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国際青少年デー(8月12日)に寄せる
潘基文国連事務総長メッセージ

プレスリリース 07/059-J 2007年08月10日

「国際青少年デー」は毎年、世界で12億人を数える若者の存在を認識し、彼らの成し遂げたことを祝うとともに、社会のあらゆる分野への青少年の参加を働きかける機会です。

「姿を見せよう、声を上げよう:青少年の開発への参加」という今年のテーマは、世界各地で若い男女が国家の高揚に果たし得る大きな役割、そして実際に成し遂げてきた大きな貢献にスポットを当てるものです。2015年までに貧困と飢餓を半減させるという全体的な目標をはじめ、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向けたグローバルな取り組みを進める上で、青少年は意欲ある貴重なパートナーです。HIV/エイズ対策の先頭にも立ち続けています。また、長年の開発問題に対して、新鮮で革新的な考え方を持ち込んでいます。

MDGs達成に向けた折り返し地点を迎え、青少年の参加はより一層必要とされています。若者が持つエネルギーと理想は、これまでの失地を回復し、私たちの開発目標を全面的かつ期限どおりに達成する助けとなり得ます。

一方の私たちも、青少年に対する義務を果たさなければなりません。青少年に関する世界行動計画は各国政府に対し、若者に影響するすべての政策について、その貢献を考慮するよう求めています。政府はまた、青少年に対する財政、教育、技術面の支援を拡大し、その潜在能力の発揮を助けなければなりません。

若者のニーズに対する認識は進んできましたが、青少年は依然として、世界の多くの場所で社会の主流から取り残され、無視されています。若年層が不相応に貧困や失業に見舞われているという事実は、しばしば見落とされています。その結果、青少年が失業する確率は成人の3倍にも及んでいます。事実、青少年は世界の労働人口のうち4分の1を占める一方、失業者に占める割合はほぼ半数に達しているのです。

問題は青少年自身にあるという考え方を改め、その将来性と潜在能力を培ってゆく努力を今こそ始める時です。今年の国際青少年デーにあたり、私たちにとって最も貴重な資源に投資し、これを守るとともに、若い男女を社会の一員として公平に扱い、成果を等しく分け与えることを決意しようではありませんか。