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世界津波の日(11月5日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 20-086-J 2020年11月05日

私たちは、リスクが連鎖的に存在し、人間開発の構造そのものに組み込まれた、マルチハザードの世界に生きています。

そして今、時に津波にたとえられる新型コロナウイルス(COVID-19)による死と病気への対応に腐心しています。

突如として22万7,000人以上の命を奪った2004年のインド洋津波が今世紀最悪の災害として今も鮮明に記憶に残っていることを考えれば、この比喩が持つ意味も容易に理解できます。

津波による大規模な人命の損失を減らすために私たちが成し遂げてきた前進は、感染症の世界的大流行(パンデミック)に備えるにあたり、大いに役立ちます。

今や、津波の被害を受けやすい海岸線にはどこでも、早期警報システムが導入されています。

国連システムは世界中のパートナーと連携し、人々の教育や避難訓練の実施、避難経路の確保など、次の津波が発生した時に多数の人命の損失を避けられるよう、可能な限りあらゆる対策を取っています。

パンデミックや暴風雨、洪水、干ばつ、熱波がこれからも発生するのと同様に、次の津波も必ずやって来ます。

次に津波が起こる時、それは、災害リスクを管理するために導入されているガバナンスや制度にとって、究極の試金石となります。

災害リスクガバナンスの強化は、今年の「世界津波の日」のテーマでもあります。

その実現は、自然ハザード、人為的なハザードを含む、あらゆるハザードに対する私たちのレジリエンス構築に役立つことでしょう。

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