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紛争下の性的暴力根絶のための国際デー(6月19日)事務総長メッセージ

プレスリリース 18-036-J 2018年06月19日

国連平和維持要員に救出された少女(紛争中に13歳でレイプされ妊娠)とその赤ちゃん(中央アフリカ共和国 UN Photo/Eskinder Debebe)

「戦争から生まれた子どもたちの窮状と権利」

紛争下の性的暴力は、私たちの集団安全保障に対する脅威であり、私たちに共通の人道に対する汚点でもあります。

その影響はトラウマや烙印、貧困、劣悪な健康、望まない妊娠を通じ、数世代に及びかねません。戦時中のレイプによってできた子どもは、銃声が止んでからも数十年間、アイデンティティーや帰属の問題を抱え続けることが多くあります。

このような子どもたちは、法的に忘れ去られたり、無国籍になったりするおそれがあります。また、徴用や人身取引、搾取も受けやすいため、平和と安全だけでなく、人権という点でも幅広い影響が生じます。

その母親たちは、自分自身の家族やコミュニティーから隔絶されたり、避けられたりしかねません。こうした女性と子どもは、被害者や生存者としてではなく、暴力的な武装過激派集団の手先と見られてしまうこともあります。

「紛争下の性的暴力根絶のための国際デー」にあたり、私たちは武力紛争によって引き裂かれた社会で烙印や恥辱、排除を受けているこれら忘れ去られた戦争被害者の声を広めます。

国連には、戦時中のレイプで生まれた子どもたちとその母親、そしてこれら母子に対する援助を最前線に立って進めている人々を支援するため、政府や市民社会、伝統的・宗教的指導者をはじめ、すべてのパートナーと協力する用意があります。

紛争関連の性的暴力の惨害をなくし、すべての被害者に正義、奉仕、支援を提供するという私たちのグローバルな決意を新たにしようではありませんか。

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