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国連、愛知万博に参加を正式決定
“多様性の祝祭 - みんな違う、それが世界”

プレスリリース 04/052-J 2004年06月28日

国際連合は、日本政府の招致により、2005年3月25日~9月25日に愛知県で開催される2005年日本国際博覧会(愛知万博、愛称=愛・地球博)に参加することを先ごろ表明しました。

愛知万博のテーマである“自然の叡智”にのっとり、国連館は「多様性の祝祭 - みんな違う、それが世界 -」(英文Celebrating Diversity)に焦点を当てます。参加にあたり、多数の国連諸機関が、マルチメディア展示、特別イベント、映像上映、教育・娯楽活動などの企画に協力する予定です。今回の万博では、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が主導機関の役割を担います。これはユネスコの主たる活動目的、すなわち「実りある文化の多様性を促進する…それは人間の違いに意味を見い出すだけでなく、より重要なこととして、私たちが共に人類社会に属しているということを表明する」ことが、愛知万博のテーマと関連が深いことによるものだ、とユネスコの松浦晃一郎事務局長は述べています。

愛知万博の国連調整官には、ユネスコのジャマイカ事務所長を務めるヘレン・マリー・ゴスラン氏が決まっています。ゴスラン氏は、国連館のテーマには「多様性の祝祭」に加え、生物多様性、人、環境、そして平和への取り組みも含まれると述べています。また、国連館が国連の極めて多岐にわたる活動を正しく表現するものになるよう、国連システム全体から幅広い協力とアイデアを集めることを強調しています。ゴスラン氏は、国連館を訪れる人々が、世界の調和と正義を促進するためには国連の取り組みが必要であると認識し、理解を深めてもらえることを願っていると述べています。

また、ゴスラン氏は国連館への官民のスポンサー、特に公益信託日本動脈硬化予防研究基金(Japan Arteriosclerosis Prevention Fund)に対して、その寛大な協力に感謝の意を表しました。