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長崎平和祈念式典に寄せる事務総長メッセージ(長崎、2013年8月9日)

プレスリリース 13-049-J 2013年08月09日

本日、世界中の人々が長崎市民の皆様と共に、68年前に長崎市が核攻撃の犠牲となった際、亡くなった何万人もの方々に追悼を捧げます。

私たちは、亡くなった方々のことを厳かな気持ちで思い起こすと同時に、生き残った被爆者やそのご家族に敬意を表します。私は核兵器の使用が人類に及ぼすあらゆる結果を世界に伝えようとする、彼らの確固たる努力に深く感銘を受けています。そうした努力は無差別兵器が再び使われることのない未来を一層確実なものとするでしょう。

核兵器が私たちの世界にもたらす重大な危険を排除するためには、すべての核兵器を完全に廃絶させなければなりません。そのためには、すべての国家および民族による粘り強い取り組みが必要です。核戦争はすべての人に影響を与えるものであり、私たちひとり一人がこのような悪夢を阻止する役割を担っているのです。

こうした問題に取り組んできている長崎大学の学者や研究者の方々を手本にすることもできます。次世代のリーダーや有権者、納税者となる若い世代が、軍縮に向けてまい進するための政策が不可欠であることを理解できるよう、世界中で軍縮・核不拡散教育を強化するのです。

軍縮の利点や、軍縮を実現できなかった場合の恐ろしいリスクを一般市民に伝えていく上で、世界各国の市民団体の協力を期待しています。また、世界規模の核軍縮計画を進める取り組みを強化するため、国家間の外交的連携を提唱します。

特に、現在核兵器を保有している国々、とりわけ保有量が最大の国々に対し、大幅かつ検証可能な方法による削減に合意し、新規もしくは近代化した兵器の開発を中止し、核兵器のない世界の実現に向けた個々及び共同の努力を加速させるよう、訴えるものです。

長崎市民の皆様、また世界中の同志に対し、国連がこの目的を追求するに当たり厳しい姿勢で臨むことを保証します。核軍縮は、私たちが未来の世代に渡せる最大の遺産のひとつです。本日、このビジョン達成のために献身することを改めて誓おうではありませんか。

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