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平和記念式典に寄せる事務総長メッセージ(広島、2013年8月6日)

プレスリリース 13-047-J 2013年08月06日

ノリーン・ヘイザー国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)事務局長が代読

この厳粛なる式典に際しご挨拶できることを光栄に思います。

ここ広島に数万人が集い、世界で数百万人の人々がこの式典の様子を見つめる中、私たちは共にこの地で68年前に犠牲になられた方々に思いを馳せます。

数十万人の犠牲者ならびに重傷者の方々に哀悼の意を捧げるとともに、生き抜かれ被爆者となられた方々に敬意を表します。被爆者の方々が、特に若い世代の人々に核戦争の恐怖や核軍縮の重要性を伝えておられることに対し、感謝の意を表します。被爆者の方々がおられたからこそ、広島は廃墟から平和の象徴へと生まれ変わりました。

また、私たちは、すべての人にとって、より平和で安全、公正な時代を築くため努力されている次世代の広島市民の皆さまと協力します。

私たちは、軍事的優位性の追求や、互いに滅ぼし合うという脅威により安全保障を実現するという誤った概念に、共に反対の立場を取っています。私たちは過去に何が起こったのか覚えています。この道の先に未来はないと分かっています。

真の安全保障とは人間の幸福に基づくものです。すなわち、経済の繁栄、豊かな健康や教育プログラム、人類に対する根本的な尊敬の念です。安全保障は、開発、平和、軍縮、和解、正義と分かつことはできず、それらに支えられているのです。

この広島の平和記念式典において、私は皆さまに、平和、軍縮、武力行使・威嚇の禁止、社会・経済発展を重視する国連憲章の順守を求めます。

共に核兵器のない世界をつくり上げる決意を改めて確認しましょう。これこそが、本日私たちが哀悼の意を捧げる人々への敬意を表し、すべての人にとってより良い未来への道を切り開くうえで最も意味ある方法なのですから。

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