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世界難民の日(6月20日)事務総長メッセージ

プレスリリース 18-037-J 2018年06月20日

もし自分の家から追い出されたとしたら、皆さんはどうしますか。

全世界で紛争や迫害の結果、難民や国内避難民となった人々は、現時点で6,800万人を超えています。

こうした人々を集めれば、世界で20番目の人口を抱える国ができ上がります。

昨年は2秒に1人の割合で避難民が発生しました。

そのほとんどが、比較的貧しい国で暮らす人々です。

「世界難民の日」にあたり、私たち全員が、さらなる支援としてどのようなことができるのかについて考えなければなりません。

その答えは、結束と連帯から始まります。

私は、難民が必要とし、かつ、受ける権利のある保護を受けられない状況が増加の一途をたどっていることを深く憂慮しています。

私たちは、国際的な難民保護体制をしっかりと立て直す必要があります。

今日の世界で、戦争や迫害を逃れてきた人々に安住の地を提供しているコミュニティーや国が、孤立無援の状態に置かれるようなことがあってはなりません。

私たちは結束できなければ、必ず失敗します。

今年は、難民に関するグローバル・コンパクトが国連総会に提出されます。

今後の道のりを示すこのグローバル・コンパクトは、受入社会に対する難民の貢献を認識するものとなります。

戦争と迫害がある限り、難民は発生します。

「世界難民の日」にあたり、私は皆さんに対し、難民のことを忘れないようお願いしたいと思います。

難民のストーリーには強靭さと忍耐、そして勇気が溢れています。

私たちは連帯と共感、そして行動のストーリーを語らなければなりません。

ありがとうございました。

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