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TICAD V 事務総長挨拶 「ポスト2015年開発アジェンダに向けて」

プレスリリース 13-027-J 2013年06月10日

テーマ別会合「ポスト2015年開発アジェンダに向けて」
(横浜、2013年6月2日)

皆様おはようございます(日本語で)。

ポスト2015年開発アジェンダにおけるアフリカの優先課題という重要なテーマに関する会合に出席いただき、ありがとうございます。

ミレニアム開発目標(MDGs)の13年の歴史を振り返ってみると、私たちには祝うべきことが数多くあります。全般的には、持続可能な成長、一次産品の好況、多くの国々での復興など、心強い兆候が見られます。

しかし、私たちは今、将来に目を向け、厳しい現実にも対峙しなければなりません。

国によって前進には大きな差があります。貧困は広がったままです。食料不安はアフリカで何百万もの人々に影響を与えています。アフリカ全体のあまりにも多くの国々で、妊産婦と幼児の死亡率は高止まりしています。

2015年12月というMDGs達成期限までに、残された期間は1,000日を切りました。TICAD Vは、貧困を終わらせ、子どもたちに教育の機会を与え、女性の地位を向上させ、すべての人々に保健サービスを提供するという私たちの約束を果たすために、世界的な行動を活性化させる機会とすべきです。日本のパートナーの皆様には、ぜひともその先頭に立っていただきたく思います。

私たちがMDGs達成に向けた前進を加速すれば、ポスト2015年開発アジェンダを成功に導く条件も整います。

リベリアの(エレン)ジョンソン=サーリーフ大統領は先日、その他2人のハイレベル・パネル共同議長とともに、私に報告書を提出しました。私はこの報告書を国連総会に提示し、幅広い加盟国から高い評価と支持を受けました。ポスト2015年枠組みの中でアフリカの関心事項に取り組む必要性は、大統領が誰よりも強く認識しています。私は大統領に感謝するとともに、ポスト2015年開発アジェンダに関する首脳委員会議長への選出をお祝いしたいと思います。

ハイレベル・パネルはこれまで1年近く、懸命な努力を続けてきました。

同時に、国連はアフリカ36カ国を含め、計90カ国で国内協議を開催しました。国連のグローバル・オンライン調査「マイワールド」には、50万人以上からアイデアが寄せられました。その半数以上がアフリカの人々です。私はアフリカの人々が高い関心を示していることを嬉しく思います。そして、最終的なアジェンダがその関心事項を反映するものとなることを約束します。

将来、人々の暮らしを改善していくためにはどうすればよいかというビジョンを作り上げていくうえで、このような幅広い関与は欠かせません。

MDGsを引き継ぐ枠組みづくりのプロセスは、私たちの国際的な開発に対する考え方を変える機会になります。

私たちの目標は、MDGsの強みをさらに広げ、地球を守りながら人々のエンパワーメントを図ることにあります。

この普遍的な目標の核心をなすのが、持続可能な開発です。私たちは、すべての人々が尊厳をもって暮らすことのできる、より公正な世界の創造を目指しています。そのためには、先進国、途上国がともに、その経済のあり方を変える必要があります。

私たちが望む未来はどうすれば実現できるかというグローバルな対話を進める上で、ハイレベル・パネルがその一環となることを期待します。このような対話は、ここTICADで、アフリカ全土で、さらには全世界で続いていくものだからです。

私は皆様の貢献を歓迎します。そして、私たちがより持続可能な未来に向けた基盤の整備に取り組むうえで、皆様の関与を期待しています。

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