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国連平和維持要員の国際デー(5月29日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 19-031-J 2019年05月29日

私たちはきょう、1948年の初のミッション展開以来、国連平和維持要員として奉仕してきた100万人を超える男女に敬意を表します。

私たちは、究極の犠牲を払った3,800人を超える殉職者を想起します。

そして、全世界の平和維持活動(PKO)に現在展開されている10万人の文民・警察・軍事要員、そして、こうした勇敢で献身的な男女の要員の提供国にも、心からの感謝の気持ちを示します。

今年は、国連が平和維持ミッションに初めて民間人保護のマンデートを与えてから、20周年にあたります。

平和維持要員は毎日、しばしば身の危険に直面しながら、男女と子どもを暴力から守っています。

この同じ精神から、今年の国際デーには、並外れた勇気を称える「ンバイ・ディアニュ大尉勲章」が初めて授与されます。

私たちは、コンゴ民主共和国に派遣され、仲間の平和維持要員の命を救うために殉職したマラウイのチャンシー・チテテ氏を、受勲者として称えます。

国連平和維持活動は、グローバルな平和と安全に欠かせない投資です。

しかし、そのためには強い国際的なコミットメントが必要です。

私たちはこうした理由から、平和維持ミッションをより強く安全、かつ将来に適したものとすることをねらいとして「PKOのための行動(A4P)」イニシアティブを立ち上げました。

世界中の紛争地域に暮らす数百万人にとって、平和維持は必要であるとともに希望でもあります。平和維持が人々の保護と平和の推進にさらに大きな効果を上げられるよう、力を合わせていこうではありませんか。

ありがとうございました。

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