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国連アカデミック・インパクト10周年に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長ビデオ・メッセージ(2020年11月18日)

プレスリリース 20-090-J 2020年11月18日

国連アカデミック・インパクト創設10周年にあたり、平和と人権、持続可能性、そして地球市民への貢献とコミットメントを続けてこられた参加機関に、お祝いを申し上げます。

このイニシアチブは創設以来10年間で、およそ150カ国の学生や科学者、研究者、シンクタンク、高等教育機関、教育パートナーの間に活気あふれるネットワークを作り上げました。持続可能な開発目標(SDGs)に関する拠点と、ミレニアム・フェローシップ・プログラムは、知的分野の社会的責任の前進に役立ちました。

そして今、皆さんの取り組みには、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)を克服し、気候危機に対処し、共通の利益を目指すデジタル協力を促進するという点で、特に大きな意義があります。私たちがワクチンの開発やデマに立ち向かい、2050年を期限とする気候中立性の達成に努める中で、皆さんの最高のエネルギーとアイデアを、こうした課題への取り組みにぜひとも生かしていただきたいと思います。

私が以前から賞賛してきた歴史家のA・J・Pテイラーによると、私たちは歴史上、転換点を迎えながら、転換を怠ったことが何度かあります。国連創設75周年にあたる今年、私たちは1945年に匹敵するような局面を迎えていますが、この好機をまた逃してはなりません。

教育は、世界を進歩させる最大の原動力の一つです。国連アカデミック・インパクトの参加機関として、より包摂的かつレジリエントで、すべての人のための持続可能な未来へと私たちを導いてくれる「心の動き」を促進している皆さんに感謝します。

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