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長崎平和祈念式典に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ(長崎、2019 年8月9日)

プレスリリース 19-061-J 2019年08月09日

中満泉軍縮担当上級代表が代読

1945年8月9日に長崎に投下された原子爆弾の犠牲者の皆様に謹んで哀悼の意を捧げ、被爆者の方々に心からの敬意をお伝えできることを、とても光栄に思います。戦後この街は、世界平和と国際理解を導く光となってよみがえりました。

私は昨年長崎を訪れた際にこのことを目の当たりにし、深く感銘を受けました。勇敢な生存者である被爆者の証言、そして、この街に降りかかった大きな悲劇が二度と繰り返されないように尽くされてきた被爆者の方々のひたむきな姿が、私の心に触れました。

私は昨年ここ長崎で、今なお続く核戦争の脅威について述べました。核保有国の間で高まる緊張や、既存の軍備管理や軍縮条約の弱体化や失効に直面する中、核の危険は依然として存在しています。

国際社会は、これらの条約がもたらしてきた安全保障上の利益を守るために力を合わせなければなりません。私たちは、真の対話と交渉の基礎となる協力関係や信頼を強化し、透明性を高めるために、ともに行動しなければなりません。

しかし、それだけでなく、さらなる努力が必要です。核兵器が二度と使用されないことを唯一確実に保証できるのは、その完全な廃絶だけです。これに向かって努力を続けることは、引き続き国連の、そして私個人の、軍縮における最優先事項です。

核兵器廃絶を強く訴える原動力として、被爆者の方々の証言以上のものはありません。彼らの証言を次世代のために守り続けている市民社会、長崎・広島両市、そして日本政府の活動に感謝しています。

昨年ここ長崎で私は多くの若い人達ともお会いしました。彼ら、将来の世界平和を担う若者たちに、はっきりと伝えたいことがあります。あなた方は私たちの共通の未来を守るために、世界に変革をもたらす究極の力です。

このメッセージをともに携えて前進することで、核兵器のない世界という私たちの共通目的を実現しましょう。

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