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世界人口デー(7月11日)事務総長メッセージ

プレスリリース 14-041-J 2014年07月10日

世界は現在、18億人という史上最多の若年人口を抱えています。ほとんどが開発途上国に暮らすこれらの若者は、人類が直面する重要課題に取り組める莫大な能力を秘めています。しかし、あまりにも多くの若者が、質の高い教育を受け、働きがいのある人間らしい仕事に就き、自分たちの社会の政治に参加するという当然の機会を奪われています。「世界人口デー」は、若者たちが社会全体の前進に向けて力を発揮できるようにするという私たちの決意を新たにする機会です。

緊急な行動が必要です。あまりにも多くの若者が、貧困から抜け出すために必要な資源を欠いています。私は特に、差別や性的暴力、早婚、望まない妊娠に直面しかねない思春期の少女の状況を懸念しています。また、幸い大学を卒業できたとしても、就職できなかったり、将来性のない低賃金労働に甘んじることを余儀なくされる若者も多くなっています。

この問題を解決するためには、大人へと成長する重要な過渡期を迎える若者の健康、教育、訓練、雇用に投資しなければなりません。そうすれば、若者の将来の生活に対する見通しだけでなく、私たちに共通の未来の見通しも明るくなるはずです。

若者自身も声を上げています。今年前半には、1,000を超える若者の組織が、若者に焦点を絞った目標とターゲットをポスト2015年の開発ビジョンに盛り込むよう提言する「グローバル・ユース・コール」を発し、40カ国がこれを歓迎しています。

来年はミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限、それに続く開発アジェンダの策定、そして気候変動に関する有意義な法的合意の採択を迎えます。若者はこれらすべてのプロセスで重要な役割を果たします。2015年は「世界青年行動計画(World Programme of Action on Youth)」の採択20周年にもあたります。国内的な行動と国際的な支援に関するその実用的なガイドラインは、今もなお有効です。特に、この行動計画を全面的に遂行するためには、政府がすべての若者の人権と基本的自由を尊重し、その侵害に実効的な対策を講じなければなりません。

今年の「世界人口デー」にあたり、私は若者の問題を開発計画の優先的課題とするために影響力を及ぼすすべての人々に対し、若者が主導する組織とのパートナーシップを強化し、若者に影響するあらゆる決定に若者自身を関与させるよう呼びかけます。今日の若者のエンパワーメントを図ることによって、私たちは子孫のために、より持続可能な未来に向けた土台を作り上げることにもなるのです。

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