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人権デーに寄せる国連事務総長メッセージ

プレスリリース 10-101-J Rev.1 2010年12月09日

人権は、自由、平和、開発、そして正義の基盤であり、世界の様々な場所での国連活動の中心となるものです。

人権を保護し促進するための法律は不可欠です。しかし結局のところ、それを進めるのは人間の力です。自分と他の人々の権利を守るために闘い、生活の中で権利を実現しようとする決意を固めた勇気ある人々の力によることが多いのです。

今年の人権デーは、人権擁護者の方々に捧げたいと思います。

様々な人が人権擁護者として活動しています。民間団体やジャーナリスト、そして時には個人としての市民までが、身近で起きる人権侵害に刺激されて行動を起こしています。

しかし、すべての人権擁護者には一つの共通のコミットメントがあります。不正を暴き、最も立場の弱い人々を守り、正義を実現しようとすることです。彼らは自由と人間の尊重の名のもとに立ち上がり、声を上げ、そして今日では、・・・・つぶやき始めています。

人権擁護者は差別との闘いにおいて非常に重要な役割を果たします。人権侵害を調査し、被害者が正義と支持を得られるよう助力します。

彼らの活動には途方もないリスクが伴うことがあまりにも頻繁にあります。

いやがらせを受け、職を奪われ、不当に投獄されます。多くの国では、拷問され、暴力を振るわれ、殺されています。

友人や家族までがいやがらせや脅迫の的となります。

女性の人権擁護者はさらなるリスクに直面し、それゆえさらなる支援を必要とします。

今年の人権デーは、世界中の人権擁護者の勇気と偉業に敬意を表し、彼らの活動を守る努力を強化することを誓う機会です。

国家は人権運動家を保護する一義的責任を負っています。私はすべての国々に対し、彼らの活動を可能にする表現の自由と集会の自由を保障するよう呼びかけます。

人権運動家の生命が危険にさらされるとき、私たちすべての安全も脅かされます。

人権運動家が沈黙させられるとき、正義の声もかき消されます。

この人権デーにあたり、より公正な世界を作ろうとしている人々の声に耳を傾けようではありませんか。そして背景、経験、教育などに関係なく、誰でも人権の擁護者になれることを忘れないようにしましょう。

そのような力を使いましょう。私たち一人ひとりが人権擁護者になろうではありませんか。