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国連平和維持要員の国際デー(5月29日)事務総長メッセージ

プレスリリース 11-035-J 2011年05月27日

今年に入って国連平和維持要員を襲った悲劇は、平和のための重要な活動に伴うリスクをあらためて思い起こさせるものです。今年の国連平和維持要員の国際デーにあたり、国連旗のもと、世界中で活動する12万以上もの軍事要員、警察官、および民間人、そして平和のため命を落とした人々に、哀悼の意を送りたいと思います。

この数か月間、国連は続けざまにいくつもの悲劇を体験しました。4月のはじめ、アフガニスタンの国連施設が襲撃され、7人が亡くなりました。そのわずか数日後、コンゴ民主共和国で平和維持活動に当たっていた飛行機が墜落し、多数の国連職員を含む32名が死亡しました。これらの出来事を含め、世界中で多くの命が失われています。また昨年は自然災害、暴力、事故、病気などで173人もの平和活動要員が命を落とし、特にハイチで昨年1月に発生した地震では、一瞬にして100人以上が亡くなりました。

職員の多大な犠牲を思うとき、その偉業も思い起こされます。南スーダンで国民投票を支援し、コートジボワールで選挙後の危機の解決を手助けし、東ティモールで警察の訓練、能力開発、制度的開発を補助し、南レバノンの丘陵地帯をパトロールするなど、国連のブルーヘルメットは国連組織全体の顔として、安定を回復させ、調停を推し進め、よりよい未来への希望をはぐくんでいます。

平和維持要員の展開は、戦争で生き残った人々が不安定、不公正、恐怖の時代に再び苦しむことがあってはならない、そして、こうした状況を排除しない限り永続的平和は得られないという私たちの信念の表れです。

今年の平和維持要員の国際デーのテーマは「法の支配」です。この原則を守ることは、平和維持活動の成功に不可欠です。そのためには、警察、司法制度、そして矯正のしくみに対する信頼を強化する必要があります。だからこそ国連は、警察に権力を乱用しないよう指導し、裁判所が正義のため適切に機能するよう支援し、人道的な拘束条件が守られるよう努力するのです。

法の支配を主題とするこの平和維持要員の国際デーにあたり、私たちの活動に対して軍や警察、および文民要員を提供してくれる各国に感謝し、優れた能力と熱意をもって国連に奉仕してくれる人々を称えようではありませんか。

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「国連平和維持要員の国際デー」ウェブサイト(英文)はこちら