国際高齢者デー(10月1日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 26-045-J 2026年09月30日

人類の寿命はかつてないほど伸びています。2050年までに、60歳以上の人口は現在の12億人から21億人へと増加し、世界人口の実に20%を占めるようになると予測されています。
これは現代の最も大きな成果の一つであり、世界の多くの地域で健康状態が改善し、社会的保護が強化された証だと言えます。同時に、それはリスクと機会の両方を生み出しており、経済と社会を変革しつつあります。
こうした理由から、今年の「国際高齢者デー」は「長寿の時代:長生きに向けてシステムを再考する」をテーマとしています。これは、高齢化が進む世界のニーズに応えるための緊急の呼びかけとなっています。
あまりにも多くの人々にとって、加齢は、生活への不安や、社会から取り残されるリスクを抱えることを意味します。それはまた、権利やウェルビーイングを損なう差別に直面するということでもあります。しかし、雇用や年金から住宅、医療、生涯学習に至るまで、適切な政策を講ずることで、年齢にかかわらず、人々が有意義な社会参加を続けられる可能性があります。
高齢者はリーダーであり、育児・介護者として、家族やコミュニティー、そして経済において欠かせない役割を果たしています。今年の「世界高齢者デー」にあたり、世代間の連帯を誓い合おうではありませんか。私たちが力を合わせれば、長生きが、選択と安心、そして尊厳に満ちた充実したものとなるような政策をつくることができるのですから。
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