー:

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/49c3646c25d.html

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/photogallery.php

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/media-resources/photo-gallery

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/photography/photo_2013.php#UNI82253

統合地域情報ネットワーク(IRIN)

http://www.irinnews.org/photo/

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国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はヤルムーク・キャンプを脱出したパレスチナ人、シリア人への救済事業を続ける中、ドナー国に対し支援増大を要請した©UNRWA Photo
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のカーレド・ホッセイニ親善大使(左から2番目)はヨルダンのザータリ、アザラク両キャンプを訪問し、シリア内戦によって人生を狂わされた若者への痛切な思いを吐露した©UNHCR Photo/J.Matas