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国連平和維持要員の国際デー(5月29日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 21-028-J 2021年05月28日

故郷を追われた女性たちに向けて英語クラスを実施するダルフール国連・AU合同ミッション(UNAMID)の警察官。スーダンのエル=ファーシル市で©UN Photo/Albert González Farran

国連平和維持要員の国際デーは、これまで紛争の最前線で奉仕してきた100万人以上の男女と、任務中に命を落とした4,000人以上の殉職者の栄誉をたたえる日です。彼らの奉仕と犠牲は、決して忘れられることはありません。

私は、脆弱な立場にある人々を守り、平和構築を支援するため、世界で最も困難な紛争地帯で現在活動している8万5,000人の文民・警察官・軍事要員に対し、心からの感謝の意を表します。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって課された制限や感染リスクにもかかわらず、平和維持要員たちは任務の遂行にあたると同時に、現地当局のCOVID-19対応も支援しています。私はこの恐ろしい疾病の犠牲となった平和維持要員の遺族に対し、心より哀悼の意を表します。

今年の国際デーは、若者と平和・安全という中核的課題をテーマとします。平和維持要員が活動するいかなる国においても、若者の積極的な参加があって初めて平和を達成することができるのです。若者のニーズへの対策を講じ、彼らの声を広め、さまざまな意思決定の場への参加を確実にするため、世界はより多くのことを行う必要があります。

国連の平和維持活動は、暴力を減らし平和を持続させるため、若者、特に若い女性や女児の保護・支援に重要な役割を果たします。コンゴ民主共和国では、国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)が武装集団による徴用に脆弱な若者と協力し、暴力に代わる実行可能かつ持続可能な代替案を提供しています。南スーダンでは、若者グループの和平プロセスへの参加が、国と地方のアクター間の関係強化に役立っています。中央アフリカ共和国とマリでは、国連中央アフリカ多面的統合安定化ミッション(MINUSCA)、国連マリ多面的統合安定化ミッション (MINUSMA)がそれぞれ、最近実施された選挙での投票率向上のため、若者の代表たちと緊密に協力しました。

私たちの最大の強みの一つとなっているのは若い平和維持要員たち、とりわけ若い女性の平和維持要員です。彼女たちは日々、ジェンダーに基づく根強いステレオタイプの誤りを暴き、若い女性や女児たちが非伝統的な道筋や機会を追求するよう働きかけ後押ししています。

国連平和維持活動は、世界で最も危険ないくつかの場所において平和の醸成を支援しています。社会が戦争を回避し、より安全でより安定した未来へと向かうための支援を行っている平和維持要員の献身と勇気に対して、私たちはきょうも、そしていつの日も、敬意を表します。

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