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世界人口デー(7月11日)事務総長メッセージ

プレスリリース 12-033-J 2012年07月10日

1945年の国連創設以来、世界の人口は3倍以上に伸び、さらに増加を続けています。70億を超える人間が地球に暮らす中で、私たちは共有の資源に対するこれまでにない需要の高まりと、国際的に合意された開発目標の達成に向けた大きな課題に直面しています。

食料危機、燃料危機、金融危機など、相次ぐ危機の発生は、深刻な苦難をもたらすと同時に、持続可能な開発の基礎的要素にさらに関心を払う必要性を改めて実感させました。リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)は、持続可能な開発の実現に欠かせない要素です。女性と若者が健康を保ち、いつ、何人の子どもを持つかを自分で決定できる力と手段を与えられれば、それぞれの社会の発展に貢献する能力も高まります。

ところが、開発途上国の女性のうち、妊娠中に十分なケアが受けられるのはわずか3人に1人にすぎません。貧困や教育の欠如もあり、十代の妊娠は世界の各地でまだ当たり前に見られます。避妊手段を利用できない女性は、思春期の子どもを含め、2億人を超えています。しかも、自主的な家族計画プログラムはほとんどの場所で、資源の不足にあえいでいます。

私たちには現状を打開できる能力と義務があります。今年の「世界人口デー」にあたり、私はリプロダクティブ・ヘルスケアの需給ギャップを埋めるため、加盟国が緊急に協調的行動を起こすことを求めます。私たちは、リプロダクティブ・ヘルスと権利をすべての開発・貧困削減計画の中心に組み込まなければなりません。リプロダクティブ・ヘルスの完全普及への投資は、健康な社会とより持続可能な未来に欠かせない投資なのです。

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国連人口基金(UNFPA)事務局長によるメッセージはこちら