世界環境デー(6月5日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 26-031-J 2026年06月04日

今年の「世界環境デー」を迎える中で、あらゆる場所に警戒信号が灯っています。
過去11年間は、観測史上最も暑い11年となりました。
その被害は、大気汚染から土地の劣化、生態系の崩壊、さらには生物多様性の喪失に至るまで、気温の上昇よりもはるかに幅広い範囲に及んでいます。
健康が害され、家屋が破壊され、飢餓が深刻化しているのです。
世界は1.5°Cという温暖化目標を一時的にオーバーシュート(超過)する見込みです。
温暖化が1°Cの数十分の1進むごとに、その被害、特に最も脆弱な立場に置かれた人々が受ける被害は大きくなります。
私たちはこのオーバーシュートをできるだけ小幅で短期間かつ安全なものにするとともに、気温を急激に元の水準へと引き下げなければなりません。
そのためには(温室効果ガス)排出量の大幅な削減が必要です。
コストを削減し、真のエネルギー安全保障を実現するための唯一の持続可能な道として、化石燃料からの脱却と、再生可能エネルギーへの公正な移行を加速しなければなりません。
短期的な温暖化を抑制する最速かつ最も安価な方法の一つとして、メタンを削減しなければなりません。
森林や土地、海洋を守ることも必要です。
また、コミュニティーがすでに起きている壊滅的な影響に適応できるよう支援しなければなりません。
そして、気候変動対策のための資金供与という開発途上国との約束を果たすことで、人命を救い、暮らしを守り、経済を強化しなければなりません。
今こそ行動すべき時です。私たちの環境と、私たちの未来のために。
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