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ヘイトスピーチと闘う国際デー(6月18日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 26-034-J 2026年06月17日

Photo:Adobe Stock/singo

ヘイトスピーチは、人間性を奪う道への第一歩です。この道は暴力や紛争、そして残虐な犯罪へと至ることがあまりにも多くあります。それは女性、移民、難民、LGBTQIA+の人々、障害者やその他多くのマイノリティーを含め、特定の集団を標的として分断を煽る手段であり、政治的利益を目的とすることも多くなっています。

このデジタル時代において、ヘイトスピーチは野放しのプラットフォームにより増幅され、人工知能(AI)によって激化する形で、かつてなく急速に拡散しています。激しい怒りや分断に報酬を与えるアルゴリズムがあまりにも多く、「いいね」をもらうことがをつく動機となったり、視聴回数を稼ぐために暴力を促したりする結果を招いています。オンライン上の匿名性も、加害者の責任追及をより困難にさせています。

それでも、ヘイトスピーチを認識し拒絶するための教育から、攻撃の標的となった人々への支援、さらには政府やテクノロジー企業による介入の強化に至るまで、実践的な解決策でこの危険な連鎖を断つことは可能です。各国には、憎悪の扇動に対処し、包摂や多様性の尊重、連帯を促進する明確な国際法上の義務があります。また、憎悪に満ちたメッセージが表現の自由で正当化されることがあってはなりません。

「ヘイトスピーチに関する国連戦略・行動計画」は、その指針となる一方で、「情報の誠実性のための国連グローバル原則」は、より安全で倫理的なデジタル・エコシステムの整備に向けたロードマップを提供しています。

今年で5年目を迎えた「ヘイトスピーチと闘う国際デー」にあたり、あらゆる形態の差別を拒絶するとともに、力を合わせて、人権と尊厳、尊重に根差した世界を構築してゆこうではありませんか。

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