世界人道デー(8月19日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 22-048-J 2022年08月19日
「子どもは村全体で育てるもの」ということわざがあります。
人道危機下の人々を支えるにも、村全体の協力が必要です。
この「村」には、発災時に最初に対応する被災者自身や、隣同士助け合う地域社会が含まれます。
復興や再建を協力して支える国際社会もその一部です。
そして何十万人もの、プロやボランティアの人道支援従事者もその一員として、
医療ケアや教育、
食料や水、
シェルターや保護、
支援や希望を届けています。
スポットライトも当たらず、ヘッドラインにならなくても、彼らはより良い世界のため、昼夜を問わず働いています。
信じがたい困難にあっても、時に身の危険にさらされながらも、最も危険な状況にある人々の苦難を和らげるために活動しています。
現在、紛争や気候変動、コロナの蔓延、貧困や飢餓、前例のない程の避難民の増加によって、人道支援を必要とする人々は過去最高に達しました。
今年の世界人道デーでは、世界各地の人道支援従事者を称えたいと思います。
彼らの献身と勇気を称え、尊い志のために命を落とした人々に心から敬意を表します。
彼らこそ、最良の人道精神を体現しているのですから。
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